2008/06/22

メタボ検診

 何やら国の方針で「メタボ検診」とやらを受けなくてはならなくなった。これまでは町の集団検診を毎年1回受けていたのですが今年からは「企業の一定年齢(40歳)以上の者はそれではまかりならん。特定の診断機関に指定された日に行って指定された検診を受けろ」と仰る。

 しかし、例年どおり町からは集団検診の案内が送られてきて申し込み用紙も付いているが何やら基本検診等は受けられないらしい。何の事やらさっぱり分らない。色々な人に聞いてみても明確に答えられる人はいない。そのうちに町からは例年どおりの検診キット(検便ですね)が送られて来た。一体どうなってんの??

 とにかく申し込めというのだから申し込んでみようじゃないかと言う事になり「メタボ検診」を申し込んだ。そのうちに何月何日にここへ行って検診を受けろという案内が来た。その中に町と同じ検診キットが付いている。全くなんて無駄な事をするんだろう。いつも思うけどお役所のやる事は本当に分らない。こんな無駄な事にお金使うから税金が足りなくなる。全く、金返せと言いたくなりますよね。

 兎に角、善良なる一般市民としては指定された日に検診を受けに行きました。受付で「この検診は町の検診とダブっているけど、どちらを受けても良いのですか?」と聞くと「どちらでも良いですよ」とおっしゃる。そんな馬鹿な!町の検診では受けれないように申込書がなってるから仕方なく来たのに・・・「どちらで受けても金額は変わらないのですか?」と聞くと「同じですよ」と言う返事。本当かいな?この人、本当に分っているのかな?と疑いつつ、これ以上この人に聞いても無駄だと言う事だけは分ったので「この費用はいくら払えばよいのですか?」と聞くと「後日、企業に請求しますからこの場では必要ないですよ」との返事。再び???結局、言い難いのかもしくは知らないのかのどちらかだと判断し(多分、圧倒的にメタボ検診の方が高いんだろうな)と勝手に理解しこれ以上聞くと血圧が上がりそうなので大人しく検診を受ける事にした。

 最初に持ってきた検便を渡し、受付番号を受け取る。受付番号と書類を貰って次に行こうとすると「持ってきた検便を出して下さい」と仰る。「だから!さっき渡しただろうが!」とつい切れそうになる。イカン、イカンここで怒ると血圧が・・・身長と問診を終えて血圧測定をすると案の定「ちょっと高いのでもう一度取り直しますね」と言われる。「イカン、イカン落ち着け」と自分に言い聞かせて目を閉じる。何時もこの血圧測定では綺麗なオネエサンなんかにたま~に当たって手を握られたりすると直ぐ血圧が上がったりする(って馬鹿じゃないかと自分でも思うのですが・・)のですが今回はサラリーマン風のお兄さんなのでちっともそんな事無く無事通過。

 さあ、それから次の血液検査と生活習慣の問診を終えてレントゲンと胃の検査に移るのに待ち時間の長い事・・・余りに長いのでついウトウトとしていたら一緒に待っていたタクシー会社の運転手さん風の方がたまりかねて「一体、いつまで待つの?勤務代わってもらわないと間に合わないんだけど・・」と聞くと「もう直ぐだと思うのでもう少し待ってて下さい」との返事。ついに痺れをきらした運転手さん、携帯電話を片手に外へ出て行ってしまいました。

 結局ほぼ半日かけてやっと検診は終了。最後に下剤を渡されて「今日はたっぷり水分を摂って下さい」と注意を受けて会場を後にしました。

 しかし、こんな事、本当に全国の企業でやるのかね?この制度変更だけで一体どれだけの税金が使われているのでしょうね。兎に角、事前に配布されたメタボ検診のパンフレットは全くお役人が作ったパンフの典型で全く読んでもさっぱり分りませんでした。日本語になってないもの内容が・・・ひところ問題になった年金便に匹敵するくらいさっぱり分りませんでした。これじゃパンフ作る意味無いよね。こんな事ばかりしててホントに大丈夫?民意は本当に離れていきますよ。

2008/06/14

方向音痴

 自慢じゃないが立派な方向音痴です。いつも家族からバカにされていますがこればかりは如何しようもないのです。先日、ナビが付いた車を運転して自分が何処を走っているのか全く分らないのに勝手に道案内をしてくれる先進の装置に驚きました・・というか「遅いっ!」っていう話もありますが・・・そこで考えました。何故、方向が分らなくなるのか?思うにこれは私の性格によるところが大変大きいように思うのです。

 何といいますか、良く言えば物事に拘らないというか、悪く言うと飽きっぽいといいますか逆に、のめりこむ性格といいますか、訳が分りませんが・・・例えば大きな建物に入ったとします。入ってしまうと、もう外のことはすっかり忘れてしまうのです。何処から入ったとか出口はどこか何て情報がすっかり抜けて室内の情報にのめり込んでしまうのですね。だから、どっかの出口で出ると元の情報ばすっかり抜けてるのでサッパリ自分の位置が分らなくなるのです。だから車の運転なんかで知らない所に行ったりしたらもう大変、ちょっとでも曲がり角を間違うともうサッパリ分らなくなります。

 その点、ここ八ヶ岳南麓は非常に助かるのです。何故って?それは大きな目印があるから・・・八ヶ岳と富士山と南アルプスというデッカイ目印があるのでまず大きく方向を見失うという事が無いのです。目印が見えなくったって下っていれば大体、南向き、登っていれば北向きと覚えればまず間違いないですからね。

 その意味では都会はイケマセン。何がって、道はちゃんと続いているのに曲がってはイケマセン、戻ってはイケマセン、止まってもイケマセン、イケナイだらけでどうしようもない事が多すぎます。大体、道に迷ったら止まって周りを見渡して目標を探すというのが普通なのに止まるな、曲がるな、何て言われたら私みたいな方向音痴にとって救いを求める者を谷底に落とすも同然の仕打ちですから。これはイケマセン。

 だから一番キライなのは首都高速、分岐がやたら多すぎです。間違えたって元に戻る訳にいかないじゃないですか。だからって一旦、首都高速をおりたらもう二度と高速に戻れないんですから、最終的には1周して戻ってくるしか無いじゃないですか。それにトンネル内での分岐、あんなのルール違反ですよ。そりゃないよ、トンネル内の分岐なんて危ないし方向音痴の者にとてはパニックを引き起こしかねませんよ。全くもう少し考えて欲しいものです。

 年齢を重ねて最近は特に物忘れがひどくなり方向音痴も段々、開き直って生きていく術を身に付けたものの、さすがに最近はポータブルのナビを買おうかなな?何て考えるようになりました。だって車に付いているナビは車を変えると無くなっちゃうじゃないですか、それに歩いて移動する時だって必要なんですから、方向音痴にとっては・・・誰かもっと軽量で小さなナビを開発してくれないかな・・・あっ携帯のは小さすぎてダメね・・見えないから。

2008/06/09

市民ミュージカル「ロラ・マシン物語」

 鬱陶しい梅雨空が一服した日、山梨県民文化ホールで市民ミュージカルが開かれました。今年で3年目になる憲法9条を考える市民のグループが主催する市民によるミュージカルです。3年前に初めて山梨で開催された時に事務局の方が当社のお客様だった関係でお手伝いする事になり、私に出来る事はチケットの販売くらいでしたが早くも3年が経ち、ずっと私は彼等の舞台を見てきました。

 今年の演題は「ロラ・マシン物語」主人公のトマサ・サリグノ(愛称ロラ・マシン)さんは太平洋戦争の最中、フィリピンを占領した日本軍により慰安婦にされ終戦後も辛酸な生涯をおくり近年、日本に対して公式謝罪・補償を求め提訴を行いましたが昨年、その生涯を終えて天国に召されました。

 テーマとしてはとても重苦しいテーマを敢えて選び私達が決っして目を背けてはいけない現実をとらえた彼等のステージをしっかりと見てきました。いつも彼等のステージを見て思う事は何かを主張したい時、どんなに小さな事でも自分で出来る事から行動しなくては何も起こらないと言う事。

 市民ミュージカルなので決してプロのステージのようにダンスが素晴らしいとか歌が素晴らしいとかいう観点では図れない感動があります。自分達が普段、接している普通の方が全てボランテアで何かを表現しようとしている。そのエネルギーを感じる事が出来ます。

 日本には世界に誇れる憲法9条という法律があります。日本は戦争放棄を世界に宣言している素晴らしい国なのです。それを決して無駄にしてはなりません。どんな理由にしろ武力での解決に平和はありません。歴史はそれを証明しています。憲法9条を素直に理解しその意図する所を将来の子供達に受け継いでいく事が我々の務めだと私は思います。

 憲法9条ミュージカル2008は東京・大阪・山梨を結ぶ市民ミュージカルへと成長しました。私が昨晩見た公演がその最後のステージでした。市民手作りのミュージカルに相応しい、やさしさに包まれた公演でした。公演の最後に東京・大阪の出演者・スタッフもステージに上がり全てが終わった後、彼等はバスに乗って帰って行きました。

 ミュージカルは終わりました。しかし、これからが大事なんだと思います。ミュージカルの終わりはこの活動の終わりを意味するものではないからです。1人でも多くの市民がこのミュージカルを通じて平和について考える事、そして行動する事、それこそがこの市民ミュージカルが主張する事だと私は理解しています。

2008/06/01

2008 八ヶ岳の森つくり

20080601_155659906 今日は半日、景観の会の仲間と近くの会員所有の森の中に入り今年から新たに始めるこの森の整備方針について話合いました。自然の森の姿が残る広大な針葉樹と広葉樹が適度に混合した森は比較的、下草も少なく整備が進めば美しい森に生まれ変わる事と思います。今後、数年間に渡り楽しみながらこの森を徐々に整備していく予定です。

 そんな森の中で話し合いをしている最中に知り合いから連絡が入り、近くの土地に隣接した小川に鹿の死体がありこの小川を塞いでしまい小川が溢れているので見に来て欲しいとの事。鹿?死体?川が溢れている?何だか頭の中で想像しただけでコリャ大変だ~と思い、早速駆けつけると確かに小川が溢れて隣の家の庭に溢れている。しかし、鹿の死体らしきものは無い。「何処にあるんですか?」と聞くと「ホラッあっちの桝のそば」と指差す方を見ても鹿の姿は全く見えない。「どこ?」と近づいていくと異様な臭いが周囲に溢れている。「何、この臭い」と思い小川の岸辺を覗くと、ありました。鹿の足が・・・「胴体はどこ?」ときくと河原の反対側に肋骨と頭蓋骨が横たわっており・・・「うわ~~~」「ねっ!凄いことになってるでしょ。私知らずに触っちゃってもうパニック・・・」確かにこりゃ驚くわな状態・・・

 結局、余りの異臭に自分達ではとても処分出来ずに役場に連絡して処理して貰う事にしました。苦労を掛ける役場の係りの人には申し訳ないと思うけどあのデカイ異臭を放つ物体を自分達で何とかするのはとても無理と判断。まだ、昼飯も食ってなかったので余り見たくない光景でした。

 そういえば最近、良く鹿の群れにこの周辺で出会う事が多くなっていました。暖かくなって山の上のほうにも充分食糧があると思えるのに何故、人里まで下りてくるのか分りませんが本当に最近、多くの鹿の群れに出会います。

 以前、宣言したように最近は車ではなくスクーター通勤を心がけているので良く今まで出会っていた鹿や狐やアライグマと生身のまま出会うのでちょっとビビッテいます。今までは車の窓越しだったのでそれ程怖くなかったけどさすがにスクーターで出会うと万一ぶつかると確実にこっちが吹っ飛ばされてしまうし。狐やアライグマもこっちに向かってこないとも限らないし・・・なんて考えるとちょっとビビッテしまいます。マア、普通に考えてこちらに向かってくることは有り得ないけどね。

 そう言えば今朝、小海線の線路を渡るときにフト横をみると狐さんが前足を線路の上に乗せてこちらをジット見ていたな~。思わずカメラに手を伸ばそうかと思ったけどほんの一瞬だったのでアット思った時にはこちらが通り過ぎていました。あの狐は前足をレールの上に乗せて何を思っていたのでしょうね?もしかして遠い旅立ちの途中だったのでしょうか?しかし絵になってたな~映画なら絶対、使う写真のチャンスだったよな。

 暖かくなって森の生き物達も活発に活動し始めました。

2008/05/27

2008第3回八ヶ岳高原サイクリング

 今年も八ヶ岳高原サイクリングが開催され、いつものように私もスタッフとして最後尾の「リタイヤお助けカー」を運転する役目を果たしてきました。

 今年で3回目となるこの大会も年々、充実してきて今年も多くの参加者が全国から集まってきました。この大会の特徴はタイムを競うのではなく八ヶ岳高原の自然を満喫しながら高原をゆっくりとチームで楽しんで走って頂こうというもので今年も小学校2年生の女の子から72才の男性まで幅広い年齢層の方が八ヶ岳高原をサイクリングされました。

 生憎の小雨模様の天気でしたがこういうアウトドアイベントに天候の変化はつきものですから愚痴をいってもしょうがないのです。いや、むしろ悪天候の時はそれなりに別のドラマが生まれたりしてそれはそれで良い思い出になったりします。

 今年のドラマをいくつか紹介すると先ず、雨が上がり脱いだカッパを収納した袋が自転車の前輪に絡み付いてしまい、前輪がロック!その結果は空中を見事一回転し自転車はスプロケットが壊れて走行不能、被っていたヘルメットは割れるという事態になりながら本人はかすり傷と打ち身で大事に到らず、通り掛かった我がお助けカーに収容されて車中の人に・・・「いや~これで今日のヒーローはアナタに決まりですね~」「・・・・」「いや、何て言っても一回転した男ですから絶対話題は独占ですよ」「・・・・・恥ずかしい」「そんな事ないですよ。かすり傷で生還したんですから絶対ヒーローですよ」「皆に言われますよね・・・」「絶対、語り継がれます。いや、私が語り継ぎます」「恥ずかしい・・・」「来年もきっとリベンジに来て下さいね」「絶対きます。私、自転車にのってまだ間がないんです。これからもキット来ますから」「お待ちしています」ってな会話が車中で交されてこの一回転された方は先にゴール地点の温泉にお送りしました。

 もう1人のヒーローいやヒロインは最後尾で完走した今回の最年少、小学校2年生の女の子。途中、何度も止まっては「リタイヤか?」と思いましたがとうとう最後まで走り抜きました。口を真一文字に結んで必死で走りました。いやいや女は強いという歴史的事実がここにも実証されました。きっと、この子は将来つよ~い子になるんだろうなと確信しました。

 今年も様々なシーンを生み出した八ヶ岳高原サイクリング、来年はあなたも参加されてみては?って実は私の方が参加者になりたい・・・

2008/05/19

再?新婚生活

20080519_085328734写真と記事は関係有りません)

 子供達が巣立って夫婦二人での生活がスタートして3ヶ月、時々子供達も帰ってくるものの基本的には二人で過ごす時間だけが圧倒的に増え、夫婦二人の生活も少しずつ変化して来ました。思えば結婚してすぐ子供が出来たから子供に囲まれた期間が28年、突然それが無くなったのでそりゃ生活も変わらざる得ない。

 何が変わったかというと先ず、お弁当はもう終わりという事にした。子供達のお弁当と私の弁当を含め20年近くお弁当作りをしてくれた女房殿に「もういいよ、終わりにしよう」とある日告げて「もういいの?」という女房に「もういいんじゃない。長い事作ってきたんだからもう終わりにしよう」と宣言しその後、それでも時々は作って貰ってはいますが基本的に終了宣言をしました。女房はそれで少し朝の時間が出来る様になって喜んでいます。

 それから休み・・・私は基本的に土・日曜日にお客様が多いので休まない事にしていましたがこれからは出来るだけ女房の休みに合わせて休む様にしました。そうしないと本当に二人で過ごす時間が全くすれ違いのままになってしまうので・・今までは犬1匹、猫3匹、人間の子供3人がウロチョロしてたので特に1人になるなんて思ってもいなかったけどこれからは基本的に二人暮らしになるので出来るだけ二人の時間を共有するように努力しないと本当にすれ違いになってしまいますからね。そうは言ってもやはり土日は仕事で出掛ける事が多いんですけどね・・・

 我々夫婦が出会ったのが19歳の時、出会う前からの人生の時間の倍近くを二人で過ごしてきた事になります。今までも色んな事があったけどそんなに大した事件もなく過ごしてきた夫婦二人の生活・・これからは又、色んな事を試しながら新しい新?婚生活を探っていかなくてはと思うこの頃なのでアリマス。どうやらそうしないと森の奥で1人で暮らす事になりそうなもので・・・

2008/05/11

新緑の季節

 最近、ダイニングから見える森の景色が変わって来た。何が変わってきたかと言うと、ついこの間まで見えていた森の奥が段々見えなくなってきた。正確にいうと見えないというか新緑が茂ってきて森の奥まで見えていた景色が見通しが利かなくなってきたのである。毎年、見てきても春先の新緑の緑は本当に目にまぶしい位美しい。

 そういえば先日の春の大嵐が吹きすさんだ夜、我が家にやってきたデジタルTVの映像が乱れてきた。そんなバカな!もうゆれないハズなのにと信じきっていた自信(何の自信じゃ)がゆれ始め、やはり現代科学の力を持ってしても衛星からの電波は森の緑の葉っぱには勝てないのか・・・と変な感心をしてしまいました。

 そういえば取扱説明書に南西の方向に見通しが取れれば大丈夫とは書いてあったけど南西の方向には大きな木があるものな・・・・恐るべし森の力。

 話は変わりますが今年のウグイスは中々歌が旨い。昨年はケキョケキョ・ケ・ケと聞いているだけでイライラするほど下手だったけど今年は「ホ~~~ホケキョ」と完璧な歌声を披露してくれる。やはり一年すると慣れてきたという事でしょうかね。去年のやつと同じ奴かどうかは知らないけど。

 鳥といえば隣の軒下に散々穴を開けまくったアオゲラ君、今年もツガイで戻ってきて盛んに軒下を探ってトントントンと場所を探している。オイオイ、もう勘弁してあげれば、いい加減お隣さん泣くよ・・・そういえば先日、隣に住む写真家のM氏が訪ねてきて我が家の前に車を止めさせて欲しいと言ってきた。ワケを尋ねると「近くの木にキツツキが巣を造っているので撮影しなくてはならないから・・・」とおっしゃる。もしかしてクダンのアオゲラかと思ったけど話が長くなりそうなので「良いですよ」と答えておいた。

 ツガイといえばいつものように夜遅く、事務所から自宅への帰り道、森の中を車で走っていたら目の前の道の真ん中をなにやら黒いフサフサした尻尾が愛嬌をふりながらヨタヨタと揺れている。「アライグマかな」と思ったけど縞模様がないから違う。どうでも良いけど真っ直ぐ目の前を歩くのは止めてくれないかな~邪魔だからと思っていたらやっと道をそれて森の奥へと消えていった。「あれは何だったんだろう」と思いながら走っていたら又、目の前にさっきと同じ黒いフサフサした尻尾が揺れている。オイオイ又かよ、と思ったけどさっきからかなり離れているし絶対同じやつじゃない。ツガイかも知れないが今晩は何だか黒いフサフサした尻尾の当たり日だな~と思いながら忙しくて未だに奴の身元は分っていない。その内に調べ上げてやるつもりにしている。

 最近、一番困るのは毛虫、何せデカイ毛虫君が道をモサモサと横切っていく。タイヤで轢きたくないからこいつをかわすのが大変、アッチにもコッチにもモサモサと歩いているので大変困るのである。この時期の風物詩なのでショウガナイって言えばショウガナイけど何とかして欲しい。

 あ~春だな・・・

2008/05/05

GW怖い・・・

昨日、近くのコンビニに用事があって行った。この時期はいつもそうなんだけど駐車場が満杯で駐車場に入る事さえ出来ない。もともと、山梨のコンビニは観光バスのまま入れるくらい駐車場が広くて有名である。それでもこの時期は駐車場にさえ入れない程の混み様である。やっとの思いで車をぶつけないように隅っこの方に車を止め、書類を送付する為にレジに行っていつものオバチャンに「これ、いつものようにお願いね」というと「今日はもう出ちゃったんで明日になりますよ!」と恐ろしい目をして仰る。目が完全に吊り上がっている「あっ良い良い、明日発送で全然良いから」と何故か言い訳をしてしまう。どうやら(この忙しい時に荷物なんか出しやがって)という雰囲気・・・おそろしや、おそろしや・・・普段はノンビリやっている田舎のコンビニだけどこの時期だけは戦争だ。

 道路を走っているといつもはガラガラの道路にやたらピカピカ高級外車が走り廻っている。「すげ~ベンツにあんな4輪駆動タイプがあるんだ~とか堂々とした車幅のハマー何かが普通に田舎道を走っている。しかも、あちこちで突然止まる!曲がる!(ちょっと待ってくれよせめてウインカー位だしてくれないとぶつけちゃうよ・・・)と思いつつ、あんな高級車に我が国産車をぶつけたらどんな事になるか想像するだけでメンドクサイ。「君子危うきに近づかず」の例えに習い、そ~と通り過ぎるか「い~ですよ~道に迷ったのね。どうぞ道の真ん中ですけど分るまで地図開いて探してくださいな」とその車のすぐ後ろでジ~ト我慢するのです。そのうちこちらに気が付いて道を開けてくれればメッケモンです。

 更に近くに人気のパン屋さんがある。普段は全くそ~でもないのですが、この時期だけは開店待ちの人の列と道路に路上駐車した車が左右に止まって行き違いが出来なくなる。渋谷や六本木じゃあるまいしこの田舎で人の列が出来るなんてまず無い。断じて無い。その人の列を見ていると何だか不思議なものを見ているような気がする。

 GWはだから怖い・・人が多くて怖い、車が多くて怖い、人が殺気立ってて怖いあ~早くGW終わらないかな・・・いつもGWが終わるとヘトヘトになるのは何故だろう?やはり普段、鹿とかタヌキとか狐とかしか出会わない道で人間に出会うからだろうか?

2008/04/29

デジタルTVがやって来た。

我が家にデジタルTVがやって来た。今まで見ていたTVは20年前に買ったやつで最近ブラウン管の4隅に変なモヤモヤが出てきて色が出なくなってしまい白黒TV状態になってしまい。「もしかして爆発なんて事にならないよね」なんて話していた。

 風が吹くと画面が揺れるしNHKにいたっては画面がザ~ザ~状態で一体なにが写ってるのか全く分らない状態だった。「もうそろそろ限界かね~。何せ20年良く働いてくれたからね」という訳で新しいTVに買い換える事になった。どうせ代えるならもう世の中デジタル放送の時代だし、第一、電気屋さんにいってもデジタルTVしか置いてない。色々、考えて結局オリンピック前にメーカー各社が新しいタイプに代えるタイミングを狙い、その前の「そろそろ生産中止になりますよ」というのを買った。そのタイミングだとメーカーさんも在庫処分したいところだし値段も手頃に落ちてくるからね。

 で、買ったテレビ。当たり前だけどこんなに鮮明なんだと今更驚いた。何せ以前見ていた同じ番組でもきっとここはこんな色なんだろうなと想像しながらみていたもんで「あ~こんなに綺麗だったんだ・・・」と今更感心している状態です。

 私が始めてTVを見たのは高知の田舎でまさに街頭TVならぬ隣の家のTV。それこそプロレスの力道山に声援を送り、鉄人28号実写版とか、鉄腕アトムとかを心をときめかせながら見た事を昨日の事の様に覚えている。ようやく、自宅にもTVが入った時はそれこそ大事な家具状態、どこの家もそうだったけどブラウン管には見ないときには必ずカバーを垂らして汚れないように気を使い、夕食後のTVタイムには居間の襖を開け放して近所の子供達が皆集まって一緒に見ていた。あれからウン十年・・・時代はいまや双方向デジタル通信が可能なところまで来た。

 今のところ私の住む八ヶ岳の山の中ではデジタル放送は4チャンネルのみですが衛星放送が入るので選べるチャンネルには事欠かなくなった。最近お気に入りの番組は「エコチャンネル」環境映像を流しながらヒーリング音楽が流れて見ていてとても心が落ち着く。なんと贅沢な世の中になったもんです。

 オリンピックが始まればもっと楽しみも増える事と思いますが、八ヶ岳の山の中でも見えるチャンネルが段々多くなってくると思います。以前、知り合いのTV関係者の方が言っておられましたがこれからは番組のセットだとか女優さんのメイクが大変になると言っていましたが正にデジタル化されてこれだけ鮮明な映像が配信されると手が抜けなくなりますね。

 我が家も少しササヤカだけど時代の波に乗りました。何せもう風が吹いてもTVの画面は揺れなくなりましたから・・・・

2008/04/19

痛っ!!

自宅の玄関の前に階段にするのに丁度良さそうな平らな2個の石が土の中に埋まっていた。いつか、こいつを掘り出してやろうと思っていた。先日の休みの日、丁度天気が良かったのでその計画を実行する事にした。

 まず一個目1時間ほど格闘し、庭いじりをしていた女房にも手伝って貰って無事掘り出す事が出来た。思っていたよりかなり大きく重かったが作戦成功!気を良くして2個目の掘り出しに取り掛かった。こいつは1個目より更に一回り大きかった。今度は1時間かかっても掘り出せない。「大丈夫なの無理なんじゃない?」「大丈夫、ほらもうグラグラしだしたから」と女房と話しながら石をむりやり手でゆすっていたら石が挟まっていたコンクリートの基礎と石の間に思いっきり右手の中指を挟んでしまった「パキッ!」「アッ・・・・・・・」「どっどうしたの!」「・・・・」声が出ない、ひたすら痛みをこらえる事しか出来ない。あわてた女房がバケツに水を汲んで持ってきた「この中に指を突っ込んで」「お前・・・」「いいから早く突っ込んで冷やして!」「・・・」「何っ?」「どうして・・・ぼろ雑巾が入ってるの?」「そんな事気にしないで早く冷やしなさい!」

 こうしてぼろ雑巾が浮かんでいるバケツの中に指を突っ込んで冷やすこと5分、ようやく声を出せるまでに回復し作業をあきらめて女房に湿布をして貰っていたら女房曰く「もう駄目だからね!あの石は私が埋めます!もうあきらめなさい」「・・・ただの打撲だから・・・」「ダメッ!明日は絶対、病院行くんだよ!」

 で、翌日どうせただの打撲だと思っていたけど病院行かないと家に入れてくれないと女房に言われ、しぶしぶ外科へ・・先にレントゲンを撮ってから先生に呼ばれて病室へ「指どうされました?」「はい、庭の石をいじっていて挟んじゃって、多分打撲だと思うんですけど女房がうるさいもんで・・・」「あ~完全に折れてますね~」「えっ!」「ホラッこの写真を拡大しますよ、ここの所、指の先、白いものが浮いてるでしょ、これ、折れた骨・・・」「あの~どうすれば・・・」「手術してもしょうがないですね。やめときましょ。少し曲がるかもしれないけどマア、大丈夫でしょ。看護婦さんギブス持ってきて」「センセ・・本当に大丈夫?」「1週間後にもう一度見せてくださいね。はいっ、次の人」

 病院の受付で診療代を支払い向かいの薬局へ処方された痛み止めの薬を貰いに行った。「あら~指どうされました?」「どうも折れたみたいで・・・」「指、大きくなっちゃいましたね。ハハハ」「・・・・ほっとけ」

 それからの日々、何が困るって利き手の中指が使えないと言う事で困るのが

① トイレの後、ふけない。しかたないから左手で拭くけど拭きにくい

② キーボードが打てない。まるで映画のデスノートの主人公「エル」のように両手  人差し指だけでキーボードを打たなくちゃならない。

③ 鉛筆がもてないので字が上手くかけない

④ 箸がもてないのでフォークで食事しなくちゃならない

あ~あ、自業自得だからしょうがないけど自分の人生ではじめての骨折経験は本当に不便なものでありました。チャンチャン

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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