« 2009年9月 | メイン | 2009年11月 »

2009年10月

2009/10/24

皮下腫瘍摘出手術

 長いこと後生大事に背中に背負っていたオデキを取ることにしました。もう3年程前、フト気が付いたら背中にポツッと小さなオデキが出来ていました。その時は余り気にも留めずに「いつか潰してやろう」位に思っていました。実際、一度思いっきり指で潰してみたのですがこれが上手く潰れなくて返って悪化してしまいました。

 その後は挫折して暫らくほっといたのですが気が付くと段々、大きくなって気持ち悪くなってきました。大きさとしては直径3cm位のどら焼きみたいな形をしてるのですが何となく皮膚を引っ張られているようで気になり始めていました。

 昨年、健康診断で近くのクリニックにお世話になった時についでに先生に診てもらい「先生、切ってくれませんか?」とお願いしたら「悪いもんじゃないし置いといたら」何てよく分からない事を言われ、それでも気になるので「やっぱり先生、切って下さいよ」と再度お願いしたら、「それじゃ手術になるから予約して貰わないといけないな」と言われ、「う~ん、予約しなくては駄目なんですか?それじゃ又にします」何てこれも訳の分からない返事をして又、そのまま放置する事にしてしまいました。

 それから1年、今年は健康診断で別の総合病院にお世話になることになりもうこれが最後と思い内科に掛かったついでに外科に回り手術を申し込みました。患部を診て頂いた形成の先生は若い先生でしたが快く手術を引き受けてくれてその2週間後に手術が決まりました。

 手術当日、午後一番からの予約だったので午前中、普通に仕事をして午後から病院に行きました。予約した時間に受付に行き待合室で待っていると直ぐに診察室に呼ばれ中に入ったらもう手術の用意が出来ていました。

 「それじゃ服を脱いで下さいね」と看護婦さんに促されて上半身裸になって診察台の前に所在無く立っていたら先生曰く「う~ん、どうしようかな?首に近いから診察台に乗る?それとも横になってやる?」と聞かれ「先生、どっちでもいいですからすっぱり切っちゃって下さい」とお願いして診察台の上にうつ伏せに寝ることに勝手に決めて上がり込みました。

 「それじゃちょっと患部に切る形を書きますからね~」といわれなにやらマジックみたいなもので背中に何か書いている感触が・・・「じゃあ、麻酔注射打ちますからね~、痛いですよ~、痛いけど我慢して下さいね~痛いですよ~」「先生、痛いのは分かったから早くやっちゃって下さい」プスッツと注射を打たれ何ヶ所か刺しているうちに段々、感触が無くなってきました。

 そのうちに看護婦さんが「先生○○は3.5、○○は4.0でいいですか?」「う~ん○○でいこうかな~」なんて会話が聞こえてきて「はいっ、それじゃそろそろ切りますからね~」と言われたけどもう感覚は無いので後は何とでもしてくれ状態。

 その内に病室に次々と緊急電話が掛かりその度に看護婦さんが「先生、○○養護学校からで生徒が転んで顎を切ったそうで緊急で診て欲しいそうです」「分かりました。後、何分程で到着するか聞いといてください」又直ぐに「先生、今度は○○小学校からで一輪車で転んで顎を切ったそうです」「は~い。分かりました出血は止まっているか確認してどの位で到着するか又、聞いといて下さい」聞いてた私は「先生、今日はよく顎を怪我する日ですね」等と余計な事を話してうちに先生何故か「う~ん、ヨイショ、ヨイショ、これでいいかな?」となにやら傷口を縫っている様子。

 どうも最後の仕上げに入っていたようでこの先生、若くていかにも優しそうな先生でやたら手術中に「ヨイショ、ヨイショ」と独り言を言われる。それが何だか可笑しくて仕方ないのだけど笑うのは失礼かと思い、手術中ぐっと笑いをこらえいました。

 「はいっいいですよ。終わりました。この後、デカイ絆創膏を貼っておきますからね」と言われ本当にやたらデカイ絆創膏を背中に貼られ「はいっ終わりました。服を着ていいですよ」と言われ手術は無事15分程で終了。

 看護婦さんから「それじゃ廊下で待っていて下さい。説明しますからね」と言われ、服を着て廊下で待っていたら看護婦さんがカルテを持ってきて「はい、それじゃ切り取った腫瘍見ますか?」「見ます、見ます」というとビンに入った切り取った腫瘍を見せてくれた「デカッ!」と驚くと「この瓶は横から見ると大きく見えますからね。下から見ると実際の大きさに見えますよ」と笑われ、瓶の底から見上げるとそれでも予想より大きかった。

 「はいっそれじゃ今日は痛み止めの薬と炎症防止の薬が出ていますからね。炎症防止の薬は必ず飲みきって下さいね。痛み止めは痛いときに飲んで下さいね。それから3日間はお風呂我慢して下さい」と説明を聞き漸く無事、無罪釈放となりました。やれやれ良かった良かった。

2009/10/17

個人的読書記録

 実は恥ずかしいのですが読書記録というのをつけています。パソコンのエクセルで記録フォームをつくりそこに読んだ本のタイトルや作家名、ジャンル、読み終わった日付等のデータを記録していっています。

 何時頃から始めたのか又、どうして始めたのかも、もう忘れてしまったのですが私は小さい時から本を余り読まない子供だったので本格的に読書に目覚めたのはサラリーマンになって通勤時間が勿体無くて読書し始めたのがきっかけでした。

 確かその頃にフト思いついて記録を付けようと思ったんだと記憶しています。というのはどうしても本の数が多くなりすぎて少しずつ処分しなくてはならなくなった事と、川崎に住んでいた時は主に図書館で本を借りて読んでいたので図書館に本を返してしまうと記録がなくなってしまうからだったと思います。

 実はその記録をパソコンに入れていた時に一度、パソコンがクラッシュしてしまいそのデータをそっくり失ってしまいました。その後、再度記録を付け始めたのですがそれからの通算の読書記録が約560冊になっています。

 八ケ岳に来てからは逆に通勤時間が無くなってしまったので本を読む時間が短くなり普段は毎晩、寝る前に布団に入ってから読んでいます。お陰ですっかり視力が落ちてしまい、余り寝る前に読むのは良くないのかなと思っています。後は出張なんかで電車やバス・飛行機等の移動中にはタップリ時間が取れるので読みかけの本を一気に読んでしまうチャンスですね。

 時々、友人に面白い本を借りたりして返さなくてはならない本が我が家に来た時は読みかけの本と同時に何冊かの本を一度に読み進める事がありますがその本の内容が複雑だったりすると訳が分からなくなったりしますね。

 特に苦手なのがサスペンス物の本で登場人物がやたら多くて名前が色々出てくると「ハテッ?こいつは誰だっけ?(笑)」何てことがしょっちゅう起こります。元来、余り人の名前とかに拘らない性格なのが災いして本の中の登場人物の名前も余り覚えようとしないので途中で訳が分からなくなってその人物が最初に現れた場面まで戻って確認しなくては先に進めないなんて事が良くあります。

 本を選ぶ時は手に取ってペラペラとページをめくった時に伝わってくる何ともいえない感触を大事にしています。この方法で先ず間違った事はありません。それはタイトルだったり紙の質だったり挿絵だったり作者の名前だったり匂いだったり色々な要素があるので一概にこれと決めて選んでいる訳ではありません。

 それでも特にタイトルは大事ですね。平置きにしているコーナーは別として普通はどうしても背表紙が出ている棚がほとんどなのでタイトルや作者に先に目がいってしまいます。

 私が特に弱いのは漂流物や山岳物ですかね。一時期はそればかりを選んで読んでいたのでさすがに食傷気味になった時もありました。それから季節によっても変わってきますね。秋はなんだかじっくり腰を落ち着けて長編大作物や文学物を読もうかなと思うし夏はハツラツと冒険物や旅行物を読む事が多いですね。冬は結構、耐えしのぶ物、例えば漂流物なんかが多くなるかな?春先はチャレンジ物や科学物が増えてきますね。つまり極めて単純という事ですね。

 それから本を手に取った時に感触は凄く大事ですね。手触りや表紙の絵や写真、帯のデザインにも左右されます。時々、本の内容は素晴らしいのに残念ながら表紙のデザインや挿絵がその内容にマッチしていない本があってそういう時は「この作家さん凄く装丁で損してるな」なんて感じる事もあります。

 勿論、その逆も当然、有る訳ですがその時は選んだ自分が悪いので納得なのです。「やられた~」って感じですかね。しかし、本の内容、装丁、挿絵何かが見事にその本全体を包んでいる作品に出合うと「この本は永久保存版ね」となって我が家の本棚に保存される事になります。そういう本だけでももう収納しきれない程になってるんですけどね・・・長編大作なんて本で素晴らしい作品に出会うと本当にワクワクしますね。何だか読み終わるのが惜しくなったりする時があります。

 逆に長いだけで途中で辛くなる時もあるけどそういう時は途中でズルをして読み飛ばす事もあります。それなら読まなきゃ良いんだけど一度自分が手に取って読み始めた本だと何となくそれも出来ないのが損な性分なのです。

 一番読まない本が所謂ビジネス本ですね。これは仕事でどうしても読まなくてはならない場合以外はめったに手にとりません。どうも苦手なのです。何回よんでも内容が頭に入ってこなくて例えば「一日で分かる貸借対照表の分析法」なんてのは100回読んだって忘れてしまうのはどうしてでしょうかね(笑)

2009/10/10

2009年プロ野球シーズンの終わりに

 今シーズンの日本プロ野球シーズンも間もなく終わりになりますね。今年の日本プロ野球界はWBCでの世界一獲得に始まりセ・リーグは我がジャイアンツがリーグ優勝し、パ・リーグは日本ハムファイターズが優勝という結果になりました。この後、クライマックスシリーズへと進み最後に日本シリーズを経て日本一が決定する訳です。

 しかし、興行的にはこのクライマックスシリーズというのは上位3チームが再度、リーグトップとして日本シリーズに進む権利を得る事が出来てリーグ戦終了後、二度美味しいという盛り上がりが得られて良いのだとは思います。

 しかし!しかしですよ。リーグ戦で一番勝ったチームがリーグ王者ではないのか!という疑問がいつもあるのです。だって変ですよね。興行的に盛り上がり興業収入が得られて面白いのは分かるけど単純に一番がった人が一番になれない何てどうしてもこの単純な我が頭では理解出来ないのですよ。イエ、我がジャイアンツが過去にそうだったからって言ってる訳じゃないんです。どうも府に落ちないのですよ。

 例えば柔道ではよく敗者復活戦なんてありますけど一度負けると敗者復活戦で再度勝ち上がる事は出来るけど決して優勝は出来ないじゃないですか、それなら分かる!しかし、一番勝率が高くて一番勝った人がもしかしたら負けてしまうなんて事は可笑しいんじゃないかな?この辺、日本プロ野球機構はどう考えてるのよ?是非、考えて欲しいな。

 どうも興行的なものが優先されて本来のスポーツの爽やかさを見失っているような気がしてならないのですよ。同じことがWBCでも言えますよね。ハッキリ言ってWBCに関しては大リーグは冷ややかな見方してますよね。

 シーズン直前で選手達は体の調整で必死になっている時期に何故、実施するのか?以前から言われていたけど今回もやはりイチローや松阪選手達がシーズン開始直後に体調を壊して故障者リストに入りシーズン中の試合に参加出来ませんでした。

 それだけ選手達に与えるダメージが大きいのだと思います。そりゃそうですよね。選手達は選出されればそれは日本代表として参加する事になるので名誉な事でありそりゃ体調的に不安があっても行きたいと思いますよね。行けと言われれば行きますよそりゃ。

 しかし、その結果、自分の体には大きな負担がかかるのは避けられないと思うんですよね。いつも、思うのですがプロスポーツというのは確かにお客様あっての業界ですがやっているのは生身の人間なんですよね。もしかするとその選手の選手生命を奪いかねないような無理な興行プランは決してファンも望まないと私は思います。是非、来シーズンからは再考して欲しいです。プロ野球ファンの一人として切に望みます。くどいようですが決してWBCそのものを批判しているのではなくて開催時期を考え直して欲しいと言っているだけですからね。

 しかし、今シーズンは実際の試合を見られたのは甲府の小瀬スポーツ公園の野球場で開催された横浜ベイスターズと東京ヤクルトスワローズの1試合だけだったけど今年はWBC効果で随分多くの観客が入っていたしそれはそれで随分盛り上がってましたね。

 そういえば今シーズンも地上波のTV中継は圧倒的に減りましたね。昔はジャイアンツ戦なんてほぼ100%中継されていたのに最近は本当に少なくなってほとんど衛星放送でしか見れなくなりましたね。それだけプロスポーツ界が多様化されて人気が分散したと言う事でしょうね。

 先日、アメリカ国民にイチロー選手を知っているかとアンケートをとった結果をある番組でやっていましたがほとんどのアメリカ人がイチロー選手の名前を知りませんでした。日本の感覚では考えられない事ですがそれだけアメリカではプロ野球が占める人気が他のアメフトやアイスホッケー等と比べると高くないという事なんでしょうね。

 日本でも段々、そういう傾向が出てきたのかと思いました。それが地上波中継の減少に繋がっているのでしょうね。来年はもっと減るかもしれませんね。ゴルフ界でも石川遼選手みたいな若手のスーパースターが出てきてファンが増えてきたし何だか昔の尾崎選手と青木選手の時代の再来のような気がします。おまけにオリンピックの種目にも選ばれたし、こりゃプロ野球も今までと同じではやっていけないかも知れません。

 かつての選手機構によるスト決行にまで発展したプロ野球界の再編成なんて事にならないように頑張らねばなりません。ファンあってのプロ野球、選手あってのプロ野球、この辺をもう一度考えて欲しいな~

2009/10/03

祭り・イベント

Ibent_2 この時期は色んなイベントが目白押しですね。毎日のように色んなイベントが開催されていてどのイベントに行こうか迷ってしまいます。

 自分自身も色んな形でイベントに参加するケースもあり今晩もまさに明日のサイクリングイベントのお手伝いで夜、準備しに行かなくてはなくてはなりません。

 大体、私が何らかの形で携わるイベントは木材関係のフェア、例えば県産材フェアだとか伐採体験ツアーだとか○○セミナーだとかが多いですね。後は、地元の活性化イベント、例えばサイクリングだとか○○祭りだとか、最近はコンサートなんかのイベントも増えて来ました。勿論、その他にも自分達の仕事関係で構造見学会だとか完成見学会だとかもあります。

 イベントに関しては私は先頭立って旗振りしてとかいうタイプではないので大体、裏方で表に出ずにシコシコと準備に励むという事が多いのですがこのイベントの度に思うのは準備するスタッフの方は勿論、出展する参加者の人達のエネルギーは凄いなといつも感心します。

 写真のイベントは今日、清里で開催された「森の音楽祭」というイベントですが開催主旨は違法伐採の問題をメインに木の事を川下側の都会の人達と川上側の人間を繋げて皆で考えようというものです。テーマとしては色々な要素が含まれており決して簡単に解決策が見つかるものでは無いテーマです。

 しかし、このイベントを開催する為に会場の設定から参加者の募集、公共団体や企業への助成金や協賛金の依頼、出展者集め、会場設営等、開催までにはやらなければならない事が山ほどあったであろう事は容易に想像されます。多くの人のエネルギーが集まって漸く開催となるのです。

 しかし、私何かが参加するイベントは大抵、企業のコマーシャル的なイベントではないので必ず開催主旨がありそれに関心を持って貰うための人集め的な要素が非常に強いのです。したがって「大勢集まって貰って成功しました!良かった良かった!」でオシマイというものではありません。集まって貰った人達に出来るだけそのイベントの開催主旨を理解して貰い、その意義を知って貰うのが大事になります。つまりイベントが終わってからが始まりなのです。「あの屋台のオデンがおいしかったね~」で終わってしまっては何の意味もないのです。

 その辺が企業が行う商業的なイベントとの違いだと思います。当然、お金も無いのでギリギリの予算で「何とか赤字にだけはなりませんように・・・」とハラハラしながら開催するなんてのが常なのです。だから、私はいつも開催者の人は凄いなと思うのです。

 これから秋の収穫に併せて地元では収穫祭が盛んに催されます。清里のカウンテイーフェア何かが最も代表的なお祭りになります。きっと多くの人達で賑わう事でしょう。昔の人達は収穫が終わりホッとしてその実りに感謝する一年で最も楽しみにしていたお祭りなんでしょうね。

 私の故郷、高知では「ヨサコイ祭り」なんてのが一年で一番大きなイベントですが最近は「ヨサコイソーラン」なんてのが有名になり過ぎて、ハデな振り付けの激しい踊りばかりが取り上げられますが私が踊っていた頃は正調ヨサコイ踊りでもっと穏やかな踊りで女踊りは編笠を被り比較的大人しい踊りだったんですよ。時代によって祭りの形も変わっていくのは仕方無いのですが昔ながらの踊りも受け継いでいって欲しいですね。

アシストのHPへ
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

プロフィール

フォトアルバム

kikori

フォトアルバム