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2006/07/09

活字中毒の悩み

 私は活字中毒です。フッと時間が空いた時とか手元に本があれば何とか生き残れるのですが旅先等で不意にスケジュールが狂って時間が空いてしまって手元に何もないとどうしようとオロオロしてしまいます。その為にいつも古本屋さんにいって予備の本をいつも手元に置いておくようにしています。そうすると心に余裕が出来て精神的にも落ち着くのです。

 シカ~シッ!最近は何となく忙しくて本を読む時間が中々取れない。サラリーマン時代は通勤の行き帰りで文庫本1冊くらいは軽く読めたのですが八ヶ岳に来てからはもっぱら仕事の移動の時間か夜、寝る前しか読む時間がないのです。しかも、最近は健康的な生活をしている所為か布団にはいると「サアッ今日は読むぞっ!と思って読み始めて30分位するともう頭の中に活字が入って来ない状態となりそのうちにモウロウとしてきたらもうダメあえなく撃沈という状態が続いています。

 今、東京では新しい本の世界を紹介する大きなイベントが開かれているそうですね。先日ニュースで見ていたら将来の本の世界を予感させるような新しい形態の本が紹介されていました。又、今朝は小松左京さんが共著で「日本沈没(第二部)」を発表されたというニュースを見てこれは買わなくては!と思いましたね~。日本沈没は読み始めてから没頭して一気に読み通したような覚えがあるのですが文章の最後に「第一部完」と書いてあったとは全然気が付きませんでした。つまりあれは最初から続編が予定されていたという事ですね。気が付かなかった~。やってくれるじゃないか!小松さんという感じですね。

 本の世界の素晴らしさは読んだ人それぞれの感性で物語のイメージが読者それぞれの頭の中で自由に出来上がっていくという事じゃないでしょうかね。つまり同じ本を読んでも読んだ人によって解釈が違ったりその物語の映像がそれぞれの個人の頭の中でその人だけの映像が出来上がるということではないでしょうか。その事が個人の感性を育てる事に繋がっていくように思います。

 最近の子供達は本離れが進んでいるという話を聞きます。今、はやりのゲーム機は個人のイメージを作り出すのではなく直接、映像としてそのイメージを伝えてしまいます。つまりゲーム機で遊ぶ子供達が全て同じ映像を見ていると言う事です。ゲームがダメだとは言いませんが大人達がもっと自分の子供達に小さい時から絵本を読んで聞かせてあげれば子供達は自分で読む本のイメージを自由に自分の頭の中で作るという楽しさを知ることが出来るんじゃないでしょうかね。その事がもっと感性を作り上げる事に繋がるような気がします。もっともっと本を読んで自分の感性を磨いて欲しいですね。

 私は何とか短い時間で本を読む手段として速読に挑戦した事がありますが未だに身に付ける事ができません。最近、これはやはり頭が悪いという事かな?とあきらめつつ開き直ってモウロウとする頭の中で同じ箇所を何度も読んでしまう怠惰な読者に落ちぶれております。

2006/04/08

本の話

 突然ですが私は本を読むのが大好きです。子供の頃はガキ大将だったので本とは無縁の生活を送っており、もっぱら外でイタズラ三昧に忙しい子供でした。ですから何時頃から本を読み始めたかというと社会人になってからなんです。きっかけは東京でサラリーマンをしている時に郊外の安アパートから丸の内のオフィス(何と丸の内に通勤していたのですねえ~自分でも信じられないけど・・)まで2時間程かかり電車の中で時間を持て余してしょうがないので本を読むようになったのがきっかけです。

 文庫本なら1日で読んでしまうようになり、これではとても安サラリーでは本を買ってる余裕がないと思い、次に図書館に通うようになりました。そこで5冊ほどの本を借りて読むようにしてその習慣が今でも続いています。自分のパソコンに読書記録をつけるようになってからでも多分500冊程の記録になっているように思います。

 近年は本離れが進んでいるそうでなかなか本が売れないようですが、私は図書館や古本屋さんも好きですが、やはり新刊本のあの独特の紙の匂いをかぐとどうしてもワクワクしてしまいます。だから、本屋さんの入り口に横積みに置いてある新刊本なんかみるとたまらなくなります。もっとも売る方もそれが狙いなんでしょうが・・時間とお金さえ有り余る程あるなら片っ端から新刊本を買ってしまうのだろうな。

 今はなかなか読書の時間が取れなくなってしまったけど毎日寝る前と仕事の移動中に本が読める環境なら本は私にとって手放せないアイテムです。というか、身近に本が置いてないと何か落ち着かないのです。だから、うっかり読む本を切らしてしまうと不安で不安ですぐに本屋にいって2,3冊取り合えず仕入れて身近にストックとして置いておくようにしています。だから時々何冊かの本を併読するので何だかストーリーと登場人物がごっちゃになって訳分らなくなる時もあります。最近、読んだ本では古い本だけど吉村昭の灼熱隋道が一番面白かったですね。私はジャンルに関係なくなんでも読むので図書館にいくと色んなコーナーを一通り見なくてはならないので時間がかかってしまうのと、この本を読むと決める決め手がなかなか思いつかなくてタイトルに左右されたり字の大きさや表紙のデザインだったり最初の書き出しの文章だったり段組の形式だったり全く決まったものがないので困ってしまうのです。勿論、好きな作家のコーナーを重点的にはみるのですが・・

 映画とちがって本は頭の中で自分なりに映像をつくるという作業が煩わしいけど楽しいのでしょうね。想像力もつきますしね。自分の子供にも本だけは小さい時から近くに置いて本が読める環境をつくってきました。時代が変わってもこういう文化は大事にして欲しいし自分が好きな趣味のひとつなのでいつまでも楽しんでいきたいです。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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