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2010年2月

2010/02/20

オリンピックのアスリート達

 バンクーバーオリンピックが始まりましたね。冬のスポーツが余り得意ではなかった私にとって冬のオリンピックに出場するアスリート達は本当に凄いなと思います。スピードスケートやスキージャンプ、スキー滑降(昔は大回転なんて言いましたよね)クロスカントリー、フュギアスケートなんていうオーソドックスな競技に加え最近はスノーボードハーフパイプ、カーリング、何かが人気が出て多彩になってきました。

 フュギアスケートなんて一見可憐な美しい競技に見えますがアスリート達の強靭な筋肉に裏付けされたハードな競技ですよね。こういう競技は中々他にはありませんね。男子は4回転、女子は3回転が出来ないと高い得点が得られないようにそのレベルも年々上がっていきますがよくあんなにクルクル廻れるものです。

 そんな中にあって今回はスキージャンプやスピードスケートに30歳を越えるベテラン選手達が参加しています。4年に1回のオリンピックに3回も4回も出ると言う事は12年~16年間もトップアスリートとしてやっていなくてはならないと言う事で、それはとてつもない努力の積み重ねであろうと思います。

 私なんか高校生まで陸上選手をしていましたがそれでも結構大変だったのでトップレベルを維持していくことがどれ程大変かは少し分かるつもりです。私のレベルでは高知大会に出場するのがせいぜいで、良くて四国大会出場レベルで全国大会なんてとてつもない選手が出る大会だと思っていました。それがオリンピックとなると日本代表でしょ!それはとてつもなく大変な事ですよね。少なくても私はそう思います。

 今回、スピードスケートで15歳?でしたっけ?最年少の少女が出場し参加選手中最下位でした。しかし私にとって「オリンピックに参加している各国代表選手の中の最下位でしょ」と思うのですが彼女にとって、というかトップアスリートにとって参加する以上少しでも上位を目指すのは本能のようなものでトップアスリートの性みたいなものでしょうか彼女は悔し涙を流しました。10代の選手が国の代表選手としてオリンピックに参加するということは凄い名誉だと私は思います。

 特にメデイアの方達は是非、そういう選手を日本の代表選手として称えて欲しいなと思います。報道の中で特に気になるのは「○位に終わりました・・・」という姿勢、あれは何を意味しているんでしょうね。「終わりました」イコール「残念でした」という意味でしょうか?アスリート本人が「残念」というのは凄く分かります。しかし、それを伝える人間が「○位に終わりました・・」というのはそのアスリートにとって凄く辛い事です。言われなくても本人が一番悔しいのですから・・でも彼等は日本を代表する選手達です。例え実力を発揮する事が出来なくても支えて上げて欲しいと私は思います。それでなくても国の代表というプレッシャーを背負って出ているのですから。

 私にとってオリンピックに出る事が出来る選手というのは凄い選手なんです。だから堂々と「世界○位になりました!」と言って欲しいですね。昨日もカーリングの中国戦の中で試合には負けてしまったのですがその勝敗を分けた原因を両国のスキップと呼ばれる選手の力量の差であるような報道がありましたがあれは本人にとってとても辛い言われ方なんです。

 そんな事は言われなくても本人が一番、感じている事なんです。彼女達は紙一重の微妙な駆け引きの中で競技を行いトップアスリートであるが為にものすごい高いレベルで戦っています。そんな戦いの最中に指揮官を非難するような解説は聞いていて「分かってないな」と感じます。少しでも自分の限界までスポーツをした事がある人間ならきっと分かると思います。私の目には今回のカーリング競技に関してはどの国が勝ってもおかしくないレベルで戦っていると思います。

 オリンピックに日本代表として出ている選手達は本当に間違いなく日本のトップアスリート達なんです。そりゃ金メダルが取れればそれに越した事はないけど例えメダルが取れなくても選手達が日本のトップアスリートである事に変わりはありません。頑張れ日本のトップアスリート達!

2010/02/12

猫の里親になりました。

 黒のラブラドール1匹と母親猫1匹、その娘猫1匹、息子猫1匹の計4匹が人間以外の家族として我が家に居ました。過去形なのは数年前に全員、後を追うように順番に天国に行ってしまったからです。最初にラブが逝き、母猫が逝き、娘と息子がその後を追いました。

 全員が長寿だったので仕方なかったのですが何だか気が抜けた様になってしまいそのショックから立ち直れずに数年経ちました。近頃は縁があれば誰かが又、来るだろうと思ってこちらからは探す事無く縁があるのを待っていましたが何となく寂しくなりそろそろ縁を求めて探しに行こうかなとネットで色々探して保健所に保護されたり捨て猫として拾われて保護されている猫達を一時預かっている団体の譲渡会が有ることを知りました。

 どうせ縁を探すならペットショップで買うのではなくこういう猫達の里親になりたいと思い、譲渡会に足を運ぶ様になりました。この時期は余り子猫がいないのでどうかな?と思いましたが最近は一年中、子猫が居るようで何匹かの子猫が譲渡会の会場に来ていました。

 しかし、初めて行った譲渡会では残念ながらこちらに振り向いてくれる子猫はおらず後髪をひかれる思いで断念しました。そして先日再度、車で半時間程行ったホームセンターで開催されていた譲渡会に出掛けて行きました。

 その日は色々と雑用が多くて開催されている時間ギリギリになってしまい後10分程で終了という時間に漸く会場に着いて駆け込むようにホームセンターに入り慌ててホームセンターの職員の方に「譲渡会はどこでやっていますか?」と走るようにホームセンターの隅っこで開催されていた譲渡会にたどり着きました。

 会場には猫が10匹程、犬が4,5匹いました。「もう居ないだろうな・・・」と半分諦め顔で猫のゲージを順番に見ていたら1匹の子猫に目が留まりました。シャム風の外見をした生後3ヶ月程の男の子の猫がゲージの隅でこちらを見ていて思わず目が合ってしまいました。

 試しに指をゲージの間から差し入れてみると嫌がらずに鼻先で匂いを嗅いで私の指先を舐めました。「この男の子、どうよ?」と一緒に行った女房に聞くと「私もこの子がいいなと思っていたけど、この子でいいの?」「俺はこの子でいいよ。でも出来れば兄弟が欲しかったな~」と話しがまとまり、譲渡会をボランテアで開催されているスタッフの人に「この子の事を知りたいのですが」と声をかけると「保護した方が来ていますので・・・」といい一人のお嬢さんを紹介されました。

 保護されていたその方は自宅でも猫を飼っているのですがこの猫が兄弟で捨てられていて保護したそうです。「兄弟がいるんですか!その兄弟はどうしましたか?」と聞くと残念ながら別の方のところへ養子にいった後でした。

 「この子を譲ってもらっていいですか?」とその方に聞くと「実は今日、初めて譲渡会に登録して連れてきてはみたのですが、変な人に貰われないか心配で心配で(笑)あなたのような方に貰ってもらえるなら幸せです」と言って頂き、無事、お見合いは成立し手続きをしていると実はそれだけでは済まなかったのです。

 手続きをスタッフの人としているとつい私が「本当は兄弟猫が欲しかったんですけど居ないので仕方ないです」と余計なことを言ったばっかりにスタッフの方が「本当!実は性格のすばらしく良い猫がいるのでどうぞ抱いてやって下さい」とゲージから無理やり連れてきた猫を押し付けられ「今だかって一度も怒ったところを見た事が無く、どの猫とでも上手くやっていけます。

 どうぞこの子も貰ってやって下さい」と言われ「そうですか、それじゃちょっと試しに・・」と里親になる事が決まった子猫のところに連れて行きお見合いさせると「フ~!」と唸り・・・「あの~怒ってるみたいなんですけど・・・」「あら~初めて見たわ」「・・・・」で結局、真っ黒に三毛が入った生後6ヶ月のこの子も連れて帰ることになり手続きをしていると何やら後ろで変な雰囲気が漂っているのを感じて振り返ると保護していた2匹の保護親の方が泣き始めてスタッフの方に慰められていました。

 「ごめんなさい、一生懸命可愛がったものですから・・・」と言われ「あの~きっと大切に育てますから、心配しないで下さい」と言ってはみたものの何だか猫さらいみたいな感じになってしまい悪い事をしているみたい。

 最後は譲渡先の親として記念撮影をしてスタッフ全員に見送られて保護親の方は泣き止まず、女房と二人逃げるようにして会場を後にしました。

 「どうする猫砂とか餌とか買ってく?」と女房に聞くと「ここのホームセンターには今は戻れないよ、又、盛大に見送られるよ」「そうだよね」と言うことになり別のホームセンターで必要なものを買い足して無事、帰宅しました。

 それ以来シャム風の子猫はすっかり懐いて毎晩、私の布団で一緒に寝て家中を走り廻っています。えっ?もう1匹はどうしたかって?え~え~もう1匹はキッチンの裏に隠れて出てこなくなりもう5日目です。夜中になると出てきて餌と水は飲んでいるのですが慣れるにはもう少しかかりそうです。抱っこさせてもらえるのは当分先のようです。それまでは懐中電灯でキッチンの裏を覗き込んで「お~い元気?」と声を掛ける毎日です。

2010/02/06

寒い冬の過ごし方

 いよいよ本格的な極寒の季節に突入し標高1000mの八ケ岳高原に暮らす我々にとって寒さとの戦いの日々が続いております。なんで南国高知で育った人間がこんな氷点下5度や6度なんてのが昼間の平均気温なんて所で暮らしているのかという事なんですが、住んでしまったところが寒い所だったので仕方がないのですよね。

 その代わりといっては何ですが快適な夏の涼しさがあるので、これはしょうがないのですね。両方、楽しみたかったら冬はハワイにでも行くしかないのでそれはそれ、お金持ちになったら(一生なれないと諦めておりますが)考えてみたい暮らし方なのですが、当面はこの2月をいかに乗り切るかということです。

 とにかくこの2月さえ乗り切ればあとは待望の春が待っていますのでとにかく、とにかくこの2月を何とか乗りきらねばならないのです。

 先ずは我が家のように薪ストーブを暖房の主力に頼っている家庭では残りの薪の量が気になってくる季節なんです。普通に豊富に薪をストックしていれば別にどうってことないんですが私の様に普段サボっていて薪の量がギリギリの家ではいかに節約しながら薪を使っていくかが気になるこの頃なのです。

 それから服、兎に角、下に暖かい下着を身に着ける事ですね。あまりブクブク着膨れると肩こってしようがないですから。最近はヒートテックなんて新素材が開発されて色々な発熱、保温下着があるので色々試していますが今のところどれも良いですね。

 ただ問題はこれらの下着は雪かきや冬のスポーツをした時に汗によって発熱したりする素材が含まれていてこれはもう地獄になってしまいます。ケースバイケースで使い分けをしていかなくてはなりません。

 それから風呂、これは寒い冬の夜、ひと時の至福の時間であります。但し、最後に風呂を出るのが辛い!ユックリ浴槽に肩まで浸かって体が温まってウトウト何かしていると気がつくと居眠りしてしまい、出ようとおもったらお湯がちょっと冷たくなっていて出るに出られないなんて事も・・・仕方なくもう一度追焚きするか足し湯するかして温まり直したりなんかしてやっと出られなんて事も1度や2度ではありません。

 それから困るのが車、雪が降って冷え込みが予想される日はワイパーを上げるのは勿論ですがサイドブレーキは解除しておかないとくっついて離れないなんて事もありますからね。それからフロントガラスや屋根の上に雪が降り積もったりすると良く落としておかないと運転に支障が出てしまいます。急いでるからフロントガラスだけ雪をかいて屋根の上はそのままなんて事にして走っていると信号で車を止めた拍子に屋根の上の雪が一斉に雪崩を起こしフロントガラスが真っ暗、信号が赤か青かさえ分からず発車出来ないなんて経験も実はアリマス。

 それから洒落にならない危険地帯、それは軒の下、この辺の寒い高原地のしかも森の中の家では雪止めや雨樋を付けない家が多いのです。雨樋をつけると落ち葉が積もってすぐ詰まってしまうので付けないのですがそうすると雪止めもつけず、むしろ屋根勾配をきつくして早く雪を落としたいというのがこの地域の家の基本的な考え方なのでそれは良いとして屋根に積もった雪が一斉に雪崩を起こして落ちてくるので運が悪いと下敷きになってしまうので軒先は出来るだけ避けて歩きましょう。

 歩くといえば雪が降った時は出来るだけ新雪の上を歩いた方が滑らなくて良いです。雪が降って一旦、晴れた翌日は溶けた雪が凍ってアイスバーン状態なので車のわだちの跡や道の真ん中はかえって危ないのです。

 それから踏み切り、これは余り大きな声で言えないのですが一旦停止は要注意です。踏み切りのかなり前から減速しておかないと踏み切り付近は皆が止まるのでアイスバーンになっていて下手にブレーキ踏むとアレレレーなんて事になりますので要注意です。兎に角寒い冬、もう寒いのは仕方ないのですから何とか楽しむ方法を酷使して暖かい春を皆で待ちましょうね。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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