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2015年2月

2015/02/22

小さな幸せ

八ヶ岳の森の中での暮らしは小さな幸せが沢山あります。

 今日は外出先から車で帰ってくると家のすぐ前で沢山の小鹿達が餌を求めて下草を食んでいました。そっと近づいても少し怯えた素振りをするものの逃げようとはせずにジッとこっちを見ていました。動物園の鹿達とは違ってやはり野生の威厳が彼らにはあります。

 冬は寒くて辛い時もありますが家の中でウッドストーブに薪をくべてジッと炎を見ている時は小さな小さな喜びです。

 家から見える2000m級の山々は冬、美しく白く輝きそれはそれはそれは神々しい姿を見せてくれます。

 私の大好きな映画館には車で1時間程かかりますがそれでもそんなに遠いとは感じません。

 都会に出ていった子供達には「何時までここに住んでるつもり?」と聞かれますが私は何時までもここに住んでいたいと思っています。

 確かに都会と比べて不便だし車が無いと何処へも行けないしちょっと飲みに行くにも誰かに送って貰わないと酒も飲めません。周りは夜になると真っ黒で何も見えない程暗いし、朝だって新聞すら自宅に届かないけどそれでも都会にはない小さな幸せが沢山ここにはあります。

 都会と違って夜は人工的な音は一切聞こえず聞こえるのは動物の鳴き声や森の木々が風に揺れる音だけです。それが何とも言えない静けさなのです。だからここの生活はやめられないんだな(笑)

2015/02/15

冬の終わり

寒かった今年の冬もまだまだ寒さは厳しいもののそろそろ終わりを迎えています。気温そのものはまだまだ寒いのですが日中の日差しは明らかに変わって来ています。

 朝の気温は氷点下6~7度位が普通ですが日の出の位置も徐々に北に移ってきたのが分かります。これからは里雪といって湿った重い雪が結構な量で降る事もあるのでまだまだ油断は出来ません。昨年も丁度この時期に山梨県の観測記録を塗り替える2m近い大雪に見舞われました。

 又、体感的にも寒暖の差が大きくなるこの時期は気温の割に寒く感じる事が多くて結構辛い時期でもあります。それでも段々、道の雪が解けていくのを見ていると冬の終わりが近い事を感じます。

 今年の冬は今のところ例年並みの寒さと雪だった様に思います。これから徐々に暖かい日が多くなり白く雪に覆われた森の中の地面も所々穴が開いたように土が見えてきてやがて気が付くと若葉の季節を迎えています。

 早く新緑に覆われた美しい森の中を見てみたいものです。新しい春を迎える頃はまた色々な新しい変化が始まるような気がしています。それが良い変化になる様に願っています。

2015/02/08

雪の朝

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高原の森の中に住んでいると冬は必然的に雪の日が多くなる。普段はここ八ヶ岳南麓は晴天率が高く、余り雪は降らないがここ数年の地球温暖化の影響でここも雪の日が多くなってきました。

 丁度一年前の2月下旬、山梨県は観測以来の大雪に見舞われ2m近い積雪を記録しました。

 我が家も4日程家に閉じ込められて外に出る事が出来なくなりました。今年はまだ大雪には見舞われていませんが、それでも大雪の可能性はいつもあります。

 山の天気は変わりやすく特に近年は南岸低気圧が通過する時に天候が不安定になりやくすそのコースが微妙に変化することにより大雪になったり雪が降らなかったりと予測が難しくて天気予報もあまり当てになりません。

 雪は家の中から見ている分には本当に美しくてそれ自体は決して私は嫌いではありません。しかし、その中で暮らしていくには辛い時もあります。ここ数年、明らかに気候変動が起きておりこの辺りの気候も大きく変わっています。

 冬の雪の日、大雪にならないことを祈りながら空から落ちてくる雪を見つめているとその美しさについ見とれてしまいます。

2015/02/01

時を刻む

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毎朝、森を散歩していると季節によって夜明けの時間と重なる時があります。ちょうど冬のこの時期がそうです。

 東の山影から朝日が昇って来て森に陽が差し込み始めると森の木々のてっぺんから徐々に木立が赤く染まってきます。

 慌ただしい一日の始まりに物言わぬ木々の美しい姿を見ていると自分の小ささが思い知らされます。

 森の木々たちは何も言わないけど毎日毎日、確かな時を刻んでいます。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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