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2011/06/07

誕生日

 実は先日、人生五十数回目の誕生日を迎えてしまいました。本人さえ慌ただしさに本当に忘れていたのですが女房から「娘からメール来た?」と言われ「えっ?何かあったの?」と聞くと「父さんの誕生日だからメールするように言っといたから」と言われ始めて気が付く位の意識しかありませんでした。

 その後、知人からも色々とメールを頂きお気遣い申し訳ありません(笑)状態でした。もっとも本人からしてみると忘れるくらいですから余り記念日という意識はないのですが人から「オメデトウ」と言われるのは悪い気はしないというか嬉しいものなのでそれはそれで決して嬉しくない訳ではないのです。

 誕生日というのは時間の区切りの一つであると理解しているのでそういう意味では又、ひと区切りをクリアしましたねという記念日なのだと思います。

 父は74歳で亡くなりましたので親の歳に追い付くにはまだ20年足らずありますので、まだまだ頑張って時間を重ねなくてはならない歳です。しかし、考えてみれば幾つから余り誕生日が待ち遠しくなくなったんだろうと思います。

 子供の頃は誕生日になると友達を呼んでプレゼントを貰ったりケーキを作って貰ったりしてとても楽しみにしていました。

 それが段々年齢を重ねるにつれ喜んでくれる人達が段々減って来て(笑)ある日気が付くと「あっ!今日俺の誕生日だ」と一人で気が付くようになり、終いにはこっちから「○日は俺の誕生日だからね」と家族や知人に言わないと気が付いてくれなくなり、そのうちに「あ~ちょうどその日は都合が悪くて」なんてお祝をやんわりと拒否されたりするようになり(笑)そんなこんなしているうちに、ある程度の年齢を過ぎると「長生きしてね・・・」モードに入って来て何だか又、誕生日をお祝いしてくれる人が増えてきたりして誕生日というものはその人の年齢とともに意味合いが変わってくるものなんですね。

 私の場合はまだ現役で働いているもんだからその丁度、中間辺りかな。最近はネットでご丁寧に誕生日を知人に知らせてくれるサービスがあるもんで、それを見た方からもお祝いを言って貰ったりしてそれはそれで本当に申し訳ないような恥ずかしいようなで便利な世の中になったものです。ネットで繋がるというやつですね。

 前はメールにお誕生日用の葉書をデザインして送るソフトがあってそれでいつも送って下さる方が居て最初はとても驚きました。そういや最近、手紙でお祝いを頂くという事が余りなくなりましたね。ペーパレス社会になったので仕方ないのですがたまに手書きの達筆な葉書なんか貰うと「この人なかなか出来るな」と唸ってしまいますね。あっ!脱線してしまいました。誕生日の話でしたね。

 そう、だからもう誕生日のケーキは無くなったけど女房と二人で買い物に行って誕生日プレゼントに夏用の帽子を買って貰いました。その内に自分で自分に誕生日プレゼントを買う様になるかも知れません。というか誕生日自体を忘れてしまうのだからプレゼントも無いか(笑)それも寂しい話ですね。

 今まで一番楽しかった誕生日は幾つの時ですか?と聞かれたらあなたはどう答えますか?私は考えてみても余り覚えていません。やはり子供の時の誕生日が楽しかったような覚えはあるのですが具体的に幾つの時の誕生日かと聞かれれば全く覚えていないものですね。

 何か甘いケーキを食べた記憶や実は余り嬉しくないプレゼントを貰った(勉強道具や学習ノートの類ですね)覚えが微かにあります。

 クリスマスやお正月のように万人共通の祝日を祝うというのは何となくドキドキして意外と記憶があるのですが自分一人の為の祝日というのは私にとって余り記憶が深く残らないみたいです。

 これから先、この時間の区切りを何回刻んでいけるのかは分かりませんが、健康に刻んでいけるものなら続けていきたいですね。

コメント

おめでとうございます。
同い年ですから、仰ること、正にそのとおりと賛同してしまいます。(笑

ぜひ、プレゼントの夏用帽子を見せて下さい。

くまぱぱさん
これからは今まで以上に健康に気を付けなくてはなりませんね。お互い・・

goodtime-masuhoさん
その内。かぶって行きますか(笑)

おめでとうございます。
赤いチャンチャンコももう少しになりましたね(笑)。
私は、ずっと地味な人生でしたので誕生日の祝いの思い出もクリスマスも特に思い出はありませんが、健康でここまで生きてこれただけで十分です。
でも、髪の毛が寂しくなりましたので、帽子のプレゼントは羨ましいです(爆)

泉原原人さん
そうか!帽子にはそういう意味があったんだ(爆)

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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