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2006年1月

2006/01/29

与作ツアー

今日は今年最初の新月です。それに合わせて昨日、天竜で新月伐採の体験ツアーが行われ私もスタッフとして参加してきました。ツアーの名前は「与作ツアー」と言います。「与作が木~を伐る~ヘイヘイホ~・・・」の与作です。毎年、新月伐採が行われる10月頃から2月頃まで参加者を募って実施しています。昨年は1000人程の方が山に入ったそうです。

今回は約25名程の参加者で子供連れの家族が居たり設計事務所の所員がいたり、これから家を建てる方が自分の家に使う木を自分達で伐採したくて参加したり様々な人達が参加していました。私の方も今回は雑誌社の取材を兼ねて新月伐採に立ち会って「現認」という伐採した木の履歴を記録する仕事の為もあって参加しました。

午前中は山に入って参加者が見守る中、7本の樹齢85年~90年生の杉の木を伐採し昼頃、2 山をおりて皆で昼食をとってわいわいと懇親会を兼ねて色んな話をして後、解散となりました。

私は前日から宿泊して当日の用意と雑誌社の取材の段取りをして待機していましたが毎回、多くの方達が楽しそうに山に入るのを間近に見てきて段々、こういう活動が広がって行けば山も活性化するだろうなと思います。

今年の新月伐採もまもなく終了となります。伐採が終わると今度は昨年伐採して山で葉枯らしをして乾燥させていた木の搬出が始まります。山の木が生まれ変わって又、新しい息吹が芽生えるまで長い年月を必要とします。この繰り返しが未来の子供達の希望に繋がるのです。

2006/01/22

変な冬

新しい年になってからもう1ヶ月近くになろうとしていますが何故か八ヶ岳南麓の1000m付近には雪がありません。こんな事はここに住んで18年になりますが初めての経験です。ふっと富士山をみても例年に比べるとすごく雪が少ないように見えるのですが気のせいでしょうかね?まあ、毎度毎度の異常気象なので今更驚くほどのことではありませんが何か悪いことがおきなければいいけどと心配になってしまいます。

 異常な事といえば最近、災害の度に停電してその復旧と影響が大変だというニュースを良く見かけますが冬、停電すると厳寒の地に住んでいた場合は電気に熱源を頼っていると間違いなく凍死しちゃいますよね。昔の里山では必ず子供達が薪拾いに山に行くのが当たり前の光景でその為の薪山?も確保されていました。しかし、里山でも電気の普及で段々、薪が使われなくなり薪用の木が伐採されなくなった為にその木がすっかり大きくなってしまい山が荒れていくという構図がどこの里山でも見受けられます。

 先日、近くの林業家の方とも話しをしていて里山の薪が不要となってから山の荒廃も進んだという話を聞き、やはりそういう事も山が荒れる原因の一つになっていたのだなと改めて感じました。そこで、そのキコリさんと結託して今年は「薪割り名人」を競うイベントをやろうと言う話になりました。そういう話になって聞いてみると実際に今でも薪を利用している人達(ウッドストーブを使っている人達もそうですね)は以外と薪割りに関するウンチクを皆もっていて「ああでもないこうでもない」と議論が尽きないのです。つまり「薪割り」も奥が深いと言うことですね。たとえば「薪の先から割るか根元側から割るか?」「薪割りの刃物には何が良いか」「薪割り中に刃物が薪にささったらどうするか?」とか色々とその奥義が各自あるようなのですね。単純なようでどうでも良いような割り方にも各自のやり方があると言う事です。これは面白いイベントになるかも知れません。

 薪割りにしてもそうですが自分の生活を振り返ってみてシンプルに生きていくという事が現代ではとても難しいことなのだなと実感します。しかしその中にいてもシンプルに生きていくというポリシーを持つという事が大事なのかなとフト、老化が進んで物忘れがひどくなった脳みそで考えてみたりする冬です。

2006/01/16

合掌

今朝、我が家の愛犬キキがこの世を去りました。享年14歳、黒のラブラドールでした。生まれたばかりの頃知り合いの紹介で確か6匹程生まれた中のメスの子犬の中の1頭でした。茶色の子供達は皆、行く先が決まっていて黒のこの子と他何匹かがまだ貰い手がなくて見せて貰いました。ちょうど胸のあたりに白い毛が混ざっていて賢そうだったのでこの犬に決めて、乳離れするのを待って貰ってきたのがもう14年程前になります。大した躾もしなかったのですが賢い犬で特にリードを持たなくても必ず私の左側に寄り添って歩いていて「待て」と指示するといつまでも待っていられる犬でした。

 実は暖炉の前でこの子と一緒に寝るのが夢だったのですが小さい頃はかなりおてんばで私の大事にしていたシステム手帳をボロボロにしてしまってからはあえなく外のデッキの上に大きな犬小屋を作ってもっぱらそこで寝起きしていました。一番下の子がまだ小さかった頃は一緒にベランダで遊んでいたのですがよく人間の子の方が突き飛ばされて泣いていました。ベランダがかなり地上の高い位置にあるので階段がなかなか下りられずに苦労していたのを思い出します。我が家にはこの他にも猫が3匹いるのですが犬の方は仲良くする気があるのですが猫の方には全くその気がなくて体は犬の方が何倍も大きいのですがよくベランダに猫を出したときには鼻を引っ掻かれて犬の方が負けていました。

 車に乗っけて出かけると助手席に座るのは座るのですが始終、私の腕を舐めるし余りゆれると車酔いするし、よく疲れて助手席の椅子の上で座りこんでいました。ところが車が止まるや否や一番先に下りたくてもうパニックでした。ですから車を止めてこの子を出すのが一番タイミングが難しくて、獣医さんに行くのも結構乗り降りが大変でした。獣医さんは小さいときからの知り合いなので病院にいく事自体は大好きで先生にもよく懐いていて私達が長期に留守する時はいつもこの獣医の先生ところに預かってもらっていました。

 年齢が年齢だけにもう兄弟でも生き残っているのはこの子だけだったと思います。最後は癌を患ってしまい先生からも「もう覚悟はしておいて下さい」と宣告を受けたのが昨年の秋頃でした。それからも先生が驚く程の生命力を発揮して本当に癌かな?と疑う程でした。最後は水も飲めなくなってしまいましたが最後まで頑張って決して辛い顔を見せずに逝ってしまいました。今朝、最後を看取って近くの火葬場で供養をすまして骨になって我が家に帰ってきました。これから家族でもう一度供養して近くに埋葬するつもりです。キキ短い間だったけどアリガトネしばらくは犬飼えないかもね・・・合掌

2006/01/10

仕事始め

みなさん新年おめでとうございます。といってももう1月も10日になるのですが当社は今までで最長のお休みを頂き本日から仕事始めとなりました。

私は故郷の高知に帰っていたので何だか休みが始まる前はこんなに長い休みをどうやって過ごそうかと思っていたのですが結局終わってみるとなんだかバタバタと毎日を過ごしてしまい。結局、普段と余り変わらなかったような気もします。しかしさすがに仕事が始まると気が引き締まりさ~今年も始まったぞって感じがします。

長い休みを取ってみて思うことですがやはり普段、余り家族とゆっくり買い物とか出来ないのでこういう機会に家族と一緒に過ごすというのはそれはそれでよいものだなと思いました。仕事が始まってみるとほとんどの日曜日とかが仕事になってしまうのでしょうがないのですけどね。

さて、今年の正月は故郷で迎えたのですが故郷の正月も段々華やかさが無くなり着物姿もほとんど見かける事がなくなりました。しかし、故郷の高知は今年のNHKの大河ドラマ「功名が辻」の舞台となります。山之内一豊とその妻の像が高知城内に立っており私も小さい時はよくこの城の石垣に登って遊んでいました。今、思ってみると色々な場面でこの高知城が私の中のシーンで出てきます。これも城下町たるゆえんですね。

 余談ですが一豊の妻や坂本竜馬の姉に代表されるように高知の女性は活発なので有名です。高知ではこういう活発な女性の事を「はちきん」といいます。高知の女性は男性に負けず劣らず酒飲みが多くて女性でも酒豪が多い事で知られています。元来、女性の方が酒には身体的に強い構造(失礼)になっているようです。ですから昔から高知の男性は女性に頭が上がらないのです。ちなみに私の女房殿も高知出身です。

 さて、新しい年が始まり今年西暦2006年、平成18年というまだ余りなじみのない数字がこれから続きます。今年が幸多き年になりますように・・・

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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