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2013年3月

2013/03/26

普通の暮らし

今の世の中、普通に暮らすのが一番難しくて一番幸せだと思いませんか?健康で、毎日ご飯が食べられて家があって家族が居て笑えて・・それが当たり前だと思っていたけど、どうやら今はそれが一番贅沢な暮しになってしまったのかも知れませんね。

あるビジネス書の中で世界で本当に一流と呼ばれる経営者にインタビューした記事が載っていました。その中で彼らが共通して持っている生き方は我々が思っているような高級レストランで食事をすることでも高級外車に乗る事でもなくただ単に日常の暮らしの中で如何に小さな幸せを見つけるかという事だったそうです。

朝起きて天気が素晴らしかった、今日は何となく体の調子が良かった、とり立ての野菜を頂いた、田舎から果物が届いた、新しい仕事が入った、懐かしい友人から連絡を貰った、面白い本が手に入った、等々、些細な事が幸せと感じられるかどうかでその人の暮らし方は随分変わるかも知れない。

前述の世界の一流経営者と私達との比較でこれだけは皆平等と言えるのは一日24時間しか持っていないと言う事。昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日一歩でも進める人は幸せを感じる事が出来る。

分かっているつもりでも私のような凡人には結構難しい。でも、思い出したら又反省、日々の小さな幸せに感謝しながら今日よりも明日は一歩進めるように暮らしていきたいと思います

2013/03/19

変わっちゃいけないもの・・・

最近の世の中どんどん進歩して変わっていきますよね。政治の世界も自民党から民主党にやっと変わったと思ったら又、自民党政権に逆戻り、家電製品もついこの前に大型の薄型テレビが流行ったと思ったら昨今は全然売れなくていい加減、家電の世界も行きつくところまで行ってしまったのかと思ってしまいますよね。

携帯電話だって私がこの仕事についた20年前には肩から下げるでっかいバッテリーを持った携帯電話が現れて「世の中、便利になったな~」と思っていたらあっと言う間に小さな携帯電話が普及して今ではスマートフォンが当たり前の世の中になってしまい、小学生だって携帯を持つ時代になってしまいました。

全く世の中はどんどん変わって行ってしまいます。そんな中で私は決して変わってはいけないものもあるんじゃないかと最近考えてしまいます。

変化の時代だからこそ大事にして変えちゃいけないもの・・・それは暮らしの中にある当たり前のようでいてそれがとても大切なものだと気が付いていないもの・・・。

例えば食べ物。皆、当たり前のように近くのコンビニやスーパーで手に入れている食べ物。食事が出来るという幸せ・・・しかも出来れば身近なところで造っている食物を手に入れて食べられる幸せ・・田舎にはそれがあります。

近所の人が「これ持ってけ・・といって分けて下さるお米や野菜」ある意味、最も幸せな瞬間です。TPP交渉では関税が撤廃されて外国から安い食品がどんどん入って来るかも知れません。それはそれで私は否定するつもりはありません。でも、出来れば身近にある畑や田で出来た食物を食べる事が出来るならそれが一番良いし最も自然な事だと思います。

経済や流通の関係で安い品物が海外から入ってくるのは仕方ない。しかし、日本のような島国では自国で自給自足出来る基盤を持っていないといざ流通を断たれるととたんに国民は飢える事になってしまいます。

数年前から既にそういった食糧戦争が始まっていると言われています。私は自分たちの身近な生活の基盤となる衣食住については自分たちで自給自足出来る環境は決して変えてはいけないと思っています。

科学や経済の進歩はそれらの環境を大きく変えてしまえる魔力を持っています。便利さのあまり、安さのあまり、見失っているものがあるのではないでしょうか?「変わっちゃいけないもの」これからもしっかり見据えていきたいと思います。皆さんも「変わっちゃいけないもの」見つけてみて下さい。

2013/03/06

冬の道、開通?

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私は冬の季節、雪が降って道が凍結する時期には通らないようにしている道があります。それは標高の高い森の中を通っている道です。山沿いにカーブが連続する道ですが陽のあたる南側の道と木陰になる北側の道が交互に連続しており油断すると4輪駆動の車でも横滑りして側溝に落ちてしまいます。

昨年末までは通っていたのですが年が明けてからは通らない様にしていました。しかし、ここ2,3日少し気温も上がってきたのでそろそろ通ってみようかなと思い2カ月ぶりに通ってみました。

まだ、ガードレールの下や森の中には雪が残るものの道路にはほとんど雪が残っていない状況でした。ほんの些細な事ですがこんな事に春の訪れを少し感じたりして心が少し軽くなった気がします。今日から又、このお気に入りの森の中の道を通って通勤しようと思います。

卒業

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漸く冬の寒さが少し和らぎ、ちょっとだけ春の香りが漂い始めました。この時期になると卒業式や入学式の話題があちこちから聞こえてきます。

そんな中、私の子供達3人が卒業した小学校は今日、廃校式を迎えます。もともと過疎化が進むこの地域では今、日本が抱える問題のひとつ少子高齢化の影響をもろに受けて小学校の生徒の減少が止まらず町内の4つの小学校(日野春小学校、長坂小学校、秋田小学校、小泉小学校)が統廃合され、新たに建設された長坂小学校となります。

私の子供達が入学した頃は1学年1クラスで全部で6クラス、1クラスが大体20名位だったので全校生徒120名位でした。それが今では1クラス10人にも満たなくなってきたようです。

八ヶ岳に来る前、川崎に住んでいた時に長男が通っていた小学校は多分、1学年6クラスで全部で36クラス、全校生徒1600人位ではなかったかと思いますのでこの違いは大きいですね。

私自身が通っていた高知県の小学校も全校生徒1000人位は居ました。その小学校は一度火事で全焼しましたが再建されて今でも存続しています。

もともと八ヶ岳に移住したきっかけの一つは子供達を自然一杯の所で育てたいという希望もあったのでこの八ヶ岳の麓の小学校はそれにうってつけの場所にありました。

私は森の中に家を造ったので3人の子供達は小学校から一番遠い生徒で毎朝1時間位かけて歩いて登校していました。途中で同じ登校路の子供達と合流し集団登校するのが日課でした。

今では3人の子供達も成人し都会に出て行ってしまいましたが自分達が通った小学校がなくなるのはやはり少し寂しい気がするのではないかと思います。

廃校となる小学校の跡地利用はまだ決まっていないようですが出来れば何らかの形で少しでも残ってくれると嬉しいなと思っています。3人の子供達を守ってくれた小学校の校舎に感謝!長い間ありがとうね・・・

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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