森の鹿達
冬の時期、余り積雪が深いと鹿達は動けなくなって食料の調達が難しくなります。
そんな時、彼らは無理してでも深い雪の中を一列縦隊を組んでかなりの距離を移動します。鹿の脚は細くて長いので結構、雪に埋もれてしまうのですが例えば20頭程の群れで縦隊を組んでいても雪上に残る足跡のトレースは一見すると1頭の鹿の足跡かと見間違う程です。
そして積雪量の多い山の上での食料調達が難しいので里に下りてきては獣害駆除のハンター達に狙われてしまいます。そんな環境にありながらも彼等はこの時期、危険を冒して里に下りてきます。
我が家の花木もこの時期は彼等に食い荒らされてしまうので何をしてもダメです。
群れを作って移動するのが彼らの生態ですがこの時期、仲間の群れとはぐれて1頭で森の中を徘徊する個体も時々見かけます。ハンターに追われて群れとはぐれたのか、あるいは群れの中で何らかのトラブルに巻き込まれて群れを出ざる得なくなったのか分かりませんが小鹿を連れた母鹿だったり若い牡鹿だったりします。
森の中に棲んでいると鹿も我々も自然の営みに従って生きていく事に変わりはありません。旨く共存出来ていくのが一番望ましいのですが人間の論理だけがどうしても優先されている様な気もします。
これ以上の無秩序なメガソーラー等の開発は彼等のみならず何れ我々に跳ね返ってくる事を重く受け止めて行かなくてはなりませんね。
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