美しい森の新緑
八ヶ岳はこのところ寒暖の差が大きく、高原特有の季節を迎えています。
自宅の窓から見える森の緑は日に日に美しく緑色に染まっていき庭先のコブシの木の根元にはサクラソウが暫く咲き誇っています。
季節の変わり目で高い山々の残雪は徐々に少なくなっています。
自然が溢れる環境の中で暮らしていると幸せなのはこういった季節の移ろいが目の前で繰り広げられて日々、目にする事が出来るということです。
朝、新聞を取りに森の入り口まで散歩がてら出かけると都会から来られたと思われる方が森の中の道の脇に車を止めて大きなカメラに三脚を付けて頭上でさえずる鳥達の姿を捉えようとしています。この時期樹上では鳥達が忙しく美しい鳴き声を聞かせてくれているのでどうやらその鳴き声でお目当ての鳥を探しているようです。
今年は森の中の倒木が多くて少し気になります。先日も朝、森に出ていると「バキッ、バキバキバキ」と木が倒れる音がして同時に「キュンッ!」という鹿の鳴き声が聞こえ目の前に大きなオスの真っ白なお尻が飛び出してきました。どうやら木に角を押しつけていたいたら倒れたらしくて鹿も驚いた様でした。森の中には枯れたまま立っている木々が結構あって鳥につつかれたりして弱くなっていてちょっとした風で揺れて倒れてしまいます。こうやって自然に更新されていくものなのかも知れませんが徐々に速まっているようにも感じます。
人間達の営みとは別に森の中の生き物たちの営みも人知れず確実に時を刻んでいきます。出来るだけそっとしといてあげたいとます。そっと、そっとね・・・・
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