3・11を忘れない
3年前の3月11日、私はいつもの様に事務所で仕事をしていました。突然襲った大きな揺れに身動き出来ず何が起こったのか分りませんでした。少し揺れが落ち着いてから事務所の外に飛び出しました。事務所の建物が崩壊するのではないかと思ったのです。
その時は既に停電しておりテレビもラジオも聴けず何が起こっているのかまだ分かっていませんでした。そのうち、隣の事務所の方が発電機を持ってきてTVを点けました。臨時ニュースから流れてくる映像はまるでSF映画のワンシーンのようでとても日本で現実に起こっている事とは思えませんでした。
そのうちフト気が付いて携帯のワンセグTVなら見られるかもと思い早速、操作してみると津波情報が出ていて「10mの津波が襲う」と報道されていました。私は最初、報道関係者も混乱してきっと数値を一桁間違えていると真剣に思い込んでいました。今までも地震の度に津波注意報が出されていましたがいつも予報ははずれ大体数センチの津波が記録されるのが常でしたのできっと今度も間違いだろうと思っていました。
しかしその後、報道で見た津波は自分の浅はかな思いをぶちのめす様な恐ろしい威力で襲い掛かってきました。私は社員全員に連絡をとり直ぐに帰宅する様に伝えました。社員の自宅がどうなっているか心配だったのです。
これから先、さらに南海沖地震、東海沖地震の可能性が高まっています。いや、日本に住んでいる限りどこで地震にあってもおかしくないと思っていなくてはなりません。だから3・11を忘れてはいけない。
更に3・11の東日本大震災の悲劇は地震や津波の自然災害にとどまらず原子力発電所の破損による放射能被害の拡大が災害復旧に大きな支障をきたしているという事。これは明らかな人災です。私達は学ばなければなりません。
地震多発地域に住んでいる日本では原子力発電所を持ってはいけません。地震や津波の被害はまだ頑張れば復興出来ます。しかし、原発の被害は最悪の事態をひき起こします。原発に頼らない電力供給体制を早くとらないといけないと私は思います。
3・11を私は忘れません。
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