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2006/11/06

舞台裏人間模様

昨日、地域のイベントのお手伝いで舞台の裏方をしてきました。時々、こういうお手伝いも廻ってくるのですが地域のイベントといってもれっきとした県立の施設なので舞台設備もしっかりしており客席も200人くらいは入れるのかな?数えたわけではないので良く分りませんが、なんせ立派なホールです。

 秋の初めからスタートした民話の語りがそのメインなのですが出演者も含めて長い期間リハーサルを繰り返しその最後の舞台でした。私は裏方なのでアシスタントとして舞台の袖で進行をするだけなのでそんなに負担はないのですが出演する人達のうちプロの方達は余裕ですがそうでない方達も含めて舞台裏では様々は人間模様が繰り広げられます。

 私はもともとこういう人間ウオッチングが大好きなのでそういう人達を見ているのがたまりません。自分がそういう立場に置かれたらとてもそんな余裕は有りませんが・・・

 本番が近づくにつれて寡黙になり出番の時間を伝えるのさえためらわれる程、集中して台詞をブツブツと繰り返す人、舞台上での動きを間違えない様に舞台裏の僅かなスペースを利用して動きを確認する人達、照明のタイミングを確認する為に舞台監督と無線でやり取りする音声担当(ミキサー室にいるので本番中は全く会いませんが・・・)、そして演技に必要な小道具の出し入れや演者の入るタイミングを舞台袖で知らせる我々アシスタント等様々な多くの人間がたとえ僅かのイベントでも関わる事になります。

 本番が始まれば例えどんな事があってもとめる事は出来ません。とにかく演じ切るしかアリマセンから客席から見ていると分らなくても舞台裏は大パニックなんて事もあります。以前のイベントでは私が担当してスモークという煙を出す役目を仰せつかっていたのですがそのタイミングが旨く行かず舞台裏で真っ青になってました。何せ一旦スモークが出始めると止める事ができない機械なもので「もうどうにでもシテ・・」状態です。

 他にもあれほどリハーサルを繰り返しても皆さん緊張しているので自分の出るタイミングを忘れて早く出そうになった演者さんを慌ててうしろから引っ張りもどしたり逆にタイミングが過ぎてるのに出て行かない演者さんを押し出したり・・・。しかし、舞台の反対方向に起きたハプニングにはどうしようもありません。何とか伝えようと腕を振り回すのですがこれが中々気付いて貰えないんだな~

 華やかに見える舞台の裏では多分、どんなイベントでも様々な人間が青くなりながら走り回っている事だと思います。客席からみる舞台も楽しいですけど舞台裏はもっと楽しいですよ・・・

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