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2012年10月

2012/10/20

私にも出来た・・・

 このところ何とかしなきゃいかん事柄が次々と出て来ます。たまる一方の日常業務やら、○○運動やら、新月の木に関わる活動やら、母の事やら・・考えれば何とかしなきゃならん事柄が一杯あります。

 そこへきてこれが一番問題なのがそれを解決しなきゃならん私がノンビリしていてちっとも何ともならない(笑)きっと私が凄くキレ者で頭脳明晰で有言実行でテキパキと物事を解決できる人間ならこれらの問題はきっと次から次へと解決していったのかも知れないのですが残念ながら当の本人はいたってのんびり屋で中々動こうとせずにきっと廻りの人達にはひとかたならぬ迷惑をお掛けしている事と思います。

 小さい頃から人と群れるのが苦手でいつも人から離れボ~と人と違う方向を見ていたり違う事を考えたりしていて、それが高じていつも小学校の時は教室よりも廊下で立たされている時間の方が長かったような気がします。

 何か一つの事柄が起きた時にいつもその事象の裏面やら側面やら人と違う事を真っ先に考えてしまうのです。自分でもひねくれ者と思う時もあります。でも、それが自分なので仕方ないのです。

 話は違いますが先日、ダライ・ラマ第14世法王の本を手に入れて読んでいたらとても共感を覚えてしまいました。書いてある内容はとても奥深くて私なんかではとても理解出来ない事ばかりなのですが何に共感を覚えたかと言うと一つの事柄に関する造詣が深くて、仏教徒としてのその一つの事柄に対する理解度が凄いと思いました。

 ダライ・ラマ法王の言葉はなにも仏教徒のみに向けられたものではなく私みたいな純庶民(笑)にも分り易い啓示を与えてくれています。経済の事、人工中絶の事、環境の事、本来なら宗教者が避けて通りたいような問題にも深い造詣で一つの道筋を示してくれています。

 現代の様にマスメデイアが発達して一日中、世界中の情報が溢れている世の中ではどうしてもその情報によってのみ物事の善悪を判断しがちですが物事には必ず表の顔と裏の顔がありそれらを理解しないまま判断するのは間違った理解に陥る可能性があります。

 ここ数日、世の中を騒がしているウイルスにより遠隔操作されたPCを使った脅迫事件なんかも正にそうですね。最初はとんでもない凶悪犯と報道されていた人が次の日には被害者になってしまう。

 又、その前には厚生労働省の村木さんの冤罪事件もそうですね。村木さんは私の小・中学校・高校の同級生で私も個人的に彼女を良く知っておりこの事件が報道された時には彼女の身の上に何が起こったんだろうと思いました。

 普段の彼女を知っている人間には考えられない事件だったからです。でも彼女を知らない人達はメデイアが報道する内容でしかこの事件の内容を理解する事は出来なかった筈ですので違う理解をした人も多かったのではないかと思います。

 彼女がこの事件について書いた本も先日読みましたが彼女がその本で書いていた事は彼女にしか描けない拘留中・裁判中に彼女に関わる人達の人間模様や日常を彼女自身の価値観で書いた内容でとても彼女らしい捉え方だと思いました。

 まさに「なんとかしなきゃ」の毎日を彼女自身の価値観で彼女が出来る事を一人の働く主婦として毎日辛抱強くひとつずつ積み重ねていった結果があの冤罪事件に繋がっていったのだと思います。

 彼女がこの本の中でいつも言っている「私に出来たんだから皆にもきっと出来る」という言葉はとても共感出来ました。私も「なんとかしなきゃ」の毎日を自分で出来る範囲で一歩ずつなんとかしていつか誰かに「私でも出来たんだから皆にもきっと出来る」と言えるようになりたいですね。

2012/10/15

冬の備え

 そろそろ10月も中旬を迎え朝晩の気温が一桁台になるようになって寒さが徐々に近づいてきた感じがします。

 我が家は昨年、灯油ストーブが壊れてしまってちょっとストーブを点けたい時に寒くて仕方なくなりました。本格的に寒くなるとウッドストーブをつけてしまうので全然平気なのですが朝、出かける前にちょっと温まりたい時にはこの石油ストーブの方が便利なのです。

 それで先日、女房と2人で電気屋さんに買いに行きました。色々と価格と機能を検討して昨年の型落ちだけど機能は全然今年の新製品と劣らない格安の小さなストーブがあったので早速買ってきて点けました。

 一番喜んだのは我が家の毛皮を着てるくせに一番の寒がりの猫息子です。早速ストーブ前のソファに座って全然動かなくなりました。鼻がすっかり乾いてしまって身体に悪いと思うのですが、いう事を聞かなくて何時までもそこに座っています。全く誰の為のストーブか分りません(笑)

 今年はウッドストーブの薪もあまり充分とは言えない状態なので後から追加した薪を今、積んである薪の下に入れ変えないと乾燥がまだ不十分な薪を先に使ってしまう事になるので思い切って薪を入れ替える事にしました。

 結構これが大変なのですが思いついた時にやらないと、きっとやらなくなってしまうのでやってしまいました。お陰で汗まみれになりましたが森の中に住んでいると、こういう生活の為に労働して汗をかくというのは決して厭な事じゃなくてむしろ気持ち良いぐらいだから不思議ですね。

 汗まみれで汚れてしまったついでに穴も掘ってしまおうと思い生ごみを処理する穴を掘りました。これも定期的に掘らなくてはならないので大変なのですが森の中の不便な生活では大切な仕事なのでついでにやってしまう事にしました。

 我が家ではもうひとつ年内に家の塗装をしなくてはならないのですがこれはまだ今年の課題として残っています。果たして年内に完成するかどうかですが、これも塗料を買って保存してあるのでいい加減やってしまわなくてはなりません。

 全く、自然の中で暮らしていると色々とやらなくてはならない仕事が一杯あるので、どんどん時間が足らなくなります。それでも薪で一杯になった薪小屋を見ていたりすると心が豊かになってしまうので不思議です。

 山の中に住んでいるとお金ではなくて生活に必要な最低限の食べ物や薪があると本当に心が豊かになるので有難い事だと思っています。何となく人間らしい暮らしが出来ている様で私は大好きです。

 さて、これから本格的な冬を迎える様になります。今年の冬は長期予想では暖冬ではないかと言われていますが私は厳しい冬があるから明るい春が訪れると信じているので例年どおりの冬で良いです。

2012/10/02

祭りの後

 先日、「木暮人祭り」というイベントを行いました。私が理事を務める一般社団法人「木暮人倶楽部」が主催する初めての本格的なイベントでした。私は主催者側の事務局としてお手伝いさせて頂きましたが参加企業25社程が全国から集まってくると結構、準備も大変でちょうど公私共に慌ただしい時期だったので精神的にもちょっと大変でした。

 いつも思うのですがこういうイベントはその準備期間や内容が充実していればしている程、成功裏に終わります。逆に準備がおざなりだったり期間が短かったりすると出展する側も参加して貰うお客様側にも不幸な結果になります。

 今回は開催が決まってから実施まで余り時間がなくてそれなりに大変でしたがその割には充実したイベントになったと思います。

 イベントはお祭りに良く似ていると思うのです。東京ビックサイトなんかで行われる大きなイベントでも開催期間中はイベントガールの華やかな服装やブースの飾り付け、バックミュージックやデモンストレーションなんかで見た目はとても華やかです。

 ところが最終日の開催時間が過ぎたとたんに会場は一変します。華やかに飾りつけられたブースは一斉に解体が始まり、いかに短時間で撤収するかの戦争状態になります。解体業者が会場を縦横無尽に行きかい、搬出用の車両が場内に入って来てうかうかしていると轢き殺されそうな勢いになります。

 そしてそんな喧噪の時間が過ぎて片付けもある程度目処がたってくると場内は元の殺風景な倉庫の様な雰囲気になり、ついさっきまで華やかだった時間はどこに行ってしまったんだろうと思います。まさに祭りの後の静けさです。

 今回の木暮人祭りでは最終日にちょうど台風の直撃を受けてしまい開催時間を短縮するか予定通り実施するかギリギリの判断を迫られる状態になってしまいました。結局、台風の様子をリアルタイムでネットから情報を取り安全に搬出が可能なギリギリのタイミングで閉会時間を繰り上げての搬出となりました。

 映画祭も上演していたのですが最終回の上演を中止し一斉に会場の撤去にとりかかりました。

 多くの人が集まり、多くの企業が参加すればするほど様々な事が起こります。トラブルだったり事故やハプニング、あるいは唯の我儘だったり、ありとあらゆる事が起こりうるのがイベントの裏方なのです。

 それでも充実感を感じるのはイベント開催中の出展者の方や来訪者も含めた多くの方との出会いがあるからです。まさにそれがあるから続けられるのだと思います。日本人はだから祭りが好きなのかも知れませんね。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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