日ノ出と日の入り
我が家は標高1000mの森の中にあります。毎朝、6時半頃起きるのですが、この時期はまだ日の出前で森の中は薄暗い状況です。朝食を取りながら外を見ると食卓から見える森の向こうから7時過ぎに太陽が昇ってきます。
そして、日に日にその位置が北側に移動していきます。それでも日によって「アレッ?今日は何だか少し陽が昇ってくるのが遅いな」と思っていると東側にある高い山の頂上付近に差し掛かって陽が出るのが遅くなる事もあります。
都会と違って周りに一切の人工物がないので森の中から上がってくる太陽は本当に美しいものです。そして、徐々に日が昇り今度は日没の時間帯になると今の時期、太陽は南アルプスの頂きにゆっくり沈んでいきます。日の出と同じように高い山の頂に近い位置に沈むときはいつもより少し早く夕暮れが訪れます。
南アルプスの山の影が徐々に八ヶ岳に掛り始めると条件さえ良ければ八ヶ岳が夕焼けに染まって真っ赤になり、それはそれは美しい「赤八ヶ岳」の姿にお目にかかる事が出来ます。
現代は猛スピードで色々な事が進んでいきますが毎朝、ここ八ヶ岳の森の中で見る、夜明けと夕暮れの自然の営みは長年、変わらない時を刻んでいます。
変革の世の中だからこそ変わらないこの自然の営みが何だかとても嬉しくなります。
コメント