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2007年8月

2007/08/26

夏の終わり?

 まだまだ猛暑が続いておりますが、もう今週末は9月になるんですね。八ヶ岳に夏、遊びに来た方達もそろそろ都会に帰り、普段の生活に戻っている事でしょう。しかしこの猛暑は9月末まで続くそうで、確か夏前の長期予報では冷夏の予定だったんではないかと思いましたが全く違いましたね。

 今年の夏は仕事も忙しかったし全く休みという雰囲気もなく慌しく過ぎ去って行きそうです。しかし、そんな中にも色んなコンサートやイベントに参加してそれなりに高原の夏を感じた夏でした。

 気が付けば工事中お客様の現場のデッキに蝉の抜け殻が張り付いていたり、今朝は車のドアを開けようとしたら蝉が上から落ちてきました。多分、車の屋根にへばりついていたのでしょう。朝晩の気温もぐっと下がり始め昼間の暑さからは考えられない程、肌寒くなってきました。そろそろ夜、虫の声も聞こえてきそうです。

 昨晩、行った「八ヶ岳北杜国際音楽祭」では「中国音楽の旅」と称した中国民族楽器の演奏が野外劇場で行われ天空には半月が雲の間に見え隠れし幻想的な雰囲気の中、何だか季節は秋を迎えているような錯覚にとらわれました。

 今年、皆さんはどんな夏休みを過ごされたのでしょう?子供達がまだ小さい頃は毎年キャンプに連れていったのですがすっかり子供達も大人になり上の二人は社会人になってしまったので夏休みどころでは有りませんでした。八ヶ岳のキャンプ場には多くの家族連れが訪れ真っ黒に日焼けした子供達が河原で遊んでいました。きっと子供達の心の中には八ヶ岳の景色が夏休みの思いでと共に刻み込まれた事でしょう。

 今年、八ヶ岳を訪ねてくれた多くの皆さん、来年の夏、又八ヶ岳でお会いしましょう!

2007/08/20

初めての電車通勤

 先日、どうしても外で酒を飲む事になり車を会社に置いていかなくてはならない羽目になりました。その夜は女房に車で迎えに来て貰ったので何とか良かったんですが次の朝、どうやって会社に行こうかと困ってしまいました。タクシーを呼ぶのはバカらしいし家族は全員都合が悪くて送って行って貰えそうにないし・・・さて、どうしようかと思っているとフトひらめきました。

 そうだここにはJR小海線という立派な高原鉄道があるじゃないか!家から近くの甲斐小泉の駅まで歩いて15分ほど、そこから会社のある隣駅「甲斐大泉」駅まで約10分足らず、駅から会社まで歩いて5分、充分通勤の足として使える。今まで車でした移動した事がなくて考えなかったけど簡単に行けるではないか!

 JR小海線はこの夏、世界で初めてハイブリッド電車が走りました。日本でこのハイブリッド電車を投入するのにどの路線がふさわしいか検討された結果このJR日本最高地点「野辺山」をルート内にもつ小海線が選出されました。高原の中を走る路線の環境がハイブリッドカーにふさわしかった事、アップダウンの多いルートが坂道で充電するハイブリッドのシステムに都合が良い事等が路線決定の要因になったようです。電車の名前は「こうみ」いかにもといった名前ですがこの夏、小海線のいたるところでこの「こうみ」を撮影しようとするマニアの姿を見掛けました。

 さて、この小海線の最寄り駅「甲斐小泉駅」まで女房に車で送って貰い始めてこの駅から乗りました。小泉駅は無人駅なので勝手にホームに行って列車を待つのですが列車はワンマンカーで乗る時は外の扉近くに付いているボタンを押さないと扉が開かない仕組みになっています。それを知らない人は何時までもドアが開くのを待っているのですが都会と違っていくら待ってもドアは開かないのですよ。さてボタンを押して無事、車内に乗り込むとすぐ整理券を取って席に着きます。

 車内には中高年の5,6人のグループが清里かどこかにハイキングに行くようで楽しそうにはしゃいでいました。その姿はまるで子供の遠足のようにほほえましい光景でした。普段はこの線路の下を走る森の中の道路を車で走っているのですが今日はその道を見下ろしながらの通勤風景です。見慣れた筈の森の風景が列車の中から見るとまるで違った風景に見えるから不思議です。

 走る事10分足らず、大泉の駅で降りるのは俺一人でした。ワンマンカーなので降りるときは2両編成の先頭車両しかドアは開きません。運転席の横にある料金箱に整理券と料金を入れ一番前の扉から列車を降ります。

大泉駅には女性の駅員の方がいて「オハヨウゴザイマス」と改札口で声を掛けてくれます。大泉駅で降りると後は事務所まで上り坂を上ること約5分で事務所に着きます。これで充分、列車で通勤できる事が分ったのでこれから時々利用する事になるかも知れません。

2007/08/12

猛暑お見舞い申し上げます。

Yatugatake

日照が極端に少なかった梅雨が漸く明けたと思ったら今度は猛暑に襲われ、地球温暖化の影響で日本の気候もおかしくなったというか確実に熱帯化していますね。

 それと全く関係無いとは思いますが私のパソコンが壊れてしまい暫く動きが取れなくなっていました。いつもの様に朝、電源を入れたとたん「ギーギー」と不吉な音がして一向に立ち上がる気配もなく「もしや・・・」とパソコンに詳しいスタッフに見て貰ったら「恐らくハードデスクがいっちゃったみたいですね」と一言。「ガ~ン!」「バックアップは取ってあるんでしょうね?」と皆に責められ、「まさかこんな事になるなんて夢にも思ってなかったしまだ買って6年だし・・」と口の中でモゴモゴ言っても後の祭り。

 「兎に角何とかして」と専門店に本体を送って検査して貰った。結果、「何とか修復可能です。料金は大体15万から30万の間でしょう」との回答。「・・・・そんなんじゃ買った方が早いよね」なんて嘆いてもしょうがないと分っていても未練タラタラ。あ~あ、あの蓄積されたデータをどうしてくれようと悩んではみてもののそんな大金払える訳も無く「いいです。あきらめます。返して下さい」と相成った。

 幸い、普段から出来るだけプリントアウトだけはしていたので最低限のデータはペーパーで残っていました。帰ってきたパソコンをメーカーに送ってハードデスクを交換して貰いやっと手元に戻ってきました。自分では出来るだけシンプルな生き方をしようと思っていながら仕事上どうしてもパソコンに頼る事が大きいことに改めて気付かされました。まだまだ、ソフトの全く入っていないパソコンで稼動するにはもう少し時間が掛かりそうです。

 しかしこう暑いと人も機械もおかしくなりますよね。先日、東京から来たお客様に「暑いですよね」といったら「こんなに涼しいのにこっちでは暑いんですか?」と呆れられた。そうか、こっちでは暑いけど確かに灼熱東京大都会地獄から比べれば涼しいんだなと思いました。

 確かにエアコンなんて使った事ないし、朝晩は布団被ってないと風邪ひくし、そういう意味では天国ですよねここは。毎年夏になるとこっちに住んでて良かったな思い知らされます。自分は高知生まれなんだけどもう夏の高知には住めないかも知れないと思ってます。

 夜、相変わらず会社からの帰り道、森の中を通っていると森の動物達も夏の夜を徘徊しているのか道の横から鹿の首が2,3個にょっきり出ていたり、いつものようにわざわざ人の車の前をゆっくり若い狐が通り過ぎたり、真夏の夜の森の中も賑やかなようです。

 先日、白州町の河原にあるキャンプ場に仕事で行ったら多くの子供達が水着姿で遊んでいました。まだ、子供達が小さくて東京でサラリーマンをしていた頃は私もこうしてキャンプ場にテントを張って良く子供達と遊んだなと懐かしくなりました。真夏の綺麗な河原で一杯遊んで真っ黒になって帰って欲しいと思います。 夏!真っ盛りです。

2007/08/05

夏の風物詩

 3日連続でここ八ヶ岳南麓の夏の風物詩となっているイベントに立て続けに行って来ました。

 初日は近くの身曾岐神社の池の上に建っている能楽堂で行われる「薪能」夏の夕暮れ時に始まる「能」の舞台は今年最初の演目「清経」が終わる頃「かがり火」に火が灯され、辺りは幽玄の世界に包まれて私みたいに全く「能」の事なんか分らない人間が見ても何となく時間と空間を飛び越えて古の人々が楽しんだ「能」の世界を同じ心境で見つめているような気にしてくれます。続く演目の「狂言」は私にも分り易く時代を経ても変わらない楽しさを与えてくれます。何となく自分も日本人なんだな~と思えてくるから不思議です。

 次の日は清里高原に造られた舞台の上で繰り広げられるファンタジーの世界「清里フィールドバレエ」です。私は今回で見るのは2回目ですが正直、最初はバレエなんて柄でもないやと見る気も全くなかったのですが3年ほど前に一度、同じ「清里フィールドバレエ」に来ないかと知り合いに誘われたのがきっかけで「まあ一度くらいは見てみるか」と思って見たのが人生初めてのバレエ鑑賞だったのです。夏の日差しが落ちて真っ暗になった舞台は高原特有の霧に包まれてそこに美しいバレエダンサー達がスポットライトに照らされて現れると観衆の喝采が沸き起こります。私の感覚は全く感動に変わりすっかりバレエに対する評価が変わった瞬間でした。都会の大きな劇場に正装して出かけるのはちょっとひけてしまいますがここ清里高原で繰り広げられる野外でのフィールドバレエは私の感覚にはぴったりで自然の中で繰り広げられる幻想的なバレエダンサー達の舞は本当に素晴らしい感動を与えてくれます。

 そして3連荘の最後は地元北杜市長坂町の夏祭り「オオムラサキ祭り」です。ここ長坂町は名水と国蝶オオムラサキの里と呼ばれているところからこの名前が付いています。朝から続く夏祭りのメインイベントがお約束の花火大会です。ここの花火大会の特徴は唯、花火をやたら打ち上げるのではなく花火の演出がテーマ毎に分けられており幾つかのステージ毎にテーマ音楽と花火の内容が変わる楽しさがあるのです。だからお勧めはメイン会場である普段はサッカーと陸上が行える競技場の芝生席に陣取って見るのがお勧めです。都会に居る時はいつも多摩川の花火大会に行っていたのですが行くのも帰るのもひどい混雑でいつも大変な思いをしなければなりませんでしたが、ここでは手軽に花火の打ち上げ会場の真下で見ることが出来ます。田舎って本当の楽ですね。

 忙しさの中に居ながら思わぬ3連荘で夏の風物詩であるイベントに行く事になりましたが八ヶ岳高原の夏はこれからが本番です。今年はどんな出会いが待っているのでしょう。楽しみです。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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