仕事納め
今年も今日(12/29)で仕事納めとなりました。ことしも一年間、「森の囁き」をご覧頂き有難うございました。
今年は東日本大震災という未曽有の災害に襲われ戦争を知らない私の様な者にとって見た事のない多くの人々の死の恐怖を目の当たりにした光景が繰り広げられ心を揺さぶられる年でした。
私も自分が生きている間にこんな光景に遭遇するとは思いもしませんでした。しかし、これは紛れもない事実であり自然からの警告でもあると私は思いました。どんなに文明が発達してもこのような自然の脅威を防ぐ事は出来ないし、いつどこで起こるかも分かりません。人間はその事に対して謙虚でなくてはいけないと言う事を思い知らされました。
自然災害そのものを防ぐ事は出来ませんがその後の人災は人間の問題です。そういう意味でブータンの国王が来日され述べられた言葉には感銘を受けました。
日本もこれからは物質的な満足で得られる幸せには限りがある事を知らねばなりません。本当の幸せは家族が一緒に健康で暮らせるという何でもない普通の生活にこそあるのだと今回の震災は教えてくれました。
日本は虚構の発展に惑わされる事無く未来の子供達に「当たり前の家族の幸せが本当は最も大切な事」と自信を持って伝えられる様にしなくてはなりませんね。
どうか、来年はそんな第一歩となる新しい日本の門出となれる年にしたいと思います。来年が皆さんにとって幸せな一年となりますようお祈り致しております。どうぞ良いお年をお迎え下さい。
コメント