2021/03/27

春の訪れ

「春の訪れ」なんて書くと普通なら桜の開花状況とかになるのだと思いますが我が家ではそろそろ燕が渡ってきて春の訪れを告げてくれています。

 燕は夏鳥と言われますが春先に日本にやってきて結構、長く秋頃まで此方で過ごして又、去っていきます。燕と言っても日本にくるものには何種類かいて、我が家に飛んでくるのはそのうちの「イワツバメ」と呼ばれる種類です。

 文字通り岩場に巣を造るので「イワツバメ」と呼ばれるのですが最近では人家の高い所にも巣を造ります。近所の方も最近では「ベランダが汚れるので巣を造れない様に囲っているのよ」何て言われる方もいて、どこでも段々、野生の生き物と人間の接点が離れて行っている様に思います。

 我が家でも洗濯物を汚されるのは困るので造っても良い場所を決めて「そこだけは造っても良いよ」という風にしており毎年そこに巣を造ります。と言っても昨年、造った巣を壊すわけではないので毎年、渡って来た燕達がそれを補修して又、同じ巣に新たに卵を産んで育てています。

 この巣作りが面白くて、スズメ達も一斉に来るわけではなく先発隊や本隊と徐々に増えてくるので、この巣の場所を決めるのに正に争奪戦になります。

 先ず、多くの燕達が前年、巣作りに良さそうな場所を巡って内覧会?を始めます。何回も何回も廻って来てどこの巣にするか決めるんでかね~?そのうちに、その中の一つのつがいの燕がここと決めた巣に陣取ります。

 そうするとサア後から来た燕を追い返すのが大変な騒ぎになります。「ここは、私んちなんだから来ないでよ!あんたあっちに行けばいいでしょ!」何て事を言っているのかどうか知りませんが、彼らも自分達の種族を守るのに必死なんだと思います。

 夏ごろに子供達が一人前になって巣立ちが終わると「やれやれ今年も無事にお勤めが終わった」とこっちも気を許して燕達が汚した後を掃除していると、いつの間にか次のつがいがちゃっかりと巣に入っている事があります。

 「ありゃ!これから子育て!うそでしょ!」何て事もあります。彼らも必死なんだと思います。

 しかしマア、昨今、燕の数もメッキリ減ってきて人間との接点も少なくなってきている事だし、ここはお互い助け合いという事で・・・最後の子供達が巣立つのをジッと待つことになります。

 それにしても毎年、子供達の中でも巣立ちの遅い子が必ずいるので最後の一羽が飛び立つときは何度見ても感慨深いものがあります。

 時たま、旨く飛べなくて巣の下にポトンと落ちたりするとサア大変!「あんた、早く飛ばないとお母さん達に置いて行かれるよ!頑張れ!」と応援したくなります。今年も既に第一陣が飛来してそろそろ最初の借主が決まりそうです。今年も春が始まります。

2021/02/13

よもや話

どうも書くことが思い浮かばないので今回は最近色々、衰えてきた頭で感じた事をつらつらと書き連ねることにしました。

①バレンタインの風景:昨日、電車に乗って帰っていると高校生のサッカー部員らしい学生2人が大きなボールの収納袋を持って乗って来ました。そのまま座る事なく入り口付近に立っていましたがその後、車両の中央付近から同じく女子高生2人がこそこそと移動してきてそのサッカー部員と思しき学生達の反対側の入り口付近に寄って来て何やらヒソヒソそ話していました。そのうち、中の一人がサッカー部員と思しき学生達の一人に近寄って行き何やらモゾモゾとしていました。その後、直ぐに次の駅に電車は到着してそのサッカー部員の学生達は下りて行き、その後をくだんの女子高校生たちがワーワーと騒ぎながら楽しそうに下りて行きました。一連の行動を何気なく見るとはなしに本を読みながら目の片隅に入れていたオジサン(私です)は「そっかぁ、もうバレンタインデーか~」と気付き、何だかほのぼのとしましたとさ(笑)

②政治家の失言問題:例のオリンピックをめぐる性差別発言の報道を見ていて思うのですが、いつも政治家の方は「誤解があった」「そういう意味ではなかった」「発言を撤回して改めて真意を説明する・・」という事を言いますが、昔と違ってSNSが発達し報道も自由になってくるとその生の発言シーンが再現されるので誤解もなにも無くなりますよね。確かに発言シーンの切り取り方によって解釈が違ってくる場合もあるかとは思いますが、そのほとんどは普段思っているからこそ、うっかり言葉に出てきてしまうので「撤回」ではなく「反省」ですよね。人は誰でも失敗するし私なんか失敗だらけの人生を送っているので失敗は仕方ない、そこから学んで間違っていたら直せば良いと思うのですが・・最近はカメラの向こうに大変多くの一般庶民が居る事を心して政治家の方は発言しないとあまり横柄な事、言っているとギャフンと反撃されますよ。

③地球の起源、月の起源:皆さん、太陽や地球や月がどうやって出来たかご存じですか?昔からこの問題は多くの研究者が研究を重ねて色々な測量や研究、観測が行われ徐々に科学的な分析が進んで来ましたが今でも確実な事は実は分かっていません。何故なら見た人がいないからです(笑)。それは冗談として太陽にも地球にも月にもその起源の記憶が残っていないかと様々な研究者が研究を進めています。いつかその起源があきらかになる日が来るかも知れません。私が不思議に思うのは地球に最も身近な月でさえその起源についてはまだ分かっていない事がたくさんあり、私が小さい頃、月面に初めて人類が降り立ってから長い時間がすぎましたが、あれから世界は誰も月に人を送り込んでいません。現代の技術では、はるか遠くの天体にまで衛星を飛ばす事が出来てそのデータを持ち帰っているのに何故、地球に最も近い月には誰もいかないのでしょう?不思議です。そして宇宙の研究にもまして地球の海底にも宇宙をめぐる研究より更に分かっていない起源が隠されています。今後、宇宙開発とともに海底の探索も将来、進んで行くと面白いなと最近、思っています。

④リモート社会への心配:最近は新型コロナウイルスの感染拡大が問題となりソーシャルデスタンスをとり、リモートで仕事をする事が当たり前になってきましたが、私はそれが当たり前になる事に少し不安を感じています。私自身は人と人の距離感が近すぎる都会の生活に馴染めなくて八ヶ岳の人と人の距離が保てる環境に引っ越して来ました。人って面白くて、あまり近いと離れようとするし逆に遠いと近づこうとします。これは人間が普通に持っている精神的な反応のようです。しかし、今回の新型コロナの影響によるリモート生活は人々が意図した距離感ではなく押し付けられた距離感です。これが定着していくと何だか人と人の繋がりが希薄になってしまうようで、ちょっと嫌な気がします。やはり気が合う人達と一緒に話して触れ合って酒を飲むのも良し、ちょっと気が合わない人とはちょっと距離をおいて(笑)付き合い、それでもやはり人として繋がっていたいと思いませんか?特に自分達の生業の建築業はそこに住む人達の家を建てるのでリモートばかりで打ち合わせするわけにはいかないし第一、材料を仕入れて手で加工し現場に運んで組み立てるという作業はリモートとは対極になる仕事なので中々今の状況では難しいですよね。アッ!それでも、そのうちに科学が発達してロボットがその作業を代わりにやってくれるようになるのかな?そしたら自分達は何をすれば良いのかな(笑)

すみません、こんなまとまりのない話を垂れ流してしまい申し訳ありません。次はもっと、まとまりのあるお話をしたいと思います。思うだけですが・・・

2021/01/23

2021年、難しい年の始まりと諏訪湖の「御神渡り」

 今年は年初から新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が出たりで難しい年の始まりになりました。

 今年は新型コロナウイルスの感染を抑えるワクチン接種がいつ始まるかという事に大きな関心が寄せられていますがこれ以上、感染拡大が続くと経済に与える打撃も大きくなるし、勿論、命より大切なものなんて無いので経済との両立を如何に図っていくかという難しい舵取りが政府にも求められます。

 しかし、今年の始まりはこの新型コロナウイルスの第3波の感染拡大や新しいアメリカ大統領の誕生に伴う議会乱入騒ぎや、何だか波乱の年の始まりの様に心配してしまいます。

 今年に延期された東京オリンピックも果たして本当に無事、開催出来るのか予断を許さない状況になって来ています。

 一方、こんな人間世界の騒ぎの傍らで大切な自然界にも大きな変化が起きて来ています。私が住んでいる八ヶ岳南麓の地域には海というものがありません。その代わり湖がいくつかあります。その最大のものが諏訪湖です。

 諏訪湖には色々な伝統や言い伝えがありますが冬の風物詩として有名なのが「御神渡り(おみわたり)」です。「御神渡り」とは冬の厳寒期に諏訪湖の水が凍結と融解を繰り返しいつしか湖が全面氷結すると膨張したその表面がお互いに押されて一本の道の様にせり上がる現象を言います。

 昔の人々はそれを諏訪大社の上社の男神が下社の女神の元に氷の上を渡って行った跡だとして「御神渡り」と名付けました。

 しかし、諏訪湖はここ数年、温暖化の影響で湖が全面氷結する事がなくこの御神渡りが出来る事は無かったのです。しかし今年は年明けから寒い日が続き、2回ほど湖が全面氷結しました。残念ながらまだその氷の厚みがそれほど厚くならず、これから「御神渡り」が出来るかどうかは分かりませんが、この「御神渡り」を神事として判定している八剱神社の神官さんがこのところ毎朝、総代の方や報道陣の方達数人と一緒に湖面を見つめて記録を発表しています。

 この諏訪湖の凍結の記録は驚くべきことに550年以上も前から記録されていて世界中の自然科学を研究する科学者からその記録が注目されていて地球温暖化の影響を調べる記録としても貴重なデータとなっていて事実、世界中から科学者達が諏訪湖を訪れているそうです。

 人間がコロナウイルスの被害に恐れおののいている間に自然も大きな変動を迎えています。今年も人々が平和に暮らせることを願ってやみません。

2021/01/08

2021年明けましておめでとうございます。

新型コロナ感染拡大に翻弄され続けた2020年が終わり新たな年2021年が始まりました。今年は年初から又、新型コロナの爆発的な感染拡大に驚かされてしまい、波乱の年初めとなりました。何とか今年こそ、このウイルスに打ち勝って再び平和で穏やかな日常が取り戻せることを願わずにはいられません。今、私達が出来るのは感染拡大につながる様な行動を控えて自分達で出来る事を守り続ける事しかないですかね。今年も普段の思いをこのブログに呟いていきたいと思いますので宜しければ時々覗いてやって下さい。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

2020/12/29

2020年を振り返って

2020年は本当にコロナに始まりコロナに終わりましたね。まさかこんな事が起こるなんて考えてもみませんでした。今年を振り返って超私的な2020年重大ニュースです。

①新型コロナの影響で建築資材のサプライチェーンが途切れ建築資材が入荷せずにマンション等の引き渡しが出来ず建築業界も大きな痛手を被る:建築資材の一部の生産を中国が担っていた為に換気扇やトイレ、キッチン等の建築資材が入荷しなくなり建築中の建物が完成出来なくなる事態を招きました。

②東京オリンピックの延期が決定:同じく新型コロナの感染拡大により今年予定されていた東京オリンピックが来年に延期されました。来年、無事開催されるかどうかは今後の世界の感染状況に大きく左右されるものと思われます。

③劇場版「鬼滅の刃」無限列車編が日本映画興行成績で一位になる:新型コロナでただでさえ「おこもり」が増える中この映画は今年、日本中でヒットして記録を塗り替え今まで考えられなかった程、シアターでの上映回数が交錯し近くの映画館でも一日20回近い上演回数が続いていました。

④アメリカ大統領選挙大荒れ:今年行われたアメリカ大統領選挙で現大統領のトランプ氏がバイデン候補と熾烈な選挙戦を繰り広げ僅差でバイデン氏が大統領に選出されましたがトランプ大統領は未だに選挙結果を受け入れず選挙で不正があったと主張しつづけています。第二次世界大戦後、世界の民主主義をリードしてきたアメリカ合衆国でまさか投票で選ばれた大統領を現職大統領が認めず、それを支持する民衆と世論を真っ二つに分けた争いが繰り広げられるのを目の当たりにしてこんな事が自由の国アメリカで起こるとは考えてもみませんでした。現在のアメリカでは「ノーサイド」という言葉は通用しないようです。

⑤NHK大河ドラマが出演者の不祥事と新型コロナの影響で年内で完結せず年明けまで続く:本当に超私的で申し訳ありませんがNHK大河ドラマは私の中で子供の頃に見た「忠臣蔵」がその最たるものでしたが、とにかく年末にその年のドラマが終結し年明けから新しいドラマが始まり又一年が始まるというのが定番でした。それが今年は年を跨いで放送されるという何とも言えずスッキリしない感じなのです。今年は新型コロナの影響で大河ドラマに限らず色々な映画やドラマが撮影継続する事が出来ずに途中で中断や延期になる事が多く異常な進行を余儀なくされました。

⑥森の中の元、我が家のログハウスが映画の舞台となりました:森の中に建っている元我が家のログハウスは本当に森の中の行き止まりの敷地に建っている為に時々、雑誌の撮影等に使われていたのですが一昨年、映画の撮影に使われる事になり今話題の俳優さんと著名な監督さんが来られて撮影が行われました。その後、中々公開されずに「何時公開されるんだろう?」と思っている最中にこのコロナ騒動になり「これはもしかしてお蔵入りか?」なんて思っていたら先日、やっと公開が決まり映画が日の目を見ました。ネタばらしになるので映画の名前は伏せておきますが現場で見た女優さんは本当にカワイイ綺麗な人でした(笑)わざわざ挨拶もして頂き感激でした(爆笑)ちなみに映画は余りヒットせずに現在は上映されていない様です(笑)勿論、私は映画館に見に行きました!

以上、今年は本当に新型コロナに影響された話題が多かったのですが来年はきっと世界中がこの新型コロナの感染に打ち勝ち、その終焉を見る事が出来て又、新しい希望に満ちた年を過ごせることを祈っています。皆さん、今年も拙いブログを読んで頂き有難うございました。どうぞ良いお年をお迎え下さい!

2020/11/21

withコロナの生活

 今年2020年は新型コロナの蔓延に振り回された年でしたね。今年もあと1か月となりましたが未だにその蔓延の収束は見受けられません。ウイルスは人間の移動がその蔓延を引き起こす原因の一つのなるので厄介な病気です。

 新型コロナウイルスの蔓延で八ヶ岳周辺にもちょっとした変化がありました。大都市、東京から近いという事もありリモートで此方で滞在しながら仕事をする方や、都会での混雑した生活の中で新型コロナの感染を心配した方が八ヶ岳の別荘にこられて長期滞在をするといった生活を選択される方が増えました。

 その為に当社もリフォームの問い合わせや依頼が例年よりかなり増えて対応に四苦八苦しました。

 小さな小さなウイルスがこれだけ世界中の人間に影響を及ぼすというのは本当に脅威ですね。先日、アマゾンの先住民の間でも新型コロナウイルスが広がっており、このケースでは感染防止の手立てがないという記事を目にしましたが正にその通りですね。

 人間の社会活動がこれだけ活発に拡大し経済活動も多岐にわたり地球上の人の移動も早く遠くまで移動出来るようになり、その中でその活動や移動をあざ笑うかのようなウイルスの出現に人々は戸惑ってしまいます。

 今までも天然痘や麻疹といったウイルスを原因とする伝染病を人類は何度か経験してそれを克服してきましたがウイルスは動物から動物へと伝染したり動物から人、更に人から人へと伝染する性質なだけに人間が集まって暮らすようになればなるほど拡散のリスクは避けられないようです。

 しかしながら色々と情報をみてみるとウイルスは何も悪いものばかりではなく人類の進化にとっては無くてはならない有益なものの様で、むしろ有益なウイルスの方がはるかに多いようなのです。知らなかったですよね。

 それにしても今回の新型コロナウイルスの蔓延は現代の社会生活の仕組みがいかに複雑で脆いものなのか知らされました。人の行き来に制限が掛けられることでこれ程、経済が打撃を受けて人々の暮らしに多大な変化をもたらしてしまうという事に今更のように気づかされてしまいました。

 そしてその中での一人一人の人間の行動がどれだけ他の人の健康に影響を与えてしまうのかという事を考えさせられました。

 政治の世界でも各国の首脳の新型コロナ感染拡大に対する政策の違いが共感を生んだり逆に反感をかったりしていかにその国の政府がこの危機にたしてどう対応するかで人々の暮らしが左右されるかという事にも気づかされました。

 今回の新型コロナウイルスは研究者の努力によってワクチンの開発が進んでいて、そろそろ有益なワクチンが開発されそうなニュースが流れて来ていますが早く安全なウイルスが開発されて全ての人に接種が進む事を願いたいですね。それまでは我慢の生活が続きそうです。

2020/10/28

暮らし方の変化

 今年もはや2か月を残すところになりましたが、どうも今年は新型コロナ感染拡大の関係で色々な事が変わってきて変化の多い年の終わりに近づいている様に思います。

 最近では「鬼滅の刃」の爆発的なヒットで連日、映画館が満席とかで、FMからも毎日この映画の主題歌が流れてきて、孫達からも「じいじい。きめつのやいばってしってる?」とショートメールが送られてきて、そのアニメのグッズをせがまれております。

 映画の大好きな私ですが映画館がこれほどの上映スケジュールで公開されるのは見たことがありません。なんだか、何が起こるか分からない時代です。

 私も、未だに外食は気が引けて、あまり行けませんが、たまに女房と近くのショッピングモールのフードコートとかにいくとガラガラで「どうしちゃったんだろ?」といった感じです。

 仕事上でも出来るだけメールで済ませられる仕事はメールで済ますようにして会議も「リモート」だし、イベントも「リモート」での開催となり何だか不思議な感じがします。

 設計の仕事も相手方とは出来るだけメールでのやり取りが増えて来て段々、人との対面での打ち合わせが少なくなってきて、それも何だか物足りない気がします。

 この先、いつもまでもこの状況が続く訳でもないのですが、人って一度、暮らし方が変わると又、元に戻るまで少し時間や気持ちの切り替えに手間取るのは普通ですよね。これも慣れなのでしょうが、少し元に戻るまでは時間がかかりそうです。

 それでも日常の時間はいつもと変わらず刻まれていくので、その中で何とか、今自分で出来る事を一日、精いっぱいやっていくしかないのだと自分に言い聞かせております(笑)

 最近、小野寺S一貴さんの「妻に龍が付きまして・・・」という本を読みました。自分の奥さんに龍が取りついて、その龍の教えに戸惑いながら暮らしていく旦那と奥さんの話なんですが、これが面白くて一気に読んでしまいました。

 何だか、今の世の中に暮らしていく上で大切な事を教えられたような気がします。色々と変化の激しい昨今ですが変わらないものはあるんだと信じて暮らしていくのも楽しいかも知れません。

2020/09/26

地域猫の暮らし

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当社の事務所の廻りには何頭かの地域猫が暮らしています。飼い主がいる猫もいるし何処からかやってくる宿無し猫もいます。子猫連れのもいて、小さな子猫を何匹が連れてくる母親もいます。

 出来るだけこの子猫たちを捕まえては里親を探して貰って貰うようにしていますが、それでも毎年周りに集まってきて「招き猫」をやってくれています。

 彼らの暮らしぶりを見ていると昼間は事務所の廻りで昼寝をしたりご飯をねだったりゴロゴロしたり気儘に暮らしています。

 困るのは事務所の入り口ドアが外開きなのですが、その前でゴロゴロひっくりかえるのでドアを開ける時にズリズリと猫をドアごと押しのけながら開けないと開かなくなります。

 それでも、隙をみて事務所内に逃げ込んでくる奴がいて、中に入るのは全然構わないのですがこれが隅っこの書類が入った箱の中とか狭い戸棚の中とかに入って、ちゃっかり寝込まれてしまうと何処に隠れたのか分からなくなってしまい、しまいには猫を閉じ込めたまま留守してしまうと、ご飯もトイレにも行けなくなってしまうのが恐ろしいのです。

 以前にもお話した事がありますが、1回、事務所から帰る時に猫を中に閉じ込めたことに気が付かずに鍵をかけて警備会社の警報をかけて退社したところ、夜中に警備会社から電話がかかってきて「事務所内に賊が入っている模様なので至急、来てください!」と呼び出され慌てて駆け付けたところ、中に警官と警備会社の方が猫を抱いて立っておられて「これはお宅の猫ですか?どうやらこの猫が夜中に事務所の中を動き回り警報が作動したようです。気を付けて下さいね」とお叱りを受けてしまいました。

 それ以来、猫の侵入には少し気を付けています。しかし、世界中に猫がいて彼らは人間と長い共存の歴史を経てきて、共に生きて来た生物なのですね。動物写真家の岩合さんも世界中の猫の姿をとらえた写真集をだされておりTVでも良く猫を求めて世界中を旅しておられるのを観ます。当社を訪れる皆さん、事務所の前には猫がたむろしておりますが、気を付けてお入り下さい(笑)

2020/08/07

最近思う事(おじさんの呟き)

どうも最近、気になって仕方ないのですが歳を取ってきた所為か、どうもTVの報道や巷の漏れ聞こえてくる話の中でカタカナ英語まじりの単語が気になってしかたないのですが、皆さんは気になりませんか?

 例えば新型コロナ感染拡大関係のニュースで「東京アラート」「ソーシャルデスタンス」「Go To キャンペーン」等、どれも分からないではないですが何故「東京感染警戒」「人との間隔確保」「旅行に行きましょう」とかではダメなんですかね?そういう感想そのものが既におじさん?なのでしょうか?どうも最近はやたらカタカナ英語が流行していて物事の本質そのものが良く分かっているような分かっていないような気がして仕方ありません。

 「ソーシャルデスタンス」も元々は心理学や社会学のような学術的な人と人の距離の取り方が及ぼす心理的な影響をとらえた言葉だと思っていました。その中でソーシャルデスタンスというのは初対面の様な比較的あまり親しくない関係の人同士がとる距離感とされています。つまり適当な距離をとる人間関係という事で具体的には2~3m程度という事ですかね。

 他にもコロナ関係ではなく良く使う言葉に「オフレコでお願いしますよ」なんてのも良く使われますが、日本語では「他言無用でお願いしますね」という事になるんでしょうが、これも本当は「off the record」つまり記録を取らないで下さいね。公表しないで下さいねという事で逆は「on the record」になるんでしょうがこれは「オンレコでよいですよ」とは言わないでですよね。

 どうも自分があまり英語が得意ではないので思うのかも知れませんが、ここは日本語でも良いんじゃないですか?と思うところで敢えてカタカナ英語が使われる機会が多くて、もっと日本語を大切にして欲しいと思う事が増えてきました。

 笑われるかも知れませんが最近のミュージックシーン(これもカタカナか)でもやたら英語の歌詞が増えてきて何を歌ってるのか殆ど聞き取れない(笑)曲が増えて来てませんか?単に耳が遠くなってきた(笑)という話もありますが・・・きっと作詞家の方の苦労も大変だなと思います。

 私は高知県出身なので地元言葉は高知弁になります。有名な映画のシーンで「なめたらいかんぜよ!」というのがありましたがこれももう殆どの方が知らないでしょうね。亡くなった名女優 夏目雅子が扮する土佐の侠客、鬼龍院政五郎の妻、花子の生涯を描く「鬼龍院花子の生涯」でヒロインの放ったこの言葉が当時は随分、流行しました。

 今でも地方に行くと地元の言葉が耳にやさしく聞こえますが、昔、初めて沖縄に行った時に、沖縄はまだ観光地の整備があまり進んでなくて町で出会ったオバアに道を尋ねたのですが、全く言葉が分からずに苦労した思い出があります。でもイントネーションはとてもやさしくて耳触りの良い言葉でした。

 出来ればこういう大切な言葉をいつまでも大事に出来る文化が生き残ってくれれば良いなと思うこの頃です。

2020/06/06

緊急事態宣言解除後の様子

ここ、山梨県北杜市も新型コロナウイルスの拡散防止による緊急事態宣言が漸く解除されて、徐々にではありますが人の動きが戻って来ました。

 子供達も学校の授業が徐々に再開されて通学路をマスクをして並んで歩く姿が見られる様になりました。電車の中も学校に通う高校生達の姿が戻って来て、友達に会うのが楽しいのか電車のなかで大騒ぎ(笑)している姿も徐々に戻ってきました。

 それでも一度離れてしまった観光客が戻ってくるのには時間が掛かると思われます。山梨県では今でも感染が納まらない地域から不要不急の目的で山梨県を訪れる方達の移動自粛をお願いしています。

 又、山梨県は葡萄、桃、サクランボ等の果物生産のメッカですがこの騒ぎでこれらの果樹や農産物の行き先が無くなってしまい途方に暮れている方達もいます。

 果樹や農産物は自然の生き物ですので生産を調整するのがとても難しいようです。特に山梨県でも観光農園を営んで居られる方達は基本的に出来た果樹等を訪れた観光客の方達に収穫して頂くのを目的で生産していたので頭を抱えておられます。

 緊急事態宣言が解除されても根本的なウイルスに対抗するワクチンが開発されない限り第2、第3の拡散の波は避けられないと思います。

 今、私達が出来る事は出来るだけ拡散を抑える自発的な行動をとるしかないと思います。出来るだけ多くの人と接触しない、手洗い、消毒を行い感染を防ぐしかないですね。

 本当は人間として多くの人達とコミュニケーションをとり活発に活動するという本能からは逆の事をしなくてはならないので辛いところですがここは我慢ですね。

 最後になりますが知人からの連絡でひとつご紹介したいのですが、これらの困っている果樹園の方達の活動を援助して頂けるなら山梨県北杜市明野町の明野さくらんぼ団地のHPを見て頂いて応援して頂ければ嬉しいです。

 明野さくらんぼ団地の方達は今まで観光農園を営んでおられましたがコロナ騒動で観光客が来なくなってしまい、収穫の時期を迎えたサクランボの出荷に困って今年からネットによる注文受付・発送を始めました。私も子供達に注文しましたが、明野のサクランボは大きくて甘くて美味しいので良かったら覗いてみて下さい。

まだまだ気を緩めることなく頑張りましょう。

アシストのHPへ
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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