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2008/06/09

市民ミュージカル「ロラ・マシン物語」

 鬱陶しい梅雨空が一服した日、山梨県民文化ホールで市民ミュージカルが開かれました。今年で3年目になる憲法9条を考える市民のグループが主催する市民によるミュージカルです。3年前に初めて山梨で開催された時に事務局の方が当社のお客様だった関係でお手伝いする事になり、私に出来る事はチケットの販売くらいでしたが早くも3年が経ち、ずっと私は彼等の舞台を見てきました。

 今年の演題は「ロラ・マシン物語」主人公のトマサ・サリグノ(愛称ロラ・マシン)さんは太平洋戦争の最中、フィリピンを占領した日本軍により慰安婦にされ終戦後も辛酸な生涯をおくり近年、日本に対して公式謝罪・補償を求め提訴を行いましたが昨年、その生涯を終えて天国に召されました。

 テーマとしてはとても重苦しいテーマを敢えて選び私達が決っして目を背けてはいけない現実をとらえた彼等のステージをしっかりと見てきました。いつも彼等のステージを見て思う事は何かを主張したい時、どんなに小さな事でも自分で出来る事から行動しなくては何も起こらないと言う事。

 市民ミュージカルなので決してプロのステージのようにダンスが素晴らしいとか歌が素晴らしいとかいう観点では図れない感動があります。自分達が普段、接している普通の方が全てボランテアで何かを表現しようとしている。そのエネルギーを感じる事が出来ます。

 日本には世界に誇れる憲法9条という法律があります。日本は戦争放棄を世界に宣言している素晴らしい国なのです。それを決して無駄にしてはなりません。どんな理由にしろ武力での解決に平和はありません。歴史はそれを証明しています。憲法9条を素直に理解しその意図する所を将来の子供達に受け継いでいく事が我々の務めだと私は思います。

 憲法9条ミュージカル2008は東京・大阪・山梨を結ぶ市民ミュージカルへと成長しました。私が昨晩見た公演がその最後のステージでした。市民手作りのミュージカルに相応しい、やさしさに包まれた公演でした。公演の最後に東京・大阪の出演者・スタッフもステージに上がり全てが終わった後、彼等はバスに乗って帰って行きました。

 ミュージカルは終わりました。しかし、これからが大事なんだと思います。ミュージカルの終わりはこの活動の終わりを意味するものではないからです。1人でも多くの市民がこのミュージカルを通じて平和について考える事、そして行動する事、それこそがこの市民ミュージカルが主張する事だと私は理解しています。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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