« 2014年1月 | メイン | 2014年3月 »

2014年2月

2014/02/17

120年ぶりの大雪

Img_4447

山梨県甲府市で積雪の観測をとり始めて以来120年になるそうですが先週末の大雪はその記録を更新する大雪になりました。現在でも陸の孤島状態の集落があちこちにあり列車や車の中に閉じ込められた人が大勢でました。

 私も自宅に3日間閉じ込められています。しかし不思議と余り不便に感じません。勿論、外に出られないので不便なのは間違いないのですが都会のビルの中に閉じ込められたという状況と違って元々森の中に住んでサバイバル生活を楽しんでいる様なものなので閉じ込められても余り苦にはならないのです。

 昔と違って今は携帯電話やネットもあるし閉じ込められても外の情報も入ってくるし、食料と燃料があれば余り問題はありません。停電してもLPガスはあるし暖房はウッドストーブだし水は外の雪を溶かせばいくらでも確保できるし食料も災害用に備えた非常食も含めて数日間はまず大丈夫だしホント、余り気になりません。しかし病人や老人の方達にとっては死活問題なのでそこは心配です。

 今回の大雪は本当に大変な災害ですが山間地を抱えた地方では中々被害状況が伝わらず対策が遅れがちです。今回もネットでは随分、被害が情報として伝わっていましたがマスコミでは大きく報道される事はなく自衛隊への災害派遣も大雪の影響で対応が遅れました。

 高速道路に多くの車が取り残され立ち往生した列車の中にも4日間に渡り乗客が閉じ込められ更に雪で立ち往生した車を捨てて歩いて避難しようとした人が凍死する事態が発生してやっと事の甚大さが伝えられる様になりました。

 山梨県はモモやイチゴの産地ですが多くのハウスが被害を受けました。これだけの急激な気候変動は多くの災害を引き起こします。経済発展も必要ですがこれから予想されるこれらの自然災害に国レベルで備える事もこれからは大切な課題だと思います。

続きを読む »

2014/02/10

閉じ込められた!

Img_4405_2 

本来、八ヶ岳は冬の晴天率日本一と言われたところですが温暖化の影響か最近は冬でも結構雪が降る様になりました。

 もう10数年前になりますが記録的な大雪に見舞われてこのあたりで1mを越える積雪があり、その時は私も自宅に帰れなくなって知り合いの家に泊めて貰い2日後にやっと家に辿り着くという目に遭いました。

 一昨日の未明から降り始めた今回の雪は70cm近い積雪をもたらし我が家の廻りも写真の様な有り様になりすっかり陸の孤島になってしまいました。

 森の行き止まりに建っている我が家は大雪に見舞われると除雪してある道まで100m程あるので何とかこの道を人力で除雪しないと孤立してしまいます。

 マア、そうなったらそうなったで暖房は薪が有れば何とかなるし食べ物も食いつなげば何日かは大丈夫なので慌てず籠城を覚悟すれば良い話なのです。

 しかし、問題はこの人力での除雪が結構大変です。湿った雪は重くて除雪するのに腰や腕を使うので何度もやっていると体中あちこち痛くなってきていい加減厭になってきます。

 今年は寒かったけど雪は少なかったので「何とかこのまま春になってくれ」と思っていましたがやはりそんな訳にはいきませんでした。毎回、思いますがこの雪が春までに本当に融けるの?と疑いたくなるのですが太陽の恵みとは本当に素晴らしいものです。早く暖かい春がくるのが待ち遠しいです。

2014/02/01

ペットの脱走

 我が家には2匹の猫が棲んでおります。完全な家猫なので外に出た事はないのですがいつも家の中で2匹でじゃれ合ったり炬燵で寝たり大喧嘩したりとそれなりに仲良く暮らしております。

 私の棲んでいる森の中にも何人か永住している人達がいて多くの方がペットと共に暮らしています。特に犬を連れている人達はいつも我が家の前を犬連れで通りかかるので自然と犬達とも顔馴染みになります。といっても犬にも個性があり仲良くなる奴もいるし兎に角、突っかかってくる乱暴な奴もいます。

 先日、いつもの様に朝、新聞を取りに森の入り口まで出ていくと100m位前方に地面に鼻をつけてなにやらクンクンしているハスキーかマラミュートらしい奴がいました。廻りに飼い主らしい姿は無く一目で「脱走してきたな」と分る様子でした。そいつが偶然、顔を上げてこちらを見て目が合ってしまいました。その瞬間、奴は猛然とこっちに向かって突進してきました。「ヤバイかな」と思いましたが表情が笑っていたので敵対心は無さそうだと判断しそこで動かずに立っていたら嬉しそうに飛びついてきました。

 「こらこら、どっから来た。早く家に帰りな」と言って聞かせましたが当然、聞く訳もなく大体、こういうシチュエーションの場合、連中は脱走してきて嬉しくて仕方なくて遊び疲れるまで森の中を走り回るのが常なので「やれやれ、心配してるから早く帰るんだよ」といって新聞を持って家に帰ろうとしましたがこいつは本当に人懐っこいやつで、きっと飼い主に大事に育てられているのでしょう。人に対する恐れもなく何処までも付いてきて来てしまいます。結局、私の家までついてきてしまい「もうここまでだよ。俺は家に帰るから、お前も帰りな」と言って聞かせましたが奴は森の向こうにとっとと姿を消してしまいました。多分、近くに家があって散歩でこの辺りをいつも通っている奴だと思うので何れ家に帰るでしょう。

 しかし、ハスキーとかマラミュート等の大型犬は良く脱走してきます。力があるのでちょっとした事でリードを引きちぎったり散歩中にうっかりリードを振りほどかれたりしたのだろうと想像します。中には常習犯もいてどうしてリードを外すのか不思議で仕方無い何てケースもあります。真剣に「こいつ本当は両手を使ってリードを外す事が出来るんじゃないの?」何ていってる飼い主さんもいました。

 我が家の先代の猫も普段は家の中にいて一度も外に出た事がなかったのにある日、ほんの一瞬の隙間をついて外に飛び出していってしまい直ぐに追いかけましたが犬と違って連中は隠れるのが得意なので見失ってしまい、いなくなってしまいました。そのまま2,3日過ぎても戻ってこなくて犬と違ってもう帰ってこないかな・・・と思って半分諦めていました。

 「今頃、どっかの家に転がり込んでちゃっかり飼い猫になってるんじゃないの」何て家族と話していたら逃走から4日目位の夜にボロ雑巾の様になって帰ってきました。ニャアニャア鳴いて本当に帰ってこれて嬉しい様でこっちにすり寄って来て何だかとても怒っていました。キッと飛び出していったものの帰り道が分らなくなって途方にくれて漸く辿り着いたのだと思います。ご多分にもれず、さかりがついていたのでしばらくしてお腹の中には子供が出来ていてまだ若い猫だったので去勢していなかったのを悔みましたが何とか生まれた子供達は自分の家と知り合いの方に貰ってもらい全員、元気に過ごしたようです。

 今は家の猫も2代目猫に変わっています。今のところ2代目の猫達は逃走防止ネットに囲まれたベランダから外を見ていれば満足しているようで脱走はしていません。

アシストのHPへ
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

プロフィール

フォトアルバム

kikori

フォトアルバム