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2019/04/02

元号の変遷

 昨日、新しい元号が「令和」と発表されました。思えば私が八ヶ岳に移住を決意したのが平成元年でしたから、あれから29年の月日が流れた事になります。

 今回、又新たな元号を迎え自分も新たな気持ちで次の時代を迎えようと思います。私自身は昭和生まれで私の亡くなった父は大正生まれ、祖父は明治の人でした。そして私の次男は平成生まれです。

 私が生まれてからの家族関係でも「明治」「大正」「昭和」「平成」と4つの元号に渡り、今回「令和」となれば5つの元号に跨った家族関係を経験する事になります。

 世界の中でこのような元号で年を表現をする国が他にどのくらいあるのか私には分かりませんがある意味、日本人の原点とも言える年月の考え方であり文化なのかも知れません。

 「昭和」という時代は私にとって子供時代から学生時代を過ごし社会人になり家庭を持つまでの変化に満ちた時代でした。

 そして八ヶ岳に移住を決めた「平成」という時代は自分にとって一番望ましい生き方を求めた満ち足りた時代だった様に思います。

 そして新たに来月から始まる「令和」という時代は私の人生においての集大成となる時間を刻む事になると思います。

 しかし良く考えてみれば元号が変わったからと言って何か劇的に変化が起こる訳ではありません。時は淡々と過ぎていくだけです。何か変わるかと言えば、天皇が変わる事は勿論ですが人々の心の中に元号が変わる事によって何か目に見えない気持ちの変化が起きるのかも知れません。それは年末を迎え新しい年が始まる期待と気持ちの変化に似たものとも言えます。

 新たな元号「令和」は音の響き「レイワ」がとても耳に新しく新時代にふさわしい響きだと思いました。新しい「令和」が平和で人々が穏やかに過ごす事が出来る時代になる事を願っています。

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