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2006/01/22

変な冬

新しい年になってからもう1ヶ月近くになろうとしていますが何故か八ヶ岳南麓の1000m付近には雪がありません。こんな事はここに住んで18年になりますが初めての経験です。ふっと富士山をみても例年に比べるとすごく雪が少ないように見えるのですが気のせいでしょうかね?まあ、毎度毎度の異常気象なので今更驚くほどのことではありませんが何か悪いことがおきなければいいけどと心配になってしまいます。

 異常な事といえば最近、災害の度に停電してその復旧と影響が大変だというニュースを良く見かけますが冬、停電すると厳寒の地に住んでいた場合は電気に熱源を頼っていると間違いなく凍死しちゃいますよね。昔の里山では必ず子供達が薪拾いに山に行くのが当たり前の光景でその為の薪山?も確保されていました。しかし、里山でも電気の普及で段々、薪が使われなくなり薪用の木が伐採されなくなった為にその木がすっかり大きくなってしまい山が荒れていくという構図がどこの里山でも見受けられます。

 先日、近くの林業家の方とも話しをしていて里山の薪が不要となってから山の荒廃も進んだという話を聞き、やはりそういう事も山が荒れる原因の一つになっていたのだなと改めて感じました。そこで、そのキコリさんと結託して今年は「薪割り名人」を競うイベントをやろうと言う話になりました。そういう話になって聞いてみると実際に今でも薪を利用している人達(ウッドストーブを使っている人達もそうですね)は以外と薪割りに関するウンチクを皆もっていて「ああでもないこうでもない」と議論が尽きないのです。つまり「薪割り」も奥が深いと言うことですね。たとえば「薪の先から割るか根元側から割るか?」「薪割りの刃物には何が良いか」「薪割り中に刃物が薪にささったらどうするか?」とか色々とその奥義が各自あるようなのですね。単純なようでどうでも良いような割り方にも各自のやり方があると言う事です。これは面白いイベントになるかも知れません。

 薪割りにしてもそうですが自分の生活を振り返ってみてシンプルに生きていくという事が現代ではとても難しいことなのだなと実感します。しかしその中にいてもシンプルに生きていくというポリシーを持つという事が大事なのかなとフト、老化が進んで物忘れがひどくなった脳みそで考えてみたりする冬です。

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コメント

変ですよね。。。
今日主人は積雪1cmの八ヶ岳から、積雪10cmの神奈川に出勤しました。何か変だ、、、とブツブツ言ったメールがきました。
今朝の清里→長沢交差点までは吹雪いていたそうですが、積雪はほとんどなく昼過ぎにはほとんど融けてしまいました。
何かが変です。。。

今年も諸事情から、薪の在庫は自転車操業状態です。まだ買ってあるHULTS BRUK社の斧で割る余裕がありません、チェンソーで玉切りしたら数万円の薪割り機で生産します(笑)

ドラミさんこんにちは。薪については私も偉そうな事いえなくていつも寒くなってからあたふたとしています。
 今年は私がお手伝いしている「森つくりの達人講座」という講座で薪割り名人になろうという講座を秋に開催します。
よかったら参加しませんか。薪割りはとても奥が深い技術なのですよ。

「森つくりの達人講座」お誘いありがとうございます。昨年の秋もありましたよね。。。
ネットで見て参加しようとしていたのですが行けませんでした。
主人は森林ボランティアで5ケ所行って来ました。一番近いところでは、白駒でした。某通信教育講座でボランティア10日間の課題があったもので(汗;)
今年はもっと大変は課題が。。。

そっそういえば家にもボランテイア通信教育講座の本が届いていた。一回見たきりで本棚の肥やしになってたっけ・・・マッマズイ。今晩探してみよ。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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