今朝、事務所に向かって車を運転していつもの山道を走っていたら目の前に大木がゆっくりと倒れてきました。危ない!と思い、急ブレーキを踏み何とか手前で止まることが出来ましたが後、数秒早く通りかかっていたら下敷きになっていました。
恐らく昨晩から降り出した梅雨の走りの大雨で地盤が緩んで根が起きた大木が倒れてきたものと思われます。倒れた木ですっかり道路が塞がれてしまい通れなくなってしまったので携帯電話で役場に撤去をお願いして、私は来た道を引き返してう回路に入り遠回りして事務所に付きました。
最近、森の中でも倒木が増えてきている様に思います。間伐が進まず森の中に日が入らない為に森が暗くて木が中々思うように成長しないのです。森林資源の有効活用を促進して木の活用サイクルを進める必要があります。
もう一つ心配な事があります。最近あちこちで見掛るようになった広大な面積の森林を伐採して太陽光パネルを設置するメガソーラー施設です。
平地の開いている土地にソーラーパネルを設置するのなら分かりますが何故、わざわざ条件の悪い森林にこのような施設を設置するのか私には理解出来ません。
八ヶ岳南麓に植えられた唐松は樹齢60年生程の木が残っておりこれらの貴重な資源を10000坪単位で伐採して無機質なソーラーパネルを設置しています。
伐採された森を元の状態に戻すにはこれから100年以上の時間が必要になるでしょう。広範囲に伐採された森は保水力を失い土砂災害の危険性が高まり、折角光合成によりCO2を固着していた森の機能は失われますます地球温暖化が進む事になります。
森林に設置されたパネルは木の陰や花粉によるパネルの汚染等により期待される様な能力は得られません。又、ソーラーパネルはいつかその機能が低下すると交換しなくてはならず古くなったパネルは破棄処分となります。パネルの廃棄には有害物質が含まれておりその対応が不透明です。
そしてなによりこの美しい森が虫食い状に切り取られギラギラするパネルに置き換えられる事は美しい森の景観を損ない見る人に不快感を与えます。
現段階ではこれらの無秩序な乱開発を規制する法律はなく野放し状態となっています。地元では乱開発に歯止めをかけるべく反対運動が起こっておりその為の反対署名運動が進んでいます。
私は広大な面積の森林を伐採し森の景観を破壊し自然の生態系を犯す無秩序なメガソーラーパネルの設置に反対です。
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