2008/07/19

ターシャ・テューダーの魅力

 先日BSで2日間に渡り放送された「ターシャ・テユーダーの世界」を女房と二人で食い入るように見てしまいました。彼女の広大な庭園のあまりの見事さに感動し、決して豪華ではないのに見る人の心を掴んで離さない彼女の庭つくりへの愛情が長い年月を掛けて作り出した美しい庭は映像を通しても感動の美しさでした。

 92歳の生涯を絵本作家・挿絵画家・園芸家として過ごした彼女の一言一言には他の人には真似の出来ない心の響きが込められており、心が洗われる想いでした。幼い頃よりグラハムベルやアインシュタイン等の著名人との交流が有るほどの名家に生まれながら農業の道に進みヘンリー・デイヴィッド・ソローの名著「ウオールデン森の生活」が彼女に与えた影響は計り知れないらしい。私も読んだけど今まで読んだ本の中でも一番、難解だったあの本が彼女にはかけがえの無い本だとは・・・やはり自分のような俗人とは違うな~

 近年エコロジーはビジネスとしてもてはやされ私なんぞも今日は唆されてその手のフォーラムのパネリストなんぞというものを演じて来ている訳で・・もう恥ずかしい限りです。偉い先生の百の講演を聞くよりターシャが淡々と語るひとり言を聞いている方がはるかに楽しい。世の中にこういう人ばかりならきっと戦争も起こらないし諍いも無いんだろうな。これからは録画したこの2回シリーズのDVDが宝物になる事と思う。久し振りに心に残る楽しい時間を過ごせました。皆さんもお薦めですよ。

2008/07/13

デジタルTVがやってきたパート2

 今年の4月に報告したデジタルTV。いや~こんなにTVの画像がきれいだとはチットモ知りませんでした。こんな事ならもっと早く切り替えとけば良かったと喜んだのが今年の春・・・時は移り変わり新緑の季節を迎えた辺りから何だか様子がおかしくなってきた。あんなに綺麗だった画像が時々乱れ始め、時を同じくしてBS放送やCS放送までお付き合いのように映りにくくなって来た。

 天候の所為かなとも思い晴れたら直ると思っていたらあにはからんや、森の緑が濃くなるにつれ反比例するように画像は消えてゆく・・・こりゃあかん。又や・・・。都会の皆さんは信じられないとは思いますが森の中では雨が降ったり木の葉がゆれるとTVが映らなくなるのですよ。例え衛星放送でもダメなんですね~これが。だから葉が枯れている冬の間は本当に良く映るのに春から夏にかけては映らなくなるのですよ。しかし、だからといってハイッ分かりました。秋まで我慢しますってな訳にはいきません。何せ北京オリンピックは真夏にあるんですからね。

 仕方なく春先に来てくれたアンテナ屋さんにもう一度来て貰い「映らなくなったんだけど」というとさすがに山のアンテナ屋さん「そうですか、やっぱりダメでしたか。大丈夫ですよ。映るまで責任もってやりますから」と全然、気にするでもなく来てくれて「いや~良くあるんですよね。この間のお客さんなんか冬の間は快調だったのが春になってからやっぱりダメで、結局諦めてもらいました」「エッ諦めなきゃならないなんてのも有るの?」「そりゃ、ありますよ。ダメな時は私でもどうしようもないですから」「やっぱり高く上げなきゃダメかね?」「いや~高さは関係ないんですよ。低くたって映ります。問題は前方の障害になっている樹木との距離なんですよね。距離がある程度とれれば映りますよ」といって何やらアンテナ屋さん、前方の木を眺めながら電波測定器を片手にアッチヘウロウロ、コッチヘウロウロ。「この辺りですね」といってさっさとアンテナを移し「又、映らなくなったら言って下さい」とさっさと仕事を終えて帰って行きました。

 その後、何とかTV画像は復活していますが梅雨の終わりの雷雨がくると又、チラチラし始めこればかりはどうしようもないみたいです。雨が降ればTVは消す。これが森の中のデジタル事情のようです。ヤレヤレ・・・

2008/07/07

続けるって難しい・・

 最近思うのですがひとつの事を続けるって簡単なようで難しいですよね。何でこんな事を思うようになったかというと、このところやたらエコロジーなイベントが目に付くようになって偉い大学の先生の講演だとか勉強会だとか体験会だとか一杯お呼びがあって一体どれを選べば良いか分からない事があって、自分でもこういう講演会だとかを企画した事もあるのでどれも素晴らしい事だとは思うのだけでその企画の趣旨をそのイベント後も維持して続けていくっていうのは本当に難しいのです。

 例えばNPO活動なんかも何だか一時期やたらめったらNPOばやりで色んなNPOが出来たけど結局、活動を維持して続けている団体は結構限られているみたいですね。活動報告もないNPOも結構あるようです。その理由は私が思うに時間の経過と共に設立時の思いと段々変わっていくからではないでしょうかね。NPOなんてのは基本的に同じ志をもつ人々が集まっているいる団体で利害関係を重視している訳ではないので維持していくのも大変なんだろうと思います。

 私が関わっている木の世界なんてのも現在の活動が実を結ぶのは50年も60年も先の話なので自分が生きているかどうかも怪しい話です。それでも今、やらなくては将来は絶対ないと信じてやっているのですが中々続けていくのは簡単ではないですね。

 大体、現代はその成果を早く求めすぎじゃないかと思うのです。教育にしても「ゆとり重視」の方針が決まったとおもったら今度は成績が落ちたから「課外授業までして教育時間重視」に変更されて、たまらないのは当の子供達や現場の先生達ですよね。もう少し長い目でしっかりした信念をもって臨めばよいのにと思うのは私だけでしょうか?

 農業政策も減反政策や酪農牛の削減を進めておきながら今度は食料危機や価格高騰が続き生産量を増やせと仰る。そんな簡単に増やしたり減らしたり出来るもんじゃないですよね。相手は生き物なんですから・・・もう少し長い目でみて結果を急がずに進める事は現代では許されない事なんでしょうか。

 私達が扱っている木を「スローウッド」と呼ぼうという話が出ています。山で冬の新月の時期に限って伐採し1本、1本記録をつけて半年以上、山で葉をつけたまま枯らしてから山から下ろしてきます。こんな事してりゃ現代のスピードにはついていけないかも知れません。だから「スローウッド」・・・でも良いのです。続けていかなくてはと思えるから・・・

2008/07/02

梅雨の合い間に

最近、夜いつもの帰り道に3匹のキツネがいつも出て来る。大体、同じ場所で一緒に遊んでいるので多分、兄弟だと思うのですが、先日も同じ場所で会ったので今日も遊んでいるのかと思い、そっと脇を通り過ぎたらその先で今度はノソノソとお尻を振りながらこちらに向かってくるズングリムックリした奴が登場、その体型から、又アライグマかと思ってみたら尻尾が真っ黒だったので多分あれはタヌキですね。

 その後も休日の夕方に出先から自宅の駐車場まで帰ってきて車を止めようとしたら今度は子鹿が1人で佇んでいた。普段、余り単独でいることは少ないのできっと親が近くにいるとは思ったのですが余り、驚かさないようにそっと車を止めて「早く帰りな」と声を掛けたら森の中に消えて行きました。段々、夏が近づいてきて森の動物達も活発に活動しているようです。

 動物達が夜、活発に動くのは分りますが困るのは人間が夜、闇に紛れて果樹園の実りを横取りしてしまう事件の多い事です。昔の食糧難の時代なら分らなくもないのですが現代の食糧泥棒は農家の方達が丹精込めてつくった実りを大量に横取りして売り飛ばしてしまうという許せない犯罪です。全く何を考えてるのか分りません。どれだけ苦労して育てたか分らない大切な収穫物をこれからやっと収穫しようという時に横取りされた農家の人達の落胆を考えると本当に許されない犯罪だと私は思います。どうして人の痛みが分らないかなと本当に腹が立ちますね。

 食糧難が予想される今後の世情を考えるとこれからもきっとこういう犯罪が増加していくのだろうなと、考えるだけで辛くなってきますね。今までは農家の方達も猪や鹿の被害から守る為に電柵等を対策を考えてきましたがこれからは果樹園や畑にも防犯カメラが必要になる時代かも知れませんね。イヤハヤ・・・

2008/06/22

メタボ検診

 何やら国の方針で「メタボ検診」とやらを受けなくてはならなくなった。これまでは町の集団検診を毎年1回受けていたのですが今年からは「企業の一定年齢(40歳)以上の者はそれではまかりならん。特定の診断機関に指定された日に行って指定された検診を受けろ」と仰る。

 しかし、例年どおり町からは集団検診の案内が送られてきて申し込み用紙も付いているが何やら基本検診等は受けられないらしい。何の事やらさっぱり分らない。色々な人に聞いてみても明確に答えられる人はいない。そのうちに町からは例年どおりの検診キット(検便ですね)が送られて来た。一体どうなってんの??

 とにかく申し込めというのだから申し込んでみようじゃないかと言う事になり「メタボ検診」を申し込んだ。そのうちに何月何日にここへ行って検診を受けろという案内が来た。その中に町と同じ検診キットが付いている。全くなんて無駄な事をするんだろう。いつも思うけどお役所のやる事は本当に分らない。こんな無駄な事にお金使うから税金が足りなくなる。全く、金返せと言いたくなりますよね。

 兎に角、善良なる一般市民としては指定された日に検診を受けに行きました。受付で「この検診は町の検診とダブっているけど、どちらを受けても良いのですか?」と聞くと「どちらでも良いですよ」とおっしゃる。そんな馬鹿な!町の検診では受けれないように申込書がなってるから仕方なく来たのに・・・「どちらで受けても金額は変わらないのですか?」と聞くと「同じですよ」と言う返事。本当かいな?この人、本当に分っているのかな?と疑いつつ、これ以上この人に聞いても無駄だと言う事だけは分ったので「この費用はいくら払えばよいのですか?」と聞くと「後日、企業に請求しますからこの場では必要ないですよ」との返事。再び???結局、言い難いのかもしくは知らないのかのどちらかだと判断し(多分、圧倒的にメタボ検診の方が高いんだろうな)と勝手に理解しこれ以上聞くと血圧が上がりそうなので大人しく検診を受ける事にした。

 最初に持ってきた検便を渡し、受付番号を受け取る。受付番号と書類を貰って次に行こうとすると「持ってきた検便を出して下さい」と仰る。「だから!さっき渡しただろうが!」とつい切れそうになる。イカン、イカンここで怒ると血圧が・・・身長と問診を終えて血圧測定をすると案の定「ちょっと高いのでもう一度取り直しますね」と言われる。「イカン、イカン落ち着け」と自分に言い聞かせて目を閉じる。何時もこの血圧測定では綺麗なオネエサンなんかにたま~に当たって手を握られたりすると直ぐ血圧が上がったりする(って馬鹿じゃないかと自分でも思うのですが・・)のですが今回はサラリーマン風のお兄さんなのでちっともそんな事無く無事通過。

 さあ、それから次の血液検査と生活習慣の問診を終えてレントゲンと胃の検査に移るのに待ち時間の長い事・・・余りに長いのでついウトウトとしていたら一緒に待っていたタクシー会社の運転手さん風の方がたまりかねて「一体、いつまで待つの?勤務代わってもらわないと間に合わないんだけど・・」と聞くと「もう直ぐだと思うのでもう少し待ってて下さい」との返事。ついに痺れをきらした運転手さん、携帯電話を片手に外へ出て行ってしまいました。

 結局ほぼ半日かけてやっと検診は終了。最後に下剤を渡されて「今日はたっぷり水分を摂って下さい」と注意を受けて会場を後にしました。

 しかし、こんな事、本当に全国の企業でやるのかね?この制度変更だけで一体どれだけの税金が使われているのでしょうね。兎に角、事前に配布されたメタボ検診のパンフレットは全くお役人が作ったパンフの典型で全く読んでもさっぱり分りませんでした。日本語になってないもの内容が・・・ひところ問題になった年金便に匹敵するくらいさっぱり分りませんでした。これじゃパンフ作る意味無いよね。こんな事ばかりしててホントに大丈夫?民意は本当に離れていきますよ。

2008/06/14

方向音痴

 自慢じゃないが立派な方向音痴です。いつも家族からバカにされていますがこればかりは如何しようもないのです。先日、ナビが付いた車を運転して自分が何処を走っているのか全く分らないのに勝手に道案内をしてくれる先進の装置に驚きました・・というか「遅いっ!」っていう話もありますが・・・そこで考えました。何故、方向が分らなくなるのか?思うにこれは私の性格によるところが大変大きいように思うのです。

 何といいますか、良く言えば物事に拘らないというか、悪く言うと飽きっぽいといいますか逆に、のめりこむ性格といいますか、訳が分りませんが・・・例えば大きな建物に入ったとします。入ってしまうと、もう外のことはすっかり忘れてしまうのです。何処から入ったとか出口はどこか何て情報がすっかり抜けて室内の情報にのめり込んでしまうのですね。だから、どっかの出口で出ると元の情報ばすっかり抜けてるのでサッパリ自分の位置が分らなくなるのです。だから車の運転なんかで知らない所に行ったりしたらもう大変、ちょっとでも曲がり角を間違うともうサッパリ分らなくなります。

 その点、ここ八ヶ岳南麓は非常に助かるのです。何故って?それは大きな目印があるから・・・八ヶ岳と富士山と南アルプスというデッカイ目印があるのでまず大きく方向を見失うという事が無いのです。目印が見えなくったって下っていれば大体、南向き、登っていれば北向きと覚えればまず間違いないですからね。

 その意味では都会はイケマセン。何がって、道はちゃんと続いているのに曲がってはイケマセン、戻ってはイケマセン、止まってもイケマセン、イケナイだらけでどうしようもない事が多すぎます。大体、道に迷ったら止まって周りを見渡して目標を探すというのが普通なのに止まるな、曲がるな、何て言われたら私みたいな方向音痴にとって救いを求める者を谷底に落とすも同然の仕打ちですから。これはイケマセン。

 だから一番キライなのは首都高速、分岐がやたら多すぎです。間違えたって元に戻る訳にいかないじゃないですか。だからって一旦、首都高速をおりたらもう二度と高速に戻れないんですから、最終的には1周して戻ってくるしか無いじゃないですか。それにトンネル内での分岐、あんなのルール違反ですよ。そりゃないよ、トンネル内の分岐なんて危ないし方向音痴の者にとてはパニックを引き起こしかねませんよ。全くもう少し考えて欲しいものです。

 年齢を重ねて最近は特に物忘れがひどくなり方向音痴も段々、開き直って生きていく術を身に付けたものの、さすがに最近はポータブルのナビを買おうかなな?何て考えるようになりました。だって車に付いているナビは車を変えると無くなっちゃうじゃないですか、それに歩いて移動する時だって必要なんですから、方向音痴にとっては・・・誰かもっと軽量で小さなナビを開発してくれないかな・・・あっ携帯のは小さすぎてダメね・・見えないから。

2008/06/09

市民ミュージカル「ロラ・マシン物語」

 鬱陶しい梅雨空が一服した日、山梨県民文化ホールで市民ミュージカルが開かれました。今年で3年目になる憲法9条を考える市民のグループが主催する市民によるミュージカルです。3年前に初めて山梨で開催された時に事務局の方が当社のお客様だった関係でお手伝いする事になり、私に出来る事はチケットの販売くらいでしたが早くも3年が経ち、ずっと私は彼等の舞台を見てきました。

 今年の演題は「ロラ・マシン物語」主人公のトマサ・サリグノ(愛称ロラ・マシン)さんは太平洋戦争の最中、フィリピンを占領した日本軍により慰安婦にされ終戦後も辛酸な生涯をおくり近年、日本に対して公式謝罪・補償を求め提訴を行いましたが昨年、その生涯を終えて天国に召されました。

 テーマとしてはとても重苦しいテーマを敢えて選び私達が決っして目を背けてはいけない現実をとらえた彼等のステージをしっかりと見てきました。いつも彼等のステージを見て思う事は何かを主張したい時、どんなに小さな事でも自分で出来る事から行動しなくては何も起こらないと言う事。

 市民ミュージカルなので決してプロのステージのようにダンスが素晴らしいとか歌が素晴らしいとかいう観点では図れない感動があります。自分達が普段、接している普通の方が全てボランテアで何かを表現しようとしている。そのエネルギーを感じる事が出来ます。

 日本には世界に誇れる憲法9条という法律があります。日本は戦争放棄を世界に宣言している素晴らしい国なのです。それを決して無駄にしてはなりません。どんな理由にしろ武力での解決に平和はありません。歴史はそれを証明しています。憲法9条を素直に理解しその意図する所を将来の子供達に受け継いでいく事が我々の務めだと私は思います。

 憲法9条ミュージカル2008は東京・大阪・山梨を結ぶ市民ミュージカルへと成長しました。私が昨晩見た公演がその最後のステージでした。市民手作りのミュージカルに相応しい、やさしさに包まれた公演でした。公演の最後に東京・大阪の出演者・スタッフもステージに上がり全てが終わった後、彼等はバスに乗って帰って行きました。

 ミュージカルは終わりました。しかし、これからが大事なんだと思います。ミュージカルの終わりはこの活動の終わりを意味するものではないからです。1人でも多くの市民がこのミュージカルを通じて平和について考える事、そして行動する事、それこそがこの市民ミュージカルが主張する事だと私は理解しています。

2008/06/01

2008 八ヶ岳の森つくり

20080601_155659906 今日は半日、景観の会の仲間と近くの会員所有の森の中に入り今年から新たに始めるこの森の整備方針について話合いました。自然の森の姿が残る広大な針葉樹と広葉樹が適度に混合した森は比較的、下草も少なく整備が進めば美しい森に生まれ変わる事と思います。今後、数年間に渡り楽しみながらこの森を徐々に整備していく予定です。

 そんな森の中で話し合いをしている最中に知り合いから連絡が入り、近くの土地に隣接した小川に鹿の死体がありこの小川を塞いでしまい小川が溢れているので見に来て欲しいとの事。鹿?死体?川が溢れている?何だか頭の中で想像しただけでコリャ大変だ~と思い、早速駆けつけると確かに小川が溢れて隣の家の庭に溢れている。しかし、鹿の死体らしきものは無い。「何処にあるんですか?」と聞くと「ホラッあっちの桝のそば」と指差す方を見ても鹿の姿は全く見えない。「どこ?」と近づいていくと異様な臭いが周囲に溢れている。「何、この臭い」と思い小川の岸辺を覗くと、ありました。鹿の足が・・・「胴体はどこ?」ときくと河原の反対側に肋骨と頭蓋骨が横たわっており・・・「うわ~~~」「ねっ!凄いことになってるでしょ。私知らずに触っちゃってもうパニック・・・」確かにこりゃ驚くわな状態・・・

 結局、余りの異臭に自分達ではとても処分出来ずに役場に連絡して処理して貰う事にしました。苦労を掛ける役場の係りの人には申し訳ないと思うけどあのデカイ異臭を放つ物体を自分達で何とかするのはとても無理と判断。まだ、昼飯も食ってなかったので余り見たくない光景でした。

 そういえば最近、良く鹿の群れにこの周辺で出会う事が多くなっていました。暖かくなって山の上のほうにも充分食糧があると思えるのに何故、人里まで下りてくるのか分りませんが本当に最近、多くの鹿の群れに出会います。

 以前、宣言したように最近は車ではなくスクーター通勤を心がけているので良く今まで出会っていた鹿や狐やアライグマと生身のまま出会うのでちょっとビビッテいます。今までは車の窓越しだったのでそれ程怖くなかったけどさすがにスクーターで出会うと万一ぶつかると確実にこっちが吹っ飛ばされてしまうし。狐やアライグマもこっちに向かってこないとも限らないし・・・なんて考えるとちょっとビビッテしまいます。マア、普通に考えてこちらに向かってくることは有り得ないけどね。

 そう言えば今朝、小海線の線路を渡るときにフト横をみると狐さんが前足を線路の上に乗せてこちらをジット見ていたな~。思わずカメラに手を伸ばそうかと思ったけどほんの一瞬だったのでアット思った時にはこちらが通り過ぎていました。あの狐は前足をレールの上に乗せて何を思っていたのでしょうね?もしかして遠い旅立ちの途中だったのでしょうか?しかし絵になってたな~映画なら絶対、使う写真のチャンスだったよな。

 暖かくなって森の生き物達も活発に活動し始めました。

2008/05/27

2008第3回八ヶ岳高原サイクリング

 今年も八ヶ岳高原サイクリングが開催され、いつものように私もスタッフとして最後尾の「リタイヤお助けカー」を運転する役目を果たしてきました。

 今年で3回目となるこの大会も年々、充実してきて今年も多くの参加者が全国から集まってきました。この大会の特徴はタイムを競うのではなく八ヶ岳高原の自然を満喫しながら高原をゆっくりとチームで楽しんで走って頂こうというもので今年も小学校2年生の女の子から72才の男性まで幅広い年齢層の方が八ヶ岳高原をサイクリングされました。

 生憎の小雨模様の天気でしたがこういうアウトドアイベントに天候の変化はつきものですから愚痴をいってもしょうがないのです。いや、むしろ悪天候の時はそれなりに別のドラマが生まれたりしてそれはそれで良い思い出になったりします。

 今年のドラマをいくつか紹介すると先ず、雨が上がり脱いだカッパを収納した袋が自転車の前輪に絡み付いてしまい、前輪がロック!その結果は空中を見事一回転し自転車はスプロケットが壊れて走行不能、被っていたヘルメットは割れるという事態になりながら本人はかすり傷と打ち身で大事に到らず、通り掛かった我がお助けカーに収容されて車中の人に・・・「いや~これで今日のヒーローはアナタに決まりですね~」「・・・・」「いや、何て言っても一回転した男ですから絶対話題は独占ですよ」「・・・・・恥ずかしい」「そんな事ないですよ。かすり傷で生還したんですから絶対ヒーローですよ」「皆に言われますよね・・・」「絶対、語り継がれます。いや、私が語り継ぎます」「恥ずかしい・・・」「来年もきっとリベンジに来て下さいね」「絶対きます。私、自転車にのってまだ間がないんです。これからもキット来ますから」「お待ちしています」ってな会話が車中で交されてこの一回転された方は先にゴール地点の温泉にお送りしました。

 もう1人のヒーローいやヒロインは最後尾で完走した今回の最年少、小学校2年生の女の子。途中、何度も止まっては「リタイヤか?」と思いましたがとうとう最後まで走り抜きました。口を真一文字に結んで必死で走りました。いやいや女は強いという歴史的事実がここにも実証されました。きっと、この子は将来つよ~い子になるんだろうなと確信しました。

 今年も様々なシーンを生み出した八ヶ岳高原サイクリング、来年はあなたも参加されてみては?って実は私の方が参加者になりたい・・・

2008/05/19

再?新婚生活

20080519_085328734写真と記事は関係有りません)

 子供達が巣立って夫婦二人での生活がスタートして3ヶ月、時々子供達も帰ってくるものの基本的には二人で過ごす時間だけが圧倒的に増え、夫婦二人の生活も少しずつ変化して来ました。思えば結婚してすぐ子供が出来たから子供に囲まれた期間が28年、突然それが無くなったのでそりゃ生活も変わらざる得ない。

 何が変わったかというと先ず、お弁当はもう終わりという事にした。子供達のお弁当と私の弁当を含め20年近くお弁当作りをしてくれた女房殿に「もういいよ、終わりにしよう」とある日告げて「もういいの?」という女房に「もういいんじゃない。長い事作ってきたんだからもう終わりにしよう」と宣言しその後、それでも時々は作って貰ってはいますが基本的に終了宣言をしました。女房はそれで少し朝の時間が出来る様になって喜んでいます。

 それから休み・・・私は基本的に土・日曜日にお客様が多いので休まない事にしていましたがこれからは出来るだけ女房の休みに合わせて休む様にしました。そうしないと本当に二人で過ごす時間が全くすれ違いのままになってしまうので・・今までは犬1匹、猫3匹、人間の子供3人がウロチョロしてたので特に1人になるなんて思ってもいなかったけどこれからは基本的に二人暮らしになるので出来るだけ二人の時間を共有するように努力しないと本当にすれ違いになってしまいますからね。そうは言ってもやはり土日は仕事で出掛ける事が多いんですけどね・・・

 我々夫婦が出会ったのが19歳の時、出会う前からの人生の時間の倍近くを二人で過ごしてきた事になります。今までも色んな事があったけどそんなに大した事件もなく過ごしてきた夫婦二人の生活・・これからは又、色んな事を試しながら新しい新?婚生活を探っていかなくてはと思うこの頃なのでアリマス。どうやらそうしないと森の奥で1人で暮らす事になりそうなもので・・・

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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