WOOD JOB
三浦しおんさん原作で「ウオーターボーイ」や「スイングガールズ」でヒット作を生み出した矢口監督がメガホンをとった話題作「WOOD JOB」を見てきました。
舞台となった三重県在住で色んなところで一緒に活動していた林業関係者の方が現地ロケのお手伝いをしてチェーンソーの扱い方指導やロケハン、エキストラとして出演いたので撮影中から公開を楽しみにしていました。
原作の三浦しおんさんも日本の林業が今、直面している問題をリアルにそして時に面白可笑しく描いていてとても好感の持てる本でした。
映画のストーリーは原作とはちょっと設定が変わっていましたが全体的には忠実に描かれていました。又、良いのは、今流行りのCGを一切使わずスタントマンも無しで撮影されて実際に100年を超える大木の伐採を俳優さんが切るシーンも迫力ものでした。
私は一人でも多くの方がこの映画を見て少しでも日本の林業の現実を知って欲しいと思います。林業の世界は世代を超えて資源を繋いでいく必要があり、その為には意識の高い林業家の方達が暮らしていける環境がどうしても必要となります。
現在はとかく経済優先で日本が世界に誇れる資源としてもっている森林の様な長い時間や手間のかかる資源は兎角忘れ去られがちです。しかし、どんなに経済が潤っても森林等の貴重な環境を犠牲にしてしまっては元も子も有りません。それは将来の子供たちに深刻な負の遺産を背負わせる事になります。
是非、その事を一人でも多くの知って貰いたいと思います。「WOOD JOB ~神さりなあなあ日常~」面白いですので是非、ご覧になって下さい。
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