復活したサザンオールスターズの名曲の歌詞ではないですが今年の夏は本当に暑かったですね。というかまだまだお盆過ぎても暑い日が続きそうで本当に暑い地域は大変だと思います。山梨も甲府盆地の気温が今年も何回か日本一になり故郷、高知でも四万十市が日本最高気温を更新したりと、とんでもなく暑い夏でした。
八ヶ岳南麓はそんな中、暑いとは言いながらも朝晩はエアコンが無くても快適に暮らせるので有難い事です。それでも25年前に川崎から八ヶ岳に引っ越して来た頃から比べると明らかに夏暑く、冬暖かく、雪も多くなりました。
八ヶ岳南麓は冬の晴天率日本一の地域でその為に朝の放射冷却がきつくて以前は冬は本当に寒かったのですが最近はそれ程寒くなくて雪も多く積もる様になりました。日本も地球温暖化の影響は避けてとおれない状況です。今の内に本当に早く対策を取らないと大変な気候変動を起してしまうような気がして心配です。というか既に起してしまっているのかも知れません。
話は変わりますが先日、知り合いから購入した土地の廻りの木が全て伐採されてメガソーラーパネルが設置される計画があり何とかならないかという相談を受けました。ここ八ヶ岳は先ほども書いたように晴天率日本一の地域なのでソーラーパネルの設置にはうってつけの様で既に数年前に高速道路沿いの森がかなり広い範囲で伐採されてメガソーラーパネルの実験施設が建設されています。
最近は国がソーラーパネルからの売電を促進して買い取り価格を助成している為にかなりの範囲で森が切り拓かれてソーラーパネルが設置されています。私はソーラーパネルの設置自体はまだ理解できるのですがパネルを設置する為に森を切り開くのは本末転倒だと思います。
折角の美しい景観が破壊される上に、木々が吸着してその体内に固着させたCO2を大気に放出してしまっては温暖化防止にとっては意味が無くなります。お金の為にその本質を忘れているのではないかと思えて仕方ありません。
自宅の窓から見える森の中は何の変化もないように毎日、穏やかな景色を見せてくれています。物音ひとつしない森の中を歩いていると様々な世の中の喧噪が本当に愚かな事に思えてきてなりません。
森の木々達は我々人間の行いを樹上から見下ろして「愚か者め・・・もっと自然を良く見ろ。大変な事になる前に手を打たないとしらんぞ!」と言っているのかも知れません。
先日、日本は68回目の終戦の日を迎えました。私は戦後10年に生まれたので自分の歳に10年をプラスした数字が終戦記念の回数になります。今年の祭典でも遺族の参加数が年々少なくなり戦争の痛ましい記憶が年々、薄れていくようでこれも心配の一つです。
特に最近は政府主導による憲法改正の動きがあり国民は本当に良く平和について考えなくてはならない時に来ていると思います。
どんな事があっても戦争を正当化する事は出来ません、正義の戦争なんてものはあり得ないのですから・・戦争が起これば必ず犠牲者が生まれます。いかなる理由があってもその犠牲者に「正義の為に仕方無かった」なんて事は言えないと私は思います。
「対立よりも対話を」平和の有難さをいつまでも胸に抱いていられるような世の中でありたいと思います。憲法改正の議論は構わないと思いますがそれがもたらす結果について私達は責任を持たなくてはなりません。それでも改正が本当に必要なのか所謂、政治家にその議論を任せていてはいけないと私は思います。
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