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2007年6月

2007/06/30

夫婦ふたりのホタル見物

 前から女房に「ホタル見に行こうね」と言われていたけど中々忙しくて行く機会が無く自然と時間が経っていましたが先日ポッカリと夜、時間が出来て「今晩、行こうよ」という事になりました。本当はその時もちょっと疲れてて、見にいった方が気が紛れてかえって疲れが取れるのは分っていながら面倒くさくなって「エ~」なんてごまかしていたら暫くして玄関が閉まる音がしたと思ったら息子が「母さん1人で行っちゃったよ」と言うじゃないですか。慌てて懐中電灯を引っつかんで玄関を飛び出して「行くよ、行くってば!」と女房の運転する車の助手席に乗り込む事に相成りました。

 最初は長坂IC近くの「ホタル公園」と呼ばれている公園があり、そこに行ってみようと言う事になり道に迷いながら夜の公園の駐車場に着きました。どうやら先客が居るようで駐車場には既に一台の車が止まっており、その先の河原にカップルの姿がうっすらと佇んでいました。若いカップルなら邪魔しちゃ悪いかなと思って近づくと、どうやら年恰好は我々より少し若いくらいのカップルだったので、それじゃ気兼ねしなくてイイカと勝手に納得して早速、河原に近づくと居る居る!河原の上をまるでUFOのようにゆらゆらしながらゲンジボタルが淡い光を明滅させながら飛んでいます。

 近づく為に河原に降りていき浮遊しながら河原の上をフラフラと近づいてくるホタルを手のひらに受けるとホタルは慌てて方向転換して逃げて行きます。気が付くと何だか子供の頃に戻ったようにはしゃぎながら心が軽くなっていっくような不思議な感覚になっている自分にちょっと驚きました。

 そこの公園にはそこそこホタルは居たのですが自分の感覚では何となく物足りなくて「もう一軒行こう!」(飲み屋じゃないっていうの)という事になり。近くの「オオムラサキセンター」の水耕生物の観察路に行くことにしました。オオムラサキセンターの駐車場にも2,3台の車が止まっていて「我々だけじゃないんだね」と妙に感心しながら真っ暗な遊歩道を田圃に向かって下りていきます。さっきのホタル公園と違いここは真っ暗で懐中電灯を消すと歩けないのでさすがに女房も俺の服をつかみながらの散歩道です。

 居る!ここには群れをなしたゲンジボタルが結構飛んでいます。河原にかかった大きな木の梢の先端を目指して登っていくホタルもいて結構、昔の群れをなしたホタルの感覚に近いものを味わえました。途中、道に迷って田圃の中を右往左往するハプニングも有りましたが夫婦二人で夜の遊歩道をホタルを見ながら歩くという何だかちょっと気恥ずかしい気もしたけど楽しい時間を過ごしました。

 家に帰ってきて風呂に入って寝ようとした時、女房が一言「アリガトネ・・」どういたしまして又行こうね!

2007/06/26

目覚まし猫

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我が家の愚猫である。そう、あの九死に一生を得た人工呼吸器まで付けたあの猫である。名を「ポポ」という。今では薬をかかせないもののすっかり元気になり気儘に暮らしている。

 最近こいつに毎朝悩まされいる。というのも毎朝、決まって5時に起しにくる。その起し方が気に入らない。人の顔を引っかくのである。何故か?毎朝、食っている鰹節をねだりに来るのである。起きないと鰹節が食えないので引っ掻くのである。

 どうも猫という動物は自分が決めた習慣をキチンとこなさないといけないと思っているようである。キチンキチンと毎日の日課をひたすらこなしていく。こいつも散々、人を起して騒いだ後は満足してご覧のような有様で朝寝に浸る。こっちは朝5時に起されるから眠くてたまらない。昼食後は意識が朦朧とする毎日である。だから、毎朝たらふく鰹節を食って満足し朝寝坊している幸せそうな顔をみるとムカムカしてくるのである。

 しかしマアこいつも一時は生死の境をさまよった猫であるので毎朝、起こしに来る位は大目に見なくてはならないだろうと思っていたら最近は顔を引っ掻くだけではなく人の布団にもぐりこんでくるようになった。さあ、こうなったら本当に眠れない。全く面倒な奴である。

 こいつの変な癖は他にもある。何故か風呂のお湯を飲むのである。普通、猫は猫舌というくらいだから熱いのは苦手だと思うのだがこいつだけは人が風呂にはいると風呂の扉を必死で引っ掻いて「開けてくれ~」と騒ぎ出す。仕方なく開けると浴槽に中に首を突っ込んでお湯を飲むのである。さすがに病気の後は浴槽に落ちて死なれては困るので洗面器に浴槽のお湯を汲んで飲ませている。なんだか食後のお茶みたいなものかも知れない。

 しかし、奴もこの先、一生薬を飲み続けなくてはならない身体だから好きな事して暮らせれば良いとは思っているのです。しかし、朝の5時はもう少し何とかならないかな~

2007/06/19

憧れの自給自足生活

Tanada

この写真はいつも東京への出張に利用している中央高速バスのバス停からとった写真です。棚田の後ろに見えている山は秩父山系の金峰山で時間はちょうど朝の10時頃だったと思います。小さくお百姓さんが水田の雑草取りをしている姿が写っているのが分るかな?

 私がこの世で一番偉いと密かに思っている人は限りなく自給自足に近い生活をしている人です。つまり例えばお百姓さんだとか猟師さんといった人ですね。こんなに文明が発達し社会の仕組みが複雑になってしまった現代で自給自足に限りなく近い生活を送るのはとても大変な事だと思います。山の中に住んでいれば車も必要だし電気だってなくては困るし第一水が無くては生きていけないし、その為にはそれらを動かしたり供給する人達のお世話にならなくては生きていけない訳だし・・・つまり全くの自給自足というのは現代では多分、不可能だと思いますね。

 しかしそんな中でも出来るだけ自分達で出来るものは自分達で供給出来ればそれはとても大事な事だと思います。どこかの首相が「美しい国」をスローガンにしているようですが「美しい国」とはどういう国だと思っているんでしょうね。私にとって美しい国とは自然が溢れ限りなく自給自足の生活を人々が送り必要な物を自分達で生産し人々が心身共に豊かに暮らせる国です。決して経済成長率が右肩上がりを続け国民総生産がいくらなんて事で決まるものとは思っていません。

 今、この国は必死で働いて一生懸命税金を納めてもその見返りとして受けられたはずの年金でさえ無駄な国営レジャー施設に湯水のように使われてしまい破綻し、今となってはいくら納めたかさえ分らないという全く信じられないような政府が率いる国なんですがこれで果たして美しい国に本当になるのでしょうかね。

 国会を見ていて情けなく思うのは与野党共に国会審議での野次の応酬、そして強行採決における暴力行為・・・見ていて恥ずかしくなりますね。小学生のクラス会の方がよっぽど民主的に運営されていると思いませんか?皆さん・・・

 昨晩のTVニュースで強行採決に反対する野党の議員が議決をとろうとする議長を羽交い絞めにした行為を民主主義を守る為とコメントしていましたがエッ!と私は思いましたね。そんな事をして何になるんでしょうか?それで議決が覆されると思っているのでしょうか?その行為そのものが民主主義を否定する行為だと私は思います。自分達の主張が通らないからといって議長を羽交い絞めにすれば国民が拍手すると思っているのですかね?今後、国会で不規則発言をした議員は即、退場とすべきですね。全く腹が立つったらないですね。

 与野党の議員共にもっと国民がなにを望んでいるのか知るべきですね。大体、今の議員さん達は恵まれすぎですね。あれだけ特別待遇されれば一般庶民の価値観とかけ離れてしまうのは当たり前ですね。

 いかん、いかん、最近腹にすえかねる事が多いのでつい話が脱線してしまいましたがそんな事を言いたいのじゃなかったのです。そう、お百姓さんは偉い!という事を言いたかったのです。頭にくる事があっても美しい棚田をみていると心が和んできます。やっぱり美しい国は国民が安心して食糧を自給自足出来る実り豊かな国じゃないですかね・・・違います?

2007/06/10

貴方はだ~れ?

今日も無事、仕事を終えて夜、いつもの森の中の道を車でゆっくり帰っていた。最近は燃費とエコロジー運転の為にアクセルを出来るだけゆっくり踏むようにしている為に必然的に車はゆっくりと進むのです。

 マア、そんな事はどうでも良いのですが、いつものカーブが連続する道からそろそろ森が切れるあたり、変なものが道路を横切っていく・・・「ウンッ?何だあれは・・・」最初はタヌキかと思った。でもタヌキよりは明らかにスマートである。そしてゆっくりとそいつは道路右の森の中から(つまり山側ですね)左側(谷側)の森の中に消えて行こうとしていました。その時私の目にはハッキリとそいつの特徴的な尻尾が目に入ったのです。

 そいつの尻尾には鮮やかな黒の筋が幾重にも重なっていました。違う!絶対タヌキではないと確信しました。一瞬の出来事なので残念ながら写真は撮れなかったのですが目にはその黒の縞模様が入ったお尻尾がハッキリと焼きつきました。

 家に帰ってからパソコンを開き早速そいつの正体を調べる事にしました。先ずは一般的なタヌキの写真を確認。違う!ぜえったいタヌキでは無い。次に疑ったのがアナグマ、以前知り合い自然観察員から「この辺りには居るんだよ」という話を聞いていたので検索してみた。正確にはニホンアナグマというらしいが違う!尻尾の形とあの特徴的な縞模様がない!では何?

 ハッと思いついて次に調べたのがアライグマ!まさかと思ったけどズバリ!こいつでした。元々日本には居なかった動物らしいけど移入してきて広がったらしい。確か以前、居るとは聞いていたけど見るのは初めて!しかしあいつ何でヨタヨタと俺の車の前を横切っていったんだろ?

 以前にも書きましたが何故か夜の森の中の道を帰っていると私の車の前を色んなものが横切っていきます。最近とても困るのが「カエル」これが雨が降ったりすると森の中の溜池からワンサカと道に出てきて座っている。これを轢かずに運転するのはとても大変なのです。後ろに車でもいたら事故を起しかねないほど蛇行運転せざる得ないのです。さすがに潰すと気味悪いからね。

 話がそれたけどかのアライグマ君(嬢?)悠然と森の中に消えて行ったけど何処に暮らしてんだろね。又、いつか会えるかな?今度は是非、写真を撮るのでちょっとだけ待ってくれるかな。ほんの少ししか君に会えなかったけどしっかりと美しいお尻尾は拝ませて貰ったよ。又、会おうな!

2007/06/01

見える?

Tobodati

昨日うちのサンルームの裏に森の中からお客様が訪ねて来た。写真の中央、よ~く見てください。かわいい白いお尻が二つ見えますか?どうやら兄弟で遊びにきたようです。もっと近くまで来ていたのだけど部屋の中から写真撮影しているのに気が付いたようで少し離れてからじっとこっちを振り返っています。

今年はあまり近くには姿を見せなかったのだけど漸く近づいて来てくれました。サンルームの工事が長引いていたのでちょっと警戒していたのかな?これからはこの窓から色んなお客様が姿を見せるかも知れません。出来るだけ皆さんに紹介していこうと思います。楽しみにしていて下さい。

6月に入り日の出の位置はますます北に偏り森の中の緑は日を追うごとに濃くなっていきます。もう直ぐ梅雨になり森はますます鬱蒼としてきます。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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