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2008/07/07

続けるって難しい・・

 最近思うのですがひとつの事を続けるって簡単なようで難しいですよね。何でこんな事を思うようになったかというと、このところやたらエコロジーなイベントが目に付くようになって偉い大学の先生の講演だとか勉強会だとか体験会だとか一杯お呼びがあって一体どれを選べば良いか分からない事があって、自分でもこういう講演会だとかを企画した事もあるのでどれも素晴らしい事だとは思うのだけでその企画の趣旨をそのイベント後も維持して続けていくっていうのは本当に難しいのです。

 例えばNPO活動なんかも何だか一時期やたらめったらNPOばやりで色んなNPOが出来たけど結局、活動を維持して続けている団体は結構限られているみたいですね。活動報告もないNPOも結構あるようです。その理由は私が思うに時間の経過と共に設立時の思いと段々変わっていくからではないでしょうかね。NPOなんてのは基本的に同じ志をもつ人々が集まっているいる団体で利害関係を重視している訳ではないので維持していくのも大変なんだろうと思います。

 私が関わっている木の世界なんてのも現在の活動が実を結ぶのは50年も60年も先の話なので自分が生きているかどうかも怪しい話です。それでも今、やらなくては将来は絶対ないと信じてやっているのですが中々続けていくのは簡単ではないですね。

 大体、現代はその成果を早く求めすぎじゃないかと思うのです。教育にしても「ゆとり重視」の方針が決まったとおもったら今度は成績が落ちたから「課外授業までして教育時間重視」に変更されて、たまらないのは当の子供達や現場の先生達ですよね。もう少し長い目でしっかりした信念をもって臨めばよいのにと思うのは私だけでしょうか?

 農業政策も減反政策や酪農牛の削減を進めておきながら今度は食料危機や価格高騰が続き生産量を増やせと仰る。そんな簡単に増やしたり減らしたり出来るもんじゃないですよね。相手は生き物なんですから・・・もう少し長い目でみて結果を急がずに進める事は現代では許されない事なんでしょうか。

 私達が扱っている木を「スローウッド」と呼ぼうという話が出ています。山で冬の新月の時期に限って伐採し1本、1本記録をつけて半年以上、山で葉をつけたまま枯らしてから山から下ろしてきます。こんな事してりゃ現代のスピードにはついていけないかも知れません。だから「スローウッド」・・・でも良いのです。続けていかなくてはと思えるから・・・

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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