里山の活性化
最近、里山の整備や限界集落の活性化についての話を良く見聞きする様になり、現代の世相が抱えている一つの問題として認識される様になってきたなと感じています。
その方法は様々ですが、私の家の周りでも森の大規模な伐採が始まり、一体何事?とちょっと心配になってきたりします。
一時期、里山の整備や限界集落の活性化というと決まってリゾート開発や企業誘致なんて事が検討され、嫌だなと思っていましたが最近は大分、趣が変わってきて里山や限界集落を駄目なものとして捉えるのではなくむしろ逆に、だからこそ自然が残された豊かな土地として逆手にとった利用方法が検討されるようになり、それはとても良い事だと思います。
今までの都会発信型の方策である「都会から人を呼ぶ」という手法ではなく、地元からその情報を発信して地元民が楽しむことが出来る活用方法を用いて、「私達はこんな緑豊かな土地で人間らしく過ごしていますよ。良かったら、あなたも体験してみます?」的な手法がとても共感出来ます。先ず、自分達が楽しくなきゃ人なんか呼べないですもんね。
先日も近くの古民家カフェにお茶飲みにいったら地元のおばあちゃん達が集まって楽しそうに話ながらケーキとお茶を楽しんでいました。今までにはない光景で、とても新鮮な印象を受けました。
以前、ちょっとお話した事ですが人は大人数でひしめき合い、自分と他人との距離感があまり近づき過ぎるとストレスを感じます。又、逆に人と人の距離感が離れすぎると今度は疎外感を感じます。適度に距離感を保ち、その間に自然が介在すれば人はとても気持ちよく暮らすことが出来ると私は思います。
そうい意味で里山は貴重で絶妙な距離感を保った環境ではないかと自分なりに思っています。あなたも里山に遊びに来てその距離感を体験してみませんか?気持ち良いですよ(笑)
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