卒業
漸く冬の寒さが少し和らぎ、ちょっとだけ春の香りが漂い始めました。この時期になると卒業式や入学式の話題があちこちから聞こえてきます。
そんな中、私の子供達3人が卒業した小学校は今日、廃校式を迎えます。もともと過疎化が進むこの地域では今、日本が抱える問題のひとつ少子高齢化の影響をもろに受けて小学校の生徒の減少が止まらず町内の4つの小学校(日野春小学校、長坂小学校、秋田小学校、小泉小学校)が統廃合され、新たに建設された長坂小学校となります。
私の子供達が入学した頃は1学年1クラスで全部で6クラス、1クラスが大体20名位だったので全校生徒120名位でした。それが今では1クラス10人にも満たなくなってきたようです。
八ヶ岳に来る前、川崎に住んでいた時に長男が通っていた小学校は多分、1学年6クラスで全部で36クラス、全校生徒1600人位ではなかったかと思いますのでこの違いは大きいですね。
私自身が通っていた高知県の小学校も全校生徒1000人位は居ました。その小学校は一度火事で全焼しましたが再建されて今でも存続しています。
もともと八ヶ岳に移住したきっかけの一つは子供達を自然一杯の所で育てたいという希望もあったのでこの八ヶ岳の麓の小学校はそれにうってつけの場所にありました。
私は森の中に家を造ったので3人の子供達は小学校から一番遠い生徒で毎朝1時間位かけて歩いて登校していました。途中で同じ登校路の子供達と合流し集団登校するのが日課でした。
今では3人の子供達も成人し都会に出て行ってしまいましたが自分達が通った小学校がなくなるのはやはり少し寂しい気がするのではないかと思います。
廃校となる小学校の跡地利用はまだ決まっていないようですが出来れば何らかの形で少しでも残ってくれると嬉しいなと思っています。3人の子供達を守ってくれた小学校の校舎に感謝!長い間ありがとうね・・・
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