子育て完了!
今から32年前に女房と結婚して3人の子供を授かりました。最初の長男が生まれた時に自分が親になるという事がどういう事なのか全く実感がないまま親になってしまい、あれから32年、今年末っ子の3番目の次男が大学を卒業してこの就職難の時代になんとか就活に成功して社会人として巣立っていきました。これにて子育て完了と相成りました。
子育てといっても私は全く親としては失格だったと思っており女房からもいつも「私がどれだけ苦労したか(笑)」と今でも責められています。それほどあまり子煩悩な親とは決していえない父親でした。
川崎に住んで居る時には子供達が小さかったのとサラリーマンで週休2日制だったので父親失格とはいいながらもそれなりに子供達を連れてキャンプに行ったり散歩にいったりデイズニーランドにいったりと世間並みの父親の勤めはある程度はしていたかなと思います。
長男は電車が大好きで近くの田園都市線の駅までいつも子供用のおもちゃの乗り物にのって私に手をひかれて長い事、駅の上の橋で長い時間飽きもせずに電車を見て何事か叫んでいました(笑)
長女は生まれた時から背が高くて小・中・高校とバレーボールの選手を続ける頑張り屋さんでした。小学校高学年までは毎日の様に一緒にお風呂に入っていたのですが何故かある日を境にぷっつり一緒にお風呂に入らなくなり(笑)それからは距離を置く様になった気がします。父親の宿命ですかね。それでもいつかは一緒にバージンロードを歩く事になるのかなと心の奥底に秘めていた思いが昨年、とうとう現実になってしまいました。
そして少し年の離れた末っ子の次男、子供は2人で終わりと思っていたのが八ヶ岳に移住すると決めた途端にひょっこりと授かってしまい、それだけに末っ子でもあり兄弟の中では一番親に手を掛けられた子供でした。3月生まれだったので同じ学年の子供達の中ではいつも一番小さくて頭の毛も天然パーマでクリクリだったので色んな人に可愛がられました。
昔、近所の美術館のスタッフの女性がいつもこの子を可愛がってくれていてうちの子も「ネエネエ」と彼女の事を呼んでなついていました。その女性が退職する事になり我が家に挨拶にこられ「最後に一度だけこの子とデートさせて欲しい」と頼まれました。その女性は一日我が家の末っ子を抱いてデートを楽しみ心の整理をつけたようでした。その方とは今でも親交があります。
3人の子供はすっかり大人になり今ではこちらが色々な相談を子供達に持ちかけて世話になっています。何せ今の時代は進歩が速くて私達には付いていけないので子供達に教わらないと時代に取り残されてしまいますからね。
3人の子供達が私の事をどう思っているか知りませんが3人の子供を授かった時に私は授かった子供3人―親2人で1人余り・・・だから動物としては子孫を残す役目は取り敢えず果たしたのかなと思いました。変な話ですが本当にそう思ったのです。というのは結婚してから直ぐに女房が身体を壊して医者からは「子供は出来ないかも知れないのでそう思っておいて下さい」と宣言されていたので覚悟だけはしていたのです。
女房とも「別に子供だけが夫婦の目標じゃないんだから子供が出来なければお金が溜まるから一杯遊べるね」と話していたのも束の間、3人も子供を授かってしまいお陰でうちは一生貧乏になってしまいました(爆笑)。
まあ、しかしその代わりデッカイ子供が3人も出来たので良しとしなくてはなりませんね。3人の子供達が全員、大人になって出て行ったのでこれからは夫婦2人で楽しく暮らして行こうと思います。
熟年離婚というのも流行だそうですので何とか女房に捨てられないようにご機嫌を伺いながら過ごして行きます。3人の子供達にはそのうち最後はお世話に又なるかも知れませんがなるべく迷惑を掛けないように暮らしていくつもりです。巣立っていった子供達、これからはお父さんにお小遣い頂戴ね(笑)。
ご無沙汰です。
日本の将来を担う大事なお仕事ご苦労さまでした。
子供に父親のこずかいねだるのはあまいな・・・。お金は母親に行きますよ。それが幸せです。子供からお金貰っても・・・どうせ奥様に渡すだけでしょう。
投稿: 八富士 | 2012/04/01 19:40
八富士さん、お久しぶりです。そうなんです。いつも母親ばかりが良い思いをして父親は辛い(笑)
投稿: kikori | 2012/04/01 20:41