« 2013年1月 | メイン | 2013年3月 »

2013年2月

2013/02/23

山のはなし

6a0128772db98b970c017d413a3673970c8

雑誌の取材に同行して天竜の山に行ってきました。テーマは「山のはなしをしよう」というものですが全国の山の話を順番に聞いていって現代の山の事情やそこで暮らす人々の様子、山の恵みを受けながら仕事をしている人達の話を聞こうという内容になっています。

現在の日本の山が抱えている問題の一番は木材の需要が乏しく間伐が進まない為に山の荒廃が進んでいると言う事です。国は国産材の流通率を50%にまで上げるべく色々な対策を打ち出していますがまだなかなか効果が出てこないのが現状です。

私はこの問題は農業とも通じるところがあり同じ構図があるような気がします。つまり農産物にしても林産物にしても海外の安い品物が流通しており中々その中に割って入る事が出来ない状態です。

私は長い目で見てこの様な状況が続くのは決して良い事ではないと思います。日本は東西に長い小さな島国です。かつては美しい森林と田畑に囲まれてつましく生活していた日本人が時代の変遷と共に経済発展の波に飲み込まれて次第に海外の豊富な品物が輸入されて国内に溢れかえり人々は自給自足の生活を次第に忘れ安いお金で買える海外の作物や品物を購入するのが当たり前になってしまいました。

気が付けば、元からあった田畑や山林は荒廃し一次産業は衰退し一見、華やかに見える3次産業やIT産業が人々の憧れの職業になりそれが更なる田畑や山林の荒廃に拍車をかける結果になりました。

しかし、私は今の様な産業の構図が私達の未来にとって好ましい状況だとはどうも思えません。様々な理由により海外からの物流が止まった時に我々日本人はこの国の資源に頼って生きて行かなければなりません。

基本的にどこの国でも自国の恵みを生活の糧にする生活を送るべきだと私は思います。その上で余力があるのなら海外にその技術や産物を輸出すれば良いと思います。まずは自国の資源で生活の基盤を整えるべきです。単に価格が安いからと言って健康被害を及ぼす可能性がある食糧や資源を身の近くに置くのはとても怖い事だと思います。

未来の子供達にかつて美しかった日本の風景や資源を引き継ぐ責任が我々にはあります。なんて事を考えてしまいました。

2013/02/16

ママダンプ

Mama今年、何回目かの雪かきをしました。もう腰が痛くてウンザリですが雪かきといえばこの「ママダンプ」が重宝します。

スコップだとどうしても重い雪を持ち上げなくてはなりませんんがこのママダンプはスコップより多くの雪を一度に乗せて雪の上を滑らせて運べるので腰が痛くならなくて助かります。

雪の多くない地方には多分、余り置いてないと思いますが標高の高いこの辺のホームセンターには必ず置いてあります。昔、これが無い時には結構、大変でした。

しかし、近年、本当に雪が多くなりました。もともとこの八ヶ岳南麓は冬の晴天率日本一の地域で晴れが多くてその代わり朝の放射冷却が厳しい地域なのですが最近は余り寒くならない(そうは言っても今朝の気温は氷点下7度でしたが・・)代わりに雪が滅法多くなりました。

しかも湿った重い雪が降る事が多くて昨日の地元の報道番組でもこの3,4年程、2月中旬を過ぎてからの雪が多くなっているとの事でした。

ちなみに甲府地方の初雪ならぬ終雪は例年ならば2月中旬のこの時期以降は滅多になかったそうです。これを聞くだけでも気候の大きな変化が起こっているような気がします。

昨日のロシアに落ちてきた流れ星ではありませんが我々人間は科学の進歩で多くの知識を得たかのように錯覚していますが地球規模でみた自然の中では本当に無力であると感じます。しかし、あの映像は鮮烈でした。まるで映画の「アルマゲドン」のワンシーンがそのまま再現されているみたいで、ある意味、映画って凄いと変に感心してしまいました。

話がそれてしまいましたがこの可愛い名前のついたママダンプ、今年はあと何回活躍するでしょう?やれやれ・・

2013/02/09

森のオカリナ

DSC_0003小さなオカリナを手に入れました。このオカリナは知り合いのNPO法人の方が製作しておられるオカリナで名前を「樹・音(ジュネ)」と言います。なんとも美しいネーミングです。

まさに樹が生み出す音にぴったりといった名前です。以前、私が関わったイベントにこの「樹・音」を持って来て貰ってコンサートをして頂いたのがご縁で今度はこのオカリナの製作に関わる事になりました。

手のひらにすっぽり入ってしまう程小さなオカリナですが吹くととても美しい音が出ます。子供達にもこのオカリナの子供用の製作キットがあり一緒に造りながら楽しめるようになっています。

森に立っている木からこんな美しい小さな楽器が生まれるのはとても素晴らしい事だと思います。全国の森の木から各地でこの「樹・音」が生まれるのを楽しみにしています

アシストのHPへ
八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

プロフィール

フォトアルバム

kikori

フォトアルバム