地域 Feed

2013/04/10

楽しい婚活

054 年に1度か2度くらいのペースで婚活のお手伝いをしています。知人が始めた「婚活DE八ヶ岳推進委員会」というのがあり、その委員会が取りまとめをしていますが基本的には各企画団体がそれぞれ責任を持って婚活イベントを行っています。

行政がからんでおらず純民間で工夫を凝らしてカヤックだとかゴルフだとか登山だとかのアウトドアイベントを中心にプログラムが組まれていてどれも楽しい企画となっています。

私達がちょうど結婚を考える様な年頃には「婚活」なんて言葉は勿論なくてせいぜい「結婚相談所」があるくらいでそれも申し訳ないけど「食事会」だとか「集団お見合い」だとかで余り楽しそうな企画ではありませんでした。

しかし今は専属の楽しめるノウハウを持った有能なMCさんとかがちゃんといて旨くリードして貰えるので私が見ていても楽しそうなイベント内容になっています。私も微力ながらお手伝いさせて貰っていますが参加者の方達は皆、当たり前ですが若くて魅力的な若者が多いです。楽しいイベントなので婚活イベントなのにリピーターが多くてそれも変わってるといえば変わってるかな(笑)でも参加者の方達は「又、お会いしましたね」なんて親しそうにしています。

成婚率も結構高くて毎年、数組の方がめでたく結婚されています。私達のスタッフの中でもちゃっかりイベント中に伴侶を見つけちゃった仲間もいます。私が見る限りどの方も「何で今迄縁がなかったのかな?」と思える人が多くて特に男性は決まって皆さん優しいですね。もしかしたら皮を被っているかも知れませんが(笑)女性も魅力的な方が多くて「結構モテただろうに?」と思える人ばかりなので不思議ですね。こちらも素顔は分りませんが(笑)

しかし、小子高齢化が進む昨今、出来るだけ多くの適齢期の男女が無理なく伴侶を得て子供をもうけて貰うのは国の存亡にも関わる大事な事です。少しでもお役に立てるなら今後も無い頭をひねって楽しい婚活イベントを企画しますので皆、参加して下さいね。

2010/02/06

寒い冬の過ごし方

 いよいよ本格的な極寒の季節に突入し標高1000mの八ケ岳高原に暮らす我々にとって寒さとの戦いの日々が続いております。なんで南国高知で育った人間がこんな氷点下5度や6度なんてのが昼間の平均気温なんて所で暮らしているのかという事なんですが、住んでしまったところが寒い所だったので仕方がないのですよね。

 その代わりといっては何ですが快適な夏の涼しさがあるので、これはしょうがないのですね。両方、楽しみたかったら冬はハワイにでも行くしかないのでそれはそれ、お金持ちになったら(一生なれないと諦めておりますが)考えてみたい暮らし方なのですが、当面はこの2月をいかに乗り切るかということです。

 とにかくこの2月さえ乗り切ればあとは待望の春が待っていますのでとにかく、とにかくこの2月を何とか乗りきらねばならないのです。

 先ずは我が家のように薪ストーブを暖房の主力に頼っている家庭では残りの薪の量が気になってくる季節なんです。普通に豊富に薪をストックしていれば別にどうってことないんですが私の様に普段サボっていて薪の量がギリギリの家ではいかに節約しながら薪を使っていくかが気になるこの頃なのです。

 それから服、兎に角、下に暖かい下着を身に着ける事ですね。あまりブクブク着膨れると肩こってしようがないですから。最近はヒートテックなんて新素材が開発されて色々な発熱、保温下着があるので色々試していますが今のところどれも良いですね。

 ただ問題はこれらの下着は雪かきや冬のスポーツをした時に汗によって発熱したりする素材が含まれていてこれはもう地獄になってしまいます。ケースバイケースで使い分けをしていかなくてはなりません。

 それから風呂、これは寒い冬の夜、ひと時の至福の時間であります。但し、最後に風呂を出るのが辛い!ユックリ浴槽に肩まで浸かって体が温まってウトウト何かしていると気がつくと居眠りしてしまい、出ようとおもったらお湯がちょっと冷たくなっていて出るに出られないなんて事も・・・仕方なくもう一度追焚きするか足し湯するかして温まり直したりなんかしてやっと出られなんて事も1度や2度ではありません。

 それから困るのが車、雪が降って冷え込みが予想される日はワイパーを上げるのは勿論ですがサイドブレーキは解除しておかないとくっついて離れないなんて事もありますからね。それからフロントガラスや屋根の上に雪が降り積もったりすると良く落としておかないと運転に支障が出てしまいます。急いでるからフロントガラスだけ雪をかいて屋根の上はそのままなんて事にして走っていると信号で車を止めた拍子に屋根の上の雪が一斉に雪崩を起こしフロントガラスが真っ暗、信号が赤か青かさえ分からず発車出来ないなんて経験も実はアリマス。

 それから洒落にならない危険地帯、それは軒の下、この辺の寒い高原地のしかも森の中の家では雪止めや雨樋を付けない家が多いのです。雨樋をつけると落ち葉が積もってすぐ詰まってしまうので付けないのですがそうすると雪止めもつけず、むしろ屋根勾配をきつくして早く雪を落としたいというのがこの地域の家の基本的な考え方なのでそれは良いとして屋根に積もった雪が一斉に雪崩を起こして落ちてくるので運が悪いと下敷きになってしまうので軒先は出来るだけ避けて歩きましょう。

 歩くといえば雪が降った時は出来るだけ新雪の上を歩いた方が滑らなくて良いです。雪が降って一旦、晴れた翌日は溶けた雪が凍ってアイスバーン状態なので車のわだちの跡や道の真ん中はかえって危ないのです。

 それから踏み切り、これは余り大きな声で言えないのですが一旦停止は要注意です。踏み切りのかなり前から減速しておかないと踏み切り付近は皆が止まるのでアイスバーンになっていて下手にブレーキ踏むとアレレレーなんて事になりますので要注意です。兎に角寒い冬、もう寒いのは仕方ないのですから何とか楽しむ方法を酷使して暖かい春を皆で待ちましょうね。

2008/03/31

舞鶴の松よサラバ

Akamatu 大きな切り株に人が座っていますが、これは地元に立っていた国の天然記念物の赤松を伐った切り株です。何で、天然記念物を?と思われかも知れませんがこの赤松は一昨年、松喰い虫の被害が発見され昨年には枯死宣言がだされていたのですが何せ、国の天然記念物なのでおいそれとは伐採する訳にもいかず様々な手続きを経て先日、伐採の式典が行われてようやく伐採という事になったのです。

 この赤松、萬休院という北杜市のあるお寺の境内に立っており推定樹齢400年以上といわれていました。私も切り株を見ましたがなるほど数えるのが困難なほど年輪が詰まっていました。長い年月を生きていた赤松ですが近年の気候変動には対応する事が出来なかったのでしょう。

 もともとこの辺りには松喰い虫は標高が高く、寒冷地の為、生息出来なかったはずでしたが近年は被害が広がっています。このままではどんどん被害が広がりかねないと危惧されています。

 長い年月を生きてくるのは大変ですがそれを破壊するのは残念な事に簡単です。いつか我々に跳ね返ってくる事です。地球温暖化対策は待ったなしです。

2008/01/26

氷点下13度!

Yuki_2 氷点下13度!我が家の今朝8時の外気温である。気温も氷点下10度を超えると寒いというより痛い!といった方がその感じを伝えるのに良いかも知れない。それほどさぶい!ここ数年は温暖化の影響で冬でもそれ程寒いこともなく今年も暖かい冬の日が続いていたので久し振りの典型的な八ヶ岳南麓の放射冷却のきつ~い冬の朝を迎えるとカチ~ンと精神が鍛えられますね。

 実は今日は電車通勤をしようと心に決めていたのですが甲斐小泉駅までの3kmの道程を凍死せずに行き着く自信が早々に無くなってヌクヌクと自家用車通勤に切り替えたのです。我ながらこの意思の弱さは情けなくなります。

 テレビのニュースで「厳寒の○○からお送りしています。今の気温は氷点下5度です」なんて聞くと「ナンダよ暖かいじゃないかヨ」と思ってしまうのはこんな寒い山の中に住んでいるからでしょうか、しかし冬は少しは寒くなきゃね、雪も少しは降らなくてはいけません。

 という訳で今日はお客様と昼食を食べに清里に行きました。何故、「この寒いのに清里か」というと「寒いから清里」なのです。実は清里では冬のこの時期「寒いほどお得フェア」というのを開催しています。清里駅前の朝10時の気温が氷点下5度以下だと加盟店の料金が半額になるのです。もともと、冬の寒い清里になんとかお客様を呼ぼう、こんなに寒いのに清里に来てくれたお客様に感謝しようという意味で始ったフェアですが近くに住む者にとってはこれを利用しない手はないのです。

 で、清泉寮の普段2100円するランチコースがこの日は半額の1050円、何だか申し訳ないような気もしますが気持ち良く頂いちゃいました。勿論、オーダーする前に知り合いのホールの人に「今日の気温は?」「はい、今日は6度」「そうすると今日は?」「はい、半額です」の確認は怠りなくした上でですが・・・

 寒い冬ですが清里へ是非お越し下さい。良いことがありますよ。

2008/01/19

冬の山で・・・

Niigata 1月も半ばを過ぎ、山は本格的な冬をこれから迎えます。八ヶ岳の南麓でもここ数日は氷点下8度を記録し寒い日が続いています。

写真は昨年末に新潟の山の中で100年杉を山から引き出しているところです。何故か昨年春3月の伐採の時も深い雪の中だったのですが「山出し」の時も吹雪に見舞われました。この雪の山の中で伐採時に1本1本の木につけた表示番号を確認する為に雪の中に頭を突っ込んで調べる必要があり気が付けば汗びっしょりでした。

 人知れず雪深い山の中でキコリさん達は危険な厳しい仕事を黙々とこなしていてこんなに苦労しているのに今の日本では本当に僅かな価値でしか扱われないと思うと複雑な気持ちになります。

 今の日本はこうした職人さん達の苦労が報われない世界になっていっているように思います。林業に限らず、建築の世界でも色んな産業でいわゆる職人といわれる仕事の価値感が希薄になっているような気がします。

 ここ数年キコリさん達と一緒に山に入る機会が多く彼等の仕事振りをずっと見てきました。中には不幸にも仕事中の事故で亡くなった方もいます。それ程山の仕事は過酷です。反対に国の補助金事業で伐採している人達の中には、兎に角一日にどれだけ多くの木を伐るかが収入に関わる為に隣の木が折れようがお構いなしにドンドン伐ってしまう乱暴な仕事をする人もいました。

 100年生の木を伐って生計をたてるキコリさん達が誇りをもって仕事が出来る日本にならなければ未来の子供達に明るい希望を与えられないと私は思います。本当の人間と自然との関わりとはそうやって自然の偉大さに感謝しながらその恵みを頂く生活があってこそだと思います。

 100年生の木が倒れる瞬間を冬の山の中で見ているとそんな気持ちが自然と沸いてきます。

2007/09/09

あやしい武者が・・・

Senngoku1    Senngoku2

ある日いつものように夜、地元で一緒に遊んでいる仲間達の会合が密かに(別に密かでもないけど)行われた。その夜のテーマは「来年さ~武田神社から小諸城まで鎧兜着て走ろうっていう話があるんだけど協力ヨロシクね」であった。それが昨年秋である。そして今日、それが実行に移されたと言う訳・・・

 この鎧を来た人達、なにもコスプレ愛好会ではない。今年のNHK大河ドラマ「風林火山」にちなみ小諸市観光協会が企画した風林火山「戦国サイクリング」に参加されたスタッフの方達である。武田軍の信濃侵攻ルートを武田神社から小諸城を経由して川中島までをさすがに馬ではなく自転車にのって辿ろうという企画なのである。9月8日が100km翌9日が60kmを走るかなりハードなサイクリングである。

 8日の鎧兜を着て自転車で走るイベントはさすがに一般参加ではなくエキスパートを募った精鋭によるデモ走行である。それに我々八ヶ岳南麓のやつねっとメンバー達も協力しようじゃないかというのが今回の主旨である。

 それにしても気温30度を超える残暑厳しい気候条件の中、鎧兜を着て甲府市を出発して延々と登りが続く清里高原やJR最高地点のある野辺山(ちなみに標高1300mを越えてるんですけどね・・・)を自転車で越えて行こうっていうんだからよほどの物好き(失礼)かと思いますがこれが又、大変オモシロイ!当然、全ルートを鎧兜を着て走行するのは大変だし危険なので途中でサポート車がピックアップする場面もありましたがそれにしてもね~普通は走りませんって。

 私は北杜市役所と清里の萌木の村での給水サポートを担当しましたがいやはや通りがかりの人達の注目の的でしたね。そりゃそうですよねこの暑いさなかに鎧兜着た怪しいおっちゃん達が自転車のって風林火山の旗立てて走ってるんですから・・でもね、何もこのイベント、シャレでやってる訳ではありません。小諸市の観光協会が何とか地元活性化を願って体をはって企画した山梨・長野を結ぶ素晴らしい企画なんです。とにかくイベントは楽しくなければイケマセン、堅苦しいテーマばかりでは誰も参加しませんからね、楽しい中にそのイベントの主旨を理解して貰うのが企画者の苦労するところです。

 今回は小諸市観光協会の方達がわざわざ山梨と長野を結ぶイベントを企画して両者で協力出来る事があればと我々も参加した訳です。小諸側のスタッフの方達も気持ちの良い方達ばかりでとても楽しいイベントになりました。こういう人達の努力があるからサポートしようという気になるのです。これからも両県を繋いだ活性化企画ができると良いなと思わせる楽しいイベントでした。

 しかしホント、この暑いのに鎧着て自転車こいだ殊勝な皆様、大変お疲れ様でした。完走後はタップリ旨いビールを飲んで下さい。

2007/08/05

夏の風物詩

 3日連続でここ八ヶ岳南麓の夏の風物詩となっているイベントに立て続けに行って来ました。

 初日は近くの身曾岐神社の池の上に建っている能楽堂で行われる「薪能」夏の夕暮れ時に始まる「能」の舞台は今年最初の演目「清経」が終わる頃「かがり火」に火が灯され、辺りは幽玄の世界に包まれて私みたいに全く「能」の事なんか分らない人間が見ても何となく時間と空間を飛び越えて古の人々が楽しんだ「能」の世界を同じ心境で見つめているような気にしてくれます。続く演目の「狂言」は私にも分り易く時代を経ても変わらない楽しさを与えてくれます。何となく自分も日本人なんだな~と思えてくるから不思議です。

 次の日は清里高原に造られた舞台の上で繰り広げられるファンタジーの世界「清里フィールドバレエ」です。私は今回で見るのは2回目ですが正直、最初はバレエなんて柄でもないやと見る気も全くなかったのですが3年ほど前に一度、同じ「清里フィールドバレエ」に来ないかと知り合いに誘われたのがきっかけで「まあ一度くらいは見てみるか」と思って見たのが人生初めてのバレエ鑑賞だったのです。夏の日差しが落ちて真っ暗になった舞台は高原特有の霧に包まれてそこに美しいバレエダンサー達がスポットライトに照らされて現れると観衆の喝采が沸き起こります。私の感覚は全く感動に変わりすっかりバレエに対する評価が変わった瞬間でした。都会の大きな劇場に正装して出かけるのはちょっとひけてしまいますがここ清里高原で繰り広げられる野外でのフィールドバレエは私の感覚にはぴったりで自然の中で繰り広げられる幻想的なバレエダンサー達の舞は本当に素晴らしい感動を与えてくれます。

 そして3連荘の最後は地元北杜市長坂町の夏祭り「オオムラサキ祭り」です。ここ長坂町は名水と国蝶オオムラサキの里と呼ばれているところからこの名前が付いています。朝から続く夏祭りのメインイベントがお約束の花火大会です。ここの花火大会の特徴は唯、花火をやたら打ち上げるのではなく花火の演出がテーマ毎に分けられており幾つかのステージ毎にテーマ音楽と花火の内容が変わる楽しさがあるのです。だからお勧めはメイン会場である普段はサッカーと陸上が行える競技場の芝生席に陣取って見るのがお勧めです。都会に居る時はいつも多摩川の花火大会に行っていたのですが行くのも帰るのもひどい混雑でいつも大変な思いをしなければなりませんでしたが、ここでは手軽に花火の打ち上げ会場の真下で見ることが出来ます。田舎って本当の楽ですね。

 忙しさの中に居ながら思わぬ3連荘で夏の風物詩であるイベントに行く事になりましたが八ヶ岳高原の夏はこれからが本番です。今年はどんな出会いが待っているのでしょう。楽しみです。

2006/11/13

美しい季節

Yatugatake_1 一昨日、森に今シーズン初の雪が舞いました。勿論、積もるまではいきませんがすっかり冷え込んで朝の気温は1度まで下がり久しぶりに震え上がりました。我が家のウッドストーブにも火が入り、ストーブの暖かさにホッとする季節になりました。この写真は1週間程前、白州の知り合いの農場に行った時に余りにも美しい八ヶ岳の姿に見惚れて思わずシャッターを切った時のものです。麓まで紅葉の紅色が降りてきてまるで美しい着物をまとったような姿を見せてくれています。

 これから冬に向かって山は一年で一番あでやかな美しさを垣間見せてくれる季節です。この季節、いつもカメラを持ち歩いていないと自然が見せる一瞬の涙が出そうになる美しさを撮りそこなう事になります。もっともカメラの技術がないので後で見るといつも「こんなはずじゃなかった。もっと綺麗だったのに・・・」と思うのですが・・それでも撮らないよりはマシと思って撮り貯めています。

 山の美しさは春と秋、春は新緑の美しさ・・・それは新しい生命の息吹の美しさ。それは若者の希望に満ちた眩しいキラメキ。秋は、紅葉の美しさ・・それは大人の美しい女性の様なハッとする程の美しい彩をまとった美しさ・・春、秋、それぞれ別の美しさを見せてくれます。

Kouyou

 そしてこの美しさに見とれていられる時間はそうは長くありません。次第に厳しい冬の寒さが忍び寄ってきて森は静かに一年の活動を終え、じっと次の春の訪れを待つ静寂の季節になって行きます。森の中に住んでいるとこの一年の移り変わりを自宅の窓からジッと眺められる幸福を感じる事が出来ます。八ヶ岳の森に住んで本当にヨカッタ・・・

2006/11/06

舞台裏人間模様

昨日、地域のイベントのお手伝いで舞台の裏方をしてきました。時々、こういうお手伝いも廻ってくるのですが地域のイベントといってもれっきとした県立の施設なので舞台設備もしっかりしており客席も200人くらいは入れるのかな?数えたわけではないので良く分りませんが、なんせ立派なホールです。

 秋の初めからスタートした民話の語りがそのメインなのですが出演者も含めて長い期間リハーサルを繰り返しその最後の舞台でした。私は裏方なのでアシスタントとして舞台の袖で進行をするだけなのでそんなに負担はないのですが出演する人達のうちプロの方達は余裕ですがそうでない方達も含めて舞台裏では様々は人間模様が繰り広げられます。

 私はもともとこういう人間ウオッチングが大好きなのでそういう人達を見ているのがたまりません。自分がそういう立場に置かれたらとてもそんな余裕は有りませんが・・・

 本番が近づくにつれて寡黙になり出番の時間を伝えるのさえためらわれる程、集中して台詞をブツブツと繰り返す人、舞台上での動きを間違えない様に舞台裏の僅かなスペースを利用して動きを確認する人達、照明のタイミングを確認する為に舞台監督と無線でやり取りする音声担当(ミキサー室にいるので本番中は全く会いませんが・・・)、そして演技に必要な小道具の出し入れや演者の入るタイミングを舞台袖で知らせる我々アシスタント等様々な多くの人間がたとえ僅かのイベントでも関わる事になります。

 本番が始まれば例えどんな事があってもとめる事は出来ません。とにかく演じ切るしかアリマセンから客席から見ていると分らなくても舞台裏は大パニックなんて事もあります。以前のイベントでは私が担当してスモークという煙を出す役目を仰せつかっていたのですがそのタイミングが旨く行かず舞台裏で真っ青になってました。何せ一旦スモークが出始めると止める事ができない機械なもので「もうどうにでもシテ・・」状態です。

 他にもあれほどリハーサルを繰り返しても皆さん緊張しているので自分の出るタイミングを忘れて早く出そうになった演者さんを慌ててうしろから引っ張りもどしたり逆にタイミングが過ぎてるのに出て行かない演者さんを押し出したり・・・。しかし、舞台の反対方向に起きたハプニングにはどうしようもありません。何とか伝えようと腕を振り回すのですがこれが中々気付いて貰えないんだな~

 華やかに見える舞台の裏では多分、どんなイベントでも様々な人間が青くなりながら走り回っている事だと思います。客席からみる舞台も楽しいですけど舞台裏はもっと楽しいですよ・・・

2006/09/24

古民家

Kominnka 先日、地酒の蔵元「谷桜」さんの蔵に併設されているギャラリーで古民家の催しが開かれました。私の事務所がある北杜市大泉町には谷戸地区という古民家群があり明治から昭和初期に建てられた築100年程度の住宅群が美しい町並みを形成しています。2年程前からこれらの古民家群の調査を私も会員となっている景観の会が県から委託されて実施した経緯から今回、この調査の結果を多くの人に知って貰うと共に実際にこれらの古民家に住んでおられる方や古民家を再生した方達にパネラーとなって古民家に住むという事についてその実態や苦労話をして頂きました。

 実際にこれらの古民家を所有しておられる方は当然、地元の方ですが2代目、3代目の方達は普段は別のところに住んでおられて週末や休暇の時に帰ってこられて維持しておられる方やあるいは親から引き継いだものの痛みがひどくて一旦解体した上で再生して立派に暮らして居られる方などその形態は様々です。

 これらの方達の話を聞いていて何となく肩から力が抜けてホッとした気持ちに私はなってしまいました。それは何故かというと普段、建築の仕事をしている関係から普段はお客様との打ち合わせや役所の申請関係の話を聞く事が多いのですが現代住宅の取り巻かれている環境はやれ高気密・高断熱だのオール電化住宅だのがもてはやされており私は普段から何となく「違うんじゃないかな~」と思い続けていたのですが、何が違うかというと「住む」という事と自然との共存という事とがかけ離れてきているような気がしているからなんです。東京のど真ん中に住むのなら分ります。でも八ヶ岳のこんなに自然溢れるところに何故、高気密・オール電化なのかな~と思っていたからかも知れません。誤解を招かないように言いますが私はこれらが悪いといっているわけでは有りませんので念の為・・・

 古民家に住む方達の話は何の気負いもなく要約すると次のようなものでした。

1、とにかく冬は寒い、寒くてたまらん。昔は冬の朝おきたら口の周りに霜がついていたり雪が吹き込んでいたりするのは当たり前だった。でも今は冬があんまり寒くなくなったので我慢できるようになった。寒いところに住むんだから寒さになれるしか無いと言われた。

2、雨漏りはするし茅葺を直すと家一軒くらい簡単に立つほど費用がかかるので取り合えス穴の開いたところを塞いでいる。それでも親から引き継いだ大切な家を壊す気にはなれないんだよね。

3、150年経った古民家を決心して再生に取り組む事にした。先ず、5年かけて県内の古民家をかたっぱしから覗いて勉強した。その上でどういう風に再生すれば良いか実際に古民家に住んでいる人に話を聞いてひとつひとつ決めていった。解体工事が始まった時は不安そうな顔をしていた親が立派に再生した家を見たら凄く喜んでくれてそれが一番嬉しかった。再生で一番こだわった所はとにかく躯体はいじらない事にした。基礎も昔の束石は絶対動かさないでくれと頼んだ、これがあるから地震があっても生き残ってきたと言われた。それと断熱はしっかりやり直したね。

 こんな調子でした。4人のパネラーの皆さんの話には家と暮らしが深く結びついておりこの地方の季節感や環境が深く関わっているな~と感じました。一言でいうと里山の暮らしが住まいに深く影響しているという事なんです。風の向き、産業、雨の降り方等のその地方独特の環境合わせて家が出来ているという事ですね。これらの古民家群を建てたのは当然、地元の棟梁達です。だから道路を挟んで左右対称なんて家もありそれが全体として一体感のある美しい家並みになっているのです。

 現代の家作りは個人の価値観が最優先で建てられています。八ヶ岳なのに南欧風の家があるかと思えば隣は「〇〇ホーム」の展示場から抜け出てきたような家でその隣はキットのログハウスといった調子です。それらの家並みからは里山の暮らしは感じられません。

 自然に溶け込むような家、古民家にはそういう風格があります。もちろん昔、建てられて古民家と現代技術を駆使した住宅とでは内部の空間の快適性を比べればとても古民家に勝ち目はないと思います。しかし、古民家の良さを活かしながらその技術を中に生かしていく事は可能だと思います。祖先が残した素晴らしい技術を踏襲しながら景観にも配慮した家作りが出来たらといつも思います。家を作ることは出来ても中に住む人達の暮らしを作る事は出来ません。里山にふさわしい家作りとは何でしょう?環境に溶け込む家とは?小手先の技術ではなく地元に根を下ろした棟梁の造る家作りが出来ればな~と感じいった一日でした。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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