2009/10/17

個人的読書記録

 実は恥ずかしいのですが読書記録というのをつけています。パソコンのエクセルで記録フォームをつくりそこに読んだ本のタイトルや作家名、ジャンル、読み終わった日付等のデータを記録していっています。

 何時頃から始めたのか又、どうして始めたのかも、もう忘れてしまったのですが私は小さい時から本を余り読まない子供だったので本格的に読書に目覚めたのはサラリーマンになって通勤時間が勿体無くて読書し始めたのがきっかけでした。

 確かその頃にフト思いついて記録を付けようと思ったんだと記憶しています。というのはどうしても本の数が多くなりすぎて少しずつ処分しなくてはならなくなった事と、川崎に住んでいた時は主に図書館で本を借りて読んでいたので図書館に本を返してしまうと記録がなくなってしまうからだったと思います。

 実はその記録をパソコンに入れていた時に一度、パソコンがクラッシュしてしまいそのデータをそっくり失ってしまいました。その後、再度記録を付け始めたのですがそれからの通算の読書記録が約560冊になっています。

 八ケ岳に来てからは逆に通勤時間が無くなってしまったので本を読む時間が短くなり普段は毎晩、寝る前に布団に入ってから読んでいます。お陰ですっかり視力が落ちてしまい、余り寝る前に読むのは良くないのかなと思っています。後は出張なんかで電車やバス・飛行機等の移動中にはタップリ時間が取れるので読みかけの本を一気に読んでしまうチャンスですね。

 時々、友人に面白い本を借りたりして返さなくてはならない本が我が家に来た時は読みかけの本と同時に何冊かの本を一度に読み進める事がありますがその本の内容が複雑だったりすると訳が分からなくなったりしますね。

 特に苦手なのがサスペンス物の本で登場人物がやたら多くて名前が色々出てくると「ハテッ?こいつは誰だっけ?(笑)」何てことがしょっちゅう起こります。元来、余り人の名前とかに拘らない性格なのが災いして本の中の登場人物の名前も余り覚えようとしないので途中で訳が分からなくなってその人物が最初に現れた場面まで戻って確認しなくては先に進めないなんて事が良くあります。

 本を選ぶ時は手に取ってペラペラとページをめくった時に伝わってくる何ともいえない感触を大事にしています。この方法で先ず間違った事はありません。それはタイトルだったり紙の質だったり挿絵だったり作者の名前だったり匂いだったり色々な要素があるので一概にこれと決めて選んでいる訳ではありません。

 それでも特にタイトルは大事ですね。平置きにしているコーナーは別として普通はどうしても背表紙が出ている棚がほとんどなのでタイトルや作者に先に目がいってしまいます。

 私が特に弱いのは漂流物や山岳物ですかね。一時期はそればかりを選んで読んでいたのでさすがに食傷気味になった時もありました。それから季節によっても変わってきますね。秋はなんだかじっくり腰を落ち着けて長編大作物や文学物を読もうかなと思うし夏はハツラツと冒険物や旅行物を読む事が多いですね。冬は結構、耐えしのぶ物、例えば漂流物なんかが多くなるかな?春先はチャレンジ物や科学物が増えてきますね。つまり極めて単純という事ですね。

 それから本を手に取った時に感触は凄く大事ですね。手触りや表紙の絵や写真、帯のデザインにも左右されます。時々、本の内容は素晴らしいのに残念ながら表紙のデザインや挿絵がその内容にマッチしていない本があってそういう時は「この作家さん凄く装丁で損してるな」なんて感じる事もあります。

 勿論、その逆も当然、有る訳ですがその時は選んだ自分が悪いので納得なのです。「やられた~」って感じですかね。しかし、本の内容、装丁、挿絵何かが見事にその本全体を包んでいる作品に出合うと「この本は永久保存版ね」となって我が家の本棚に保存される事になります。そういう本だけでももう収納しきれない程になってるんですけどね・・・長編大作なんて本で素晴らしい作品に出会うと本当にワクワクしますね。何だか読み終わるのが惜しくなったりする時があります。

 逆に長いだけで途中で辛くなる時もあるけどそういう時は途中でズルをして読み飛ばす事もあります。それなら読まなきゃ良いんだけど一度自分が手に取って読み始めた本だと何となくそれも出来ないのが損な性分なのです。

 一番読まない本が所謂ビジネス本ですね。これは仕事でどうしても読まなくてはならない場合以外はめったに手にとりません。どうも苦手なのです。何回よんでも内容が頭に入ってこなくて例えば「一日で分かる貸借対照表の分析法」なんてのは100回読んだって忘れてしまうのはどうしてでしょうかね(笑)

2009/10/10

2009年プロ野球シーズンの終わりに

 今シーズンの日本プロ野球シーズンも間もなく終わりになりますね。今年の日本プロ野球界はWBCでの世界一獲得に始まりセ・リーグは我がジャイアンツがリーグ優勝し、パ・リーグは日本ハムファイターズが優勝という結果になりました。この後、クライマックスシリーズへと進み最後に日本シリーズを経て日本一が決定する訳です。

 しかし、興行的にはこのクライマックスシリーズというのは上位3チームが再度、リーグトップとして日本シリーズに進む権利を得る事が出来てリーグ戦終了後、二度美味しいという盛り上がりが得られて良いのだとは思います。

 しかし!しかしですよ。リーグ戦で一番勝ったチームがリーグ王者ではないのか!という疑問がいつもあるのです。だって変ですよね。興行的に盛り上がり興業収入が得られて面白いのは分かるけど単純に一番がった人が一番になれない何てどうしてもこの単純な我が頭では理解出来ないのですよ。イエ、我がジャイアンツが過去にそうだったからって言ってる訳じゃないんです。どうも府に落ちないのですよ。

 例えば柔道ではよく敗者復活戦なんてありますけど一度負けると敗者復活戦で再度勝ち上がる事は出来るけど決して優勝は出来ないじゃないですか、それなら分かる!しかし、一番勝率が高くて一番勝った人がもしかしたら負けてしまうなんて事は可笑しいんじゃないかな?この辺、日本プロ野球機構はどう考えてるのよ?是非、考えて欲しいな。

 どうも興行的なものが優先されて本来のスポーツの爽やかさを見失っているような気がしてならないのですよ。同じことがWBCでも言えますよね。ハッキリ言ってWBCに関しては大リーグは冷ややかな見方してますよね。

 シーズン直前で選手達は体の調整で必死になっている時期に何故、実施するのか?以前から言われていたけど今回もやはりイチローや松阪選手達がシーズン開始直後に体調を壊して故障者リストに入りシーズン中の試合に参加出来ませんでした。

 それだけ選手達に与えるダメージが大きいのだと思います。そりゃそうですよね。選手達は選出されればそれは日本代表として参加する事になるので名誉な事でありそりゃ体調的に不安があっても行きたいと思いますよね。行けと言われれば行きますよそりゃ。

 しかし、その結果、自分の体には大きな負担がかかるのは避けられないと思うんですよね。いつも、思うのですがプロスポーツというのは確かにお客様あっての業界ですがやっているのは生身の人間なんですよね。もしかするとその選手の選手生命を奪いかねないような無理な興行プランは決してファンも望まないと私は思います。是非、来シーズンからは再考して欲しいです。プロ野球ファンの一人として切に望みます。くどいようですが決してWBCそのものを批判しているのではなくて開催時期を考え直して欲しいと言っているだけですからね。

 しかし、今シーズンは実際の試合を見られたのは甲府の小瀬スポーツ公園の野球場で開催された横浜ベイスターズと東京ヤクルトスワローズの1試合だけだったけど今年はWBC効果で随分多くの観客が入っていたしそれはそれで随分盛り上がってましたね。

 そういえば今シーズンも地上波のTV中継は圧倒的に減りましたね。昔はジャイアンツ戦なんてほぼ100%中継されていたのに最近は本当に少なくなってほとんど衛星放送でしか見れなくなりましたね。それだけプロスポーツ界が多様化されて人気が分散したと言う事でしょうね。

 先日、アメリカ国民にイチロー選手を知っているかとアンケートをとった結果をある番組でやっていましたがほとんどのアメリカ人がイチロー選手の名前を知りませんでした。日本の感覚では考えられない事ですがそれだけアメリカではプロ野球が占める人気が他のアメフトやアイスホッケー等と比べると高くないという事なんでしょうね。

 日本でも段々、そういう傾向が出てきたのかと思いました。それが地上波中継の減少に繋がっているのでしょうね。来年はもっと減るかもしれませんね。ゴルフ界でも石川遼選手みたいな若手のスーパースターが出てきてファンが増えてきたし何だか昔の尾崎選手と青木選手の時代の再来のような気がします。おまけにオリンピックの種目にも選ばれたし、こりゃプロ野球も今までと同じではやっていけないかも知れません。

 かつての選手機構によるスト決行にまで発展したプロ野球界の再編成なんて事にならないように頑張らねばなりません。ファンあってのプロ野球、選手あってのプロ野球、この辺をもう一度考えて欲しいな~

2009/10/03

祭り・イベント

Ibent_2 この時期は色んなイベントが目白押しですね。毎日のように色んなイベントが開催されていてどのイベントに行こうか迷ってしまいます。

 自分自身も色んな形でイベントに参加するケースもあり今晩もまさに明日のサイクリングイベントのお手伝いで夜、準備しに行かなくてはなくてはなりません。

 大体、私が何らかの形で携わるイベントは木材関係のフェア、例えば県産材フェアだとか伐採体験ツアーだとか○○セミナーだとかが多いですね。後は、地元の活性化イベント、例えばサイクリングだとか○○祭りだとか、最近はコンサートなんかのイベントも増えて来ました。勿論、その他にも自分達の仕事関係で構造見学会だとか完成見学会だとかもあります。

 イベントに関しては私は先頭立って旗振りしてとかいうタイプではないので大体、裏方で表に出ずにシコシコと準備に励むという事が多いのですがこのイベントの度に思うのは準備するスタッフの方は勿論、出展する参加者の人達のエネルギーは凄いなといつも感心します。

 写真のイベントは今日、清里で開催された「森の音楽祭」というイベントですが開催主旨は違法伐採の問題をメインに木の事を川下側の都会の人達と川上側の人間を繋げて皆で考えようというものです。テーマとしては色々な要素が含まれており決して簡単に解決策が見つかるものでは無いテーマです。

 しかし、このイベントを開催する為に会場の設定から参加者の募集、公共団体や企業への助成金や協賛金の依頼、出展者集め、会場設営等、開催までにはやらなければならない事が山ほどあったであろう事は容易に想像されます。多くの人のエネルギーが集まって漸く開催となるのです。

 しかし、私何かが参加するイベントは大抵、企業のコマーシャル的なイベントではないので必ず開催主旨がありそれに関心を持って貰うための人集め的な要素が非常に強いのです。したがって「大勢集まって貰って成功しました!良かった良かった!」でオシマイというものではありません。集まって貰った人達に出来るだけそのイベントの開催主旨を理解して貰い、その意義を知って貰うのが大事になります。つまりイベントが終わってからが始まりなのです。「あの屋台のオデンがおいしかったね~」で終わってしまっては何の意味もないのです。

 その辺が企業が行う商業的なイベントとの違いだと思います。当然、お金も無いのでギリギリの予算で「何とか赤字にだけはなりませんように・・・」とハラハラしながら開催するなんてのが常なのです。だから、私はいつも開催者の人は凄いなと思うのです。

 これから秋の収穫に併せて地元では収穫祭が盛んに催されます。清里のカウンテイーフェア何かが最も代表的なお祭りになります。きっと多くの人達で賑わう事でしょう。昔の人達は収穫が終わりホッとしてその実りに感謝する一年で最も楽しみにしていたお祭りなんでしょうね。

 私の故郷、高知では「ヨサコイ祭り」なんてのが一年で一番大きなイベントですが最近は「ヨサコイソーラン」なんてのが有名になり過ぎて、ハデな振り付けの激しい踊りばかりが取り上げられますが私が踊っていた頃は正調ヨサコイ踊りでもっと穏やかな踊りで女踊りは編笠を被り比較的大人しい踊りだったんですよ。時代によって祭りの形も変わっていくのは仕方無いのですが昔ながらの踊りも受け継いでいって欲しいですね。

2009/09/26

季節の変わり目に

 朝、新聞を取りに森のはずれにある新聞受けまで毎朝、散歩代わりに出かけて行く。そんな毎朝の行事にも季節によって変化が訪れる。いつものように出掛けていくと頭の上で「パサッ」という音がしたと思ったら0.5秒後位に「カ~ン」と乾いた音がしてドングリが道路に落ちてくる。下手をすると見事に頭に命中なんて事にもなりかねない。

 廻りは15m程に育った雑木林に囲まれているので頭に落ちたら結構、痛いと思う。そんな毎朝の新聞取りを続けていたら先日、目の前に「パチャッ」と鈍い音がして何だか緑色の物体が落ちてきて潰れた。何だろう?と思って屈んで目を凝らしたら芋虫だった。きっと木の上を這っているうちに風が吹いて落ちちゃったんでしょうね。

 この時期になると夜もおちおち寝てられなくなる。私の家は母屋がコロニアル葺きで増築したサンルームがガルバリウム鋼板で出来ている。屋根の上からドングリが降ってきてガルバリウム鋼板の屋根の上に落ちたら結構ないい音がする。いつも住んでて慣れてる人間なら「アッ今のはでかかったな」くらいで済むけど、知らない人がたまたま下にいたりすると結構驚く事になると思う。しかし、これも毎年の季節の行事みたいなものだしドングリが全部落ちてしまったらもう終わりなので季節を感じる行事としては「コレデイイノダ!」である。

 今朝、いつもどおり事務所に出社して駐車場に車を止めて事務所の入り口に向かっていたら何だか風が変だし上空の雲も真っ暗で八ケ岳の西側斜面からモクモクと黒い雲が東に向かって伸びている。この雲は北西の季節風が吹く頃になると現れる冬独特の雲で真冬になるとこの雲が現れると雪になります。今は、まだ気温が高いのでさすがに雪にはならないけど明らかに冬の雲である。

 昼間、現場に用事があって出掛けていたら廻りの田んぼで稲刈りが始まっていました。この辺の農家もほとんどが兼業農家なので週末に息子さん達の会社が休みになると一斉に共同の稲刈りが始まるのです。フト廻りの田んぼを見ると既に稲を干している田んぼもありこれから刈り取りを待っている田んぼもある。ちょうど田んぼ毎に色が違ってて、ああ、収穫が始まったなという里山独特の風景が広がっています。

 昨日、我が家のポストに知り合いのストーブ屋さんのDMが入っていました。どうやら薪の宅配を始めたらしく煙突が立っている家に片っ端からDMを放り込んでいったのでしょう。薪そのものは間伐材の針葉樹のようですが使った分だけ補充していくシステムらしく今年から僕の住む八ヶ岳南麓地域でもサービスを始めたというような事が書かれていました。

 きっとこの時期になっても薪小屋の半分位しか薪が積まれていない我が家の薪小屋を見て「ここの家はきっと買ってくれそうだ」と思ったのでしょうね。これも朝晩の涼しさが深まるにつれて薪の心配をしなくてはならないこの地域独特の季節性を表しています。

 そういえば最近、週末の駅前でよくハンターが集合しているのを見掛けます。猟期はまだなのできっと害獣駆除を依頼された地元猟友会の人達だと思いますが、色々なものが収穫を迎えるのでそれを狙ってくる山の鹿やイノシシや熊を狙っているのでしょうかね。そういえば最近、連中を余り見掛けないのはハンターがウロウロしているからかも知れませんね。連中の情報網はしっかりしていますからきっと「週末は危ないぞ」なんて「お触れ」が山中に出ているのかも知れません。

 今年のキノコは全然駄目だと皆が言っています。そういえば余り見掛けません。何で駄目なのかは出会う人毎にウンチクが違って本当の事は良く分かりませんが面白い説の一つに「今年は雷が少なかったからな」という人が居ました。「エッ?雷がキノコに関係あるの?」と聞いたら「雷が鳴らないとよいキノコは出来ないんだ」と自信たっぷりに仰っていました。その辺の理屈は良く分かりませんが兎に角キノコが少ないのはどうやら間違いないようです。

 これから木々は紅葉の色を深め一年で一番森の美しい季節を迎えます。

2009/09/21

パスワード

 どうもこの「パスワード」というのがすっかり苦手になってしまった。思うに人生においてこの「パスワード」という様なものに最初に接したのは初めて自分の銀行口座を開いたときに決めた「暗証番号」でした。

 しかし、その後、様々な書類にこの「暗証番号」というのが必要となり、コンピューターが盛んに世の中に浸透しインターネットが通信手段として使われ始めるとこの「暗証番号」が次第に番号と組み合わせた「パスワード」というものに変化していきました。

 最初のうちは良かったんです。物珍しさも手伝って色んなものをインターネットを利用して購入したり情報として利用するようになるとその度にパスワードが必要になりそしてそれぞれが出来るだけ判らないようにしろと仰る、しかも自分の誕生日とか誰にでも推測されるようなものをパスワードに使用するのは危険だと言われる。仕方なくその都度、思いつくままにパスワードを設定していたら頭の中がこんがらがってしまい。一体、何のパスワードだったのかすっかり分からなくなってしまいました。

 パスワードを要求される度に自分のメモ帳を引っ張り出して探す羽目になっていまい結局、便利だか不便だか分からなくなってしまいました。

 先日もインターネットでJRの切符を予約して駅まで受け取りにいったら丁度、窓口で先客が何事かもめていて列が出来ていました。「こりゃいかん、時間がかかるな~」と思ってフト横の発券機を見るとネット予約の方はこちらで自動発券出来ると書いてある。こりゃこっちの方が早いと思い慣れない自動発券機での発券に挑戦する事に・・・機械の言うとおりにキーを操作して最後に発券という時になって「パスワード」を入力して下さいと仰る!えっ?パスワードって何だっけ?もう頭はパニックになり後ろに並んだ人が怪訝そうな顔をしてるのを見たらもう駄目・・・「あっそうなのね。パスワードが必要なのね。出来れば最初に言ってくれると良かったんだけど・・・」とスゴスゴ入力したものを全てキャンセルして大人しくもう一度、窓口の列に並び直して漸く切符を手にしました。

 しかも、この切符には後日談があり出発の当日によく切符を見ると何と在来線から新幹線への乗り継ぎが出来ない列車を間違えて予約してしまい。発券の方もこのミスに気づかず乗継ぎ切符なのに新幹線の駅に着いたら乗継ぎ列車は既に発車した後、なんて事になっていて慌てて発券し直して貰い、事なきを得ました。

 マア、とにかくインターネットは便利で色々な事が家にいながらに出来るので助かるのですがこの「パスワード」というのは何とかならないものでしょうかね?こちとらも段々、年取って来て頭の方がちょっと怪しくなってきたのでアンマリ難しい事は覚えられなくなってるのでもう少し何とかして欲しいですね。

 例えばカーソルに指を置けば認識出来るとか自分の名前を喋ると本人と分かるとか何とか簡単な方法で確実に個人が認識出来る方法にして貰えると大変助かりますね。

 それかパスワードは兎に角、世界共通であなたのパスワードはこれで全て世界中どこでもこれでOKですから忘れないようにシテクダサイネ。みたいな事で簡単な本人識別パスワードが世界共通で設定されて銀行も病院もすべてこれで大丈夫なんて事になれば一つ覚えれば済むので楽なんだけどな~。

 でもきっとそんな事になればパスワードを解読する悪い奴が出てきて全財産を奪ってしまう何て事になってしまうのできっと出来ないのだろうな。

 それじゃいっそパスワードを無くしてしまい。本人にしか分からないクイズを設定して貰いあらかじめその答えを本人が登録しておいてそれに答えられたらOK何てんのはどうでしょうね。良くパスワードを忘れた時の本人確認用に「貴方のペットの名前は?」とか「出身地は?」とか登録するのがあるじゃないですかね。あれをもっと難しくして本当に本人にしか分からないクイズを造っておいてそれがパスワード代わりなんてのはどうですかね?これって意外と良くないですか?

 JRの発券機の前で「あなたの初恋の人の名前は?」「今まで一番痛かった事は?」「誰にも言っていない失敗は?」何ていうのに答えると切符が出てくるナンテノハ後ろで待ってる人にはとても楽しみだと思うんですけど・・・駄目か。

2009/09/13

最近、気になる?なこと

 最近、ふとした事でこれって何だか変って思う事ありませんか?大した事ではないのですが何となく違和感を感じること・・・私はどうでも良い様な事で時々?って思う事が多々あるのですよね。

 例えば郵便ポスト。最近の郵便ポストって投入口の中に仕切り板みたいなのが付いていて封筒を突っ込むとそれに当たるようになっているのです。何故、あの仕切り板が付いているのか分かりませんが時々、中身の薄い封筒を投函しようとするとその仕切り板に挟まってしまいポストの中に落ちなくなるのです。

 そうなるとさあ、大変。まさかそのまま放って置くわけにもいかず、ポストの口の中に腕を突っ込んで挟まってしまった封書を何とか引っ張り出してもう一度入れなおす羽目になるのです。昔はこんな仕切り板はなかったので投函口に郵便をいれると中に落ちて行ってパサッという落下音が聞こえて「ああ、投函されたな」と安心した(そんな事で安心するのは俺だけ?)ものですがこの仕切り板が付いてからはこの「パサッ」が無くなってしまい、本当に中に落ちたのか手応えがなくて不安になるのです。

 それから「時差式信号」これも良く分からん。赤信号で待っていると反対側の車が動き出して「ありゃ、こりゃいかん」と慌てて発進しようとするとこちら側の信号はやっぱり「赤」「あれ???」と思い慌ててブレーキ踏んで止まるなんて経験ありません?多分、交通量の調整の為だとは思うけどこれって危なくないですかね?絶対、間違うと思うんですけど・・・

 以前も書いたのですが自動水栓、これも私にとってはほとんど天敵状態です。高速道路やショッピングセンターや空港ではもう当たり前のように洗面所の水栓は自動水栓ですがこれが何故か反応しない。

 私の体質の問題なのかここぞと思われるセンサーの反応エリアに手を出しても全然反応しない事が多々ある。終いにはもう洗わなくてもいいか(キタナイ)と思ってしまう。ここがダメなら隣の水栓と思うけどここも反応しない。どうしてなんだろ?全部がダメという訳ではなくて時々全く反応しなくなるのです。やはり普通に蛇口ひねるやつで良いのじゃない?

 仕事柄、建築に関する?も一杯あります。例えば24時間換気、これってその原因を遡ると国が「これからの住宅は高気密・高断熱住宅でなくてはならん。そうすることにより省エネルギーでエコロジーな住宅が出来る」というから皆、こぞって高気密・高断熱住宅に取り組んだ訳ですよね。

 そしたらシックハウス症が発症して高気密・高断熱住宅は室内の空気の循環量が少ないからそれがイカンとなって今度は「24時間換気しろ」と言う。一方で高気密を進めて他方で24時間換気しろという。これってどうよ?大体、八ヶ岳の麓、標高1000mもある地域で真冬に24時間換気する奴なんていないって、寒くていられないですよね。

 もひとつ、間もなく始まる「瑕疵担保責任法」これはいわゆる構造偽装から始まった一連の建築基準法の改正法案の集大成の一つだけど、分かり易くいうと住宅を新築する時は建築会社が竣工後10年間はその新築住宅の重要な部分に瑕疵が発生した場合はそれを補修出来るような資金力を担保しろというものです。

 そりゃそれで主旨は分かるけどその額とやり方ですよ。大体、我々みたいな中小企業の工務店に最低2000万円もの担保金が納められる訳ないじゃないですか。「お金がないのなら保険制度があるからそれに加盟しろ」と国は仰る。

 お上の言う事には逆らえないから保険制度に加盟したら今度は「ログハウスとか伝統木工法とかはごく一部の特殊工法だから保険対象外だ」と仰る。それじゃ何ですか?我々にもう造るの諦めろと?そこで今まで伝統木工法を守ってきた方達が日本はツーバイフォー住宅や規格型住宅だけを今後造っていくのか?1000年以上続いてきた伝統木工法を捨てるのかと怒った。

 そしたら今度は「保険には入れてやるけど、ログハウスや伝統木工法は構造部材が外部に出ているので防水性能が劣るからその分の保険は効かないと言う事をよく消費者に説明するように、そしたら保険には入れてやる」という事になった。

 どうやらログハウスや伝統木工法は性能が劣る?らしい。世界に誇る日本の木造建築の美しさは構造美にこそあったはず。それが現代の建築基準法では防水性能が劣る建物だとよく説明するようにという事になっている。これって何だかおかしくないですか?

2009/09/05

蜂の逆襲

 夜8時、辺りがすっかり暗くなったこの頃、何故か仕事が始まる。「おいっ持ってきたか」「持ってきたさ」「そいじゃそろそろ始めるか」「あんまり明るくするなよ。動き出すとやっかいだからな」こうして夜、昼間さんざん活発に活動した蜂達が巣に帰って大人しくなった頃を見計らって蜂バスターの仕事が始まるのである。

 いつもこの季節になると蜂軍達は活発に巣作りを始め、その度に人間達とトラブルを起こすのである。比較的取りやすい処に巣を作ってくれれば申し訳ないけど駆除も簡単なんだけど、そうでない場合は結構やっかいである。地元の人達は特別に保護服を着るわけでもなく無防備に立ち向かうけどそれでも取りにくい位置にある巣を駆除する時は緊張する。

 懐中電灯のホノ暗い明かりの中、狭い隙間から家の中に入り込み巣を作ってしまった蜂達の棲家を攻撃する時、そ~と連中の棲家の狭い入り口に近づき先ず殺虫剤をいきなり噴射!驚いた連中がパニックを起こし物凄い羽音を響かせ怒り狂って飛び出してくるが残念ながら殺虫剤攻撃を受けた体は麻痺して飛び出した途端に巣からぽたりと落ちて次から次と死骸の山が築かれていく。と、上手くいった時はよいのですが「あれっ?出てこないぞ。羽音もしないし・・・変だな」となった時が意外と大変。

 殺虫剤攻撃が効果ないとなると巣があると思われる場所を開けて様子をみるしか手がない。今回の攻撃でも相手は熊蜂なのでスズメバチのようにハッキリと外部に出てないので意外と駆除がやっかいなのである。しかも熊蜂の巣はミツでガチガチに固められていてとても手で簡単に壊せる代物ではない。その点、スズメバチは非常に攻撃的だけど巣は意外と脆く棒でつつくと直ぐ落ちて駆除しやすい場合が多い。

 ところがこの熊蜂はミツバチなのでその巣は廻りを真っ黒なゼリー状の塊で固めてありそれを建物の狭い隙間の中に造るものだから殺虫剤も届かないしその真っ黒なゼリー状の巣の中に守られている子供には全く影響がない。これをとるのは結構手間がかかり遠くから攻撃するのが不可能なので接近して巣を直接、力づくで破壊するしか手がないのです。

 しかも何回も言うようにこの巣は金槌で叩いても簡単に取れない程ガッチリと狭い隙間にこびり付いて造られている。「おいっ!何か固いもの持って来い!とてもとれないぞ」と先鋒の攻撃隊長が叫んだと思うと同時にその黒い塊の巣から元気な熊蜂が飛び出してきて慌てて「ウアッ!まだ生きてるゾッ!」と叫ぶが早いか手に持った殺虫剤を噴霧し目の前が真っ白になる。この際、殺虫剤をまともに被っても刺されるよりましと言う訳です。

 もともと熊蜂はスズメバチと違い、それほど攻撃性も強くないし大人しい蜂なので家の中にさえ入ってこなければこちら側としても平和的に交渉も出来るし共存も辞さないのですが、さすがに家の中に巣を造って出入りされると黙って見過ごす訳にもいかず仕方なく駆除するというのが本音なのです。

 その点、申し訳ないけどスズメバチに対する攻撃的対応とは明らかに感情的に違っており、「その点はどうなのよ」と将来、自分が死んで地獄の入り口で閻魔大王様から詰問された時に申し開きするのにシドロモドロになりながら答えなくてはならないのかも知れないけど、ことスズメバチに限っては連中の超攻撃的姿勢、並びに集団的攻撃布陣に対抗するには情けは無用だし下手に情けをかけると自分の命が危ないのである。

 うん・・・しかしこの熊蜂に関してはよくもマアこんなに蜜を集めてきてこんなに頑丈な城を子孫の為に築いたものだと感心してしまうのですよ。しかも、将来の子供達はしっかりその頑丈なローヤルゼリーに廻りを守られて大事に大事に育てられているのを見ると、スマンスマンと心の中で呟きたくもなるというものです。

 アッ!いや決してスズメバチが子供達を大事にしていないと言う訳ではないのですよ。ただ、連中は自分の子供達を守る為なら集団で容赦なく人を襲う、その態度がイケナイとマアそう言っている訳です。

 エッ?そんなの人間の勝手だって?エ~エ~そうですともそりゃ人間の勝手ですとも。しかし、世界的に蜂の異常が叫ばれる中、我々みたいに森の中で暮らす人間にとって蜂との戦いは今に始まった訳ではないのです。

 私だってどんなにデッカイ、スズメバチの巣を造られても別に危害を及ばすような場所でなければ「エ~エ~、又そこに造ったのね。又、今度はおっきいの造ったね~そこは家の軒先だけど、特に挨拶もなかったけど、いいですよ。どうしてもそこが良いのね。でもひつとだけお願いがあるんだけど、絶対そこから降りてくるなよ!」

2009/09/02

短かった夏の終わりに

 お盆が過ぎたと思ったらここ八ケ岳高原にはもう涼しい秋風が吹き始め何だか今年の夏はあっという間に過ぎて行ってしまいました。夏の初めが天候不順で日照時間が短かったので本当に暑いと思ったのは数日だった様に思います。

 先日、漸く遅めの夏休みをとって田舎の高知に帰って来ました。今回は女房と二人で揃って里帰りです。今回は早期割引の航空券と宿泊のパック旅行で予約したので里帰りといっても何だか小旅行のような雰囲気でした。

 近くのJRの駅まで車で行き駅前の指定された駐車場に車を入れ、早朝の羽田空港行きのバスに乗って羽田に行きました。羽田空港は八ケ岳に来るまで勤めていた会社なので何となく落ち着かないのですよね。新しいターミナルビルに入ると何となく見たような景色が広がり、考えれば当たり前なのですがその昔このターミナルビルの基本設計まで携わっていたのでそりゃどっかで見たような景色に決まってますよね。

 そんな訳で俄か案内人に変身して「あっちへ行きたい。こっちへ行きたい」という連れ合いの希望を聞き入れてターミナルビル内をご案内。搭乗時間が来るまでの間、売店やレストランを見て廻りました。最近の航空券は事前予約が当たり前になっているので自宅でPCで予約しておけば飛行機に乗るまでチケットレスで行けるので随分楽になりましたよね。昔、私が勤めている頃は搭乗客の体重を考慮して飛行機の重量バランスを考えて席を決めるなんてまことしやかな事を教えられたのですがあれは本当だったのかな?マア、それはそれとして無事、機上の人となり羽田から高知まで約1時間、昔はYS11だったのでどの位掛かったのか忘れたけど多分1時間半近くは掛かっていたと思います。高知に着くとすっかりプロペラの羽音で到着してからも暫らく耳がキーンとなっていたのを覚えています。

 高知は暑いだろうなと思って覚悟していたら生憎の曇り空で高知もさほど暑くなく、空港から乗ったタクシーの運転手さんに聞いたら「高知もここ数日はすっかり涼しくなって夏ももう終わりやね」と言ってました。

 空港から直接、母がお世話になっている施設に行って職員の人に挨拶して色んな事務的な用事を済ませ、母の様子を見てから宿に入り、少し休憩をとってから再び市街に母の身の回りの品々を揃えに出たついでに食事を済ませ漸く宿に戻りました。何だかクタクタに疲れたのは何故?と思いながら良く考えたら翌日はもっとスケジュールが朝から詰まっているのを思い出して爆睡に突入。

 翌日は又、雨かと思いきや何とか天候はもってくれたものの曇り空で宿の近くで予約しておいたレンタカーを借りて取り敢えず連れ合いの母のお墓参りに直行。近くのお寺に車を置かせて貰ってお墓近くの店で花を買い山の上のお墓まで人一人がやっと通れる巾しかない山道をゼイゼイ言いながら登り途中、何だか手が痒いな?と思いつつ、そうそうにお墓参りを済ませ麓のお寺の駐車場に戻ってきて車に乗ってからふと自分の手をみると数十箇所を藪蚊に噛まれていて痒いの何のってとても我慢出来ずに近くのドラッグストアに直行し女房に痒み止めを買って来て貰い両手にこれでもかというくらいすり込んで漸く痒みが収まりました。

 しかし、何で二人で歩いているのに俺だけ刺されるの?と不思議に思いつつ、もしや連れ合いには毒が・・・と思いましたが「口は災いの元」と固く心に誓い次の用事を済ませにひたすら運転を続け何とか高知での用事を済ませ翌日の飛行機で再び八ケ岳に戻って来ました。

 やれやれ無事に戻って来たと思う暇も無く今度は衆議院選挙の投票に行かなくてはという話になり慌てふためいて投票場に向かったらあ~ら不思議な事にだ~れもいない。

 オカシイな?もう皆、投票済ませたのかなと思っているとちょうど出てきた知り合いの市役所の職員に聞いたらニコニコしながら「皆、間違うんだよね。すまんね~字が小さくて読みにくいんだけどさ、ここは期日前投票所でね。当日の投票所は別なのさ。マア、ドライブしたと思って戻ってよ」と教えてくれた。

 オカシイな?とは思ったんだけど私の住む市もご他聞にもれず合併して新しく出来た市なもので最近、色々と制度が変わり投票所も二転三転したので「今回どこよ?」と思ってたんだよね。マア、しかし国民の義務を無事に果たして家に帰りました。

 何だか今年の夏も慌しく過ぎ去り夏休みも有ったのやら無かったのやら分からぬまま過ぎ去りこのままだと直ぐに秋に突入となりそうです。アッ!今年も薪が足りない!薪を用意しなくちゃ・・・

2009/08/24

「エコ」と「勿体無い」と「家電量販店」

 先日、女房と冷蔵庫を見に家電量販店に行きました。我が家の冷蔵庫はかれこれ20数年前に買ったものでまだ頑張っている。しかし、夜中になるとブ~ンと大きな声でうなり始めガタガタと身震いして止まる。ちょっと眠りが浅いと何事かと思って目が覚める有様です。

 そんな折に女房が最近、冷蔵庫を買った友人から電気代が毎月かなり安くなったという話を聞き、これはもしかしたら我が家の20年生の冷蔵庫をこのまま寿命が尽きるまで使い続けるのと、ここで思い切って買い換えるのとではどちらが得か良く考えてみなくてはナラヌと考え付いたのであります。

 さあ、それからは近くにある家電量販店に行って全てのメーカーのカタログを集め店員を捕まえて買いもしないのにあ~でもないこ~でもないと質問を浴びせ検討に検討を重ね、「これはやはり買い換えるべきである」との結論に達しました。しかもいまなら「エコポイント」もついているし政権交代になればこれもどうなるかワカラヌということになり「いざ出陣!」と相成った訳です。

 確かに計算では我が家の古い冷蔵庫と性能の良い新製品の今の冷蔵庫とでは1年で数万円の電気代の差が出る計算になる。そうすると数年で元が取れる事に計算上ではなる。しかもエコポイントで還元もある。この計算が正しいのかどうかは良く分からないけど家電屋さんで「下取り出来ない?」と聞くと「とんでも無い、良く20年も使いましたね。もうそろそろアチコチに支障が出てきてもおかしくないですよ」と呆れられました。確かに、多分、アチコチ無理が出てるとは思うけど冷えることは冷える(笑)この場合は冷蔵庫を買い換えるのが「エコ」となるのであろうか?それとも「勿体無い」から壊れるまで使うべきなのか?それが問題である。

 女房殿に言わすと「取り敢えず店に行って検討する」とおっしゃる。これが実は大変な問題なのである。私に言わすと「買うのか買わないのか決めてから行った方が・・店員さんも困るし・・」と思うのだけど女性の場合はどうやらそういう事は余り気にしないようでとにかく突撃あるのみである。

 で、出撃。取り敢えず昔テレビを買った店で現時点での価格を軽く調査・・女房と店員さんとのバトルの末「この価格で如何でしょう」「う~ん、それじゃちょっと考えさせて。ところでその価格は年末まで同じ値段?」「イエイエ、本日だけです。年末にはもうこの機種は廃番で生産中止になります。今日、決めて下さい」「う~ん、それじゃ後で連絡するから名刺頂戴」で軽くジャブを繰り出して次の店に・・・

 狙いを定めたメーカーの機種を探すと案の定、価格札に「更に値下げします」と書いてある。早速、店員さんを捕まえて「これ幾らになるの?」と聞くと「ちょっと相談してきますのでお待ち下さい」との返事。しばらくして戻ってきて「○○円でどうでしょう?」との返事。前の店より5千円程安い「う~ん、ちょっと考えてから又来ます」と軽くいなして店外へ。

 女房曰く「どうする?」「ここまで来たんだから徹底的に見てからにした方が納得するんじゃない?」「でも遠いしね~」「こうなりゃ、どこまでもお供しますよ」てな訳で隣の県にある別の量販店に移動。早速、お目当ての機種を探して近くいた感じの良さそうなオバチャンの店員さんを捕まえて価格を聞く「お客さん、ちょうどこの機種は人気で在庫が切れているのですが今日、手違いで戻ってきたのがありましてこれでよければ勉強しますよ」と仰る。こちらにとっても別に現品でも全く問題ない。「○○円でどうでしょう」と提示された価格は前の店で提示されたものとほぼ同価格、しかし、こちらは未使用とはいえ既に開封されて梱包をとかれた品、同じ価格ではちょっと引っ掛かる。という訳でこの店も「ちょっと検討したいので名刺下さい」とすぐに退散し次の店へ。

 既にこの時点でその店の閉店にあと30分程の時間になっていました。時間がないので目を付けていた機種へ一目散、もう今日だけで4店目なのですぐ見つけられる。すぐに近くにいた若い店員さんが近づいて来た。もう閉店近くなので短刀直入に切り出す。「これ幾らになるの?」「ちょっと確認してきますので少しお待ち下さい」といってなにやらレジに行って調べている・少ししてから戻ってきて「○○円で如何でしょう?」こちらも時間が迫って来ているので今までと違ってストレートしか投げない。「え~それじゃ○○店と10円しか変わらないね。ど~しようかな?もう少し考えてからにしようかしら?」とノタマウ。「分かりました、相談してくるのでもう1回待ってて下さい」と言ってお兄さんは再びレジのところで何やら上司と相談する様子。

 その間、こちらでは「幾らで言ってくるかな?」「せいぜいいっても○○位じゃないの~」とこちらの心積もりを相談しているうちに店員さんが戻ってきて「全部込みで○○円で如何でしょう」「!」実は女房と相談していた価格より5千円程低い価格での回答、内心シメタ!と思いながらも女房殿はそれでも「え~どうしようかな~」と仰ってこちらの様子を伺う素振りをする。

 店員さんはさすがに無言・・・「あのさ~もう決めようよ。ここまで来たんだし・・・」で漸く決定。購入手続きをしてエコポイントの申込書を貰って本日の「エコ」と「勿体ない」の関係については結局よく分からずに疲れ果てて家に帰り着きました。やれやれ・・・

2009/08/15

お盆と渋滞と夏休みと・・・

 今年もお盆の季節がやってきました。普段、森の行き止まりに建っている我が家に夜、訪ねて来る人はめったにいないし車も来ない。しかしっ!この時期は道に迷った車が夜中に入って来て当然のように行き止まりになった道を車のライトが照らし出し呆然とする運転手さんが我が家の前で立ち往生・・・苦労して方向転換して元の森の中の道へお戻りになる。

 しかも、こういう車に限って近くの貸し別荘を目指す若いカップルが多い、だから車もマフラーを改良してあるイケイケ車ときているからたまらない。エンジン音を「バウバウ」いわせながらUターンする羽目になりその度に我がオンボロ車にぶつけられないかハラハラするのである。

 先日も夜中に「バタンドタン」と外で音がするので「何か音がする」と女房に言うと「お隣の別荘の人が来たんでしょ。いい加減人に慣れなさいよ」と叱られた。「人に慣れなさい」とはどう言う事?と思ったけど確かに普段はキツネやらタヌキやらしか会わないのだからたまに人に会うと驚くのも仕方ないのである。どうもこっちの感覚が野生動物化してるのかも知れない。

 しかし、この時期は本当に人が多い、昨日も事務所近くのコンビニにお昼の弁当を買いに行ったら駐車場が満杯で駐車場にすら入れない。自慢じゃないがこのコンビニ、普段は大型観光バスが普通に駐車場に止まって乗客が買い物をしている位、広い駐車場なんだけどそれでも駄目である。

 こういう時は店の中も戦争状態できっとレジのオバチャン達も目が釣りあがっているし待っているお客さんも「ったく、早くしろよ!」という目をして睨み付けているので近づかない方が良いのである。でもって、近所のもう一つの地元の商店街にある別のコンビニにいったら此処も満車・・・それでも先ほどの店程でもないので空くまで待って何とか1車分の駐車スペースが空いたのでそこに車をいれてやっと昼のお弁当をゲットした。いやはやである。

 そしてこの時期、最も恐ろしいのが道を探しながら超スローで走っている県外ナンバーの高級車さん達である。何せ廻りを見ていないのでこういう車の後ろについたらひたすら我慢するしかない。止まるのか曲るのか、どうしたいのか全く分からない。せめて「道に迷ったからちょっと止まるので左に寄るね」と言ってくれればこちらも「何処に行きたいのですか?」くらいは聞いてもよいのだけど最近の高級車は皆大抵ナビが付いているので性質が悪い。

 田舎の道でナビで走ろうと思っても大抵検索外である。「目的地付近です。ナビを終了します」と一方的に切られて終わり。さあ、この「目的地付近」が曲者・・・例えば私の事務所のある北杜市大泉町西井出の住所は建物が建った順番に住所が付いている。つまり隣り合わせの家でも全く住所が違う、あっちこっちに広がっているのである。しかも大抵森の中で目印なんてない。

 よく道に迷った人から「住所は○○番地なんですけど」と聞かれるけどこの住所があっちこっちに散らばって付いているのだから探しようがない。でもって道の真ん中で地図とにらめっこする羽目になるのです。

 ドライバーの皆さん、せめて道に迷ったら後ろの車の為にウインカーを出して道の横に車を寄せてから道を探しましょうね。そして地元の人達はこの時期は何処へも出かけてはなりませぬ。ひたすら買い溜めをしてどこへも行かずに自宅でじっとお盆が終わるのを待つのです。ホラッこの時期は「迎え火」と「送り火」で忙しいではありませんか。ご先祖様をお迎えして静かに家で過しましょう。

 間違っても、暑いからといって近所のコンビニにビールを買いに行ったりしてはイケマセン。じっと自宅で我慢しましょう。外で怪しい音がしてもそれは亡霊ではありません。ちゃんと足の付いた人間の仕業ですので驚く事はありません。

 キツネやタヌキさんは人間と遭遇してしまっても慌てて逃げずに良く右左を見て車が来ないか確かめてから森の中に帰るようにしましょう。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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