仕事 Feed

2008/01/13

今年も色々忙しそうな・・・

Yatu 新しい年が始り、仕事始めをした翌日にもう東京で会議がありアタフタと日帰り出張をし帰って来たら地元で一緒に活動しているネットワークから毎月発行している「八ヶ岳通信」の担当記事の割り当てが送られて来ており、昨日は同じく地元で一緒に活動している「景観の会」の今年度の活動スケジュールの打ち合わせがあり既に今年末までのスケジュール設定が決まり何だか、今年も終わったかのような錯覚にとらわれました。

 今年もやりたい事が一杯あり毎年ながらそれらのスケジュールを組み込んでからハタと後悔するのが常なのですが、自分で自分の首を絞めているようなものですね。マア、しかし兎に角、元気にやりたい事があって色々な事に興味を持つと言う事が自分の主義でもあるのでしょうがないです。

 年末年始は高知でノンビリ過ごしたのですが段々地方と中央の差が無くなって来た様な気がします。もともと高知は流行とか敏感な地域で女性の服装とかのトレンドは関西から始ると言われておりその中でも高知は特に早いと言われていました。今年、年末年始に高知の郊外にあるショッピングセンターを覗くと元気な女性がオシャレをして歩いている姿を目に付きました。そのショピングセンターの専門店街の約9割が女性向けで残り1割がメンズです。

 昔から不景気になると男が元気が無くなり女性が元気になると言われてましたがそんな気がしますね。又、景気が悪くなると色の傾向が暗くなり黒とかグレーが流行るものですが今年はそんな中でも少し色が付いてきたかなという気がします。

 さあ、もう仕事モードにすっかり切り替わり気持ちも充実してきました。さあ、今年も頑張らなくちゃ!

2006/12/17

新月伐採講習会in福島

20061217_104625578 NPO新月の木国際協会から依頼を受けて福島県郡山市で新月伐採の講習会を開催してきました。といっても私が開催した訳ではなくてNPOの会員からの要請で講習会が開かれてその講師として行ってきたと言う訳です。

私が担当するのは新月伐採の過程の中でNPOが定めている「現認制度」についての仕組みを説明する事です。NPOが今まで行ってきた活動の中でちょっと特徴的なのがこの「現認者制度」です。詳しい説明はここでは出来ませんが分り易く言うと木を伐採する時に第三者として伐採に立会いその木が何時、何処で、どういう環境や状態で伐採されたかを記録し最終的にその木を利用する人にそのデータを提供するのが現認者の果たす役割です。

 最終的に利用する人が木の研究者ならその研究データとして貴重な資料となるし家を建てる人ならその家で使われた木がどういう場所でどういう状態で立っていた木かを知らせる事により安心感を与える事が出来ます。つまり木の履歴保証人とでも言えば良いのかも知れません。

 最近、「新月伐採木で家を建てます」というキャッチフレーズが全国的に広がってきて月と木の関係が注目されてきました。その事自体はとても良い事だと思っています。つまり、このエコロジー流行の社会現象の中でやっと木についても感心を持ってくれる人が増えてきたという事です。地球上に生息する全ての生き物は少なからず月や太陽の影響を受けています。そんな当たり前の事も人は忘れてはいないでしょうか?若しくは「制御出来る」と思い上がっていないでしょうか?私たちが食べる食物も全て自然界の環境に影響されています。私はその世界には人が立ち入ってはいけない自然界のルールが存在するように思います。

 新月伐採木も全国でエコロジーの旗手としてもてはやされる様になりましたがまだまだ解明されなければならない事が山ほどあります。NPOではその為に様々な研究機関と共同研究を継続し全国の会員達も自分達のレベルで出来る色々な試みを行い、その結果を定期的に報告しています。

 最近は企業として「エコ」という言葉は大変な市場をもつ魅力的な言葉になっているようです。それはそれとして素晴らしい事だとは思いますが私はそれが商業活動として利用される事には少し危惧を感じています。以前も書きましたがグローバルな視点で考えないと本当のエコロジーは見えてこないんじゃないかと思います。

 私は地元でNPO八ヶ岳南麓景観を考える会というNPOにも参加しており「森つくり」という分野を担当していますがそのイベントでも山に入って間伐をすると参加者の中に「木を伐ってしまうんですか?」と異論を唱える方が時々出てきます。人が山の自然に関わってしまうという事は最後まで責任を負うという事です。それが嫌なら全く関わらないしか有りません。自然林として立ち入りを禁止し自然界の法則にのっとり自然淘汰されていく森を見守るのが最善の策となります。しかし、今の現状で多くの人達が自然と共に生きる事を希望し里山に住む以上、自然の山とうまく共存する方法を模索するしか手はないように思います。出来るだけ自然界に自分達が住む事による影響を与えないように配慮するしかないと私は思います。

 新月伐採木はその木がもつ自然の力を最大限に引き出そうとするものです。どうしても「新月伐採木」という言葉の響きがよいものでその言葉だけが一人歩きしてしまいがちですが実際は「木が月にどのように影響を受けて育っているか」「どのような条件で木を伐採し製品化すれば木が本体持つ性質を損なわないで環境にも悪影響を与えないですむか」を考えた活動を指した言葉なのです。

 もっと分り易く言えば樹齢100年の木を正しい時期に、正しい状態で伐採すれば良質な木が得られて、そしてその木が100年腐る事無く利用出来れば木の体内に蓄積されたCO2が空気中に拡散せずに済み、再びその次の木が100年間その体内にCO2を蓄積し酸素を大気中に造り出してくれる更新の時間を稼ぐ事が出来、地球温暖化を防ぐ事が出来ます。この地球上でCO2を蓄積出来る大きな希望は海と木なのです。そういう意味で「新月伐採木」は大きな希望を与える事ができる可能性(あくまで可能性です)を秘めていると言えます。但し、希望は希望であって正しくそのメカニズムを理解する事が必要です。そういう意味で単にエコの旗手として商業化に利用される事に注意しなくてはなりません。もっと時間をかけてじっくり解明していく必要があると思います。

 新月伐採木には私はとても魅力を感じていますし月と木の関係についても切っても切れない関係がお互いに有るだろうなと思っています。多くの方達に新月伐採木の事を正しく理解して貰うために自分が知っている事を今後も伝えていこうと思います。ふ~今日はとてもマジメな事を書いたな~ちょっと疲れました。終わり・・・

2006/12/07

喋る機械達

最近の住宅に置かれる機械達はよく喋る。例えば自宅のボイラー、昨年壊れてはいなかったけど15年経ったのを機会に取り替えた。このボイラー君いやボイラー嬢、親切に色々教えてくれる。曰く、「お風呂が沸きました。給湯栓を閉めてください」あるいは「給湯温度を○○度に変更しました」と色っぽく?話しかけてくれる。う~んマアこの位ならまあイイカと思っていた。可愛い声だし・・それなりに便利だし・・・と思っていた。

 先日、とあるお宅の便所に入った。入ると直ぐ便器の蓋が自動的にパカッと開いた。マア、最近の便器は全自動のフル装備になっているのでこれ位は当たり前になっている。ウンそうかそうか、便利だねと思い納得して用事を済ませた。すると・・・今度は何だか音楽が鳴り出した。どうやらこれはトイレでリラックスする為の工夫のようだ、もしかしたら用を足すときの音を消す効果もあるのかも知れない。フムフム色々工夫されているな。と思ったがフト便器を覗くと何だか怪しい照明が点いて便器の中を照らしている。ウ~ムここまでしなくても・・と思うけど機能が付いているのだからしょうがないよね。

 このまま世の中が進んでいくときっと朝起きたら「オハヨウございます。電気を点けました。コーヒーを煎れておきました」何て事になり、「口を開けて下さい。歯を磨きます」なんて歯磨きロボットが出てきたりはしないだろうか。そんなバカナと思うかも知れないけど意外と現実になるかも知れない。

 そうなるときっと人間の手足なんかはすっかり退化してしまって短くなって寝たきりになんかなってしまって全てロボットがしてくれるようになるのだろうな・・・

人間はコンピューターのキーボードだけ操作していれば良くなってどんどん運動能力は退化していくのだろうな・・・

 オソロシイ、オソロシイ・・・この喋る機械達、以外と落雷に弱い。昔のシンプルな機械達にはICが組み込まれていなかったのでそうでもなかったけど今の機械には皆ICチップが組み込まれていて落雷による地絡電流がこのICチップを焦がしてしまうのだ。つまり意外と天変地異に弱いと言う事・・やはりシンプルイズベストと言う事だろうか・・・人間もシンプルが一番、私は農家のお百姓さんが世の中で一番エライと思っている。

2006/08/21

新月伐採木研修会 IN 水窪

Sinngetu 先日、静岡県浜松市水窪(みさくぼ)町で新月伐採木のセミナーが開かれ私もスタッフとして参加してきました。水窪町は昔から木材の町として豊富な森林資源に囲まれた緑豊かな町でしたが近年の国産材の需要低下に伴い当地でも製材業は苦しい状況に追い込まれていました。

 この地で新たに新月伐採木を利用した国産材の拠点つくりが始まりました。私の加盟している「NPO新月の木国際協会」でもこの活動を何とか支援しようじゃないかという事で今回は2泊3日のイベントを開催する事になりました。私は仕事の都合で初日しか参加できませんでしたが講演会やセミナーには全国から60名を越す方が集まり盛会になりました。私は現認者(新月伐採木の伐採に第3者として立会い確認し木のデータを取る人)の担当としてセミナーで少しそういう話をさせて頂きました。

 いつも思うのですが国産材をとりまく環境に厳しいものがあるのは全国的に同じ状況なのに皆さんいつも明るく熱心で意見を交換し、時には熱く議論が展開される事もあります。それでも皆、木に関する仕事に喜びを感じている人達ばかりなのでどうも気持ちは同じ方向を向いているという連帯感があり気持ちの良い人達ばかりです。今回もセミナーの後の交流会では全国から集まってきた人達と色んな情報交換をさせて頂き、私なんか「へえ~そんな事までしてるんですか!」と驚く事ばかりでした。

 石川県から来られた方は現在、満月伐採木と新月伐採木の両方の木を試す為に2艘の和船を造っておられて毎晩、仕事の終わった後に交代で少しづつ造って今週末やっと満月伐採木で造った和船の就航式をするそうです。福岡県からこられた方はすごくこだわりをもって家作りをされている方でその裏話なんかを聞かせて頂いて私は感心ばかりしていました。世の中には色んな人がいるものです。私なんかはまだまだですね。

 今後も全国でこのような新月伐採木に関わるイベントが開かれていく予定で私も都合が付く限りお手伝いさせていただくつもりです。皆さんも興味がある方は是非、ご参加下さい。

 ところで初めて「新月伐採木」の事を聞かれた方の為に少しお話すると、新月伐採法とは日本でも古来から行われていた伐採方法で冬の新月の時期に伐採された木は虫が付きにくく割れにいと言われています。更に伐採した木を葉をつけたまま山で天然乾燥し葉が枯れてから出材します。そうすると先程いったような良質の木が得られます。近年オーストリアのエルヴィン・トーマさんがこの事を記した本をドイツで出版しベストセラーにまでなり日本でも日本語訳の本が出版されてからこの新月伐採木が見直されて来ました。私達はこの木の科学的な検証を行いながら新月伐採木のもつ神秘的な魅力を多くの方に知って貰う活動を続けています。

2006/05/01

2006ログハウススクール

Sukuru_1 今年もログハウススクールが始まりました。私とログハウスとの関わりも20年程前に当時のログハウススクールを受講したのがきっかけでした。その頃はまだチェーンソーを使ったスクールではなく丸ノコとノミを使ったスクールで、使用する木も太鼓挽きした小口径の唐松でした。その後、丸太も大きくなりチェーンソーを使用するスクールが始まり再び2度目のスクールを受けに行きました。それから早くも20年の時間が過ぎてしまいました。20年の歳月の間に同じようにスクールを受講した生徒は老若男女100数十名になると思います。多分・・・数えて無いのでよく分りませんが1週間コースが年2回のペースで実施してきたので多分少なくても100人は越えていると思います。

 卒業生の中には今でも年賀状や暑中見舞いを下さる方や八ヶ岳を訪れる事があると寄って下さる方、中にはスクールを卒業してそのまま居ついてしまった方等色々な方がいます。昨年、受講された卒業生の中には実際に自分の山の木を伐りだしてログハウスを造っている方もいます。何も受講生は全員男と言う訳でもなく女性の参加者も居られましたね。たくましかったです。私は今でもこのスクールの校長先生という事になっていますが実際の実技はスタッフに任せて全体の構成と夜の講義が私の分担する仕事になっています。何せもうチェーンソーは触らせて貰えませんから・・・自分の家の薪割り位にしか使ってないですからすっかり錆付いていますので・・

 最近はもう余り多くの参加者が集まることは少なくなりましたが昔は一度に10人近い受講生が集まりスタッフも3人専従で付けないとこなせない程、盛況だった事もありました。様々な年齢や職業、目的の人達が集まるので毎回、色んなカラーが受講生の間に芽生えます。生徒さんの中に率先的に引っ張る人がいるとどうしてもその人が中心的な存在になりますし、仲間達数人で参加する方がいるとその方達はまとまって行動するようになります。ある程度年齢がいかれた人生の先輩達が多く集まるとこれが又、大変・・作業中に注意しても何せ人生の先輩ですので注意を聞いてくれる事も無く「我が道を行く」という感じであきらめざる得ないという事もママありますね。

 しかし、とにかく皆さん貴重な自分の時間と費用を費やして参加して来ているので自分もそうだったのですが楽しくせめてスクールに参加している間だけは自分がログビルダーになったつもりで普段の自分の置かれている生活環境を忘れて作業に没頭して欲しいと願っています。だから、皆さんスクールの最終日は八ヶ岳の里山の作業小屋から再び都会の厳しい環境に戻られるのに何となく寂しさを感じられる方が多いようです。今年のスクール生は4名です。内、1名の方は去年につづき2年連続の参加です。1週間、体調に気を付けて精一杯ログビルダーの気分を味わっていって下さい。Sukuru2

2006/04/24

森つくりの達人講座

Moritukuri 地元で一緒に活動している「NPO法人八ヶ岳南麓景観を考える会」のイベントとして私が担当している「森つくりの達人講座」が開かれました。この講座は2年間を通して森つくりに関わって頂いて、森つくりとはどういうことなのかを身をもって体験して貰おうというカリキュラムになっています。もともとの言いだしっぺなのでかれこれ4年程関わっているのですが色んな方が参加してくれて多くのものを得ています。

私自身は偉そうな事言ってますが木の事は何にも知らないのに耳で聞きかじった耳知識で知ったかぶりしているだけなのですがそこはそれ、私は何も出来なくても毎回、その道の達人の方に講師として参加して頂いて私はそのコーデネイト(こう言うと何だか格好いいけど要はお手伝い・・・)をさせて頂いてます。

 今回の講座は限定20名の予定で参加者を募ったのですが会員を含めて31名の方が参加してくれて盛況のうちに無事修了しました。1日目は「里山の自然と農業」について講師の方に講演して頂いた後、近くの森に入って自然の様子を観察して貰ったり、築130年の地元の古民家で古民家の歴史を聞きながら食事をして貰いました。2日目は実際に森つくりを今後進めていく森に入って作業用の小道を作って貰いました。予定では2時間程かかる作業だったのですが30人もいると作業も早く終わってしまい余った時間で自己紹介をして頂きました。

 自己紹介では何故この講座に参加したのかその動機や八ヶ岳への思いのたけを話して頂いて、それぞれの方の森への思い入れが伝わってきて本当にこの講座をやって良かったと感じました。4年間やってきて様々な意見も出ましたが私はまず兎に角1人でも多くの方が森に実際に入って貰って何らかの作業に参加する事に意義があると思っています。そこから第一歩が始まると思っているのです。色んな方が参加されるのでそれぞれの思いは皆さん様々ですが一緒に森の中で汗を流してみて感じる事が必ずあると信じています。

 毎回、終わるとぐったりでもう辞めようと思うのですが時間がたつと又、やりたくなるのが不思議なんですねエこれが・・・そうはいっても2年間やると宣言したのでとりあえず2年間は休まずスタッフとして役割を果たして行く予定ですので、皆さんこれからも宜しくお願いします。

2006/03/12

新月の木を考える

060311 2日間に渡り東京で新月の木に関わる会合が開かれて北は北海道から南は九州福岡まで全国からこの活動に何らかの形で参加されている方達が集まり熱い思いを話合いました。この写真は1日目を終え2日目の午前中の会議の模様です。前日、時が過ぎるのも忘れて結局、酒を飲みながら日付が変わるまで話をしましたがそれでも話は尽きず、この写真のように改めて別の会議室で話題を変えて議論をしてきました。

毎度毎度の事ですが木及び山に関わる人たちの思いはいつも熱く真剣で私は聞いていていつも関心してしまいます。それだけ日本の山の現状は厳しい状況があり今、何とかしなくてはという思いが皆さんの心にあるように思います。同じように設計事務所や工務店側の人たちもどうやったら本当に良い家が「造れる」のか、どちらかというと我々の会に参加されている人達はどうやったら「売れるか」ではなくどうやったら健康で長持ちする家が「造れる」のかにこだわっている人達が多くて「そこまでやってんだ!」って思わされる話が多くていつも勉強になります。

勿論、建築とは全く関わりのないメンバーも多くてそういう方達の話にもいろんなヒントが隠されていて凄く為になります。私にとって多くの方達との交わりが何ものにも代えがたい財産になっています。今回、私は司会という立場で参加させて頂きましたがまた、新しい多くの出会いがありました。今後、この出会いがどういう風に自分に変化をもたらしていくのかが楽しみです。

2006/03/04

与作ツアー0602

0602 今年2度目の与作ツアーが天竜で開催されて私もお客様と一緒に参加してきました。というか私は新月伐採の現認も兼ねて履歴を取ってきました。現認というのは伐採された木の立っていた森の状況や木自体の生育状況(樹齢、樹高、葉のつき方、曲がり、傷等)を1本1本記録してその木が最終的に利用されるまでその情報を開示するものです。最近、食品には当たり前になった産地表示をもう少し詳しくしたようなものですね。

今回の参加者は15名程でしたがみなさん熱心に伐採体験したり倒される木の迫力を噛締めておられました。樹齢80年を超える杉が主体でしたがその巨体が倒れる瞬間に上げる悲鳴のような音に皆さん驚かれていましたね。私達よりはるかに先輩の生物の命を頂いて家の部材に変えようとするのですからその命の重さを実感して大切にその命を受け継いでいかなければならないと知らされる瞬間です。当社のお客様もわざわざ会社の仕事を終えてから真夜中に現地に移動されて参加されましたが、それだけ関心を持って参加されるという事は山で仕事をしている人間にとってはとても有り難い事ですしもっと早くこういう努力をしてこなければならなかったと思います。

今後もこういうイベントがある限りバックアップしていきたいと思います。皆さんもよかったら是非参加してみて下さい。

2006/01/29

与作ツアー

今日は今年最初の新月です。それに合わせて昨日、天竜で新月伐採の体験ツアーが行われ私もスタッフとして参加してきました。ツアーの名前は「与作ツアー」と言います。「与作が木~を伐る~ヘイヘイホ~・・・」の与作です。毎年、新月伐採が行われる10月頃から2月頃まで参加者を募って実施しています。昨年は1000人程の方が山に入ったそうです。

今回は約25名程の参加者で子供連れの家族が居たり設計事務所の所員がいたり、これから家を建てる方が自分の家に使う木を自分達で伐採したくて参加したり様々な人達が参加していました。私の方も今回は雑誌社の取材を兼ねて新月伐採に立ち会って「現認」という伐採した木の履歴を記録する仕事の為もあって参加しました。

午前中は山に入って参加者が見守る中、7本の樹齢85年~90年生の杉の木を伐採し昼頃、2 山をおりて皆で昼食をとってわいわいと懇親会を兼ねて色んな話をして後、解散となりました。

私は前日から宿泊して当日の用意と雑誌社の取材の段取りをして待機していましたが毎回、多くの方達が楽しそうに山に入るのを間近に見てきて段々、こういう活動が広がって行けば山も活性化するだろうなと思います。

今年の新月伐採もまもなく終了となります。伐採が終わると今度は昨年伐採して山で葉枯らしをして乾燥させていた木の搬出が始まります。山の木が生まれ変わって又、新しい息吹が芽生えるまで長い年月を必要とします。この繰り返しが未来の子供達の希望に繋がるのです。

アシストのHPへ
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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