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2007/02/04

動物の一生

Sika 暗くて、小さいので分り難いかも知れませんが写真の中央に鹿が写っています。仕事場近くの森の中で偶然出会い10分近くお互いに見詰めあっていました。相手は当然警戒して、こちらは動くと驚かして逃げてしまうので動けなくて・・・実はこの写真の左側の森からもう一頭、小鹿が出て来ています。どうやら親子らしい・・2頭で餌を探しながら右側の森の中に消えていきました。八ヶ岳はまだ狩猟期間中で今年は又、1ヶ月延長されたので3月中旬までが狩猟期間になる。不思議な事に彼等は狩猟期間が過ぎると森から出てくる。彼等なりに危険を察知しているような気がするのは私だけかも知れないけど・・

 話はがらっと変わって昨日、うちの猫が死んだ。3匹いた同居猫の親猫で今年になって2匹目の死である。14歳の生涯であった。昨年はラブラドールの愛犬を亡くし今年の1月に娘猫が死に、それから数えると3匹目の死である。それぞれが寿命を迎える歳ではあったのでそれなりに覚悟はしていたが、いざ現実になってみると笑われるかもしれないけど結構辛い・・・今まで家の中で3匹が当然のようにウロウロしてて、時々ぶつかって蹴っ飛ばされたりしていたのがフト、気が付くと1匹しか居なくなってしまい、そいつも癲癇の病と闘っているような状態なのでいつ寿命になるか分らない。昨日、死んだ親猫は生きている時からいつも気位の高い猫で何故か女房にしか抱かれなかった。私には決して抱かれようとしなかった。機嫌の良い時だけ近寄ってくるような猫らしい猫でした。一昨日の晩から呼吸が浅くなり昨日あたりが山だろうなと思っていたら、私が会社にいる間に眠るように逝ったそうな・・・

 14,5年も一緒に暮らすと何となく「ペット」という言葉に抵抗を感じる様になる。だからいつも同居猫と呼んでいた。小さな小さな命だけど目の前でその命が消えていくのを見ていなくてならない辛さは人間も猫も同じだなと思う。あの親猫を長坂町のプールの入り口で拾ってきて「飼いたい」といった当時、小学生の長男はもう社会人で、大学生の長女も小学生、高校生の一番下の子はまだ保育園にも行ってなかった。いわば一緒に育ったようなものである。

 命あるものはいつかはその命が尽きるのは避けられない現実ではあるがその場面に直面するのには凄く精神的な負担がつきまとう。それが人間であり犬であり、猫であっても・・最近、その両方共に直面する機会が多く、その度に命ってなんだろうと何時も考えさせられる。

 野生の動物達は自分の死を間近に感じると群れから離れてひっそりと自分の生涯を閉じるという話を聞いたがある。犬も猫も野生の場合はそうだという話も聞いた。確かに家で飼っている猫も具合が悪くなるとどこかに隠れて家の中に確かに居るはずなのに姿が見えなくなる時がある。そんな時、家中を探しまわると、とんでもない隅っこに隠れていたりする。今では動物病院があるのでそんな時は手厚い看病を受けて、死んだ親猫も2、3年程前から乳がんを患い両方の乳房を切除して死ぬ直前まで投薬を続けていた。本当は亡くなった日も病院にいく予定だったけど女房と話し合い、これ以上辛い思いをさせるのは止めようと言う事になり静かに最後を迎えたと言うわけです。

 又、ひとつ身近な命が消えてしまいました。辛いけど乗り越えなくてはならないワケで・・しょうがないね。合掌

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コメント

ご愁傷様です。我家のワンコ(シーズー)も今年で16歳になります、人間だと反抗期の悪い盛りなのでしょうが、ワンコだと老いが見た目に判る歳です。子供がいない我家この16歳になるワンコが居なくなったときを考えると夫婦して暗くなります。心臓も悪くなったのでこの冬は大泉には連れて行けません。
早く暖かい春が待ち遠しい今日この頃です。

ヨタモンさん、その気持ち分ります。我が家の同居猫は昨日、女房と子供達が火葬場に連れていったのですがその後の組の方がやはり猫で、連れて来られた方は喪服を着ておられた!そうです。

お悔やみ申し上げます。
人も動物も一緒に暮らせば家族なのですよね!
私も昔、犬猫とさよならした時の寂しさが嫌で、動物は飼いたくなかったのですが、今は犬が家族になってます。最近は、長生きするんだよ!と言い聞かせています。

泉原原人さん、こんにちは。全くですね。残された最後の同居猫の息子猫は何故だか異常に甘えるようになりました。

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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