里山の交通事情
最近、高齢者による交通事故や異常な煽り運転による事件、事故がよく取り沙汰されますが、先日、ネットの記事で「名古屋走り」なる言葉を知りました。
記事によるとどうやらウインカーを出さずに曲がる事を言うらしいのですがこれもその地方ならでは習慣みたいなものでしょうか?私もよく「県民性だよね」等と話す事もありますが、ここ八ヶ岳周辺でも又、気を付けないといけない運転マナー情報があります。
勿論、皆がみんなそうだと言う訳でもないし、その地方全体がそうだと言う訳でもないので一概には言えないのですが、本来ここは里山の自然にあふれた地域でのんびりしているので都会とは又、違っています。
例えば近くに「レインボーライン」という農道があります。農道といってもほぼ真っ直ぐな道が続く片側1車線の道ですがここをよく観光客の方や野菜を満載したトラック等が利用し結構、スピードをだして通行します。制限スピードは40㎞なのですが結構、皆さん飛ばしていきます。
しかし、本来は農道なので当然、農作業車優先で地元のトラクターや軽四がのんびりとというか、そもそもそんなにスピードが出ないので時速20~30kmで運転していきます。
これにイライラして追い越そうとする車が後を絶ちませんが、気を付けないといけないのはこれらの作業車が曲がる時に名古屋走りと同じようにウインカーを出さないケースがママあります。曲がるのか止まるのかも分かりません。当然、余り後ろも見てなくて「我が道を行く(笑)」状態です。
気を付けないと追突する可能性があります。もともとこの辺は普段、交通量も少なく信号もあまりないので普段はウインカーなんか出したって後ろに車がいないので見る人がいない(笑)のでこれも習慣的になってしまうのだと思います。
それと面白いのが例えば珍しく道が渋滞して脇道からその渋滞した幹線道路に出ようとするとこれが中々、前を開けて譲ってくれません(笑)。隣の長野県にいくとこれが真逆で必ず譲って開けてくれるのでこれも不思議ですね~普段、余り渋滞する事がないのでこういうマナーに欠けているのかも知れません。
それから特に注意しなくてはならないのは横断歩道です。これが又、たまに人が横断歩道を渡ろうと手前で立っていても、マ~止まりません。うっかり一旦停止して横断歩道で待っている人を渡らせようとすると後ろから追い越そうとしたり、へたすると追突される恐れもあります。これも、都会と違って横断歩道もそんなに多くないし、そもそも歩道がない道路がほとんどなのでとにかく良い悪いの議論は別として気を付けなくてはなりません。
それから、歩行者側も注意しなくてはならない事があります。先程、話したようにここには道路に歩道がないケースが多いので夜間、黒い服を着て歩かれると運転者はまず気が付きません。当然、道に照明もないので真っ暗です。そんな道を夜間、犬を連れて散歩したりジョギングしたりするのはとても危険です。必ず、自分の存在をアピールする懐中電灯や反射テープを身に着けて自分の身を守る様にして下さい。
これらの事は、自然一杯の里山の環境と人や車が溢れる都会との交通事情の違いからも生じていることなので、批判するというよりも環境の違いを理解して心を大きく持って(笑)余裕を持った運転を心がけて下さい。
コメント