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2012年4月

2012/04/21

龍が来た!

画像 021

今年の干支が辰だからと言う訳ではないのですが今年は「龍」に色々とご縁があり、年初めに初詣を兼ねて知り合いから教えて貰った諏訪大社のいたる所に飾られている龍を見に行ったり地元で「龍」にまつわる面白い話を持っている人達の集まりに参加させて貰ったり、先日は身延山の久遠寺の枝垂れ桜を見にいったら又、いたるところで龍に出会ったりと何故かあちこちで龍に出会う事が多いな~と思っていたら昨日とんでもない龍が我が社を訪れました。

 それが写真の龍の壷なのですがこれは「永見陶節」さんと言われる著名な陶芸家の方が造られた「古編文」という技法で造られた龍壷です。この「古編文」という技法は日本では唯一人この永見さんだけが出来る技法だそうでとても貴重な壷です。

 この壷は当社のお客様からお預かりしたもので当社の守り神をお願いする事になりました。

 龍と言えば昨年日本を訪問されたブータン国王が子供達に残されたコメントが思い出されますがその時、国王は「龍は皆の心の中にいて経験を食べて大きくなる」と仰っていました。そして国王自身も「龍を見た事がある」とコメントされていました。ブータンは龍の国と知られ国旗にも龍が描かれています。そして有名な国民の幸福度、世界一の国です。それには龍が大きな要因を占めているのかも知れません。

 古来より龍は色々な寺院に奉納され信仰の対象とされてきました。ある時は恐ろしい恐怖の対象でもあり、ある時は幸福をもたらす使者ともなります。それ程、人間の心の中の「祈り」を具現化した生き物かも知れません。

 もともと「龍」は龍・麒麟・鳳凰・霊亀の四霊の一つとして知られる中国神話上の生き物ですが日本神話でも八岐大蛇として知られています。

 今年の干支は辰(龍)ですが十二支の中で唯一、実在?しないのが辰(龍)です。何故、十二支の中にこの辰が選ばれたのでしょうか?もしかしたら昔は実在の生き物だったかも?

 この様に不思議な云われをもつ龍ですが当社に来た龍もそういう意味では不思議な縁を持っているのかも知れません。何だか見ていると「しっかりせんかい!」と叱られている(笑)様な気がして仕方ないのですが「龍」さんこれから宜しくお願いします。

2012/04/10

春の訪れ

 寒かった今年の冬も漸く寒波が弱まってきて少しずつ春の兆しが感じられる様になってきました。そこでまだまだ桜には早かったのですが先日、女房と二人で身延山にある日蓮宗の総本山である久遠寺の枝垂れ桜を見に行く事にしました。

 元々、昨年完成した五重塔を見に行きたかったのですが中々踏ん切りがつかずにグズグズしていたのですが良い機会なので余り混む桜の満開時期をずらして行ってみる事にしました。

 当日はそれでも交通規制が敷かれていて近くの公共施設に臨時駐車場が用意されており一般の車はそこに止めてそこから臨時巡回バスで行くようになっていました。久遠寺の入り口のバス停でバスを降り、そこから徒歩で入り口に向かいます。お土産屋さんが軒を連ねた商店街では路上ライブが行われており中々華やいだ雰囲気でした。しかし!問題はそこから先でした。

 本堂に行くには300段近い石段を登るかそれを迂回して男坂・女坂と呼ばれる坂道をぐるぐる上るかの2通りですが「折角来たんだから石段を登ろうよ」と言う事になりえっちら、おっちら上る事にしましたがこれが結構キツイ!手摺に捉まりながら途中、何度か休憩を入れてゼーゼーいいながら二人でやっと登り切りました。日頃の運動不足がモロに足に来てしまいました。

 石段を登り切ったところに五重塔が建っておりその正面に本堂がそびえたっています。日蓮上人の仏舎利堂はその本堂の裏手に建てられていましたがどの建物もさすが日蓮宗の総本山らしくとても立派で目を見張るものばかりでした。

 特に建物のそこかしこに装飾された彫り物は素晴らしく龍を始め象や亀・鳳凰といった彫刻がいたるところに配置されて、まるで久遠寺全体を守っている様に見受けられました。

 館内を二人でくまなく見て回り、前から一度乗ってみたかったロープーウエイにのって更に上の身延山の頂上にも行ってみました。頂上に整備された遊歩道を歩くと南アルプス、中央アルプス、八ヶ岳が一望できる展望台がありそこから勇壮な日本屈指の名峰が見渡せて素晴らしい景色でした。

 特に目の前に広がる連峰の間に日本の背骨となるフォッサマグナが横たわっているという解説を読むと唯でさえ話題となっている将来起こるであろう巨大地震の事が思い起こされて少し感慨深いものがありました。

 日蓮上人はこの山頂にほぼ毎日の様に登られて一度も里に下りなかったそうです。我々俗人はそうもいかないので(笑)早々に下山するべくロープウエイ乗り場に行くと下りのロープウエイは桜にはまだまだ早いにも関わらず長蛇の列で最後尾に並んでから乗れるまでに30分ほど掛かりました。

 漸く下りのロープウエイに乗り込み麓の駅につくとそこに待っているのは上りで苦労した石段です。私は自慢じゃありませんが高所恐怖症なのと上りの石段で足がバテバテになり下っていると膝が笑ってしまいガクンときそうなのでこんどは試しに坂道を下ってみる事にしました。

 しかし下りの坂道も結構な勾配なので今度は足を滑らせて尻もちでもつきそうで、それはそれで結構気を使いました。ようやく山門の入り口まで降りてきたらライブ演奏をしていたバンドの前には既に人影が無くスタッフと思しき人が何とか盛り上げようと拍手を送っていました。

 帰りは土産物屋さんで名物の身延饅頭を自宅用と会社用に購入し車の中でバラで買ったやつを口に入れて食べながら運転してきました。

 北杜市の地元には日本の天然記念物指定第1号となる武川町山高の実相寺の境内にある樹齢推定2000年の神代桜がありますがこのお寺も日蓮宗のお寺だと後で知り今更ながら驚きました。

 身延山久遠寺の桜は多分、今週末から来週にかけてが見頃になると思います。実相寺の神代桜はそのもう少し後になるかも知れませんね。今年は故郷、高知城の桜が久しぶりに日本で一番早い開花宣言を受けて良かったな~と思いましたが八ヶ岳南麓の桜はまだまだこれからが見頃を迎えます。皆さん長く桜を楽しみたかったら八ヶ岳にお越し下さい。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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