図書館戦争
人気の作家、有川 浩さん原作の「図書館戦争」が映画化されたので見てきました。有川さんの作品を初めて読んだのは「空の中」でしたが若いのになんて才能溢れる作家さんだろうと驚きました。斬新な切り口で今までにない新しい新鮮な驚きにあふれた作品でした。
「図書館戦争」という作品を手にした時には正直、いくらなんでも図書館?戦争?それは小説のストーリーとして成り立たないんじゃないかと期待半分、諦め半分で読み始めました。それがいつのまにか小説の中にのめり込み気が付いたら全6巻の長編小説にまで成長していました。
表現の自由を守る為に図書を保護しようとする図書特殊部隊と検閲という名のもとに有害図書を排除しようとするメデイア良化部隊との攻防を描いた作品ですがこの作品が生まれたきっかけとなる「図書館の自由に関する宣言」も、そしてその4カ条の最後の文「図書館の自由が侵される時、我々は団結して、あくまで自由を守る」という条文も実在する日本図書館協会による宣言文だそうです。
川崎に住んでいる時は毎週のように図書館に通い、読み切れない程の本を借りていました。私にとって本はなくてはならない存在です。他人によってこの本は読んでも良い本、読んではいけない本と規制されるのは正直耐えられないかも知れません。
私は子供の頃、そんなに本を読む子供ではありませんでした。読書にはまったのは会社員になってからです。大人になった今では子供の頃に本を余り読まなかった事をとても後悔しています。
ある人が言いました。「無知が独裁政権を生みだす」と・・人々から知る権利を奪う事は誤った世界を生み出す事につながります。
この国は今、憲法改正の議論が活発になってきています。願わくは表現の自由、知る権利を奪うような憲法改正にならない事を願っています。
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