自分の家を自分で造る
先日、自宅を自分で造っているお客様の所へ遊びに行って来ました。昨年、躯体となる天竜杉の柱や梁、小屋組みの加工と組み立てまで当社でお手伝いさせて頂きその後を自分でコツコツと造っておられます。
1年掛って大分形が出来てきて内装も随分出来てきました。現代の様に経済や科学が発達した世の中で自分の手で自分の家を造るという時間がどれ程貴重な時間であるか造った人間にはよく分かります。
日本中に大手のハウスメーカーが発達しお金をだせばそれは立派な家を建てられますが自分で造った自分の家はどんなにお金を出しても手に入れる事の出来ないかけがいのない価値を持った家です。
例え少し失敗して傷があったり曲がっていたりしてもそこはご愛嬌です。私はどんなに時間が掛っても「自分で家を造る」という行為はどんなに時代が変わっても人間が暮らしていくという中で貴重な時間だと思います。
もしかしたらこれほど文明が発達した現代だからこそ中々自分の家を自分で造るという時間が持てないしチャンスもない事を考えると一番贅沢で貴重な事かも知れません。
皆さんも例え僅かでも自分の家造りに自分自身の手を加えるチャンスがあれば是非チャレンジして見て下さい、一層の愛着が湧く筈ですよ。
コメント