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2008年6月

2008/06/22

メタボ検診

 何やら国の方針で「メタボ検診」とやらを受けなくてはならなくなった。これまでは町の集団検診を毎年1回受けていたのですが今年からは「企業の一定年齢(40歳)以上の者はそれではまかりならん。特定の診断機関に指定された日に行って指定された検診を受けろ」と仰る。

 しかし、例年どおり町からは集団検診の案内が送られてきて申し込み用紙も付いているが何やら基本検診等は受けられないらしい。何の事やらさっぱり分らない。色々な人に聞いてみても明確に答えられる人はいない。そのうちに町からは例年どおりの検診キット(検便ですね)が送られて来た。一体どうなってんの??

 とにかく申し込めというのだから申し込んでみようじゃないかと言う事になり「メタボ検診」を申し込んだ。そのうちに何月何日にここへ行って検診を受けろという案内が来た。その中に町と同じ検診キットが付いている。全くなんて無駄な事をするんだろう。いつも思うけどお役所のやる事は本当に分らない。こんな無駄な事にお金使うから税金が足りなくなる。全く、金返せと言いたくなりますよね。

 兎に角、善良なる一般市民としては指定された日に検診を受けに行きました。受付で「この検診は町の検診とダブっているけど、どちらを受けても良いのですか?」と聞くと「どちらでも良いですよ」とおっしゃる。そんな馬鹿な!町の検診では受けれないように申込書がなってるから仕方なく来たのに・・・「どちらで受けても金額は変わらないのですか?」と聞くと「同じですよ」と言う返事。本当かいな?この人、本当に分っているのかな?と疑いつつ、これ以上この人に聞いても無駄だと言う事だけは分ったので「この費用はいくら払えばよいのですか?」と聞くと「後日、企業に請求しますからこの場では必要ないですよ」との返事。再び???結局、言い難いのかもしくは知らないのかのどちらかだと判断し(多分、圧倒的にメタボ検診の方が高いんだろうな)と勝手に理解しこれ以上聞くと血圧が上がりそうなので大人しく検診を受ける事にした。

 最初に持ってきた検便を渡し、受付番号を受け取る。受付番号と書類を貰って次に行こうとすると「持ってきた検便を出して下さい」と仰る。「だから!さっき渡しただろうが!」とつい切れそうになる。イカン、イカンここで怒ると血圧が・・・身長と問診を終えて血圧測定をすると案の定「ちょっと高いのでもう一度取り直しますね」と言われる。「イカン、イカン落ち着け」と自分に言い聞かせて目を閉じる。何時もこの血圧測定では綺麗なオネエサンなんかにたま~に当たって手を握られたりすると直ぐ血圧が上がったりする(って馬鹿じゃないかと自分でも思うのですが・・)のですが今回はサラリーマン風のお兄さんなのでちっともそんな事無く無事通過。

 さあ、それから次の血液検査と生活習慣の問診を終えてレントゲンと胃の検査に移るのに待ち時間の長い事・・・余りに長いのでついウトウトとしていたら一緒に待っていたタクシー会社の運転手さん風の方がたまりかねて「一体、いつまで待つの?勤務代わってもらわないと間に合わないんだけど・・」と聞くと「もう直ぐだと思うのでもう少し待ってて下さい」との返事。ついに痺れをきらした運転手さん、携帯電話を片手に外へ出て行ってしまいました。

 結局ほぼ半日かけてやっと検診は終了。最後に下剤を渡されて「今日はたっぷり水分を摂って下さい」と注意を受けて会場を後にしました。

 しかし、こんな事、本当に全国の企業でやるのかね?この制度変更だけで一体どれだけの税金が使われているのでしょうね。兎に角、事前に配布されたメタボ検診のパンフレットは全くお役人が作ったパンフの典型で全く読んでもさっぱり分りませんでした。日本語になってないもの内容が・・・ひところ問題になった年金便に匹敵するくらいさっぱり分りませんでした。これじゃパンフ作る意味無いよね。こんな事ばかりしててホントに大丈夫?民意は本当に離れていきますよ。

2008/06/14

方向音痴

 自慢じゃないが立派な方向音痴です。いつも家族からバカにされていますがこればかりは如何しようもないのです。先日、ナビが付いた車を運転して自分が何処を走っているのか全く分らないのに勝手に道案内をしてくれる先進の装置に驚きました・・というか「遅いっ!」っていう話もありますが・・・そこで考えました。何故、方向が分らなくなるのか?思うにこれは私の性格によるところが大変大きいように思うのです。

 何といいますか、良く言えば物事に拘らないというか、悪く言うと飽きっぽいといいますか逆に、のめりこむ性格といいますか、訳が分りませんが・・・例えば大きな建物に入ったとします。入ってしまうと、もう外のことはすっかり忘れてしまうのです。何処から入ったとか出口はどこか何て情報がすっかり抜けて室内の情報にのめり込んでしまうのですね。だから、どっかの出口で出ると元の情報ばすっかり抜けてるのでサッパリ自分の位置が分らなくなるのです。だから車の運転なんかで知らない所に行ったりしたらもう大変、ちょっとでも曲がり角を間違うともうサッパリ分らなくなります。

 その点、ここ八ヶ岳南麓は非常に助かるのです。何故って?それは大きな目印があるから・・・八ヶ岳と富士山と南アルプスというデッカイ目印があるのでまず大きく方向を見失うという事が無いのです。目印が見えなくったって下っていれば大体、南向き、登っていれば北向きと覚えればまず間違いないですからね。

 その意味では都会はイケマセン。何がって、道はちゃんと続いているのに曲がってはイケマセン、戻ってはイケマセン、止まってもイケマセン、イケナイだらけでどうしようもない事が多すぎます。大体、道に迷ったら止まって周りを見渡して目標を探すというのが普通なのに止まるな、曲がるな、何て言われたら私みたいな方向音痴にとって救いを求める者を谷底に落とすも同然の仕打ちですから。これはイケマセン。

 だから一番キライなのは首都高速、分岐がやたら多すぎです。間違えたって元に戻る訳にいかないじゃないですか。だからって一旦、首都高速をおりたらもう二度と高速に戻れないんですから、最終的には1周して戻ってくるしか無いじゃないですか。それにトンネル内での分岐、あんなのルール違反ですよ。そりゃないよ、トンネル内の分岐なんて危ないし方向音痴の者にとてはパニックを引き起こしかねませんよ。全くもう少し考えて欲しいものです。

 年齢を重ねて最近は特に物忘れがひどくなり方向音痴も段々、開き直って生きていく術を身に付けたものの、さすがに最近はポータブルのナビを買おうかなな?何て考えるようになりました。だって車に付いているナビは車を変えると無くなっちゃうじゃないですか、それに歩いて移動する時だって必要なんですから、方向音痴にとっては・・・誰かもっと軽量で小さなナビを開発してくれないかな・・・あっ携帯のは小さすぎてダメね・・見えないから。

2008/06/09

市民ミュージカル「ロラ・マシン物語」

 鬱陶しい梅雨空が一服した日、山梨県民文化ホールで市民ミュージカルが開かれました。今年で3年目になる憲法9条を考える市民のグループが主催する市民によるミュージカルです。3年前に初めて山梨で開催された時に事務局の方が当社のお客様だった関係でお手伝いする事になり、私に出来る事はチケットの販売くらいでしたが早くも3年が経ち、ずっと私は彼等の舞台を見てきました。

 今年の演題は「ロラ・マシン物語」主人公のトマサ・サリグノ(愛称ロラ・マシン)さんは太平洋戦争の最中、フィリピンを占領した日本軍により慰安婦にされ終戦後も辛酸な生涯をおくり近年、日本に対して公式謝罪・補償を求め提訴を行いましたが昨年、その生涯を終えて天国に召されました。

 テーマとしてはとても重苦しいテーマを敢えて選び私達が決っして目を背けてはいけない現実をとらえた彼等のステージをしっかりと見てきました。いつも彼等のステージを見て思う事は何かを主張したい時、どんなに小さな事でも自分で出来る事から行動しなくては何も起こらないと言う事。

 市民ミュージカルなので決してプロのステージのようにダンスが素晴らしいとか歌が素晴らしいとかいう観点では図れない感動があります。自分達が普段、接している普通の方が全てボランテアで何かを表現しようとしている。そのエネルギーを感じる事が出来ます。

 日本には世界に誇れる憲法9条という法律があります。日本は戦争放棄を世界に宣言している素晴らしい国なのです。それを決して無駄にしてはなりません。どんな理由にしろ武力での解決に平和はありません。歴史はそれを証明しています。憲法9条を素直に理解しその意図する所を将来の子供達に受け継いでいく事が我々の務めだと私は思います。

 憲法9条ミュージカル2008は東京・大阪・山梨を結ぶ市民ミュージカルへと成長しました。私が昨晩見た公演がその最後のステージでした。市民手作りのミュージカルに相応しい、やさしさに包まれた公演でした。公演の最後に東京・大阪の出演者・スタッフもステージに上がり全てが終わった後、彼等はバスに乗って帰って行きました。

 ミュージカルは終わりました。しかし、これからが大事なんだと思います。ミュージカルの終わりはこの活動の終わりを意味するものではないからです。1人でも多くの市民がこのミュージカルを通じて平和について考える事、そして行動する事、それこそがこの市民ミュージカルが主張する事だと私は理解しています。

2008/06/01

2008 八ヶ岳の森つくり

20080601_155659906 今日は半日、景観の会の仲間と近くの会員所有の森の中に入り今年から新たに始めるこの森の整備方針について話合いました。自然の森の姿が残る広大な針葉樹と広葉樹が適度に混合した森は比較的、下草も少なく整備が進めば美しい森に生まれ変わる事と思います。今後、数年間に渡り楽しみながらこの森を徐々に整備していく予定です。

 そんな森の中で話し合いをしている最中に知り合いから連絡が入り、近くの土地に隣接した小川に鹿の死体がありこの小川を塞いでしまい小川が溢れているので見に来て欲しいとの事。鹿?死体?川が溢れている?何だか頭の中で想像しただけでコリャ大変だ~と思い、早速駆けつけると確かに小川が溢れて隣の家の庭に溢れている。しかし、鹿の死体らしきものは無い。「何処にあるんですか?」と聞くと「ホラッあっちの桝のそば」と指差す方を見ても鹿の姿は全く見えない。「どこ?」と近づいていくと異様な臭いが周囲に溢れている。「何、この臭い」と思い小川の岸辺を覗くと、ありました。鹿の足が・・・「胴体はどこ?」ときくと河原の反対側に肋骨と頭蓋骨が横たわっており・・・「うわ~~~」「ねっ!凄いことになってるでしょ。私知らずに触っちゃってもうパニック・・・」確かにこりゃ驚くわな状態・・・

 結局、余りの異臭に自分達ではとても処分出来ずに役場に連絡して処理して貰う事にしました。苦労を掛ける役場の係りの人には申し訳ないと思うけどあのデカイ異臭を放つ物体を自分達で何とかするのはとても無理と判断。まだ、昼飯も食ってなかったので余り見たくない光景でした。

 そういえば最近、良く鹿の群れにこの周辺で出会う事が多くなっていました。暖かくなって山の上のほうにも充分食糧があると思えるのに何故、人里まで下りてくるのか分りませんが本当に最近、多くの鹿の群れに出会います。

 以前、宣言したように最近は車ではなくスクーター通勤を心がけているので良く今まで出会っていた鹿や狐やアライグマと生身のまま出会うのでちょっとビビッテいます。今までは車の窓越しだったのでそれ程怖くなかったけどさすがにスクーターで出会うと万一ぶつかると確実にこっちが吹っ飛ばされてしまうし。狐やアライグマもこっちに向かってこないとも限らないし・・・なんて考えるとちょっとビビッテしまいます。マア、普通に考えてこちらに向かってくることは有り得ないけどね。

 そう言えば今朝、小海線の線路を渡るときにフト横をみると狐さんが前足を線路の上に乗せてこちらをジット見ていたな~。思わずカメラに手を伸ばそうかと思ったけどほんの一瞬だったのでアット思った時にはこちらが通り過ぎていました。あの狐は前足をレールの上に乗せて何を思っていたのでしょうね?もしかして遠い旅立ちの途中だったのでしょうか?しかし絵になってたな~映画なら絶対、使う写真のチャンスだったよな。

 暖かくなって森の生き物達も活発に活動し始めました。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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