雑記帳 Feed

2023/10/30

アーバンベア

 日々大分冷える日が多くなって、廻りの木々も色づきだしてきました。そんな毎日の生活の中で耳にするニュースのキーワードでアーバンベアと言う言葉を耳にしました。

 これは日本語にすると「都市型のクマ」とでも言うのでしょうか。ここ最近、特に今年は多く見られている里に下りてくるクマを指す言葉のようです。

 元々彼ら野生生物たちは人間は怖いものだと認識していたので敢えて危険を冒して人里に近づく事は少なかったと思いますが、今年は猛暑の影響もあり森の木の実が不作で食べ物を求めて山から下りてくるようなのです。その彼らの行動を観察していると獣除けの花火や車の音がしても、そのまま食事を平気で続けるのだそうです。以前ならばそういった人の気配を怖がって逃げてたのに、すっかり慣れてしまい自分達に害が無いと学習してしまったようです。そんな彼らを指す言葉が「アーバンベア」のようです。

 イヤハヤ何とも困ったものですね、森に十分な実りが有り彼らが森から降りて来なくても良い丁度良い距離感のある素敵な森が増える事を切に願う今日この頃です。

2018/01/27

ウッドストーブのある暮らし

 先日、雑誌の取材依頼がありウッドストーブ愛好家が集まりその魅力を話し合う機会がありました。バスにのって取材場所のウッドストーブが設置された素敵なログハウスに行くと既に数人の方が集まっており早速、撮影と取材が始まりました。

 近年、ウッドストーブを暖房の熱源として取り入れる方が増えて来て、それはとても良い事だと思っています。

 東日本大震災の折にもここ八ヶ岳は丸一日停電し、とても寒い思いをしました。幸い私の家にはウッドストーブがあったので暗い家の中でもウッドストーブの暖かさと炎の優しい明りにどれほど助けられたか分かりません。

 文明が発達した世の中では電気の恩恵に頼る部分が多くて、そのライフラインとなる電気が絶たれるという事が中々想像出来なくなってきています。しかし東日本大震災は実際にそういう事が起こりうるという教訓を我々に教えてくれました。

 その後、電気に頼らない熱源という事でウッドストーブの魅力が見直され森の再生という観点からも地方自治体がその普及に力をいれた事も有りウッドストーブの需要が増えてきました。

 私も普段は多くの時間をパソコンの前に座りネットや図面作成に費やしています。普段の生活の中で自然や森の事を実感する事が段々、難しくなってきています。

 しかし唯一、森の中で倒れた木を頂いて玉伐りし斧で薪割りする時間はその恵みを実感できる貴重な時間となっています。便利さに溢れた現代社会のなかで唯一、薪割りという作業は直接自分の生活を守るために必要で、自分の肉体を使い額に汗をかき行う楽しい時間です。

 全ての仕事は何らかの形で社会の為になり貢献しているのですがその実感を得る事は中々難しいものです。しかし、この薪割りだけは唯一自分の生活を守るために自分がしなければならない仕事だと実感できます。多くの方がその魅力を知って森の再生につながるその意義を実感出来れば良いと思っています。

2010/02/20

オリンピックのアスリート達

 バンクーバーオリンピックが始まりましたね。冬のスポーツが余り得意ではなかった私にとって冬のオリンピックに出場するアスリート達は本当に凄いなと思います。スピードスケートやスキージャンプ、スキー滑降(昔は大回転なんて言いましたよね)クロスカントリー、フュギアスケートなんていうオーソドックスな競技に加え最近はスノーボードハーフパイプ、カーリング、何かが人気が出て多彩になってきました。

 フュギアスケートなんて一見可憐な美しい競技に見えますがアスリート達の強靭な筋肉に裏付けされたハードな競技ですよね。こういう競技は中々他にはありませんね。男子は4回転、女子は3回転が出来ないと高い得点が得られないようにそのレベルも年々上がっていきますがよくあんなにクルクル廻れるものです。

 そんな中にあって今回はスキージャンプやスピードスケートに30歳を越えるベテラン選手達が参加しています。4年に1回のオリンピックに3回も4回も出ると言う事は12年~16年間もトップアスリートとしてやっていなくてはならないと言う事で、それはとてつもない努力の積み重ねであろうと思います。

 私なんか高校生まで陸上選手をしていましたがそれでも結構大変だったのでトップレベルを維持していくことがどれ程大変かは少し分かるつもりです。私のレベルでは高知大会に出場するのがせいぜいで、良くて四国大会出場レベルで全国大会なんてとてつもない選手が出る大会だと思っていました。それがオリンピックとなると日本代表でしょ!それはとてつもなく大変な事ですよね。少なくても私はそう思います。

 今回、スピードスケートで15歳?でしたっけ?最年少の少女が出場し参加選手中最下位でした。しかし私にとって「オリンピックに参加している各国代表選手の中の最下位でしょ」と思うのですが彼女にとって、というかトップアスリートにとって参加する以上少しでも上位を目指すのは本能のようなものでトップアスリートの性みたいなものでしょうか彼女は悔し涙を流しました。10代の選手が国の代表選手としてオリンピックに参加するということは凄い名誉だと私は思います。

 特にメデイアの方達は是非、そういう選手を日本の代表選手として称えて欲しいなと思います。報道の中で特に気になるのは「○位に終わりました・・・」という姿勢、あれは何を意味しているんでしょうね。「終わりました」イコール「残念でした」という意味でしょうか?アスリート本人が「残念」というのは凄く分かります。しかし、それを伝える人間が「○位に終わりました・・」というのはそのアスリートにとって凄く辛い事です。言われなくても本人が一番悔しいのですから・・でも彼等は日本を代表する選手達です。例え実力を発揮する事が出来なくても支えて上げて欲しいと私は思います。それでなくても国の代表というプレッシャーを背負って出ているのですから。

 私にとってオリンピックに出る事が出来る選手というのは凄い選手なんです。だから堂々と「世界○位になりました!」と言って欲しいですね。昨日もカーリングの中国戦の中で試合には負けてしまったのですがその勝敗を分けた原因を両国のスキップと呼ばれる選手の力量の差であるような報道がありましたがあれは本人にとってとても辛い言われ方なんです。

 そんな事は言われなくても本人が一番、感じている事なんです。彼女達は紙一重の微妙な駆け引きの中で競技を行いトップアスリートであるが為にものすごい高いレベルで戦っています。そんな戦いの最中に指揮官を非難するような解説は聞いていて「分かってないな」と感じます。少しでも自分の限界までスポーツをした事がある人間ならきっと分かると思います。私の目には今回のカーリング競技に関してはどの国が勝ってもおかしくないレベルで戦っていると思います。

 オリンピックに日本代表として出ている選手達は本当に間違いなく日本のトップアスリート達なんです。そりゃ金メダルが取れればそれに越した事はないけど例えメダルが取れなくても選手達が日本のトップアスリートである事に変わりはありません。頑張れ日本のトップアスリート達!

2008/08/03

深夜の決闘

深夜、今日もなんやかやで風呂に入るのが遅くなった。やっと熱い風呂につかり一日の疲れを癒そうと湯船に体を沈める。目をつぶり心地よいお湯の温かさにうっとりとした後、ゆっくりと目を開けると視線の端に何かが動いた。我が家は丸太小屋なので風呂も丸太で出来ている。その隅っこにジッと佇む小さな黒い点が瞬間、僅かに動いたのだ。

 イタッ!今日も奴が我が家の片隅に佇んでいる。グロテスクなその姿は全身が黒と焦げ茶の縞模様で地の果てから這い出してきたような格好をしてジッと体を縮めこちらの動きを探っている。長い手足、特に自分の体の3倍はあろうかと思われる後ろ足はその体の大きさに比べて異常に長く、その足を二つ折りに畳みジッと体を沈めてこちらの気配を探っている。緊張した時間が流れる。いつもの事だ。こちらが攻撃する気配を見せると奴は類まれな跳躍力を駆使し恐ろしいスピードで飛び掛ってくる。絶対、こちらの意図を探られてはならない。何せ、こちらは素っ裸だ身を守るものは何もない。一瞬で倒すしか勝ち目はない。何食わぬ顔で体を洗う。とりあえず何か対抗する武器が必要だ。手にした体洗い用のタオルに石鹸をこすりつけ体を洗いながら目の端にジッと奴の動きを捉える。大丈夫だこちらの意図にまだ気が付いていない。チョコチョコと小刻みに移動しながら脱出経路を探っているようだ。

 体を洗い終わり全身にお湯をかけて残った泡を洗い流す。これからが勝負だ。こちらがちょっとでも不審な素振りをみせたら負けだ。あっという間に奴はこちらを飛び越えていくだろう。体に付いた泡をすっかり洗い落とした後、洗面器の中のお湯を流し終え、手にしたタオルを硬く絞り出来るだけ水分を抜いて強度を増し、振り回しやすい形に整える。もう一度、奴の位置を確認する。チャンスは何度も無い。ダメだ位置が悪い。一撃で倒すには近くの丸太の壁が邪魔だ。もう少し奴が出て来るのを待つしかない。とりあえず動きを止め、座ったままじっとチャンスを待つ。奴もどうやらこちらの動きの変化を察知したらしくジッと止まって様子を探っている。

 お互い目線を合わす事無く静寂な時間だけが過ぎていく。何秒経ったのだろう、静寂に耐え切れなくなって奴が動いた。今だっ!右手に持っている硬く絞り二つ折りにしておいたタオルを奴の上に叩き下ろす。一瞬、奴の動きの方が早くタオルが振り下ろされる瞬間、体を右にかわし姿が消えた。目にも止まらぬスピードだ!アッという間に高く跳躍し姿を消す。素早く辺りに目を移す。イタッ!足元に迫っている!素早く第2次攻撃をかける。これも一瞬、奴の動きがこちらを上回りギリギリのところでかわされ左に飛んだ。

 しかし、今度は跳躍する奴の姿を一瞬捉える事が出来た。着地した瞬間が勝負だ。さすがの奴も着地してから次のジャンプを決めるのに若干のロスが生じる。その一瞬、奴の動きが止まる。全身の力を振り下ろす腕に集中し狙いを定める。

 バシッ、鈍い音がして一瞬、静寂が訪れる。そばには白い腹を上にして長い手足をそれでも動かす奴の最後の姿が横たわっている。私は洗い場の排水の蓋を外し洗面器に湯船のお湯を汲み奴の死体に注ぎ、排水口へとゆっくりと流し込む。

 ふ~、これで良し。今日の戦いも終わった。外から女房が「どうかした?」と声を掛けてくる。「何でもないよ~」と俺、これで後から入ってくる女房の叫び声を聞かずに済む。何せ、女なら誰でも入浴中に奴の姿を見かけると叫びたくなるもんだ。これからも奴との戦いは続く・・・・

2008/05/27

2008第3回八ヶ岳高原サイクリング

 今年も八ヶ岳高原サイクリングが開催され、いつものように私もスタッフとして最後尾の「リタイヤお助けカー」を運転する役目を果たしてきました。

 今年で3回目となるこの大会も年々、充実してきて今年も多くの参加者が全国から集まってきました。この大会の特徴はタイムを競うのではなく八ヶ岳高原の自然を満喫しながら高原をゆっくりとチームで楽しんで走って頂こうというもので今年も小学校2年生の女の子から72才の男性まで幅広い年齢層の方が八ヶ岳高原をサイクリングされました。

 生憎の小雨模様の天気でしたがこういうアウトドアイベントに天候の変化はつきものですから愚痴をいってもしょうがないのです。いや、むしろ悪天候の時はそれなりに別のドラマが生まれたりしてそれはそれで良い思い出になったりします。

 今年のドラマをいくつか紹介すると先ず、雨が上がり脱いだカッパを収納した袋が自転車の前輪に絡み付いてしまい、前輪がロック!その結果は空中を見事一回転し自転車はスプロケットが壊れて走行不能、被っていたヘルメットは割れるという事態になりながら本人はかすり傷と打ち身で大事に到らず、通り掛かった我がお助けカーに収容されて車中の人に・・・「いや~これで今日のヒーローはアナタに決まりですね~」「・・・・」「いや、何て言っても一回転した男ですから絶対話題は独占ですよ」「・・・・・恥ずかしい」「そんな事ないですよ。かすり傷で生還したんですから絶対ヒーローですよ」「皆に言われますよね・・・」「絶対、語り継がれます。いや、私が語り継ぎます」「恥ずかしい・・・」「来年もきっとリベンジに来て下さいね」「絶対きます。私、自転車にのってまだ間がないんです。これからもキット来ますから」「お待ちしています」ってな会話が車中で交されてこの一回転された方は先にゴール地点の温泉にお送りしました。

 もう1人のヒーローいやヒロインは最後尾で完走した今回の最年少、小学校2年生の女の子。途中、何度も止まっては「リタイヤか?」と思いましたがとうとう最後まで走り抜きました。口を真一文字に結んで必死で走りました。いやいや女は強いという歴史的事実がここにも実証されました。きっと、この子は将来つよ~い子になるんだろうなと確信しました。

 今年も様々なシーンを生み出した八ヶ岳高原サイクリング、来年はあなたも参加されてみては?って実は私の方が参加者になりたい・・・

2008/05/19

再?新婚生活

20080519_085328734写真と記事は関係有りません)

 子供達が巣立って夫婦二人での生活がスタートして3ヶ月、時々子供達も帰ってくるものの基本的には二人で過ごす時間だけが圧倒的に増え、夫婦二人の生活も少しずつ変化して来ました。思えば結婚してすぐ子供が出来たから子供に囲まれた期間が28年、突然それが無くなったのでそりゃ生活も変わらざる得ない。

 何が変わったかというと先ず、お弁当はもう終わりという事にした。子供達のお弁当と私の弁当を含め20年近くお弁当作りをしてくれた女房殿に「もういいよ、終わりにしよう」とある日告げて「もういいの?」という女房に「もういいんじゃない。長い事作ってきたんだからもう終わりにしよう」と宣言しその後、それでも時々は作って貰ってはいますが基本的に終了宣言をしました。女房はそれで少し朝の時間が出来る様になって喜んでいます。

 それから休み・・・私は基本的に土・日曜日にお客様が多いので休まない事にしていましたがこれからは出来るだけ女房の休みに合わせて休む様にしました。そうしないと本当に二人で過ごす時間が全くすれ違いのままになってしまうので・・今までは犬1匹、猫3匹、人間の子供3人がウロチョロしてたので特に1人になるなんて思ってもいなかったけどこれからは基本的に二人暮らしになるので出来るだけ二人の時間を共有するように努力しないと本当にすれ違いになってしまいますからね。そうは言ってもやはり土日は仕事で出掛ける事が多いんですけどね・・・

 我々夫婦が出会ったのが19歳の時、出会う前からの人生の時間の倍近くを二人で過ごしてきた事になります。今までも色んな事があったけどそんなに大した事件もなく過ごしてきた夫婦二人の生活・・これからは又、色んな事を試しながら新しい新?婚生活を探っていかなくてはと思うこの頃なのでアリマス。どうやらそうしないと森の奥で1人で暮らす事になりそうなもので・・・

2008/05/05

GW怖い・・・

昨日、近くのコンビニに用事があって行った。この時期はいつもそうなんだけど駐車場が満杯で駐車場に入る事さえ出来ない。もともと、山梨のコンビニは観光バスのまま入れるくらい駐車場が広くて有名である。それでもこの時期は駐車場にさえ入れない程の混み様である。やっとの思いで車をぶつけないように隅っこの方に車を止め、書類を送付する為にレジに行っていつものオバチャンに「これ、いつものようにお願いね」というと「今日はもう出ちゃったんで明日になりますよ!」と恐ろしい目をして仰る。目が完全に吊り上がっている「あっ良い良い、明日発送で全然良いから」と何故か言い訳をしてしまう。どうやら(この忙しい時に荷物なんか出しやがって)という雰囲気・・・おそろしや、おそろしや・・・普段はノンビリやっている田舎のコンビニだけどこの時期だけは戦争だ。

 道路を走っているといつもはガラガラの道路にやたらピカピカ高級外車が走り廻っている。「すげ~ベンツにあんな4輪駆動タイプがあるんだ~とか堂々とした車幅のハマー何かが普通に田舎道を走っている。しかも、あちこちで突然止まる!曲がる!(ちょっと待ってくれよせめてウインカー位だしてくれないとぶつけちゃうよ・・・)と思いつつ、あんな高級車に我が国産車をぶつけたらどんな事になるか想像するだけでメンドクサイ。「君子危うきに近づかず」の例えに習い、そ~と通り過ぎるか「い~ですよ~道に迷ったのね。どうぞ道の真ん中ですけど分るまで地図開いて探してくださいな」とその車のすぐ後ろでジ~ト我慢するのです。そのうちこちらに気が付いて道を開けてくれればメッケモンです。

 更に近くに人気のパン屋さんがある。普段は全くそ~でもないのですが、この時期だけは開店待ちの人の列と道路に路上駐車した車が左右に止まって行き違いが出来なくなる。渋谷や六本木じゃあるまいしこの田舎で人の列が出来るなんてまず無い。断じて無い。その人の列を見ていると何だか不思議なものを見ているような気がする。

 GWはだから怖い・・人が多くて怖い、車が多くて怖い、人が殺気立ってて怖いあ~早くGW終わらないかな・・・いつもGWが終わるとヘトヘトになるのは何故だろう?やはり普段、鹿とかタヌキとか狐とかしか出会わない道で人間に出会うからだろうか?

2008/04/29

デジタルTVがやって来た。

我が家にデジタルTVがやって来た。今まで見ていたTVは20年前に買ったやつで最近ブラウン管の4隅に変なモヤモヤが出てきて色が出なくなってしまい白黒TV状態になってしまい。「もしかして爆発なんて事にならないよね」なんて話していた。

 風が吹くと画面が揺れるしNHKにいたっては画面がザ~ザ~状態で一体なにが写ってるのか全く分らない状態だった。「もうそろそろ限界かね~。何せ20年良く働いてくれたからね」という訳で新しいTVに買い換える事になった。どうせ代えるならもう世の中デジタル放送の時代だし、第一、電気屋さんにいってもデジタルTVしか置いてない。色々、考えて結局オリンピック前にメーカー各社が新しいタイプに代えるタイミングを狙い、その前の「そろそろ生産中止になりますよ」というのを買った。そのタイミングだとメーカーさんも在庫処分したいところだし値段も手頃に落ちてくるからね。

 で、買ったテレビ。当たり前だけどこんなに鮮明なんだと今更驚いた。何せ以前見ていた同じ番組でもきっとここはこんな色なんだろうなと想像しながらみていたもんで「あ~こんなに綺麗だったんだ・・・」と今更感心している状態です。

 私が始めてTVを見たのは高知の田舎でまさに街頭TVならぬ隣の家のTV。それこそプロレスの力道山に声援を送り、鉄人28号実写版とか、鉄腕アトムとかを心をときめかせながら見た事を昨日の事の様に覚えている。ようやく、自宅にもTVが入った時はそれこそ大事な家具状態、どこの家もそうだったけどブラウン管には見ないときには必ずカバーを垂らして汚れないように気を使い、夕食後のTVタイムには居間の襖を開け放して近所の子供達が皆集まって一緒に見ていた。あれからウン十年・・・時代はいまや双方向デジタル通信が可能なところまで来た。

 今のところ私の住む八ヶ岳の山の中ではデジタル放送は4チャンネルのみですが衛星放送が入るので選べるチャンネルには事欠かなくなった。最近お気に入りの番組は「エコチャンネル」環境映像を流しながらヒーリング音楽が流れて見ていてとても心が落ち着く。なんと贅沢な世の中になったもんです。

 オリンピックが始まればもっと楽しみも増える事と思いますが、八ヶ岳の山の中でも見えるチャンネルが段々多くなってくると思います。以前、知り合いのTV関係者の方が言っておられましたがこれからは番組のセットだとか女優さんのメイクが大変になると言っていましたが正にデジタル化されてこれだけ鮮明な映像が配信されると手が抜けなくなりますね。

 我が家も少しササヤカだけど時代の波に乗りました。何せもう風が吹いてもTVの画面は揺れなくなりましたから・・・・

2008/04/12

エコ通勤作戦(その2)

 前回は列車通勤にチャレンジしたが今回は原付バイク通勤である。末っ子の息子が高校を卒業し原付バイクが一台余っている。これを利用しない手はないと目を付けた。もともとバイクは好きだったんだけど昔、お金に困った時に女房と娘に家で一番要らないものは父さんのバイクと言われ泣く泣く手放してから数年・・・又、バイクに乗るチャンスが巡ってきたのである。以前は400ccの中型バイクに乗ってたんだけど今度は50ccのいわゆる原チャリなので中型バイクと同じような加速感と言う訳にはいかないけれど今回はエコが目的なのでいいのである

 で、先日早速試してみた。これも意外と快適でこりゃ最高と悦に入ったのは朝の通勤時、帰りは真っ暗闇の寒風吹き抜ける夜、何もしないのに足がブルブル震えて止まらない。家に帰りついた頃には体の芯からトップリと冷え込んで暫くストーブの前から動けなかった。女房から「バイクもいいけどもう少し暖かくなってからにしたら」と呆れ顔で忠告を頂き内心「そうしようかな・・・」と思いつつ「ウルセイヤイ!」と見栄をはったのでありました。多分、経費的には今のところ一番安上がりかも知れないけど、それなら自転車のほうがもっと健康的だしお金掛からないしと今はちょっと考えている。しかし、問題は現在、家に自転車が無い事である。わざわざ買ったんでは何のためのエコだか分らなくなるのでここは慎重に考えてみる事にした。でも、もしかしたらそのうちに思い切って買ってしまうかも知れません。

 そして究極のエコ通勤は走って10km往復20kmのハーフマラソンを毎日決行することである。これは頭の隅っこには確かにある。あるはあるけどちょっと難しい。なんせ往復20kmしかも帰りは鹿やら狐やらタヌキなら蛙やらアライ熊やらがたむろする森の中の道を懐中電灯片手に走らなくてはならないのでちょっと賑やかだしタヌキが化けた美女何かに出会ったらどんな事になるか分らない。だから止めた。アキラメは人一倍早いほうなのでさっさとこの計画は諦めた。

 今のところデーゼル車(時々、世界初のハイブリッド車がダイヤに入ってくれば乗るかも知れませんが)のJR小海線と原チャリ通勤が自分にとってのエコ通勤になるかも知れません。いつまで続くやら・・・

2008/04/05

エコ通勤作戦

冬の間、密かに暖めていた作戦を決行する事にした。名付けて「エコ通勤作戦」昨年、余りのガソリン代の高騰と地球温暖化抑制に何とか貢献したいという思いと、1人で車を運転して通勤する事への罪悪感と犬が亡くなって散歩しなくなってからの運動不足解消等々、様々の思いが重なって何とか会社に別の方法で行けないかと思っていたのである。そして、最初に思いついたのが列車通勤。

僕の住んでいる長坂町から大泉町の事務所まで約10km、しかもだらだらとアップダウンの続く山道の連続である。幸いその山道に沿って小海線が走っている。これで通勤出来るのではないかと思いついたワケです。家から甲斐小泉駅まで約3kmちょうど早足で歩いて体が温まる距離である。何とかいけるのではと思いついたのは良かったんだけど今年の冬は寒かった!雪も多かったのでちょっと決行に躊躇して踏み切れなかったんだけどここ数日、暖かくなったのでやってみる事にした。

 朝6時半起床、朝食をすませて家を出たのが7時10分、駅までの森の中の道を歩いて小泉駅に着いたのが7時35分、約25分で到着、小泉駅に清里方面の下り電車が到着するのが7時57分、2両編成のワンマンカーなので乗るには前の車両の入り口ドアの押しボタンを押さないとドアが開かない。ドアを開けて乗車券を取って席に着き窓から外の景色を見ること約10分で大泉駅に到着、料金箱に乗車券と料金180円を投入して駅に降り立ち事務所まで歩いて10分、何とか無事到着。よしよし楽勝、楽勝・・・・その日の仕事を終えて真っ暗闇の中を大泉駅に向かい小淵沢方面、上りの20時17分発の列車に乗り込む。そして再び小泉駅に降り立つと辺りは人っ子一人いない真っ暗闇、それでも駅周辺にはまだ少し外灯もあって目を凝らせば何とか見える。問題はここからだ。暖かくなったといっても日がとっぷり暮れた春の高原はまだまだ寒い。しかもその日は強い北風が吹き荒れていた。

懐中電灯片手に真っ暗闇の里山道を歩いていると携帯電話に女房からの電話「買い物にいっていて遅くなったんだけど、どの辺歩いてるの?」「駅から出て直ぐのところ歩いてる」「じゃ、帰りにそのルート通るから拾ってあげる」・・・正直ホッとした。初日からちょっとめげそうになっていたので助かったと思った。

震えながら歩いていると後ろから女房と子供が乗った車が近づいてきて通り過ぎてから止まった。早速、後ろの席に滑り込み「助かった~あったかい~」結局、軟弱さを反省しつつ一日目の決行プランを終了。

小海線、甲斐小泉駅から甲斐大泉駅間、片道180円、往復360円。車で往復すると片道10km往復20km、アップダウンが続く山道なので燃費は7km/リッター位、往復で約3リッター使う計算。リッター130円として約390円、ちょっとだけ列車通勤の方が安い計算になる。しかし、金額よりも健康的だしエコロジーだしなによりこの方が気持ちが良い。

今後も引き続き色々と試していく積りなので乞うご期待!って誰も期待してないか・・・

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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