普通の幸せ
毎日、何となく忙しく時が過ぎていきます。元来がのんびりした性格なので毎日、やらなくてはならない仕事が溜まっていくのですがいっぺんに色んな事を片付けられないので結局、一つずつ、仕事を片付けていくしかない。それでも毎日、新しい仕事が増えていくのでちっとも仕事が減らなくて皆に迷惑をかけながらスマヌスマヌと思いながら毎日を過ごしています。
今日も、仕事は休みの日なんだけど新しくする会社のパンフレットとHPに載せる自然風景の写真を撮りに近くの森へカメラを持って出掛けて行く事になりました。
朝から天候が良くなくて「これじゃ欲しい写真は撮れないな・・・」と思い、仕方なく昼過ぎまで待つ事にして、お昼ご飯を家でとってから出掛けて行きました。
車に一眼レフを積み込んで家より更に上の山の中に入り、あちこち気になるところで車を止めて森の中に入り写真撮影。でもやっと「ここいいじゃん」と思っても雲が掛かったり邪魔な木があって旨く取れなかったりして結局、一日走って満足出来る写真は中々撮れなませんでした。
オマケにあちこちキョロキョロしながら走っていたら車の直前にイタチだの猫だのキジだのが飛び出して来て危ないのなんの・・・近くの登山道の入口まで車で入り展望台に立って写真撮っていたらパトカーが上がってきて「ナンだ?こんなところまで?」と思っていたらパトカーから降りてきた警官が登山計画書の入ったポストを開けて中の書類を確認していました。「ご苦労様です・・・」しかし、アチコチ車を道端に止めて写真を撮っているので「早くどっかいかないかな?」何て不謹慎な事考えてしまったりしていました。
それでもめぼしい撮影ポイントを廻って大体、感じが掴めたので今度、天候が好転してから又、行って見ることにしました。
夕方近くになって下の町中まで車を走らせ日常品の買い出しや古くなった靴を買い替えに店に入ったりして過ごしているうちに流石に夏至を過ぎて日が長くなったとはいえ辺りが暗くなってきたので女房と二人で晩御飯は近くのファミレスで済ますことにして店の前の駐車場に車を入れて簡単な食事を済ませました。
店は比較的空いていて余り騒がしく無かったので助かりました。それでも隣の席には小さな子供を2人連れた家族4人が座っており子供がぐずって騒いで中々自分たちが食べる事が出来ずに困ってました。
思わず女房が「一人預かりましょうか?なんてね・・・」とコッソリこっち向いて小さな声で話しかけてきて「やめとけよ・・・」と思わず真面目に答えてしまいました。
自分たちの食事を終えて店を出て、遅くなったので高速に乗って家まで帰って来ました。家では帰りを待ちかねていた猫2匹がオヤツをねだって擦り寄ってくるので女房が猫缶を開けてやり、いつもそれが毎日の約束事になっています。
こうして、普通になんて事もない一日が終わって行きます。でも、考えてみるとこういう何てこと無い一日を平凡に暮らす事が出来る事が一番幸せなんだと思います。
震災で家にも帰れない避難民の方達が大勢、居られます。一日でも早く被災者の方達が平凡な普通の毎日がおくれる日が来ることを願っています。
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