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2009/10/24

皮下腫瘍摘出手術

 長いこと後生大事に背中に背負っていたオデキを取ることにしました。もう3年程前、フト気が付いたら背中にポツッと小さなオデキが出来ていました。その時は余り気にも留めずに「いつか潰してやろう」位に思っていました。実際、一度思いっきり指で潰してみたのですがこれが上手く潰れなくて返って悪化してしまいました。

 その後は挫折して暫らくほっといたのですが気が付くと段々、大きくなって気持ち悪くなってきました。大きさとしては直径3cm位のどら焼きみたいな形をしてるのですが何となく皮膚を引っ張られているようで気になり始めていました。

 昨年、健康診断で近くのクリニックにお世話になった時についでに先生に診てもらい「先生、切ってくれませんか?」とお願いしたら「悪いもんじゃないし置いといたら」何てよく分からない事を言われ、それでも気になるので「やっぱり先生、切って下さいよ」と再度お願いしたら、「それじゃ手術になるから予約して貰わないといけないな」と言われ、「う~ん、予約しなくては駄目なんですか?それじゃ又にします」何てこれも訳の分からない返事をして又、そのまま放置する事にしてしまいました。

 それから1年、今年は健康診断で別の総合病院にお世話になることになりもうこれが最後と思い内科に掛かったついでに外科に回り手術を申し込みました。患部を診て頂いた形成の先生は若い先生でしたが快く手術を引き受けてくれてその2週間後に手術が決まりました。

 手術当日、午後一番からの予約だったので午前中、普通に仕事をして午後から病院に行きました。予約した時間に受付に行き待合室で待っていると直ぐに診察室に呼ばれ中に入ったらもう手術の用意が出来ていました。

 「それじゃ服を脱いで下さいね」と看護婦さんに促されて上半身裸になって診察台の前に所在無く立っていたら先生曰く「う~ん、どうしようかな?首に近いから診察台に乗る?それとも横になってやる?」と聞かれ「先生、どっちでもいいですからすっぱり切っちゃって下さい」とお願いして診察台の上にうつ伏せに寝ることに勝手に決めて上がり込みました。

 「それじゃちょっと患部に切る形を書きますからね~」といわれなにやらマジックみたいなもので背中に何か書いている感触が・・・「じゃあ、麻酔注射打ちますからね~、痛いですよ~、痛いけど我慢して下さいね~痛いですよ~」「先生、痛いのは分かったから早くやっちゃって下さい」プスッツと注射を打たれ何ヶ所か刺しているうちに段々、感触が無くなってきました。

 そのうちに看護婦さんが「先生○○は3.5、○○は4.0でいいですか?」「う~ん○○でいこうかな~」なんて会話が聞こえてきて「はいっ、それじゃそろそろ切りますからね~」と言われたけどもう感覚は無いので後は何とでもしてくれ状態。

 その内に病室に次々と緊急電話が掛かりその度に看護婦さんが「先生、○○養護学校からで生徒が転んで顎を切ったそうで緊急で診て欲しいそうです」「分かりました。後、何分程で到着するか聞いといてください」又直ぐに「先生、今度は○○小学校からで一輪車で転んで顎を切ったそうです」「は~い。分かりました出血は止まっているか確認してどの位で到着するか又、聞いといて下さい」聞いてた私は「先生、今日はよく顎を怪我する日ですね」等と余計な事を話してうちに先生何故か「う~ん、ヨイショ、ヨイショ、これでいいかな?」となにやら傷口を縫っている様子。

 どうも最後の仕上げに入っていたようでこの先生、若くていかにも優しそうな先生でやたら手術中に「ヨイショ、ヨイショ」と独り言を言われる。それが何だか可笑しくて仕方ないのだけど笑うのは失礼かと思い、手術中ぐっと笑いをこらえいました。

 「はいっいいですよ。終わりました。この後、デカイ絆創膏を貼っておきますからね」と言われ本当にやたらデカイ絆創膏を背中に貼られ「はいっ終わりました。服を着ていいですよ」と言われ手術は無事15分程で終了。

 看護婦さんから「それじゃ廊下で待っていて下さい。説明しますからね」と言われ、服を着て廊下で待っていたら看護婦さんがカルテを持ってきて「はい、それじゃ切り取った腫瘍見ますか?」「見ます、見ます」というとビンに入った切り取った腫瘍を見せてくれた「デカッ!」と驚くと「この瓶は横から見ると大きく見えますからね。下から見ると実際の大きさに見えますよ」と笑われ、瓶の底から見上げるとそれでも予想より大きかった。

 「はいっそれじゃ今日は痛み止めの薬と炎症防止の薬が出ていますからね。炎症防止の薬は必ず飲みきって下さいね。痛み止めは痛いときに飲んで下さいね。それから3日間はお風呂我慢して下さい」と説明を聞き漸く無事、無罪釈放となりました。やれやれ良かった良かった。

コメント

もしかしたらエイリアンの子供かもしれませんよ! と思って映画エイリアンをもう一度ご覧になってください(爆)  冗談はさておき、イボやほくろをレーザーで焼くという方法が最近流行っていますが、知り合いの皮膚科の先生は切除を勧めておりました。と言う意味でも切除でよかったと思います。問題は原因ですね、、、
最近宇宙船に近づきませんでしたか?^^

皮下腫瘍の摘出手術ですか・・・良かったですね。取っちまうのが事は早いです。

切除は、メスなのですね・・・得意のチェーンソーワークでバリと一発でと言う訳には行かないですね。

僕のは、取れません。右膝の左側に4cmぐらいのコブがあります。もう、7年ぐらい飼育しています。先々週、MRIの検査を受けた結果、神経鞘腫というらしく、切除は膝下の感覚が一部なくなるというので、放置することになり、半年に1回の検査になりました。それ程成長は早くないので、あと何年か飼うことになりました。

看護婦さんは可愛かったでしょうね? これが病院やお医者さんに行く(決める)大事な楽しみの一つです。

泉原原人さん
そういえばそういうシーンがありましたね。背中を食い破られる前で良かった(笑)

八横富士さん
そうですか、結構長い事飼ってますね。そのうち出て行ってくれる事を願いますね。
看護婦さん?う~ん微妙かな~言うなれば看護婦さんというより看護士さん?これで察して下さい。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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