小さな幸せ
八ヶ岳の森の中での暮らしは小さな幸せが沢山あります。
今日は外出先から車で帰ってくると家のすぐ前で沢山の小鹿達が餌を求めて下草を食んでいました。そっと近づいても少し怯えた素振りをするものの逃げようとはせずにジッとこっちを見ていました。動物園の鹿達とは違ってやはり野生の威厳が彼らにはあります。
冬は寒くて辛い時もありますが家の中でウッドストーブに薪をくべてジッと炎を見ている時は小さな小さな喜びです。
家から見える2000m級の山々は冬、美しく白く輝きそれはそれはそれは神々しい姿を見せてくれます。
私の大好きな映画館には車で1時間程かかりますがそれでもそんなに遠いとは感じません。
都会に出ていった子供達には「何時までここに住んでるつもり?」と聞かれますが私は何時までもここに住んでいたいと思っています。
確かに都会と比べて不便だし車が無いと何処へも行けないしちょっと飲みに行くにも誰かに送って貰わないと酒も飲めません。周りは夜になると真っ黒で何も見えない程暗いし、朝だって新聞すら自宅に届かないけどそれでも都会にはない小さな幸せが沢山ここにはあります。
都会と違って夜は人工的な音は一切聞こえず聞こえるのは動物の鳴き声や森の木々が風に揺れる音だけです。それが何とも言えない静けさなのです。だからここの生活はやめられないんだな(笑)
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