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2011/07/03

ハイブリッドカー

 最近、自分のクルマを大型の「SUV」と呼ばれる四輪駆動車から小型のハイブリッドカーに乗換えました。

 お陰で燃費は前の大型車の倍以上走るようになり、オマケに小回りは効くし室内は静かだし車の鍵を出さなくてもドアの開閉はできるしエンジンも鍵無しで掛かるし信号待ちでは自動的にエンジンが止まって燃料を使わずに済むし、まるでロボットに乗っているような感覚です。

 私の中で最初の車の記憶は親父が乗っていたダットサンでした。当時はエンジンをかけるのに車外に出てボンネットの前の穴にクランク状になった鉄の棒を突っ込んで廻してエンジンを掛けていました。

 自宅がガソリンスタンドを経営していた関係で小さい時から店に出て手伝いをしていたので中学生の時には車の運転が出来る様になっていました。

 勿論、無免許で運転していた訳ではなくスタンド内で車を移動する必要があったので運転出来る様になってしまったと言うことで公道を走った訳ではないので誤解のないように(笑)

 その頃はまだ車も漸く一般人が持てる様になってきた頃で先程のおやじの乗っていたダットサンやらミゼットという3輪車やらが街中を走り始めていました。

 タイヤもしょっちゅうパンクして当時は今みたいにチューブレスなんてタイヤは無かったのでパンク修理は大変でした。

 先ずタイヤを押してホイールから外してから中のチューブを引っ張り出して水に付けてパンクした箇所を探しだし、それから「ホットパッチ」という補修シートを穴が開いた箇所に押し付けて表面にマッチで火を付けるとそのシートが燃えて熱で穴の上に張り付いて修理完了というものでした。

 それが今では少しでも車重を軽くして燃費を上げる為に最近のクルマはスペアタイヤなるものが無くなってしまいました。じゃあ、パンクしたらどうするの?と思いますが最近のクルマはスペアタイヤの代わりに応急のパンク修理キットが積まれています。

 仕組はパンクしたタイヤの中に接着剤を流し込んで中から穴を塞いでしまえというものです。昔では考えつかない方法ですね。

 私の乗っているH社の小型ハイブリッドカーにはナビも搭載されていて、もう車内で地図を広げる必要もなく、もうどこへでも行けてしまいます。ライトも自動点灯で暗くなれば勝手に点くし昼間でもトンネルに入れば自動的にライトオンになるしエアコンは自動温度調節が出来るしもう一昔前から考えると隔世の感がします。

 小さい頃から車は身近な存在だったので大好きでしたが自分の車を持ったのは社会人になって先輩から譲って貰ったファミリアが最初のクルマでした。

 小さい頃から憧れていた車をやっと持てる様になった事に当時はワクワクしていました。新しい車に乗るときは今でもそのワクワク感は変わりませんが今の車は本当に便利になって何だか感覚は随分、昔と変わった様な気がします。

 確かに昔の車は今と比べて乗り心地も悪いしすぐ壊れたし大きくて重かったし直ぐエンスト起こすし修理は大変だし、そりゃ今の車の方がずっとカッコ良くて乗りやすいのは間違いないですね。

 でも・・・今の車はもう車では無い様な気がします。最初に言ったようにもうまるでロボットみたいです。でも何でか分らないのですが昔のベンチシートのコラムシフトの金属剥き出しのメーターが並んだあの運転席が何だか懐かしい様な気もして人間で全く不思議ですね。

 こんなに便利な車が開発されているのに昔の手間のかかるクルマが懐かしかったりして・・・これを無い物ねだりと言うのでしょうか(笑)

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八ヶ岳でのログハウス生活 ---木の家設計施工 森のすまい工房(有限会社アシスト

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