薪割の極意
「薪割りの極意」何て事を偉そうに書くと「どんな極意?」と期待されてこの先を読まれる人の為に言っておきますが全くそんな極意はこの先読んでも出てきませんのでそういう期待をされている方には先に言っておきますね。
先日、子供たちが久しぶりに揃って帰ってきたので女房が薪割りを命じ、女房と長男、次男の3人が揃って薪割りを体験しました。女房にはいつも「何で子供たちに薪割りをさせないの?」と言われていたのですが何となく「これは俺の仕事だ」という思いがあって今まで子どもたちには教えてきませんでした。で、今回初めて女房と子供達の薪割りを身近に見たのですが子供達といったってもう一人前の大人ですし体だって自分よりはるかにデカイし力なんてキット俺より上だと思うのですが薪割りに関してはホントに下手でありました。
今回、初めて経験するので仕方ないけどこれなら俺一人で割った方が倍は早いなと思えるほどでした。見ていると危ないったらありゃしない。ハラハラしながら見ていました。女房の言うとおりもっと早くから教えておけば良かったかな?と反省すること大でした。
薪割りなんて自分にとっては小さい頃からやらされたりしたので特に教わるなんて事なかったけど今の子供達はまず経験すること無いですものね。こっちも段々、体力が落ちてきて薪割りもいつまで出来るか女房殿はとても心配していますが自分としてはまだもう少し出来るかなと思っています。
しかし、先日(寒くなってから割ったって遅いのですが例年のことです)もういい加減に割っておかないと今年の冬の薪が無くなるので、もう限界(しつこい様ですが遅いっ!)と思い、晴れの一日を利用して朝から晩まで薪割りをしました。
その日は朝から快晴で気持ちよく空は青く澄み渡り森の中は空の青と紅葉の素晴らしいコントラストに包まれていました。その中で薪割りをしていると本当に気持ちがよいのです。どんなに文明が発達し科学が進歩していてもこの一瞬の気持ち良さは時代を越えて変わらないと心から思いましたね~(これって俺だけですかね?)薪割りの極意は何も考えずに目の前にある丸太を見つめて力一杯狙いを定めてその一点を斧で打ちぬくのみです。難しい事なんてひとつもありません。
余計なこと考えないから返って頭がすっきりするのでしょうかね。とにかく余りに天気が良かったので至福の時を過せているなととても満足した一日でした。しかし、午前中はそれでも調子よく進んでいたのですが午後に入ると1本割っては休憩して空を見上げて「キレイダナ~」何て一人呟いてみて、次の木を用意してなんての繰り返しのタイミングが段々長くなっていき終いにはハ~なんて溜め息をつくようになり「幾ら至福の時だってシンドイのはシンドイ」と思うようになり最後は息もタエダエの状態でした。
言うまでも無く次の日は腰と腕の筋肉痛に襲われて最悪の一日を過す事になりました。本気で「やっぱりそろそろ薪割り機を買おうかな」何て事を考えてしまい、その度に「イカンイカン!堕落するだけだ」と気を引き締めなおしていました。しかし、其の内にきっと何時か「堕落してもイイカナ」と考えてしまう時がくるかも知れません。その時までは堕落しそうな自分にムチ打って薪割りを続けていこうと思っています。
私は今年66歳になりましたが薪を割るのは大好きです。全然苦になりません。
まだ若いんだから、、続けてくださいね、
投稿: dan | 2008/11/17 21:06
danさん、こんにちは。見てくださって有り難うございます。薪割、まだまだ頑張りますよ。出来れば1シーズン先の分まで先行できると精神的に豊かになれるんですけどね。
投稿: kikori | 2008/11/18 08:31
ほう!どうやら薪割り仙人の域に達しておられるようですね!是非弟子入りさせて下さい。^^ あと10年ぐらいは斧で頑張りたいです。 Oh No!^^;
投稿: 泉原原人 | 2008/11/20 12:50
泉原原人さん、またまた~最後はシャレですか?ヤメテ下さいよ薪割仙人なんてとんでもない。仕方なくやっているだけですから。泉原原人さんがあと10年頑張るなら私はあと20年は頑張らなくちゃね。あと20年か~長いな~
投稿: kikori | 2008/11/20 18:58