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2010/02/12

猫の里親になりました。

 黒のラブラドール1匹と母親猫1匹、その娘猫1匹、息子猫1匹の計4匹が人間以外の家族として我が家に居ました。過去形なのは数年前に全員、後を追うように順番に天国に行ってしまったからです。最初にラブが逝き、母猫が逝き、娘と息子がその後を追いました。

 全員が長寿だったので仕方なかったのですが何だか気が抜けた様になってしまいそのショックから立ち直れずに数年経ちました。近頃は縁があれば誰かが又、来るだろうと思ってこちらからは探す事無く縁があるのを待っていましたが何となく寂しくなりそろそろ縁を求めて探しに行こうかなとネットで色々探して保健所に保護されたり捨て猫として拾われて保護されている猫達を一時預かっている団体の譲渡会が有ることを知りました。

 どうせ縁を探すならペットショップで買うのではなくこういう猫達の里親になりたいと思い、譲渡会に足を運ぶ様になりました。この時期は余り子猫がいないのでどうかな?と思いましたが最近は一年中、子猫が居るようで何匹かの子猫が譲渡会の会場に来ていました。

 しかし、初めて行った譲渡会では残念ながらこちらに振り向いてくれる子猫はおらず後髪をひかれる思いで断念しました。そして先日再度、車で半時間程行ったホームセンターで開催されていた譲渡会に出掛けて行きました。

 その日は色々と雑用が多くて開催されている時間ギリギリになってしまい後10分程で終了という時間に漸く会場に着いて駆け込むようにホームセンターに入り慌ててホームセンターの職員の方に「譲渡会はどこでやっていますか?」と走るようにホームセンターの隅っこで開催されていた譲渡会にたどり着きました。

 会場には猫が10匹程、犬が4,5匹いました。「もう居ないだろうな・・・」と半分諦め顔で猫のゲージを順番に見ていたら1匹の子猫に目が留まりました。シャム風の外見をした生後3ヶ月程の男の子の猫がゲージの隅でこちらを見ていて思わず目が合ってしまいました。

 試しに指をゲージの間から差し入れてみると嫌がらずに鼻先で匂いを嗅いで私の指先を舐めました。「この男の子、どうよ?」と一緒に行った女房に聞くと「私もこの子がいいなと思っていたけど、この子でいいの?」「俺はこの子でいいよ。でも出来れば兄弟が欲しかったな~」と話しがまとまり、譲渡会をボランテアで開催されているスタッフの人に「この子の事を知りたいのですが」と声をかけると「保護した方が来ていますので・・・」といい一人のお嬢さんを紹介されました。

 保護されていたその方は自宅でも猫を飼っているのですがこの猫が兄弟で捨てられていて保護したそうです。「兄弟がいるんですか!その兄弟はどうしましたか?」と聞くと残念ながら別の方のところへ養子にいった後でした。

 「この子を譲ってもらっていいですか?」とその方に聞くと「実は今日、初めて譲渡会に登録して連れてきてはみたのですが、変な人に貰われないか心配で心配で(笑)あなたのような方に貰ってもらえるなら幸せです」と言って頂き、無事、お見合いは成立し手続きをしていると実はそれだけでは済まなかったのです。

 手続きをスタッフの人としているとつい私が「本当は兄弟猫が欲しかったんですけど居ないので仕方ないです」と余計なことを言ったばっかりにスタッフの方が「本当!実は性格のすばらしく良い猫がいるのでどうぞ抱いてやって下さい」とゲージから無理やり連れてきた猫を押し付けられ「今だかって一度も怒ったところを見た事が無く、どの猫とでも上手くやっていけます。

 どうぞこの子も貰ってやって下さい」と言われ「そうですか、それじゃちょっと試しに・・」と里親になる事が決まった子猫のところに連れて行きお見合いさせると「フ~!」と唸り・・・「あの~怒ってるみたいなんですけど・・・」「あら~初めて見たわ」「・・・・」で結局、真っ黒に三毛が入った生後6ヶ月のこの子も連れて帰ることになり手続きをしていると何やら後ろで変な雰囲気が漂っているのを感じて振り返ると保護していた2匹の保護親の方が泣き始めてスタッフの方に慰められていました。

 「ごめんなさい、一生懸命可愛がったものですから・・・」と言われ「あの~きっと大切に育てますから、心配しないで下さい」と言ってはみたものの何だか猫さらいみたいな感じになってしまい悪い事をしているみたい。

 最後は譲渡先の親として記念撮影をしてスタッフ全員に見送られて保護親の方は泣き止まず、女房と二人逃げるようにして会場を後にしました。

 「どうする猫砂とか餌とか買ってく?」と女房に聞くと「ここのホームセンターには今は戻れないよ、又、盛大に見送られるよ」「そうだよね」と言うことになり別のホームセンターで必要なものを買い足して無事、帰宅しました。

 それ以来シャム風の子猫はすっかり懐いて毎晩、私の布団で一緒に寝て家中を走り廻っています。えっ?もう1匹はどうしたかって?え~え~もう1匹はキッチンの裏に隠れて出てこなくなりもう5日目です。夜中になると出てきて餌と水は飲んでいるのですが慣れるにはもう少しかかりそうです。抱っこさせてもらえるのは当分先のようです。それまでは懐中電灯でキッチンの裏を覗き込んで「お~い元気?」と声を掛ける毎日です。

コメント

また賑やかになったのですね!
隠れた猫ちゃん何時出てくるのでしょう?
猫じゃらしとカツブシで誘惑してみたくなります^^
元気で長生きしてくれるといいですね!
この後は、やっぱりワンコも加わるのですか?

泉原原人さん
ハイ、又賑やかになっております。隠れていた猫はキッチンの裏から箪笥の裏に場所を移し相変わらず引き篭もり状態になっております。気長に待つしかなさそうです。ワンコは今のところ考えてなくて猫だけで手一杯です。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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