2020/02/01

入学試験の思い出

 今年も入学試験のシーズンがやって来ました。皆さんも人生の中で様々な試験を経験されてきていると思います。

 私が自分の人生の中で思いつく試験とは中学の時の入学試験、大学入試、それと入学試験ではないですが自動車の運転免許試験、会社の入社試験、建築士の試験等、思いつくままですがこの様な試験を経て来ました。

 勿論、全て一発で合格した訳でもなく落第して落ち込んで時も勿論ありました。最初の中学の入学試験、この時は地元で一番の進学校を目指したのですがここは中・高一貫校でして、いわゆる地元の名門校でした。

 今までも何回かここでお話してきたのですが私は幼稚園から小学校まで所謂、当時のガキ大将でして、全く勉強とは縁がなく、それこそ落ちこぼれに近い生徒した。勿論、宿題なんぞというものは全くせずに、当然の様に先生に怒られ廊下に立たされておりました。そんな私が何故、名門校を目指したのか分かりませんが私には3歳上の兄がおり、兄は優秀で当然、その学校に進学して有名大学を目指しておりました。

 母はすっかり私の事は諦めていたと思っていたのですが私が小学6年生になったころにすっかり教育ママに変身して鬼の様に塾や家庭教師に私を詰め込み猛勉強を強いてきました。当然、私は逃げ出そうとしましたがすっかり捕まってしまい、一年頑張れば開放されるとの思いだけで必死で勉強しました。今、思い出しても人生で一番、勉強した時間だったと思います(笑)

 そしてめでたく何故か合格し私はすっかり有頂天になり「何だ、俺って少し勉強すれば天才じゃん!」とすっかり勘違いして舞い上がり、目出度く入学式を迎えました。そして1学期を迎え最初の定期試験を受けたあたりから「あれっ?なんで世の中にはこんな難しい問題を簡単に解ける天才が多いの?」と気付き(笑)気が付けば廻りは天才だらけで目出度く元の落ちこぼれ状態に・・・その時の友人達は今でも日本社会のそれぞれの分野で活躍されています。

 そんな私でも何とか高校を卒業して大学試験を受ける事が出来るようになり、何とか東京の私学に滑り込む事が出来ました。入学試験に付いてきたハズの教育ママは何故か別行動で何処かに遊びに行ってちっとも帰って来なかったのを良いことに、人生で初めて大都会、東京の片隅でタバコを買って、いっちょ前に道路でふかしてむせておりました(笑)。

 そして田舎に戻ったらすっかり卒業式は終わっていて、いつの間にか高校生活は終わってしまい、仕方なく今度は運転免許を取りに行きました。実家はガソリンスタンドをやっていて私も小学校から店を手伝っていて運転歴は長かった(笑)ので当時の教官は「お前、運転して何年になる?適当にそのへん走って着いたら起こしてくれ」と言って隣で寝ていました。そんな事、今やってたら大変でしょうが当時は大らかなものでした。

 そして無事、大学を卒業して今度は入社試験、何とか無事に都内の某社に捩じ込んで貰い社会人となる事が出来ました。そしてその次が建築士試験でした。これは社会に出て実務経験の期間が必要でしたので2年間の実務を経てからの試験、筆記試験と実技の製図試験の2回に分けて行われるのですが1回目の製図試験に見事落第!翌年に再試験を受けてやっと合格する事が出来ました。今でもこの試験は難関のようです。

 こうして人生、色々な場面で試験というものを受けて来ましたが今でも、この試験というやつは苦手です。段々、頭も廻らなくなって来て(笑)、先日、お客様との話の中で「高齢者運転免許試験」の話になり、最近では高齢者運転免許試験の為の参考書を売っているという話を聞き「いやいや、ここまで来て未だ、参考書で勉強するのか」と頭が痛くなりました。なにやら試験官が出す色々な絵を記憶する方法なんかが書かれているらしいです(笑)人生、死ぬまで勉強なんですね。ホント嫌です!(笑)

2020/01/09

2020年明けましておめでとうございます。

新しい年2020年が始まりました。オリンピックを始め、なにかと節目になりそうな年ですが今年が穏やかな良い年になる事を願わずにはいられません。何より自然災害が今年は起こりませんようにと祈りたくなります。

 地球温暖化の影響で世界各地で自然災害が発生していて特にオーストラリアの山林火災は大変な被害になっているようです。自然豊かな国ほど自然の変化の影響が大きくなるような気がして心配です。

 人間が経済発展に目を奪われている間に地球は大切な自然を失っていっているような気がします。早く人間は目を覚まして今、目の前で既に始まっている自然の変化に謙虚に耳を澄ませその声を聴くべき時代になっていると私は思います。どうぞ今年が自然豊かな良い年になる事を願っています。

2019/12/14

2019超私的重大ニュース

今年もこの記事を書く時期になってきました。年齢と共に物忘れがひどくなり(笑)一年も経つとすっかり年初の事を忘れておりますが今年も振り返って私なりの重大ニュースを超私的に語ってみたいと思います。

①年号変わり「令和」に:私は昭和生まれで戦後ではありますが、まだ戦争の名残が残っている時代の生まれで父は大正生まれでした。そして私の末っ子は平成生まれです。そうして気が付いてみると自分も昭和、平成、令和と生きて来ました。なんだか今更ですが振り返ってみると色々な時代を生きて来たなと感慨深いものがあります。令和という時代が災害に見舞われずに穏やかな時代になる事を願わずにはいられません。

②台風被害多発:今年も大型台風の被害がひどかったです。特に長野県は千曲川の氾濫があり多くの人が災害避難民となりました。諏訪湖から流れ出る天竜川の河口ダムでも緊急放流が行われ注意を呼び掛けるサイレンが鳴り響き何事かと思われました。千曲川の氾濫も目を覆いたくなるような惨状でした。

③ラグビーワールドカップでの日本代表の活躍:今年の秋は日本中がこの話題で持ち切りでした。多くの人が会場やTVで日本代表の活躍を見守り、ラグビーという競技への関心が一気に高まる事になりました。肉体と肉体のぶつかり合い、ボールを前へ前へと繋いでいくチームプレーの素晴らしさに感動しました。そして他のスポーツと一番違うのが「ノーサイド」という精神ですかね。試合が終われば先ほどまで肉体と肉体で激しいぶつかり合いをしていた選手が敵も味方もなく互いを讃えあうという精神が素晴らしいですね。

④事務所の断捨離:長い間、掃除はしていたものの資料が溜りにたまっていた事務所を断捨離しようと決心し事務所開設当時はお金が無くて要らなくなった事務机や書類棚を貰ってきて(笑)やりくりしていましたが今年は思い切って事務机も入れ替えパソコンも全て入れ替えリニューアルしました。あ~すっきりした。

⑤忙しかった今年:今年は消費税の値上げ等の影響があり年始から年末まで目が廻る程の忙しさでした。それはそれで凄く有難い事なのですがなんせ、マンパワーが足りないというか仕事内容がどんなに忙しくても造る人は決まっているし早くなんて出来ないし(笑)とにかく駆け抜けたという感じの一年でした。

来年2020年は東京オリンピックが開催されます。前回の東京オリンピックが開催された時には私はまだ小学生でしたが地元、高知を聖火が通過するときに幸いにも聖火ランナーの伴走者として一番後ろをチョコチョコついて走らせて頂きました。確か距離もごく短かったと思います。まさか自分が生きている間に2度も自国開催のオリンピックを観ることが出来るとは思いませんでした。残念ながらチケットは一枚もゲット出来ておりませんがTVで応援しようと思います。来年が皆さんにとって良い年になりますようお祈りしております!今年も拙い文章を読んで頂いて有難うございました。

2019/11/08

里山の交通事情

 最近、高齢者による交通事故や異常な煽り運転による事件、事故がよく取り沙汰されますが、先日、ネットの記事で「名古屋走り」なる言葉を知りました。

 記事によるとどうやらウインカーを出さずに曲がる事を言うらしいのですがこれもその地方ならでは習慣みたいなものでしょうか?私もよく「県民性だよね」等と話す事もありますが、ここ八ヶ岳周辺でも又、気を付けないといけない運転マナー情報があります。

 勿論、皆がみんなそうだと言う訳でもないし、その地方全体がそうだと言う訳でもないので一概には言えないのですが、本来ここは里山の自然にあふれた地域でのんびりしているので都会とは又、違っています。

 例えば近くに「レインボーライン」という農道があります。農道といってもほぼ真っ直ぐな道が続く片側1車線の道ですがここをよく観光客の方や野菜を満載したトラック等が利用し結構、スピードをだして通行します。制限スピードは40㎞なのですが結構、皆さん飛ばしていきます。

 しかし、本来は農道なので当然、農作業車優先で地元のトラクターや軽四がのんびりとというか、そもそもそんなにスピードが出ないので時速20~30kmで運転していきます。

 これにイライラして追い越そうとする車が後を絶ちませんが、気を付けないといけないのはこれらの作業車が曲がる時に名古屋走りと同じようにウインカーを出さないケースがママあります。曲がるのか止まるのかも分かりません。当然、余り後ろも見てなくて「我が道を行く(笑)」状態です。

 気を付けないと追突する可能性があります。もともとこの辺は普段、交通量も少なく信号もあまりないので普段はウインカーなんか出したって後ろに車がいないので見る人がいない(笑)のでこれも習慣的になってしまうのだと思います。

 それと面白いのが例えば珍しく道が渋滞して脇道からその渋滞した幹線道路に出ようとするとこれが中々、前を開けて譲ってくれません(笑)。隣の長野県にいくとこれが真逆で必ず譲って開けてくれるのでこれも不思議ですね~普段、余り渋滞する事がないのでこういうマナーに欠けているのかも知れません。

 それから特に注意しなくてはならないのは横断歩道です。これが又、たまに人が横断歩道を渡ろうと手前で立っていても、マ~止まりません。うっかり一旦停止して横断歩道で待っている人を渡らせようとすると後ろから追い越そうとしたり、へたすると追突される恐れもあります。これも、都会と違って横断歩道もそんなに多くないし、そもそも歩道がない道路がほとんどなのでとにかく良い悪いの議論は別として気を付けなくてはなりません。

 それから、歩行者側も注意しなくてはならない事があります。先程、話したようにここには道路に歩道がないケースが多いので夜間、黒い服を着て歩かれると運転者はまず気が付きません。当然、道に照明もないので真っ暗です。そんな道を夜間、犬を連れて散歩したりジョギングしたりするのはとても危険です。必ず、自分の存在をアピールする懐中電灯や反射テープを身に着けて自分の身を守る様にして下さい。

 これらの事は、自然一杯の里山の環境と人や車が溢れる都会との交通事情の違いからも生じていることなので、批判するというよりも環境の違いを理解して心を大きく持って(笑)余裕を持った運転を心がけて下さい。

2019/10/09

断捨離の薦め

久しぶりに事務所の片づけをしました。事務所を構えてから20年近くが経ち、当時のままだった事務デスクや棚を入れ替えてスッキリさせる事にしました。

 併せて今まで見えていながら見ていないフリをしていた(笑)片付けられない書類を整理して処分するものは処分しました。

 そうすると出るわ出るわで山程の不必要な書類が出てきて処分は大変でしたが気持ちはスッキリして肩の荷が少し軽くなりました。

 どうしても図面類や古い書類やカタログ等、本当は役目が終わればすぐに片付ければ良いものを「又、使うかも知れない・・・」と心の中で言い訳をして結局、使いもせずに事務所の片隅で埋もれていくばかりだった書類を思い切って処分したら随分、事務所内もスッキリしました。

 会社に限らず最近、身の回りも出来るだけ普段、本当に必要なものだけ残して余り使わないものは処分して持たない様にしています。そうすると本当に普段使うものだけ身の回りに置いておけばよいので自分自身で身の周りを管理する事が出来るようになって気持ちが楽になりました。

 普段使うものだけにしていると余計なものが必要なくなって、しかもそれらが古くなったり使えなくなった時に新しいものを買って古いものを捨てればよいので不必要なものを長く持ち続ける事がなくなり廻りがスッキリします。

 昔、流行した「シンプル・イズ・ベスト」に通じるものがありますね。

 断捨離は捨てるのが目的ではなく必要なものを活かし活性化するのが本来の目的の様です。古くなったら捨てて新しいものに買い替える。そうする事が身の周りが活性化する。勿論、本当に良いものは長く使い続けて行けば良くて、不思議とそういうものを残していくようになる気がします。

 皆さんも試して見て下さい。身体が軽くなりますよ。

2019/09/07

猫の気持ち

 最近、事務所の廻りで猫家族が増えてきてウロウロしています。元々、近隣猫達が集まって来て自由に暮らしているのですが時々、これらの猫を近所の方達と一緒に保護して避妊手術を行い又、自由に暮らして貰っています。

 そしてそれらの猫達を欲しがってくれる方達に里親として引き取って貰っています。今はそれらの猫達の家族が5,6匹ウロウロしています。

 それぞれ個性があるので訪れてくるお客様達に愛想よくなついて膝に乗る子もいますし全く近づいてこずに、ちゃっかりご飯と寝る場所を確保して自由に暮らしている奴もいます。

 時々、我が事務所にも勝手に入ってきて中をチェックしてたまたま私が中で仕事をしているのに出くわすと「何だ!いるのかよ!」といって出ていくやつも居ますし、「ニャオッ!」といって一応、挨拶してから出ていく奴もいます。

 事務所前には結構、交通量のある幹線道路があるのでいつも冷や冷やして見ているのですが彼らは巧みに車の間を縫って道の反対側まで遠征していきます。

 最近、テレビやネットで時々、見聞きする様になった地域猫というやつですね。都会では時々、ニュースで報道されるような虐待される事件も起こっていますが、ここではあまりそういう物騒なことは無く猫達も安心して暮らしている様です。

 本来、犬も猫も自由に昔は暮らしていて、そういう時代には犬たちが人を襲うような事もなく人間と共に暮らしていたようですが近年は、ペットして暮らすようになり人間との共同環境も変わってきたのかも知れません。

 事務所の玄関前で寝転んで「ちょっと~どいてくんないかな~」と言わないといけない程、馴染んでいる猫達をみているとちょっとホッとします。

 最近、色々と国の内外で険悪な雰囲気の話が増えていますが猫達は知ってか知らずか我が暮らしをいつも通りに過ごしています。「人間ってバカだよな~」って言ってるかも知れませんね。

2019/08/10

夏休み

 世の中は令和になって初めての夏休みを迎えています。先日、地元、北杜市白州町のお客様のところへ打ち合わせに向かって車を走らせていたら子供たちが国道沿いの河原で元気に川遊びをしているのを見かけて「あ~夏休みだな~」と嬉しくなりました。

 私も子供のころ、夏休みは良く田舎の親戚の家に遊びに行って近くの河原で朝から晩まで川に潜って遊び、しまいには唇を真っ青にして家に帰って良く怒られていました。

 最近は「危ないから川で遊んじゃダメ!」って言うのが当たり前の様になってしまいましたが昔はそんな事を言う人も居なくて子供たちは暑くなったら川に遊びに行くのが普通でした。

 自分も川で遊んでいて何度も危ない目に逢いましたがそうやって「ここは流れが急になっているから危ないとか、川の色が青黒くなっているところは急に深くなっていてそこには別の流れがあるから近づいちゃダメとか身をもって学んでいました。

 年上の子供達からも「あのカーブは流れが速いから小さい子はいっちゃダメだぞ!」とか教わりそういった自然の危険性を子供達自らが学んでいきました。

 白州町のその子供達が遊んでいた川も浅瀬が続く場所で安全性の高い場所に作られているので見ていても全然問題ないのが分かります。

 しかし、私が遊んでいた高知の仁淀川や四万十川は自然の深い川なので結構、危ない場所も確かにあり、それを覚えるのも自分を守る子供の知恵でもありました。

 子供達はこの短い夏休みで大人が考えられない程、色んな事を学んでいきます。私のところにも孫達が遊びにやってきます。とても元気で目が廻りそうになりますが彼らが何を見て何を感じて行ってくれるのか爺ちゃんは楽しみです。

2019/07/06

よろず相談話

 森の近くで工務店と設計事務所の仕事をしていると色々な相談事が寄せられます。建築は、よく言われる人々が暮らしていく中の三大要素「衣・食・住」の最後を飾る言葉ですが時代の変化によって「住」の世界も変わってきます。

 最近、良く寄せられる相談はバブル期に頑張って働いてお金を一生懸命貯めて森の中に憩いの為の別荘を建てたのは良いけど自分達が段々、年齢を重ね通ってくるのも億劫になってきて、いっそ子供達に託そうかと思ったら「要らない」と言われてホトホト困った、どうしたら良いかな~という相談です。

 ここ数年、本当に増えてきました。それぞれ事情は違えども皆さん似たような話がほとんどです。今の若い方達は車も持たないし家も欲しくないらしい。勿論、皆さんではないですが・・・なのでこの問題の解決策も「これです!」というものはなく、それぞれの事情に寄り添って解決策を探るしかないのですが、特にログハウスという建物は大切に扱えばそれこそ100年以上持つ貴重な建物です。建築に携わった自分達からすると出来れば長く大切に残して頂ければと切に思ってしまう訳です。

 そうは言っても・・・という所にこの問題の解決策を探る手掛かりがあるように思います。特にこの相談は私達が建てた建物だけじゃなくて他の工務店が建てた建物のオーナーの方でも思いは一緒です。

この場合の解決策の例を挙げれば

①自分達の子供達に引き継げないのでやむおえず別の引き継いでくれる方を探し譲るケース

②いっその事、自分達の都会の住まいを引き払い森の中に生活拠点を移し永住してしまう

③自分達の子供達に出来るだけ負担を掛けずに引き継いで貰えるように自分達がまだ元気なうちに出来るだけリフォームをして引き継ぎ易くして後は子供達に委ねる。

なんてケースが具体的に解決方法として行われています。

 住宅はそこに住む人達の環境の変化に伴って変わっていかなくてはなりません。又、変われるようにしておく必要があります。

 又、近年の地球温暖化の影響もあり森の環境も大きく変わってきています。それに応じて仕様も変えなくてはなりせん。どれも人間達の暮らしぶりの変化がもたらしたものですが建物はそれを包み込まなくてはならないので結構大変なのです。

 ログハウス自体はその特徴から森に立っていた木を倒して自分達の家に作り替えるとてもシンプルな建物でその性質そのものが変わる事はありません。しかし、その大切な森の木、そのものが環境変化によって性質が変わってくる恐れはあるように思います。

 八ヶ岳周辺でもメガソーラーの台頭により森の木が大量に伐採され禿山になってきているところがあります。自然エネルギーそのものは私は賛成ですがその為に折角大気中のCo2を吸い込んで酸素を作り出してくれ更、にその体内にCo2を長く固定してくれる貴重な生命を奪ってしまっては元も子もありません。

 どんなに人間の事情が変わっても地球上の環境の変化を悪化させては結局、自分達の首を絞める事になりかねません。

 等という事を廻らない頭のなかでボーと考えながら生きていたらチコチャンに「ボ~として生きてんじゃないよ!」と叱られそうです(笑)

2019/06/08

面白い建物達

Img_1340_2

Img_1341長野県茅野市に面白い建物達が集まったところがあります。設計したのは茅野市出身の世界的な建築家でもあり建築史家でもある藤森照信氏です。

 テレビでもよく紹介され、地元でも有名な方で氏の設計する建物はどこか茶目っ気たっぷりでユーモアがあり、まるでジブリの森に迷い込んだ様な感覚がします。

 写真左側は「空飛ぶ泥船」右側は「高過庵(たかすぎあん)」と名付けられた建物です。両建築物とも上って入るには梯子を掛けたりして登っていかなくてはならず高所恐怖症の私にはとても入れないトンデモナイ(失礼)建物です。

 特に右側の「高過庵」は雑誌Time誌上で「世界で最も危険な建物トップ10」にも入っているそうです(笑)。

 現代では建築基準法がどんどん厳しくなり色々な制約がかかり設計にかかわる者にはなかなか自由な発想で建物造りするのは難しくなっていますが、氏の造る建物をみると何だか心が癒されてホッとしてしまうのは私だけでしょうか?

 昔、子供のころガキ大将だった私は手下共(笑)を従えて、よく山の中に隠れ基地を作って遊んでいました。ある日、その中で遊んでいた別の友達が花火を発射してしまい山火事になって物凄く怒られました。何だかそんな記憶が蘇ってきそうな建物です。

 特に氏の建築物に掛ける思いの一端が感じられるのが市民達も一緒になってこの建物造りに関わっている事です。皆で釘を打ったり木を切ったりして共に作っているのです。だからこそこんな面白い建物が多くの市民に受け入れられているのかも知れません。

 建物周囲にも何も標識がなく山のお墓の傍にひっそりと聳え立っているのが又、楽しい所です。皆さんも機会があれば是非、立ち寄ってみて下さい。

2019/05/02

映画の話

 近所の歩いてける距離に映画館があるので夫婦で良く映画を見に行きます。年齢を重ねたお陰で(笑)夫婦二人で「シルバー割引」というのが利用出来て大変ありがたく通わせて貰っています。

 先週は本年度のアカデミー賞3部門を獲得した「グリーンブック」を観てきました。「グリーンブック」というのは黒人が利用可能な施設を紹介するガイドブックの事ですがその邦題の通り天才黒人ピアニストが人種差別を受けながらもツアーを続けるという内容の中々感慨深いストーリーの映画でした。

 又、映画館で映画をみる楽しみの一つが近日公開予定の映画の予告版を見ることですが近頃、気になるのが日本が世界に誇る怪獣「ゴジラ」が地球上に現れた、かつてゴジラが戦ってきた数々のモンスターと再戦するストーリーの「ゴジラ キング・オブ・モンスターズ」が間もなく公開されるのですが、どうもこれがチョット気になる。

 幼い頃から心ときめかして見てきた「ゴジラシリーズ」のハリウッド版なのですが、どうもイマイチぴんと来ない。画像もCGが発達してとてもリアルで音響も素晴らしくて映画そのものの出来は昔と比較出来ないほど素晴らしいと思うのですが、しかし!何となく違う・・・ゴジラそのものの姿形も進化して何となくマッチョになってしまって(笑)どことなく哀愁の漂う昔のゴジラのイメージとはかけ離れてしまったのですよ。

 どうも最近、ハリウッド映画は数々の「ヒーローを皆、一斉に登場させて戦わせてしまえ!」的な作品が多くてどうも「それはないでしょ」と思ってしまうのです。これはどの映画についても言える事なので仕方ないといえば仕方ないのですがどうしてもシリーズ物やリメーク物にはついてまわる宿命ですね。007シリーズや最近リメークされた「メリーポピンズ」はまだ観てないのですが、やはり初めて観た時の感動からすると観る方も歳を重ねてきているし仕方ないことですよね。

 私の通う映画館は小さいながらもミニシアター的に幾つかの大小のスクリーンを持っていて地元からもとても愛されているようでいつも老若男女で賑わっています。先述の「グリーンブック」も車椅子の方が専用スペースで楽しまれていましたし、赤ちゃん連れの方の為に「ママシアター」なんてのもあって通常より室内を明るくして音響も小さめで席で授乳もOKベビーカーも持ち込めるようになっています。

 最近は「ボヘミアンラプソデー」の特別上映なんていうのもあってどこの映画館でも画面と一緒に歌って踊って手拍子バンバンOKなんていう上映回もあり随分、映画館も変わってきました。

 一時期、映画はビデオで自宅で見る風潮が増えて映画館の動員数が随分減って心配していましたが、こと近所のこの映画館を見ている限りなかなか頑張っているじゃないかと嬉しく思っています。

 特に邦画が動員数を増やしていてビックリです。最近のでは「カメラを止めるな!」とか「翔んで埼玉」とかユニークな挑戦的な作品も人気を得ています。映画大好き人間としては多くの人にTVではなく是非、映画館の大スクリーンで映画鑑賞を楽しんで欲しいと思います。

アシストのHPへ
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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