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2011/06/20

東京ビックサイト

 時々、東京のビックサイトで仕事に関係するイベントが開催され出展する事があります。先週も3日間に渡りイベントが開催され、行って来ました。

 イベントの規模にもよりますが大きなイベントの時には搬入も搬出も大変な目にあいます。今回のも出展を依頼されて余り多くの展示はしないつもりで「バスで行きますから、余り大きなものは持っていけませんからね」と周囲の関係者の方には話をしておいていたのですが「何とかホラ、丸太のテーブルとか用意できないかな?あれがあると雰囲気がよくなるんだよね・・・」「だってバスで行くから無理ですよ。カタログだって20部以内にして下さいよ。無理無理、絶対無理ですから」と逃げ回っていたのですが「車で行けばいいじゃない。車にしなよ。何で車にしないの?」と言われ「だって車は嫌いなんですよ。山で走り回るのは全然、気にならないのだけど都心は厭なんですよ。一方通行だとか右折禁止だとか、駐車厳禁だとか、ああいうの厭なんですよね」「何、言ってんの東京に住んでたんでしょ」「いやね、確かに働いていたけど移動は全部、電車だから・・・基本的に都心での運転はした事ないから・・・」と一方的に逃げ腰で押し通していたのですが、とうとう廻りから責められて仕方なく車に満載の荷物を積んで行く事になりました。

 イベントの前々日の夜に展示にもっていくログのテーブルやチェーンソーアートのフクロウや展示物で結局、満載の荷物を車に積み込んでイベント前日の朝、八ヶ岳を出発。お昼すぎにようやくお台場のビックサイトに到着し何とか搬入場所近くに車を置く事に成功し搬入。

 しかし、関係者がまだ集まらず展示物の配置が決まらなくて結局、関係者が集まって展示の方法が基本的に決まったのが午後の3時頃。それから展示ブースに建てる板倉造りの小屋の製作に入り終わったのが夜の7時でした。

 その間、お隣の有名な○○工務店のブースでは延々とコンパニオンさんのセリフチェックや映像の調整をしておられ、その脇で我々が木槌を持って「カ~ン、コ~ン。おい、こっちを持ってくれ!ここの板入いらんじゃないか!あっ!間違ったこっちを先にいれなきゃ!」何て大騒ぎをしておりさぞかしヒンシュクをかった事かと思いますが、汗だくになって何とか無事、設営を終えて八ヶ岳に帰って来ました。

 翌日はこちらで用事があったので1日は人に任せて残りの2日間だけ展示場に行く事にしました。翌日は確かに人は多かったのですが手伝ってくれる人も結構いたのでそれ程感じなかったのですが最終日は何故か誰も手伝いにこなくてもう一人の方と2人でブースを維持する羽目になり、又そういう時に限ってやたら来訪者が多くて朝から時間一杯まで途切れる事無くもう自分で何を喋っているのか分からなくなりそうな有様でした。

 それにしても廻りは最先端の技術を展示しているブースの中で我々はお茶屋さんのノボリ旗を立ててお茶を振る舞い、杉板の小屋を建て丸太の椅子とテーブルを置いて、来訪された多くの方に「ここは何だか峠の茶屋みたいなところだね。一体なんの展示?(笑)」と聞かれました。

 「ここは最先端のハイテク技術じゃなくて戦前の口伝に基くローテク技術を駆使して出来るだけエネルギーを使わない昔の生活に戻ろう。という活動をしているブースなんですよ」というと何だか怪訝そうな顔をされながら「でも、それが一番エコロジーなのかも知れないよね。

 何だか廻りは英語やカタカナばかりのブースで話を聞いてても頭が痛くなりそうだけど、ここは木の香りとお茶が飲めて何だかホッとするね(笑)」と言って頂きました。

 一応、私も勉強の為に廻りのブースを覗いてきましたがこのイベントのテーマが「低酸素社会と経済成長を両立させる」という相反するようなテーマなので各ブースとも最先端の省エネ技術を展示して一生懸命をれをアピールしていました。

 でも、はっきり言って良く分かりませんでした・・・だって余りにも英単語が飛びかい知らない言葉が多すぎて何で日本語で言えないのかなあ?(笑)と本当に思うのですよ。○○ソリューションがどうのこうの・・・○○イノベーションがどうしたこうした・・・分かりません(笑)八ヶ岳の山の中に住んでるんだからそりゃ無理というものです。

 きっと素晴らしい技術なのだと思いますがいくら格好よくても理解出来なきゃ意味ないですよ。えっ?理解出来ないのはお前だけ?恐れ入りました・・・

コメント

課題解決やら改革の英語はTV広告やチラシに氾濫しています。まるで日本語です。でも、現実は人財しだいです。

ログ屋さんでも、日々、顧客の勝手な要望や難題をソリューションしていますよね。身近にあるものですよ。

コンパニオンどうでした? 大手の建設会社さんは、量と質を揃えるので、八ヶ岳とは違う目の保養ができたことでしょう。

つぎは八ヶ岳からコンパニオンを!

八富士さん、
ソリューションですか・・日々、努力ですね。コンパニオンさんは素晴らしかったですよ。

goodtime-masuhoさん
う~ん、雌ジカか梟かな?やっぱり・・・

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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