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2007年9月

2007/09/30

変化への順応?

Saru  Matu

八ヶ岳は一昨日まで真夏なみの暑さ(といっても都会の暑さとは比較になりませんが)でしたが昨日、今日と一気に気温が下がり本日の朝の気温は12度、さすがに気温の変化について行けずにちょっと鼻がぐずぐず言ってます。つまり寒いと言う訳です。しかし相変わらずの異常気象ですね。もう異常気象というのが当たり前の通常気象になってしまいましたね。

 さて、上の写真ですが左側が北杜市武川町の道路を通りがかった時に見かけた猿の群れです。私が近づいたものだから慌てて道路を横切って逃げているところです。確認できただけで約10頭くらい、きっと森の中にはもっと多くの頭数が隠れているものと思われました。先日、地元でこの猿を観察してきた人の話を聞くと、武川町には3つの群れがありそれぞれ20~30頭の群れを形成しているそうです。山猿とちがって里猿と呼ぶそうですが彼等はボスを持たずそれぞれが個体として群れているとの事です。観察している人たちはかれらが人家に近づかないように出来るだけ山に追い返しているのですが彼等も頭がよくて直ぐに戻ってくるみたいですね。

 観察している人の姿や車の車種を覚えてしまい、近くに車を止めておくだけで近づかなくなるそうです。何だか我々の姿とダブってしまいますよね。私も都会から追い立てられて山に逃げてきたようなもんですから・・・・

 さて、右の写真、同じく武川町にある国の天然記念物に指定されている「萬休院の舞鶴の松」と言います。その姿が美しくして天然記念物に指定されているのですがちょっと色が変なのが分りますか?そうです。松くい虫の被害にあって瀕死の状態です。樹齢450年と推定されている赤松なのですが憐れな姿になっています。何とか助けようとしているのですが難しいかも知れませんね。

 ここ八ヶ岳も間違いなく気候の変化に晒されています。むしろ都会より自然に近いだけ変化は早いのかも知れません。動物や植物達の様により自然に近い生き物達が先に変化を起こし我々人間がその変化によって更なる変化を余儀なくされていくのでしょうか。さあ、我々もこの気候の変化にどのように順応していけば良いのでしょうね。その前に出来るだけ変化を最小限に抑える努力をしなけりゃね。私は不要な電気を片っ端から消しています。

2007/09/23

健康診断の結果

 八ヶ岳に来てから健康診断はもっぱら町で行う集団検診を毎年1回受けている。昨年は胃のレントゲン検診でひっかかり生涯初の胃カメラを飲む羽目になってしまった。だから検診は嫌なんだけど、かといって生涯、検診を受けずに済ませる勇気もない。だから今年も恐る恐る受けることに相成った訳です。

 北杜市の検診の場合、問題ない人にはそのまま何のお咎めも無しで何か問題があると呼び出しの連絡が郵送されてきて、指定された日時に指定された場所にいって保健婦さんから結果報告を受ける仕組みになっている。

 で、ある日帰ってみると机の上に呼び出し状が届いていたと言う訳、「来ちゃったか・・・」と溜息まじりに中を開けて仕方なく言われるままに指定された日時に診断結果を受け取りに行った。

 とある学校の体育館が指定場所で、行くと既に多くの人が順番待ちをしている。受付を済まして大人しく座って見回すと保健婦さんが8人程で仕事をこなしている様子。机があって各自マンツーマンで対応、それぞれ結構長い事、話あっているみたい。やれやれこりゃ時間が掛かりそうだなと思いながら待つこと約30分「35番の○○さ~ん」と呼ばれ、指定された机に向かう。どうやらベテラン風の保健婦さんであった。「先ず、最初にあなたがどうしてここに呼ばれたか想像できますか?」と聞かれ「エエ、マア・・・」と曖昧な返事をすると「それではここにアンケート調査がありますから正直に答えてください」とアンケート用紙を渡された。そこには普段の食生活や運動状況、酒・タバコを吸うか?等々様々な質問が書かれていて自分のどこに健康上、問題があると思うかみたいな事も書くようになっていた。正直にこれらの質問に答えを書いて渡すと「ウン、そうですね。ご自分では良く分っているようですね」と何だか褒められたのかどうだか分らないような返事。

 結局のところ、要は運動不足で食べ過ぎで、睡眠不足で、「アナタの体は糖尿病か痛風寸前の状態であるからすぐさま悔い改めて生活を改善しなければ知りませんよ!」という事であった。昨年、問題になった胃腸については今回はお咎め無しと言う事で何だか良く分らないまま、「ハハ~申し訳ありません。明日から直ぐにでも反省し食事は腹八分目、夜は11時に寝ます。朝、必ず散歩します。だからどうぞお許しを・・・」と即、反省し帰ってきた次第です。

 あれからもう約2ヶ月、確かに反省はしたけど朝の散歩は時々行ったり行かなかったりだし、お客さんから美味しそうなお菓子を頂くとやはり食べなくちゃいけないし・・何て自分に言い訳をしつつそれでも少しは反省して出来るだけ間食をしないようにしてやっと2KG程減量に成功している。家族もやたら水を飲めだのコーラは二度と買わないからだのと煩く言うようになり仕方なく隠れて美味しいものを頂いている(意味無いか・・・)

 しかし、もうそんなに若くは無いのだから健康には注意しなくちゃね。さて来年の検診結果はどうなるやら・・・

2007/09/17

秋といえば・・・

昼間は残暑が厳しいものの、朝晩はめっきり涼しくなり秋の気配が漂い始めました。秋といえば中秋の名月ですね。月と人間の暮らしとは切っても切れない繋がりがあります。私が参加しているNPO新月の木国際協会でも月と木の関係を研究しています。先日このNPOの研修で面白い話を聞きました。

 蛍を歌った歌の中に昔の文部省唱歌「蛍」というのがあります。♪蛍のやどは川ばた楊、楊おぼろに 夕やみよせて♪という歌ですね。これで分るかたは年齢も分ってしまいますが・・・この歌の中に月と蛍の関係を歌った部分があります。

 2番の♪川風そよぐ 楊もそよぐ そよぐ楊に 蛍がゆれて 山の三日月 隠れる頃は ほ ほ ほたるが飛んで出る

 3番の♪川原のおもは 五月の闇夜 かなたこなたに 友呼び集い むれて蛍の 大まり小まり ほ ほ ほたるが飛んで行く

 つまり三日月の頃と新月の頃に蛍が飛び集うと歌っています。本当でしょうか?そこでNPOの理事長さんが調べました。2007年6月17日(旧暦5月3日:つまり三日月の日)自宅近くの川原で約300匹のゲンジホタルが観測され2007年7月16日(旧暦6月3日)には約400匹のヘイケボタルが観測されそのわずか4日後つまり2007年7月20日(旧暦6月7日)にはわずか50匹のヘイケボタルしか見つかりませんでした。ねっ面白いでしょう!これだけで結論は出せませんがロマンのある話だとは思いませんか?

 科学万能の時代で科学的に証明されないものはインチキだという風潮が溢れていますがそれは正しいとは言い切れません。科学の発達がまだ証明出来る所まで進んでいないとも言えるのです。

 我々が地球上に住む限り月と太陽の影響を避けて暮らす事は出来ません。農業も近年は化学肥料万能の時代でしたが漸くその弊害に気付き有機農業が推進され始めています。もともと農暦、つまり農業をする上で種付けや肥料やり、刈り取りをする日を決めるのに人々が使っていた暦は陰暦でした。つまり月の動きに合わせて農業を行っていたのです。しかし、太陽暦に変わってしまってから人々は月を見上げる機会が少なくなり単に数字合わせのカレンダーに頼って暮らしてしまうようになりました。

 秋の夜長、もう一度こんな事を考えながら月を見上げてみませんか?きっと何か良いことがあるかも知れませんよ。但し満月をみて狼になりそうな人は避けて下さいね。(ちなみにこの狼伝説も満月の夜には犯罪件数が増えることから戒めとして伝えられているという説もあります)

2007/09/09

あやしい武者が・・・

Senngoku1    Senngoku2

ある日いつものように夜、地元で一緒に遊んでいる仲間達の会合が密かに(別に密かでもないけど)行われた。その夜のテーマは「来年さ~武田神社から小諸城まで鎧兜着て走ろうっていう話があるんだけど協力ヨロシクね」であった。それが昨年秋である。そして今日、それが実行に移されたと言う訳・・・

 この鎧を来た人達、なにもコスプレ愛好会ではない。今年のNHK大河ドラマ「風林火山」にちなみ小諸市観光協会が企画した風林火山「戦国サイクリング」に参加されたスタッフの方達である。武田軍の信濃侵攻ルートを武田神社から小諸城を経由して川中島までをさすがに馬ではなく自転車にのって辿ろうという企画なのである。9月8日が100km翌9日が60kmを走るかなりハードなサイクリングである。

 8日の鎧兜を着て自転車で走るイベントはさすがに一般参加ではなくエキスパートを募った精鋭によるデモ走行である。それに我々八ヶ岳南麓のやつねっとメンバー達も協力しようじゃないかというのが今回の主旨である。

 それにしても気温30度を超える残暑厳しい気候条件の中、鎧兜を着て甲府市を出発して延々と登りが続く清里高原やJR最高地点のある野辺山(ちなみに標高1300mを越えてるんですけどね・・・)を自転車で越えて行こうっていうんだからよほどの物好き(失礼)かと思いますがこれが又、大変オモシロイ!当然、全ルートを鎧兜を着て走行するのは大変だし危険なので途中でサポート車がピックアップする場面もありましたがそれにしてもね~普通は走りませんって。

 私は北杜市役所と清里の萌木の村での給水サポートを担当しましたがいやはや通りがかりの人達の注目の的でしたね。そりゃそうですよねこの暑いさなかに鎧兜着た怪しいおっちゃん達が自転車のって風林火山の旗立てて走ってるんですから・・でもね、何もこのイベント、シャレでやってる訳ではありません。小諸市の観光協会が何とか地元活性化を願って体をはって企画した山梨・長野を結ぶ素晴らしい企画なんです。とにかくイベントは楽しくなければイケマセン、堅苦しいテーマばかりでは誰も参加しませんからね、楽しい中にそのイベントの主旨を理解して貰うのが企画者の苦労するところです。

 今回は小諸市観光協会の方達がわざわざ山梨と長野を結ぶイベントを企画して両者で協力出来る事があればと我々も参加した訳です。小諸側のスタッフの方達も気持ちの良い方達ばかりでとても楽しいイベントになりました。こういう人達の努力があるからサポートしようという気になるのです。これからも両県を繋いだ活性化企画ができると良いなと思わせる楽しいイベントでした。

 しかしホント、この暑いのに鎧着て自転車こいだ殊勝な皆様、大変お疲れ様でした。完走後はタップリ旨いビールを飲んで下さい。

2007/09/01

笑う人、笑わない人

 突然の話題ですが私は笑わない人がちょっと苦手です。自分自身はどちらかというと感情が顔に出る方なので小さい頃から泣いたり笑ったり忙しい子供でした。大人になってからも基本的には変わっていないのですがこの頃気になるのは何となく笑わない人が増えて来た様な気がします。

 私は笑わない人の前ではちょっと緊張してしまいます。表情が読めないのです。何を考えているのか分らなくて戸惑ってしまいます。その反対に笑っている人の前ではすごくリラックスします。言葉を発しなくてもその笑顔で救われます。よく人間と動物の違いは表情であるなんて事を聞きますがまさにそうかも知れません。

 なにも始終笑ってる必要はないのですがちょっとした時に素敵な笑顔を見せてくれる人を私は大好きです。辛い思いをしていてもそれを乗り越えた時に見せるちょっとした笑顔の瞬間がたまらないですね。だから私はスポーツが好きなのかも知れません。人間が必死に何かを目指して居る時は緊張して笑顔には中々なれません。中には笑顔のままで居られる人も居るかも知れませんが私の中では信じられません。必死になればなるほど笑顔を忘れるものです。しかし、その緊張が解けた時、何かを成し遂げた時に見せる笑顔は清清しいですね。

 逆に同じ笑いでも造り笑いと分ってしまう笑いは余り好きではありません。何だか笑いの後ろにあるものを感じてしまうからです。不必要な笑いは逆に相手に不愉快な思いをさせてしまうものですね。

 笑いと一言でいっても「苦笑い」「微笑み」「爆笑」「照れ笑い」と色々ありますがどの笑いもいいですよね。やはり人が笑っているのを見るのはいいもんです。

 皆さんおおいに笑いましょう!

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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