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2014年11月

2014/11/29

変動

先日、長野県白馬付近を中心とする規模の大きな地震がありました。ここ八ヶ岳でも結構な横揺れを感じました。

 又、その前は御嶽山の噴火もあり日本列島は3年前の東日本大地震以来、活発な地殻変動の時代を迎えているのかも知れませんね。

 経済でも大きな変動があり現政権が世論の信任を問う総選挙を実施する事になりました。いつの時代でも変動が起こる時は痛みを伴うものです。同じ生活を単調に過ごす事が出来れば一番幸せなのかも知れませんがやはり人の人生の中でも常に分岐点がありどちらかを選択しなくてはならずその時に変動が必ず必要になります。

 自然災害による変動は出来るだけ避けたいとは思いますがそれでも起こる時は起きてしまいます。ただ、その変動が人的なものによる場合はそうならないように出来るだけ努力する必要があると思います。

 それは無秩序な乱開発だったり原子力発電所の事故が当てはまるのかも知れません。今日は地元でメガソーラーがもたらす景観破壊について考える講演会があり参加してきました。突如、山林が皆伐され無機質で広大なソーラーパネルが広がる恐怖に近隣の方達が悲鳴を上げています。

 この豊かな森を切り拓きメガソーラーパネルを設置する事が未来のこの地域の生活に豊かな変動をもたらすのかよく考えなくてはなりません。

2014/11/16

ウッドストーブ

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昨年、24年間使ってきたストーブを取り換えました。同じメーカーの新しいタイプのウッドストーブです。

 もともとウッドストーブの歴史は長くデザインも昔から変わらないものが多いのですがこれもそのシリーズです。

森の中で住んでいると冬の暖房はこのウッドストーブに限ります。なかにはこのウッドストーブを設置したくてこちらに移住してくる方もいる位です。

 家の中でパチパチと薪のはぜる音やストーブの炎を見ながら暮らしていると本当に幸せになります。

 勿論、このストーブはインテリアではなく貴重な暖房器具ですが、その暖かさは何ともいえず優しい暖かさで家全体を包んでくれます。

 ストーブの為の薪造りも森の中で暮らす人間には大切な仕事です。何でも便利な都会と違い山里の暮らしには不便な事も沢山ありますが都会の喧騒から離れて敢えてその不便さに身を置くのも人間らしさを感じる事が出来てそれはそれで気持ちの良い事だと私は思います。

 今年もこれから厳しい冬が訪れます。冬は寒いので好きではないけど自然が見せる特別な美しさも冬は最高なのです。今年は昨年の様な記録的な大雪にならなければ良いな~

2014/11/09

美しい景観は財産

私が住む八ヶ岳南麓は東京から車で約2時間半の距離にある自然溢れる美しいところです。特に1000mを越す高原エリアは夏でもAC要らずでとても住みやすいところです。何より八ヶ岳南麓から見る南アルプス連峰や秩父連山、八ヶ岳、そして世界の富士山。それはそれは素晴らしい景色がここにいると堪能する事が出来ます。

 ところが最近、この素晴らしい景観を損ないかねない事が起こっています。それはあちこちの豊かな森林を切り拓いて設置される巨大なメガソーラーパネルです。突然、広範囲の木が伐られたかと思うと瞬く間に無機質なソーラーパネルが設置されギラギラと太陽光を反射して遠くから八ヶ岳をみると山肌にキラキラ光るパネルが眩しい光を反射しています。

 私は再生可能エネルギーを否定するつもりはありませんが八ヶ岳南麓に広がる樹齢60年生の唐松等の貴重な森を切り拓いて無機質なソーラーパネルを設置してそのパネルは20年後に撤去される予定です。

 豊かな森が持っていた貴重な保水力は開発によって失われ20年後には荒れ果てた裸の土地が現れます。そこに再び樹を植えたとしてもその樹が成長して元の森に戻るには又、更に60年が掛ります。

 本来再生可能エネルギーは自然エネルギーを利用して自然と協調しながらそのエネルギーを生かすプロジェクトの筈です。

 現在行われている開発はその本来の意義からは大きくかけ離れ政府が決めた「固定買い取り制度」という経済ルールに基づくビジネスでしかありません。

 メガソーラーパネルが設置された付近の景観は無機質で冷たいものに変り果て廻りの自然の森とはとても協調するものとは思えません。

 自然を育てていくのには長い年月が掛りますが破壊するのは一瞬です。この愚かな行為が自然災害をもたらさない事を願わずにはいられません。

2014/11/01

今年も奴らがやって来た

今年も奴らがやって来る季節になった。薄暗い部屋の片隅にじっと姿を潜め気がついたら何千という奴らの大群がそこかしこに押し寄せてくる。追い払っても追い払ってもどこからかやって来る。じっと目を凝らしてどこからやって来るか確かめようとしても分からない。諦めて暫く目を離すとあっという間に奴らの大群に占領されてしまう。

 全く始末に負えない奴らだ。あの「カマドウマ」というチョコマカチョコマカ動き回るウザったい奴は・・・

奴らに占領された湿った薄暗い部屋の電気をうっかり点けると慣れない人だと卒倒してしまうかも知れない。

 昔、床下に入らなくてはならない仕事があって潜り込んだら何だか地面が動いている。ア~今、思い出してもオゾマシイ。奴らが大量に地面を飛び回っていると気がついても逃げる場所がなくやっとの思いで床下から這い出た事があった。

 全く1匹1匹は大した事ないのだがあの大群で動き回る習性は気持ち悪くて困ったものだ。しかし奴らの動きは本当に分からないすっかり始末して全滅させたと思って綺麗に掃除して終わってやれやれと思いフト振り返ると又、奴らが動いている。一体どっから出現したのか皆目分からない。

 確かに全滅させたはずなのに一瞬目を離すと又、ゾンビの様に復活している。全く油断も隙もあったもんじゃない。どうしたら奴らを全滅刺せる事が出来るのか誰か教えて欲しいもんだ。

 アッまたそこを・・・

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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